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「クレヴィア浅草」完成予想図

 伊藤忠都市開発が2月上旬に分譲開始する「クレヴィア浅草」のモデルルームを見学した。1フロア3戸の専有面積は圧縮気味だが、ワイドスパンのプランがよく坪単価も270万円に抑えられている。間違いなく早期完売する。

 物件は、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩9分、東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩13分、台東区浅草五丁目に位置する13階建て全35戸。専有面積は50.61~75.76㎡、第1期(25戸)の予定価格は3,800万~7,490万円、坪単価は270万円。設計・監理は三輪設計。施工は佐藤秀。竣工予定は2018年2月下旬。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 現地は、浅草寺からほぼ真北方向に柳通りを進み、商業・住宅エリアを抜け住宅エリアに入った一角。用途地域は商業地域。

 建物は、基本1フロア3戸構成で、間口は東向きAタイプ(64㎡)が7650ミリ、西向きBタイプ(62㎡)が7600ミリ、西向きCタイプ(50㎡)か8050ミリ。二重床・二重天井。

 住戸プランはライフスタイルや好みにより144通り以上の間取り、収納、色・デザインの組み合わせが可能な「カスタムプラン144+」を導入。キッチンには分譲マンション業界のモデルルームとして初めて、壁やデスクに置くだけで世界の美しい風景が広がるデジタルウィンドウ「AtmophWindow」(アトモフウィンドウ)を設置。収納はレールに様々なパーツを自由に組み合わせられるYQラックを採用している。食洗機が標準。

 販売担当者は、「反響は約200件。もう少し集まると思いましたが、周辺はみんな坪単価300万円以上。瞬く間に売ります」と意気込んでいた。

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アイランドキッチン

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 同社はほとんどそうしているのだが、10日前、ニュースリリースとしてこの物件の特徴などをメディアに告知している。今回の特徴は「カスタムプラン144+」と「AtmophWindow」だ。

 他のメディアがどう伝えたかはしらない。おそらくコピー&ペーストして、つまり〝コピーライター〟として伝えたのではないかと思う。

 記者はそれをやらないことに決めている(先日、ある会社の広報マンから「牧田さん、最近コピペの記事多くありません」と指摘されて心臓が飛び出すほどびっくりしたのだが)。なのでリリースはよく読まなかった。「AtmophWindow」なるものがどんなものか見忘れた。これについては書きようがない。

 しかし、モデルルームはしっかり見学した。価格を聞いてプランを見てほとんど瞬時に「これは売れる」と判断した。

 まず価格。坪単価は300万円をはるかに突破すると読んでいた(価格が未定の商品などあり得ないのだが、総合地所以外の各社のニュースリリースにはまず価格・単価が書かれていない。同社も同じだ。だから想像するしかない)。

 大幅に外れた。最近の市況を考慮してこのような値付けにしたのだろう。かといって、設備仕様レベルを落としているわけではない。坪270万円のレベルには十分あると思う。

 プランはどうか。前述したように1フロア3戸のワイドスパンがいい。専有面積を圧縮しているので居室は狭いが、これは「カスタムプラン144+」で解消できる。ニュースリリースの意図がよく理解できる。

 それがもっともよく表現されているのは、64㎡のモデルルームのアイランドキッチンタイプだ。他のタイプも含め無償でセレクトできる。玄関の大理石と上下セパレートの下足入れ・収納(これはオプションだが)の提案もなかなかいい。

 歩留まりについて。販売担当者は反響を気にしていたが、確かに約200件では即日完売は微妙だ。最近は来場者に占める申込者の割合(歩留まり)は10~15%くらいではないか。20%という物件はほとんど聞いたことがない。

 しかし、かつて1983年竣工の日本ランディック「パークハイツ鶴見」は50%近くあった。時代が変わったといえばそれまでだが、当時はどこも需要を喚起するのに必死だった。

 この物件はプランがよく練られている。反響が200件もあれば十分ではないか。あのグッドデザイン賞を受賞した「クレヴィア小竹向原」の再現があると見た。

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アイランドキッチン

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 受付に〝居た〟コミュニケーションロボットについても一言。販売事務所に入ったら挨拶された。真正面から向き合って「こんにちは」と返し話しかけたが、記者より頭がよく回転が速いためなのか、それともお客さんがよからぬことを吹き込んだのか、はたまた記者の醜悪な顔に驚いたのか、訳の分からぬことをしゃべった。確か〝カイジュウ〟なる単語が飛び出した。これは〝怪獣〟なのか〝晦渋〟か〝懐柔〟か。意味深だ。

 そんなに頭がいいのなら、周囲の物件の概要・特性を調べ上げ、しっかり学習すれば「ココヲカワナイデドコヲカウノ」くらいは喋れるようになるのではないか。営業スタッフがしゃべるより効果がありそうだ。そんなことをしたら公取から叱られるか。

 「クレヴィア豊洲」でもロボットに会ったが、しっかり〝仕事〟しているのか。このマンションもよくできている。

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記者の顔が怪獣に見えたのか、懐柔されまいと考えたのか、言葉を理解するのに晦渋したのか

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「パークホームズ流山セントラルパーク」完成予想図

 三井不動産レジデンシャルが分譲中の「パークホームズ流山セントラルパーク」を見学した。昨年7月に第1期1次110戸を分譲開始してから昨年末までに供給した155戸をすべて完売するなど、苦戦する物件が多い千葉県内では数少ない好調物件の一つだ。

 物件は、つくばエクスプレス流山セントラルパーク駅から徒歩4分、流山市野々下1丁目に位置する14階建て全341戸。2月4日から登録を受け付ける第3期1次(15戸)の専有面積は60.60~90.39㎡、価格は2,828万~4,618万円(最多価格帯3,600万円台)、坪単価は155万円。竣工予定は平成30年1月下旬。施工は長谷工コーポレーション。

 現地は、土地区画整理事業地の一角で、敷地東側は道路を隔てて流山市民総合運動公園・キッコーマンアリーナ(総合体育館)に隣接。流山おおたかの森S・Cへは自転車で約8分。

 建物はL字型で、住戸プランは南向きと東向き。間取りは70㎡台と75㎡台が中心。ゲストルーム、コミュニティサロン、ランドリールームなどのほか保育園が併設される。

 販売を担当する同社千葉支店営業室「パークホームズ流山セントラルパーク」所長・田畑等氏は、「引き渡しは来年の2月。この時期、竣工までに完売のめどが立つマンションは少ないはず。極めて順調に推移している」と話した。

 購入者は流山市、柏市、松戸市居住者で50%、その他千葉県内が10%、都内が20%。「地縁のない人も少なくない」(田畑氏)という。

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モデルルーム

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 好調な売れ行きに安堵した。隣駅の流山おおたかの森と比べ流山セントラルパーク駅は生活利便施設が乏しく、それが売れ行きにどう影響するか心配だった。それでも、駅に近く森のような公園が隣接地に広がり、しかもマンション内に市の条例により保育園が併設されるので売れるだろうと予測していた。

 予想を上回る売れ行きではあるが、驚いたのは単価の安さだった。一昨年、同社がここでマンションを分譲することを知ったが、その時点の単価予想は坪160~170万円だった。まさか155万円まで抑えるとは夢にも思わなかった。

 考えてみればこの沿線はマンションの供給が多く、価格下げ圧力が高まっている。三郷中央あたりでも坪単価は160万円を切り、柏たなか駅では坪130万円くらいで分譲されている。駅から少し遠いと敬遠される。

 東京駅へ30分圏内の郊外マンションの坪単価がこれほど安く、しかもローン金利はただ同然であるのに、駅から少し離れると見向きもされない今の市場はどこかおかしい。もう価格の問題ではない。デベロッパーの努力ではいかんともしがたい政治の問題だ。働き方、雇用を含め若年層が将来に希望を持てる社会にしないと益々市場はシュリンクする。長谷工総研の調査によると、首都圏マンションの平均専有面積は昨年69.22㎡となり、1996年の69.45㎡以来20年ぶりに70㎡を割った。時代は逆戻りしつつある。

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 東急不動産は1月31日、学生レジデンス開発事業に参入すると発表。「運営型賃貸住宅開発」のひとつとして位置付けている。今後も底堅いニーズがあると判断し参入した。

 現在、豊島区で167戸(予定)の物件開発を進めており、2018年1月に竣工する。グループ会社である東急ハンズ、東急スポー ツオアシスなどと連携を図 ることで差別化を図る。また、町田市で稼働中の女子学生寮(260戸、1988年竣工)を取得し、共用ラウ ンジや共用キッチンなどリノベーションを実施する。

 同社は2016年11月、学生情報センターをグループ会社としたことで、学生レジデンス開発・物件買収・リノベーション・運営をグループ一体で行うことが可能になった。

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 同社は学生レジデンスのニーズは高いと見ているようだが、そうだろうか。学生数は間違いなく減少しており、これからも減ることはあっても増えることはないはずだ。男性も女性の進学率もここにきて頭打ちだ。多少上向いても学生数そのものが減少するのだから、レジデンスの賃料下げ圧力は高まり、それだけ競争も激しくなる。

 女子学生会館についてはよくわからないが、首都圏学生会館協会によると加盟するのは29会館で、この10年間でそれほど変化はないという。

 女子学生会館は親からすれば「安心・安全」なのだろうが、当の女性はどうなのだろうか。門限はほとんどのところで設けており、午後11時が基本のようだ。帰りが遅いと本人に連絡が入り、門限破りを頻繁に繰り返すと親に連絡されたり、退去を迫られたりもするという。

 脛をかじる身としてはそんな学生生活に耐える、我慢する、あるいは順応する学生はえらいのかそうでないのか。

 中には狡猾、利口な学生もいる。以前、田舎の親戚の女子学生から「おじさんの家に泊まることにして」と懇願されたことがある。鼻薬をかがされたのか、事後では意味がないのに確認の電話が寮長からかかってきた。もちろん「ええ、ちゃんと預かりましたよ」と返事した。娘の不行跡を知らないのは親だけだ。

 大和ハウス工業は1月30日、経済産業省が推進する国民運動「プレミアムフライデー」の取り組みに賛同し、2 月24 日(金)から開始すると発表した。

 開始する「プレミアムフライデー」は、推奨される「遅くとも午後3 時までの業務終了」の一歩先を行く「午後休」とする。

 原則として偶数月の最終金曜日とし、その日は就業時間を「9~18時」から全社一律で「8~17時」に変更し、午後は半日有休とする。

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 三菱地所は2月20日(月)~26日(日)、「プレミアムフライデー」に連動したイベント「PREMIUMFRIDAYINMARUNOUCHI」を丸ビル、新丸ビル、丸の内ブリックスクエアなど「大丸有」エリアで行う。

 11種の山海珍味の壺詰め蒸しスープなどのプレミアムメニューや、国内初となるアメリカのラグジュアリーアイウェアブランドの受注会など期間限定のメニューや商品・サービスを丸の内エリアの約110店舗で提供する。

 また、2月24日(金)は15時に仕事を終えた人が早い時間から食事を楽しめるよう約130の飲食店舗がランチタイムからディナータイムの間も営業するほか、15時より丸の内・有楽町エリア内で合計3,000円(税込)以上買上げたお客さんにはプレミアム商品が当たる「プレミアムフライデーチャンス」を実施する。

 さらに、15時からは、丸の内ブリックスクエアの一号館広場や丸の内仲通り(一部)で、シャンパンゴールドの「丸の内イルミネーション」を一日限定で点灯する。

 同社はこの日限定で、フレックス勤務のコアタイム10:00~16:00を15:00とし、当日の有給休暇の取得を推奨する。

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 結構な取り組みだ。どんどんやってほしい。記者は子育て期間の約10年間、ほとんど毎日遅刻して10:00出社だった。帰りも少なくとも19:00には家に着くように仕事を工面した。それでも質量とも人の2~3倍の記事を書いた。やろうと思えばできる。女性も男性も働き方を変えないとこの国はダメになる。土地代がただでも建たないような郊外マンションが買えない(保育園の送迎が難しいという理由も大きい)世の中は狂っている。

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 インテリックスは2月1日、不動産を小口化した資産商品「アセットシェアリング」 のイメージキャラクターに西郷輝彦さんを起用した初のTVCMを放送開始する。

 CMは西郷輝彦さんの往年のヒット曲を彷彿させるオリジナルソングを不動産投資に悩みや不安を持つ方々の自宅に突然あらわれて熱唱するストーリー。

 「アセットシェアリング」は、不動産を一口100万円単位で5口以上から購入できる商品。相続や贈与に関心が高い50~70代が主な顧客層。

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「住宅団地再生連絡会議」(すまい・るホールで)

 国土交通省は1月30日、郊外住宅団地の再生を図るため地方公共団体、民間事業者などが調査・意見交換等を行う「住宅団地再生連絡会議」を設立、初会議を行った。人口減少・少子高齢化社会を迎え、空き家の増加、土地利用需要との乖離などの問題が生じていることから、関係団体が問題解決に向け手を携えて取り組むのが目的で、全国から276団体が参加している。この日は約250名が参加した。

 冒頭、挨拶した国交省・由木文彦住宅局長は、「連絡会議の設置には全国からたくさん歓迎の声が寄せられている。全国の郊外住宅団地はそれぞれ多くの悩みを抱えており、スポンジのように穴が開いている状態。国交省としても組織に横くしを入れ6局体制で臨み、経産省、厚労省などとも連携を図り、団地再生に取り組んでいく」と話した。

 会長に就任した横浜市・平原敏英副市長は、「団地再生に向け一堂に会して論議するのは意義深いこと。横浜市も南部や西部では住環境の破壊が進んでおり、再生に向けた官民学のプロジェクトを立ち上げた。一朝一夕にはいかないが、知恵を出し合い取り組んでいきましょう」と語った。

 副会長に就任した大分市・桑田龍太郎副市長は、「同様の問題を抱えている札幌市などとも連携し、平成22年度に『ふるさと団地の元気創造推進事業』をスタートさせ5年が経過した。ともに前に進みましょう」と呼び掛けた。

 会議では、東京大学・大月敏雄教授が「住宅団地を住みこなせる町にする」と題した基調講演を行った。大月氏は、「第一種低層住居専用地域は(コンピニなどの利便施設)みんなダメというような昭和の発想を転換し、賃貸住宅への活用や近居など多様な暮らしを提案し新たな住宅双六を構築しよう」と提案した。

 会議に出席した小田急不動産経営企画本部経営企画部顧客開発・IT推進グループリーダー・石井隆臣氏は、「当社も住み替え支援など取り組みを強化しているが、行政区が異なる自治体との連携、検討されているリバースモーゲージはそれでいいのか、バス便をよくすればいいのか、同業とのアライアンスも必要」と感想を述べた。

 連絡会議には、全国の地方公共団体、鉄道会社、金融機関、社団法人のほか、住宅・不動産会社では新日鉄興和不動産、住友不動産、双日新都市開発、大成有楽不動産、大京、長谷工コーポレーション、フージャースコーポレーション、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成ホームズ、積水ハウス、大和ハウス工業、ナイス、パナホーム、トヨタホーム、ミサワホーム、ポラス、LIXIL、三井ホームなどが参加している。今後、年1回程度、先進事例の研究、調査報告、意見交換などを行っていく。

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 平原横浜副市長が「住環境の破壊も進んでいる」と話したときはぎくりとした。桑田大分副市長は「時宜を得たもの」と持ち上げたが、やや遅きに失した観は免れない。せめて20年くらい前に立ち上げていればまた違った展開を見せていたかもしれない。昭和50年代から60年代、郊外住宅団地の購入をあおる記事をたくさん書いてきた記者も責任を感じる。

 郊外住宅団地については過去数回、記事にもしているのでそちらを参照していただきたい。

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 大月教授が「昭和の発想の転換」を唱えた。一考に値すると思う。第一種低層住居専用地域の用途を変更しようものならそれこそ大騒動になりそうだが、「特定行政庁が用途地域における良好な住居の環境を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可したもの」は可能かもしれない。また、国交省は昨年、「良好な住居の環境が形成されている地域であって、住民の徒歩圏内に日常生活のために必要な店舗が不足している等、地域の生活利便性に欠ける地域」でのコンビニの建設を認めてもよいとする内容の助言を各自治体に行っている。

 連絡会議に期待する。

市街化調整区域内の古民家などの用途変更緩和 国交省が指針改正(2017/1/15)

前途多難 佐倉市・千成に見る郊外団地の現状と課題(2016/1/20)

空き家対策、喫緊の課題ではあるが難問も山積(2016/1/18)

日本一の高齢化変化率迎える埼玉 逆風に立ち向かえ(2012/11/5)

限りなく限界集落に近い首都圏の郊外団地 人口4割減(2012/7/27)

「地域循環居住モデルの構築を」東大・大月准教授(2011/12/8)

「鳩山ニュータウン」に吹いた風に想う(2004/7/2)  

 一戸1億円以上の「松韻坂」の建売住宅を見に行ってからだから、10年振りくらいになるか。日本新都市開発( 昨年8月特別清算) が開発した「鳩山ニュータウン」( 埼玉県鳩山町、開発面積約140ヘクタール、約3200戸) を見学した。前日、同じぐらいの規模で同じように郊外型でありながら、驚くほど生き生きした街づくりが行われている山万「ユーカリが丘」団地を見学し、「鳩山はどうなっているか」気になってしょうがなかったからだ。

 記者は、昭和50年代の半ばから60年代の前半まで5~6回は取材に訪れている。その街並みの美しさにほれ込み、「昭和を代表する街」として何度も記事にした。電柱・テレビアンテナのない街として知られているが、ごみ一つ落ちていない、法面まで植栽されていたのが今でも記憶に残っている。高齢者施設と小学校だったか、保育施設だったかが隣合わせにあったのも覚えている。図書館の貸し出し冊数も確か県内でトップクラスだったはずだ。

 そんな素晴らしい団地だが、最近の「都心回帰現象」の流れの中で人口流失、高齢化、地域経済の停滞…などが集中的に現れているのではという仮説は当たった。

 最初に訪ねたある商店は、「売上げは数年前の3分の1。みんな車で数分の大型店に行く。増えたのは車だけ。道路事情がよくなったため車がひっきりなしに通り、60キロぐらいのスピードで通過していく」と苦りきっていた。

 都心の大学に1時間半かけて通学する女子大生のFさん(21) は「コンビニまで歩くと20分。車がないと生活できない。学校の帰りもバスがものすごく混む。就職活動をやっているんですが、先日も面接の人から『残業もありますよ。通えるんですか』と聞かれた。結局、落とされたのですが『一人暮らしする』といえばよかったかなと。同級生も都内に引っ越していくし、気がついたら近所の家が空き家になっていたり…。独立したらマンションを借りようかと、親とも話しているんですが…。家は築25年経っており、古くなってきたし…」と語った。

 父親(54) は、具合が悪くなった祖母の面倒を見るため仕事を辞め九州に帰っていたが、今度は母親(60) の具合が悪くなり帰省。今は近くの会社に準社員として勤めているという。このFさんの家庭は、同世代の家族が抱える問題を全て背負っているようだ。

 住宅価格の下落も止まらない。団地内で3年前「タウン住宅販売」を設立した川畑光男社長(42) は「以前は3000万円していた土地が今では1000万円。手数料が3分の1に下がったわけですから、きつい。6時に家を出て、12時過ぎに家に帰ってくる親の姿を見ている子どもは、そんな生活をしたくないと出て行く。過疎化ですよね。力のある企業が進出でもすれば、街の活性化はできるでしょうが…」と表情を曇らせた。

 しかし、暗い話ばかりでもない。母娘と思われる二人連れに声をかけると、そのお母さんは「私ですか、この頭を見なさい。真っ白でしょ。あと2つで80歳。娘は50歳ですよ。でもね、これだけは書いといて。ここのお年よりはみんな自立していると。街もきれいでしょ」。

 この母親の言葉に記者は救われた。

 真夏の陽気を思わす炎天下で、深緑の歩道が風を運んでくれた。白い葵の花が「ここはいいよ」と呼びかけた。

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「プラウド清澄白河リバーサイド」完成予想図

 野村不動産が3月中旬に分譲する「プラウド清澄白河リバーサイド」を紹介する。「オウチーノ」の「2015年 人気の駅ランキング」調査で第3位に浮上した「清澄白河駅」が最寄り駅で、隅田川がすぐ目の前。清洲橋を渡れば徒歩3分で中央区アドレスとなる江東区のリバーサイドマンションだ。

 物件は、都営大江戸線清澄白河駅から徒歩7分、江東区清澄1丁目に位置する15階建て全111戸。専有面積は64.20~103.73㎡、価格は未定だが坪単価は300万円台の前半の予定。施工は佐藤工業。竣工予定は平成29年11月中旬。

 現地は、物件名にもあるように隅田川リバーサイド。準工地域だが、明らかに嫌悪施設に思えるような工場はバスの中からは見えなかった。敷地のすぐ近くにある清洲橋を渡れば徒歩3分で中央区アドレス。

 建物は全戸南西向きで、多くの住戸から隅田川とその先の都心部が見渡せるはずだ。オーダーメイド対応で、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナなどが標準装備。1フロア8戸構成で、2基のエレベータに隣り合う28戸は両面バルコニータイプ。

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 販売事務所の壁に、「日本最大級の住宅・不動産専門サイト」「オウチーノ(オウチーノ総研)」が発表した「2015年 人気の高かった駅ランキング(中古マンション)」のベスト10が張り出されていた。

 何と「清澄白河駅」が堂々の3位に入っているではないか。「人気」は、同社のサイトに対するアクセス数をもとに集計したもので、必ずしも「買いたい」「住みたい」とイコールではない。

 参考までに清澄白河駅以外のベスト10を紹介すると、1位・恵比寿駅、2位・北千住駅、4位・二子玉川駅、5位・吉祥寺駅、6位・大崎駅、7位・葛西駅、8位・自由が丘駅、9位・光が丘駅、10位・用賀駅。2016年の人気駅ランキングは集計中だそうだ。

 それにしても、他の駅と比べて知名度がいま一つの「清澄白河駅」がどうして3位に浮上したのか。

 同社ホームページには「2月に日本初上陸の『ブルーボトルコーヒー』がオープンし、カフェの街として注目を集めました。女性誌やガイドブックへの露出が多く、今後さらに人気が高まることが期待できます」と紹介されている。

 つまり、ブルーボトルコーヒーの初出店が清澄白河だったことが、ベストテン圏外から急浮上した要因のようだ。

 さて、その人気ランキング3位の清澄白河駅が最寄り駅の「プラウド清澄白河」はどうか。

 現地は準工だが、敷地南側にある新聞社の印刷工場とは45m離れており、日影の影響はそれほど受けない。敷地西側はすぐ隅田川。川にかかる清洲橋を渡れば3分で中央区アドレスとなり、水天宮駅へ徒歩9分、人形町駅へは徒歩15分。

 ここがこのマンションのポイントだ。モデルルームを清澄白河でなく、都営新宿線浜町駅の近くに設置しているように、いま大激戦の人形町-浜町-馬喰町界隈のマンション検討者を根こそぎ引き込もうとする戦略が見て取れる。

 中央区アドレスの物件は軒並み坪400万円を突破している。ここは300万円台前半。20坪で2,000万円の差がある。これなら十二分に戦えると読んでいるのではないか。

 南西角住戸の87.91㎡は9,000万円台になりそうだが、モデルルームのペニンシュラ型キッチンの提案がいい。

 面白い共用施設もある。道路を挟んだ川沿いに車6台分の〝飛び地〟がある。そこを時間貸しのタイムズに運用してもらうことで、その賃貸料金を管理組合の収入にするという。いくらの収入になるかわからないが、駐車料金の相場は3万円だそうだ。3×6=18万円/月くらいになるのではないか。

 資料請求は1,600~1,700件。反響も上々のようだ。

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ラウンジ

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「ディアナガーデン西麻布」エントランス(完成予想図)

 三大証券の創業社長の邸宅跡地マンション、モリモトの「ディアナガーデン西麻布」を見学した。江戸時代には「笄(こうがい)町」と呼ばれ、多くの大名が住み、近代には三井本家や大手企業の創業者らの豪邸が建っていたエリアの一角で、同社のフラッグシップ〝ディアナガーデン〟の真価を世に問う記念碑的物件だ。

 物件は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩9分、港区西麻布4丁目に位置する敷地面積1,000㎡、地下2階地上9階建て全41戸(会員向け住戸10戸含む)。専有面積は47.87~124.73㎡、価格は未定(坪単価は後述)。竣工予定は平成30年5月下旬。設計・監理は安宅設計。デザイン監修はE.A.S.T.建築都市計画事務所。施工はイチケン。販売開始は3月中旬。

 現地は、かつて「笄町」と呼ばれた邸宅街の一角。敷地は三大証券の1社の創業社長が住んでいた邸宅跡地。隣接地は三井不動産レジデンシャルの「パークマンション西麻布」。近くには「広尾ガーデンヒルズ」「広尾ガーデンフォレスト」「麻布霞町パークマンション」「パークハウス麻布霞町」などわが国を代表する高級マンションがある。施工不良で話題になった三菱地所レジデンス「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」もすぐ近く。

 敷地はL字型で、幅7m以上の北側道路に接している(東側の日赤通りにも一部接道)。建物デザイン監修に東京ミッドタウン、名古屋駅ターミナルビルを手掛け、板倉建築研究所の代表を務めた後独立してE.A.S.T.建築都市計画事務所を設立した東泰規氏。外観、エントランス部分にはタペストリーガラス、4連のアクアウォール、テラコッタルーバー、ライムストーンなどを配し、都市的なデザインを演出している。

 このほか、タペストリーデザインにペニンシュラ東京を手掛けた多摩美大名誉教授・橋本京子氏、ストーンデザインに竹田亜矢子氏、フラワー・アートデザインに華道家・木村貴史氏を起用。ここにもデザインにこだわる同社の意気込みが込められている。

 住戸タイプは22タイプあり、設備仕様は同社マンションの特徴でもある自然石、天然木を惜しげもなく使用しているのが特徴。ジャクソンの浴槽、ビレロイ&ボッホの2ボウルの洗面、ハンスグローエの水栓、バーザイメープルの突板などを採用している。

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現地周辺(左は「広尾ガーデンヒルズ」)

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 遠回りするが、麻布界隈の高級マンションについて触れたい。「ディアナガーデン西麻布」の評価とも密接につながっているからだ。

 広尾駅が最寄り駅の高級マンションといえば、億ションの最高峰といえる「広尾ガーデンヒルズ」のほか、「広尾ガーデンフォレスト」「麻布霞町パークマンション」「パークハウス麻布霞町」「ザ・ハウス南麻布」「プラウド南麻布」「ウェリス有栖川」などがある。

 「広尾ガーデンヒルズ」はバブル期に瞬間的だが坪2,500万円の値を付けた。今でも坪600万円はくだらないはずだ。「広尾ガーデンフォレスト」は定借マンションだが、設備仕様が抜群。「麻布霞町パークマンション」は、三井本家跡地に建つ92戸の億ションで、三井不動産レジデンシャルの〝パークマンション〟シリーズはもちろん、ヴィンテージマンション№1だ。「パークハウス麻布霞町」は、三菱地所レジデンスの最高峰の億ションだ。「ザ・ハウス南麻布」は野村不動産とニチメンが分譲した故堤康次郎氏の屋敷「米荘閣」跡地マンション。「プラウド南麻布」は野村不動産と三井物産が共同して分譲したフランス大使館旧館跡地の定借マンション。「ウェリス有栖川」はNTT都市開発の傑作。

 「ディアナガーデン西麻布」は、立地条件、規模などから評価してこれらの物件にはかなわないが、いま都心部で分譲されている坪400~600万円クラスの物件にはまず負けない。ジャクソンの浴槽、ビレロイ&ボッホの2ボウルの洗面、ハンスグローエの水栓、バーザイメープル、ななつ星in九州に使用されている面材と同じ銘木突板などは間違いなく億ション仕様だ。

 そして下した総合評価は坪単価は650万円だ(近くには坪800万江くらいで検討しているある会社があるが)。しかし、同社はそんな高値を付けない。ヒントは、不動産協会の今年の新年賀詞交歓会で同社・森本浩義社長が次のように語った言葉にある。

 「今年は新しいステージの年。今まで坪単価500万円以上のマンションは分譲したことがないが、年初から分譲する『西麻布』をはじめチャレンジする」

 もう一つ。物件説明をした代官山ギャラリーチーフ・平井匠氏によると、森本社長は社内向けに「社運をかける。みんなに買ってもらえるようなものにしよう」という考えを示したという。

 この二つの言葉から判断して、業界に波紋を呼ぶのはもちろんだが、購入者も十分利益を確保できるような値を付けるような気がしてならない。

 つまり、今の市場価格を反映した、とことん高値を追求した物件にはしないということだ。なので、ひょっとすると坪500万円台後半もありうると見た。

 坪500万円台でも一般の人には手が届かないし、「西麻布」アドレスに気おくれする人も多いかもしれないが、臆することはない。「広尾ガーデンヒルズ」も分譲開始時は坪300万円台のコンパクトも少なくなかった。チャレンジする価値はある。申し込みが殺到する可能性が高いと見た。

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モデルルーム

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森本社長(今年の不動産協会 新年賀詞交歓会で)

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「ザ・ パークハウス 国分寺四季の森」完成予想図

 三菱地所レジデンス・東京建物・大栄不動産の3社は1月26日、中央線沿線の徒歩10分圏としては最大級の494戸の大規模マンション「ザ・ パークハウス 国分寺四季の森」のモデルルームを2月11 日(土)オープンし、3月下旬から販売開始すると発表した。

 物件は、JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩10分、国分寺市東恋ヶ窪1丁目に位置する7階建て2棟からなる全494戸。専有面積は68.55~97.49㎡。価格は南向き3LDK・4,200万円台~。施工は長谷工コーポレーション。全体竣工は2018年8月中旬。

 国分寺駅北口では約2万㎡の広大な敷地で再開発事業が進行中で、物件敷地の南側と東側には、敷地面積約20.7万㎡のうち約45%が緑地の日立製作所中央研究所に隣接。

 各分野のプロフェッショナルと提携し、「illy」のコーヒーを提供するカフェや、紀伊國屋書店が選定した書籍を楽しめるライブラリーラウンジなどを設置。 居住者専用シャトルバスの運行も行う。

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 この物件については昨年1月、三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス国分寺緑邸」を取材したとき話を聞いている。リリースでは「南向き3LDK・4,200万円台~」となっているが、きちんと取材してレポートしたい。

20haの森が借景 水琴窟も設置 三菱地所レジ「ザ・パークハウス 国分寺緑邸」(2016/1/29)

 積水ハウスは1月26日、日経新聞の「第20回環境経営度調査」の全指標で最高評価を得て、最高スコア500を獲得し建設業界トップを獲得したと発表した。

 同調査は、有力企業の環境対策と経営を両立させる取り組みを評価するもの。1,429社を対象に行われ、657社が回答した。

 建設業の評価指標は、製造業と同じ「環境経営推進体制」「汚染対策・生物多様性対応」「資源循環」「製品対策」「温暖化対策」の5つで、各指標のトップ企業がスコア100を獲得する。同社は全指標でトップとなり、最高スコア500を獲得した。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)である「グリーンファースト ゼロ」の普及率を戸建て住宅の71%まで広げたことなどが評価された。前年は5位だった。第2位は清水建設でスコア485、第3位の鹿島建設が同483。

 倉庫・不動産・その他は、ヒューリックがスコア382で前年に続き1位、東急不動産、イオンモールの順。製造業はキヤノンがスコア496でトップ。

 

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