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杉山氏(いい顔だ。松坂さんよりずっと素晴らしい。これは外見差別か)

 リストはアセットマネジメント事業を積極化させる。子会社のリストアセットマネジメント(LAM)が設立したSPC(特別目的会社)を通じて本拠の横浜エリアを中心に投資物件の取得を加速し、2025年までに資産規模1,000億円をまでに拡大。私募&上場リート市場に参入する意向を打ち出した。

 LAMは2020年11月、港北ニュータウンのセンター南駅から徒歩2分のオフィスビル「サウス・コア」(7階建て延べ床面積約11,781㎡)を取得したのを皮切りに、2021年1月には関内駅から徒歩7分のオフィスビル「横浜エクセレントⅢ」(10階建て延べ床面積約5,747㎡)を取得。

 2021年9月には、関内駅から徒歩1分の事務所・店舗ビル「横浜上町ビルディング」(11階建て延べ床面積約7,742㎡)と、新横浜駅から徒歩6分の事務所・店舗ビル「プラスタリアビル」(9階建て延べ床面積約6,204㎡)を取得。合計4物件でAUM(運用資産)は150億円に達した。

 同社は、今後も投資物件の取得を積極化し、2025年までに資産規模を1,000億円まで拡大する。私募リートのほか上場リートの立ち上げも視野に入れている。

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 LAM投資営業部長を務めるのは、横浜高校時代の1年後輩だった松坂大輔氏にエースの座を奪われた〝悲劇のエース〟杉山正樹氏(41)だ。

 横浜高校2年生のとき、春の甲子園に背番号10で出場。登板機会はなかった。3年生のときは春の県大会までは背番号1を付け出場していたが、関東大会では1番を後輩の松坂に奪われ、その関東大会は松坂の活躍もありチームは見事に優勝した。

 夏は優勝候補に名を連ねながらも、今も語り草である【横浜商業高校戦の松坂の暴投】で、甲子園出場を逃した。その翌年、松坂投手が獅子奮迅の活躍をし〝平成の怪物〟と呼ばれたことはよく知られている。

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 当時を杉山氏は次のように振り返った。

 「野球漬けの毎日でした。寮生活で起床は7:00。8:30から学校の授業があり、授業が終わってから夜は19:00くらいまで練習。帰寮してからは、お風呂と食事を取って、21:00から夜練習その後は22:00から45分間野球の勉強会や対戦相手のデータ解析などがあり就寝は23:00。勉強? 授業以外は勉強する時間はなかったですね。練習では平日1日だいたい5㎞くらいは全力で走り、長距離走はまた別で走らされました。

 投げ込みは基本毎日で、ノースローは基本無いです。土曜・日曜は合計で300球以上は投げていました。

 当時のコーチが良く言っていた口癖は『野球は馬鹿じゃできない』でした。走攻守すべて、いかに確率が高い戦法を取るかを徹底して叩き込まれました。頭を使えば打率は1割(10%)アップするとか、バントはどこに転がせば一番効率が良いとか、スクイズは投手が球を放す瞬間に敢行するか見送るかなど、今考えると、野村克也さんのお考えに非常に近かったのかな?と思いますし、それを実践で行って戦っていたのが当時の横浜高校でした」

 進学した横浜商大では肩痛を発症。「3、4年生のときは寝返りするたびに激痛が走った。地獄でしたね。投げられなくなり4年生から1塁手に転向しました」

 この段階でプロの道はあきらめたようだが、この経験が入社したリストでの仕事で生きてくる。

 今の投資事業も同じだと思います。「AUMを2025年の目標である1,000億円まで伸ばすためにどうすればいいか、その為に何が必要か?ゴールをまず定める事がスタートで、その為に行動や考えることが当時行っていた練習なんだと今は思えます。仕事は正直かなりハードですが、一から学べるということは楽しいもんです」と語った。

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リスト杉山Asset Management投資営業部長にNYと横浜で2週連続フルマラソン挑戦(2019/10/18)

松坂世代だ リスト杉山だ 初マラソンで4時間切る快挙 板橋Cityマラソン(2018/3/18)

リストの主砲杉山ピンチ!初戦勝てば準々決勝当日は結婚式(2009/8/24)
 

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村部(左)と成瀬(大手町パークビルで)

配布された20223月期第2四半期決算資料は字が小さくほとんど読めなかった。しかも、大した質問は出なかったとは思うが、最後列に座ったのと耳が遠くなったせいか、質疑応答で何が話されたか全くわからなかった。

何の収穫もなく帰るのは記者の沽券にかかわる。一つくらいコメントを取ろうと、決算説明会に臨んでいた三菱地所代表執行役執行役専務・片山浩氏に聞いた。「マンションの完成在庫が半減し、営業利益率が改善し、計上予定の契約進捗率が97%というのは初めてではないか」と。片山氏は「その通り。都心部も郊外部も好調に推移している」と答えた。

午後6時過ぎだった。あとはおいしい生カキでも食べようと、エレベータに向かって歩いていた。掃除ロボットが懸命に働いているお陰だろう、塵一つない通路の向こうから二人の男が歩いてきた。だしぬけに「牧田さん」と声を掛けられた。「ムラベです」

すぐ、東京建物野球部の村部であることは分かった。その村部がこんなところで何をしているんだろうと思ったら、「トラバーユしました」というではないか。名刺には「再開発事業部副主事  村部裕哉」のほかに、小さい文字ではあるが「不動産鑑定士」「再開発プランナー」の肩書が添えられていた。悪事を働いて資格をはく奪された末のトラバーユではなさそうだ。

だとするならば、その理由はなにか。選手として活躍したのはほんの23年で、口だけは達者なのが災いして戦力外通告を申し渡されたのか。それとも、誰憚ることなくずげずげとものいう態度が嫌われたのか、不動産鑑定士の資格を入社後数年で取得したのが煙たがられたのか-記者は頭をフル回転させた。ひょっとしたら実績が認められてFA権を行使したのかもしれないと。

真相は分からないし、そんなことはどうでもいい。東京建物から三菱地所への電撃トレードが成立したのは事実であり、なによりも本人が「投手? もう肩が痛くて投げられない。レギュラー獲りに必死。声も健在。仕事はとても楽しい」と語ったのが嬉しい。

傍にいたのは、村部と同期・同い年の2013年入社のキャプテン成瀬だと紹介された。肩書には「総務部副主事  成瀬隆彦」とあった。記憶に全然なかった。家に帰って検索したら、20166月のRBA記事には、東大卒の4年目で「宅建? ようやっと3年目で取りました」とコメントがあるではないか。

5年前の成瀬とこの日の成瀬は多分同一人物なのだろう。その成瀬が「早大硬式野球部の柴田が今年入社した。MAX150キロ。今年の丸の内大会3回戦で敗退したが、柴田がボコボコに打たれた。来年までには再生させる」と話した。

「鉄は熱いうちに打て」-成瀬が柴田を叩き直せば、来季の三菱地所チームはRBA大会で8強に勝ちあがるかもしれない。村部の咆哮が聞きたい。柴田がんばれ。

東京建物に奇跡をもたらすか 新人の村部投手(2013/7/16

 

カテゴリ: 2021年度

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タウングループ(大宮健保グラウンドで)

 RBA野球大会にも第28回大会(2016年)から水曜ブロックに参加しているタウングループが7月28日に行われた第33回不動産健保野球大会2部リーグで3位となり、来季の1部リーグ昇格を決めた。優勝したのはジェイレックス・コーポレーション、準優勝はグローバルけむり(グローバル住販)。

 2部ながら6年ぶりの優勝を目指したタウングループは、7月21日に行われた一回戦ではリビングコンシェル ハーデスに20-1で圧勝。3本の本塁打を放ち、エース池田が2安打完投。

 大宮健保グラウンドで行われた28日の準決勝戦は、第29回RBA野球大会でも対戦し、4-0で完封勝ちしているグローバルけむり(グローバル住販)の名球会・谷繁氏の息子・谷繁に手も足も出ず、1-16と大敗。エース池田は4回KO。

 3位決定戦では、THG相手に15-8で勝利し、来季の1部リーグ昇格を決めた。2番の新人・麻生が2打席連続のグランドスラム8打点。また、新人女子選手水野が2番セカンドで登場。第一打席は三塁線を破り、第二打席も内野安打でマルチデビュー。相手チームも女性選手が3番一塁でスタメン出場した。

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円陣だそうだが、なんだか敗残兵のよう

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表彰式(かがんでいるのが水野選手か)

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 同社の高坂スポークスマンからメールをもらった。本人は新規事業立ち上げに伴う古屋出張のため、試合結果は帰りの新幹線内で知ったそうだが、新加入の捕手・麻生と女性選手・水野について情報がもたらされた。

 麻生は、シニアでオリックス山岡と、近大福山では巨人畠とバッテリーを組み、国際武道大では大学日本一になったときの捕手とか。高坂氏は「打球速度はRBAでも上位」とコメントしている。

 水野は23歳。小学から中学まで男子に交じって野球部、高校でソフト、大学では野球サークルに所属して活動していたとある。

 RBAの女性選手の現役では、三井不動産の慶大野球部出身の川崎がいる。小柄だが、遠目には女性とは思えない軽快な動きをする。水野は2安打を放ったのだから相当の力があると見た。

 こうなったら、ついでだ。オリンピックの日本のソフトボールの試合をほとんど観戦した。上野さんは年齢からくるのだろう、以前よりスピードは衰えたように見えた。5回以降はストレートを打たれた。しかし、その分、コントロールが抜群。外角低めや落ちるボールで打ち気にはやる打者を手玉に取った頭脳的ピッチングが光った。

 RBAの投手では、このようなピッチングをするのは旭化成ホームズ今野くらいか。ストレート一本やりでは抑えられない。上野さんを見習おう。

 以下、敬称略。昨日のドミニカ戦の野球は継投に課題が残った。阪神、広島ファンには申し訳ないが、1点も与えられないあそこで青柳(今年は調子がいいようだが、買ったり負けたりの投手ではないのか)、栗林(新人だぞ)の登板はないと思った。もっと楽な場面で投げさせるべきだった。この2人の次の使い方が難しくなった。抑えを誰にするのか。

 西武の平良の起用もどうか。賭けではあるが、投げさせるなら6回の頭からではないか。

 致命傷になりかねない走塁ミスもあった。8回、1死2塁の同点機で吉田の左翼前安打で山田は本塁を衝いたがアウト。左翼手の守りは浅く、タイミング的には完全にアウト。突っ込ませたコーチャーが悪い。次打者は4番だぞ。唯一光った采配は、最終回の好機に近藤を代打に送った場面。大正解だと思う。

RBAの強豪・ケンコーポ3大会連続13度目の優勝 第33回不動産健保 野球大会(2021/7/28)

タウン完封勝ち 3人継投決まる 新田社長が初応援 グローバル マウンドに八つ当たり(2017/7/6)

 


 

 ケンコーポが3大会連続V-東京不動産業健康保険組合の第33回事業所対抗野球大会準決勝・決勝戦が7月28日、気温32度、土のグラウンド上では50~60度の酷暑の大宮健保グラウンドで行われ、1部はRBA野球大会の日曜ブロックの強豪・ケン・コーポレーションが準決勝戦で青山メインランドを15-2で、決勝戦でエフジェーネクストを15-でそれぞれ下し、3大会連続の通算13度目の優勝を飾った。敗れたFJネクストは2年連続の準優勝。

 ケンコーポのエース上松は2試合12回完投。ベテランの尾関、4番の矢澤らが活躍。新人の立教大卒・小島、駒沢大卒・鈴木らもデビューした。

〇田辺監督 上松がよく投げた。尾関が殊勲者。矢澤は4番でタイムリーを放った。本業も好調

 RBA野球大会にも出場しているナミキは0-3でケンコーポに初戦で敗れ、青山メインランドは準決勝で涙をのんだ。

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 田辺監督から上松、尾関、矢澤らが活躍したことを知らされて嬉しくなったのだが、立大卒の小島の名前を聞いて、帝京高校野球部OB会会長・小島一茂氏を思い出した。

 小島氏は、RBA野球大会でサンケイビルの主砲・エースとして活躍した経験の持ち主で、お父さんが大の長嶋茂雄氏のファン。息子の名前に長嶋氏の長男と同じ「一茂」を付け、大学も立教大に進学させた。一茂氏からは息子さんもまた立大出身で、ケンコーポに入社したことを昨年聞いていた。

 親子でRBA野球大会に出場したのは、三菱地所の大林がいる。大林は平成24年の大会で「17年前、父が選手として出場していたとき、僕の写真がRBAに載りました」とコメントしている。

ケンコーポ12度目V 上松2試合160球〝熱投〟FJが準優勝 不動産健保野球大会(2021/7/28)

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光永監督(右)と川崎(渋谷の同社常設マンションギャラリーで) 

 オープンハウス光永監督がまた吠えた。同社は第21回RBA野球大会水曜ブロックに参加して以来、11年間の通算成績は41勝22敗、勝率.651。トップクラスの成績を残している。平成25年の第25回大会では、王者・旭化成ホームズと決勝戦で死闘を演じ、引き分け再試合の末、優勝は逃したが準優勝し、3度の4強入りを果たしている。新型コロナの影響で、昨年と今年の大会は中止となったが、光永監督は絶好調の本業業績を受けて「優勝を狙う」と言い切った。以下、一部敬称略。

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 「野球? 2年前、球速をスピードガンで競う社内イベントで久々に硬式を投げて肩を痛めた。あれ以来一球も投げていない。光永情報は全然降りてこない。ひょっとしたらいるかもしれない。呼んでみようか」

 RBA球界一のビッグマウスの登場は、普段は寡黙なオープンハウス川崎のこの一言がきっかけだった。

 ややあって、コロナなどどこ吹く風、1兆円を目指す勢いそのものの法螺吹き光永が記者を叩きのめそうとでも考えたのか、金属バットを小脇に抱え現れると、「来年は優勝だ。ギガキングだぞ、5万円だぞ」と聞き飽きた「優勝」をビッグマウスから吐き出した。

 2013年の第25回大会以来あと一歩でドームを逃しているのは、ひとえに川崎におんぶにだっこの投手陣にあるのだが、「今年はいい投手が入社した。熊本ゴールデンラークス-福井ワイルドラプターズ出身の藤本おうしょうだ。ネットで調べればわかる。MAX146キロだ」「おうしょうって王将? 」「そう、王様の王と大将の将」

 ネットで調べた。やはり凄い投手だ。MAX143キロの川崎よりはスピードはありそうだ。年齢は25歳か。軟式に対応できればチームの謝敷だって抑えられる。名前もまたいい。

 光永が次に挙げた有力新人は、白鴎大学軟式野球部出身の神田将人だ。第38回全日本大学軟式野球選手権大会で優勝した当時の主将でMVPに選ばれている。守備は外野手だ。年齢は27歳か。

 PL学園最後の4番でエースの大丸巧貴もいるそうだ。大丸は城西大出身で、チームの主砲・橋本の後輩。それにしても城西大野球部はRBAとは縁が深い。同大学野球部出身者は、三冠王の東急リバブル岡住をはじめ20人くらいはいるのではないか。伊藤忠ハウジングには現役だけでも6~7人いる。

 これだけかと思ったら、光永監督は「帝京高校で甲子園に出場し、創価大野球部同期のとくさんTVとのコラボも申し込む」と喋った。小生は「特産品」でも売るTVかと思い聞き直したら、「とくさん」は「トクサン」で、ネットには総再生回数約5億4163万回の野球YouTuberとあるではないか。年齢は36歳で、身長は161cm。

 これで思い出したのは、トクサンと同じ帝京高校野球部出身で、進学した青山学院大では西武入りした奈良原浩氏と同期だった東急リバブル執行役員・大見達也氏だ。大見氏は、プロからの誘いもあったが、身長が164cmしかなかったためプロ入りを断念している。足が速いのもトクサンとよく似ている。

 トクサンTVとコラボしてどう戦力アップを図るのかは不明だが、肩に不安を抱える川崎の代わりに藤本が投げ、主砲・橋本、大阪桐蔭では日ハム中田とコンビを組んだ、そろそろ3人の子育てを卒業してもよさそうな謝敷が復帰すれば、確かに優勝が狙える戦力が整う。

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 本業が伸長にするにつれ、その分だけ衰える自身の選手としての力と技を補おうと所詮はおまじないにしか過ぎないビヨンドに縋りつく光永だが、7、8年前の新人としてデビューしたときは、当時リストの監督で元ロッテ-西武の倉持氏だったか、RBAナンバーワン投手の旭化成ホームズ今野投手だったかは忘れたが、「彼はいい」と絶賛された。今でも脳裏に焼き付いて離れない、2011年RBA大会。旭化成の連勝を37でストップさせたのが延長サドンデスで光永が今野投手から放った逆転サヨナラセンター前ヒットである。そこが光永のピークだったのかもしれない。

https://www.dai3.co.jp/_old_hp/rbayakyu/23th/yakyu/news32-1.htm

 その後しばらくは4番の座を任され、投手のいない時は自らもマウンドに上がり、チームを引っ張った。

 そして2018年の第30回RBA野球大会から監督に就任。抽選会場で「謝敷を超える新人が入った。川崎を超える新人も入った。名前? まあ、見てのお楽しみに」と豪語した。

 すると、初戦の三菱地所ホームに10-2と圧勝。監督は「今年は創部10周年。ほぼメンバーが入れ替わった。先発全員安打だぞ、次は川崎が投げる」と予告した通り、次戦はエース川崎が投げ、ちばリハウスに9-1で大勝。第3戦の三菱地所ハウスネットも8-1で蹴散らすと、決勝トーナメント準々決勝戦では、優勝候補の一角トラバースを相手に、この年初出場した謝敷が先制2塁打を含む4打数3安打3打点の大活躍。明大同窓の川崎を援護して7-6で撃破した。

 しかし、よかったのはここまで。準決勝戦の野村不動産アーバンネットには3-10で完敗。川崎は肩痛で2回KO。結局、謝敷と川崎を超える選手は現れなかった。

 翌年の第31回大会は「川崎は引退。謝敷など目じゃない。大型新人が入った」と光永は懲りずに大風呂敷を広げたが、化けの皮はすぐはがれる。やっとこさ予選を乗り切って決勝トーナメントに進出したが、初戦の伊藤忠ハウジングに完敗。

 戦意高揚、鬨の声のはずの光永の法螺の音は、草笛のような物悲しい哀調を帯び、荒川の高くもない土手に跳ね返されて自らに降り注ぎ、相手の歓声やら味方の悲鳴やらにもかき消され、あとは音もなし。

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 川崎が担当する〝好立地、ぞくぞく〟の「オープンレジデンシア 高輪ザ・ハウス」の取材を終え、監督の法螺も聞き帰ろうとしたら、かつてはチームの要だったオープンハウス営業本部人材グループ課長・渡邉貴之氏が顔を見せた。しばし本業の戸建てについて話し合った。渡邉氏は千葉県の強豪・木更津総合の出身らしく、「明日は母校の決勝戦」と語った。試合は、延長13回タイブレークの末、専大松戸に6-10で敗れた。念願の「優勝」に早くも暗雲が立ち込めた。

 帰り際。名刺交換などしたことがない光永氏から名刺をもらった。肩書は渡邊氏(木更津高校が甲子園初出場したときのキャプテン)と同じ部署で「係長」とあったので上司と部下の関係か。名前には「幸多」とあった。もう少しで「薄幸」と読み違えるところだった。

 光永さんよ、もうそろそろ汚名を返上しようではないか。謝敷さんよ、翔べない中田さんも心配だが、あなたも忘れ去られる危機にある。来年はグラウンドでお会いしよう。荒井社長をドームに連れてきて。

〝好立地、ぞくぞく〟 プリンス新高輪に隣接 オープンハウス「高輪」好調(2021/7/21)

令和の奇跡だ 伊藤忠ハウジング快勝 投打かみ合う オープンハウス選手揃わず(2019/10/3)

オープンハウスだ!川崎&謝敷コンビが大活躍 トラバース追撃及ばず(2018/9/19)

 人事異動シーズンに入り、RBA野球関係者の昇格が続々報じられている。もっとも〝躍進〟が目立つのが三井不動産グループだ。

 4月1日付で専務執行役員に就任する海堀安喜氏は国土交通省出身で、不動産業課長時代の2009年~2011年、抽選会に来賓として出席、参加者にエールを送っている。

 新たに商業施設本部リージョナル事業部長に就任する肥田雅和氏は、東大野球部出身で、かつてのチームのエース&主砲。他の選手がふがいなかったことから〝孤軍奮投〟した。

 慶大野球部出身で、大学日本一に導いた第一人者と言われる同窓・志村氏の3つ先輩の遠藤靖氏が社長を務めるからではないだろうが、三井不動産リアルティは執行役員27人のうち7人がRBA野球関係者となる。

 同社の応援団長的な存在の上席執行役員・石井雄二氏は常務執行役員に昇任。住宅賃貸事業本部、横浜支店住宅賃貸営業部、関西支店賃貸営業グループ・賃貸運営グループ、名古屋支店賃貸営業グループを担当する。

 執行役員に新任するソリューション事業本部副本部長ソリューション事業本部統括営業部長・志村亮氏は、いうまでもなく〝RBAの星〟。平成元年のドラフトで、当時としては破格の契約金3億円を巨人から提示されながら「野球は趣味で」との名言を残し三井不動産に入社したのは今でも記者は忘れられない。今年55歳になるが、体形は昔のままでまだまだ投げられるはずだ。

 同じ執行役員ソリューション事業本部副本部長・吉田裕氏は、野球は素人ながら〝出ると負け〟だった当時の三井リアルプランチームを常勝チームに育て上げた監督を長く務めた。

 このソリューション事業本部を管掌する常務執行役員・正木条氏はかつての三井不動産販売の監督を務めていた。

 志村氏と同じ執行役員に就任する三井不動産リアルティ札幌代表取締役社長・江川尚志氏は、RBA野球大会32年間の歴史の中で2人しかいない三冠王の一人。双方が勝てば東京ドームの試合で、三井不動産販売チームに所属していた江川氏は志村投手に三振を喫したが、その時のコメントは「目の前で球が消えた」だった。

 住宅賃貸事業本部地域統括部長に就任する安西幸次郎氏はチームの監督。安西氏ほどの〝口達者〟なRBA関係者はそういない。野村不動産アーバンネット執行役員・木内恒夫氏と双璧だ。

 東京建物は1月1日付で住宅賃貸事業部長・佐林繁氏が住宅事業第二部長に就任した。投げても投げても〝底が抜けた桶〟のナインに足を引っ張られ続けた〝悲劇のエース〟だ。同社の「ブリリア」ブランド立ち上げにかかわっている。

 投資事業推進部長に就任した情報開発室長・中町純一氏は、チームが大会に参加した第2回大会から30年間監督を務めている。最高成績はベスト4が2回で、通算成績は94試合34勝60敗、通算勝率は0.362。かつては〝がんばれベアーズ〟状態だったが、最近はチーム力が上がっており、優勝を狙えるチームに浮上している。

 3月21日付で執行役員(ロジスティクス事業部担当兼 商業事業部長兼ホテル事業部長)に就任する髙橋浩氏は、三井不動産・志村氏と桐蔭-慶大野球部の同窓同期で捕手。入社してからは志村氏とは対照的に体重がどんどん〝成長〟し、そのうちRBA野球大会からも姿を消した。メタボが心配。ただ、ロジスティクス、商業施設、ホテル事業は同業との人脈はありそうで、抜け目なく情報収集するのではないか。

 三菱地所の4月1日付人事異動で、Mitsubishi Estate Asia Pte. Ltd. Executive Directorから総務部長に就任する明嵐二朗氏は、チームの黄金時代の主軸の一人。

 東急不動産ホールディングスの人事異動で、住宅事業ユニット首都圏住宅事業本部開発第二部統括部長・泰道周作氏が同本部開発第一部統括部長に就任する。チームの主砲を務めていた。名前が「泰道」とあるように、わが故郷・三重県出身の実業家・泰道家とは姻戚関係にある。

 野村不動産ホールディングスは一昨日当欄で紹介した。今後も人事異動が発表されたら、その都度紹介したい。

野村不動産 新社長に松尾大作専務が就任へ 宮嶋社長は同社副会長に(2021/3/5)

 


 

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工事中のグラウンド

 RBA野球にも参加している測量調査、地盤改良会社のトラバース(本社:千葉県市川市、佐藤克彦社長)が自社設計・施工の少年野球グラウンドを整備し、地域貢献の一環として少年野球チームに無償で提供する。元プロ野球選手のアカデミーも行う予定。

 場所は、同社本社から車で約5分の江戸川沿いの市川市高谷の借地。ホームベース付近は天井にネットを張り、ホームベースから左翼・中堅は60メートル(右翼は50メートルくらいか)、ベンチ、人工芝のバッティング練習場、用具置き場付き。ナイター設備も整備し、同社の野球部メンバーも練習する。工事は来年3月に竣工する。

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 この情報は同社取締役管理本部長で野球部スポークスマンの酒見達也氏からもたらされた。立派な球場のようだ。

 元プロ野球選手のアカデミーも実施する予定というから、きっと佐藤社長の息子で元西武、北京オリンピック代表選手のG.G.佐藤氏、プロ初安打が満塁本塁打となった元西武の梅田氏、甲子園で田中マー君から本塁打を放った元西武の林崎氏らの指導が受けられるのではないか。

 同社野球部にはプロ野球独立リーグBCや社会人野球で活躍した選手など約30人が在籍している。新戦力として、近鉄、西武などで活躍し、各チームのコーチを歴任した小野和義氏の息子で前新潟アルビレックスBCの小野竜世氏(25)ら4人のBC経験者ら9人が加入した。

 こけら落としのイベントが行われたら取材することに決めた。

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飯髙氏

 本日(10月19日)、素晴らしいマンションを見学した。帰ってから真っ先に記事にしようと決断したのだが、取材を終えてからものの10分もたたないうちに決意はゆらぎ、主客は転倒した。

 取材に応じていただいた大和ハウス工業「プレミスト船橋塚田」の販売事務所長で同社東京本店東京マンション事業部営業部第一課・細川智史さん、「真っ先に書きます」と約束したのに、その舌の根も乾かぬうちに反故にして申し訳ない-と謝るほかないのだが、悪いのは私であって私ではない-約30年間〝RBA野球〟を取材してきた私は「パブロフの犬」と同じだ。何を差し置いても野球の記事を先に書けというもう一人の私がそう命令した。

 その命令とは、これまでRBA野球大会に21回出場し、ベスト4が1回しかなく、通算成績は81戦31勝50敗で、勝率は奇しくも今年のヤクルトと同じ0.383(10月18日現在)しかない、目を覆うばかりの大和ハウス工業野球部の救世主になるかもしれない新人投手を紹介しろというものだ。

 そして、その投手こそが、同社の新入社員で広報企画課東京広報グループに所属する飯髙悟宇氏だ。出身は千葉県大網白里市なのにどうして高校は文武両道の長野県「佐久長聖」野球部なのかいま一つ分からないのだが、強豪校がひしめく千葉県よりはドングリの背比べの長野県のほうが甲子園出場確率は高いとあまりにも単純で幼稚な野球留学の決断を下したのか、それとも両親の出身地なのか、その理由は聞かなかったのだが、その決断が正しかったのか間違っていたのか解答を出すのはまだ先のことだ。現段階では選択が正しかったことに小生は賭ける。同校は過去9度甲子園に出場しており、通算成績は7勝9敗。負けが上回っているが、長野県勢の甲子園通算勝率は.387だから、勝率では上回る優秀な成績だ。

 飯髙氏は「在学中は甲子園に出場していません。私も控え投手。大学に入ってやり直したが全然ダメでした」と話した。小生は「大学はどこ」と聞いたら「青山学院」と返ってきたではないか…ン? 西武の奈良原さん、大崎さんと同じではないか、RBAでは東急リバブル大見さん、清水建設の大城さんと一緒だ(もちろんソフトバンク小久保さん、ロッテ井口さん、ヤクルト石川さん、オリックス吉田さんなど錚々たる選手を輩出している)。

 失礼ながら、本人の言葉を待つまでもなく、プロに通用しないのはすぐ分かった。身長は本人曰く164センチ。背が低いためにプロ入りを断念した大見さんと同じくらいだ。プロ野球の最低長身記録保持者の浜崎真二(150~160㎝、諸説あり)や牛若丸・吉田義男さんのように活躍できるのは至難の業と見た。

 しかし、その低い身長を逆手に取れば活路を開くのではないかと沸々と期待が湧いてきた。左腕であることだ。文字を書くのは左手であるのを確認済みだ。多分投げるのも左だ。164センチから投げる球は上手投げでも打者にとっては横手投げだろうし、もしアンダースローだったら、地を這う遅球にRBAの強打者・旭化成ホームズ北寒寺は面食らい、元西武のトラバース梅田、林崎もリスト斉藤彰吾も、今年の山川のようにブルンブルンと振り回すだけで、なすすべもなく去勢された犬のように尻尾を巻いてすごすごとベンチに引き下がる光景が目に浮かぶ。

 飯髙投手が4回くらい無難に投げれば、抑えは箕島-立命大の抑えのエースだったトミー(冨永)がいる。トミーは来年50歳を迎えるはずだが、1回なら抑えられる。可能性としては百に一つかもしれないが、メタボにすぎる大原監督が宙に舞うシーンがないとは言えない。

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 取材の帰り、塚田駅のホームで小生と同じ西武ファンの女性広報担当Mさんにばったり出くわさなかったら、その彼女が「彼は野球に詳しい」と漏らさなければ、そして傍にいたその男性の飯髙氏が「佐久長聖」出身と話さなければ、こういう展開には絶対なっていないはずだ。

 主客は転倒したが、明日は乾坤一擲、細川さんが期待する以上の記事を書くことを約束する。

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浅見氏

新型コロナウイルスの影響を受け、デベロッパーもハウスメーカーも大きな打撃を受けているが、最悪の市場下でも戸建て分譲が主力のケイアイスター不動産が〝元気〟だ。前期(20203月期)は売上高、利益とも過去最高を記録。今期(20213月期)業績予想は「未定」としながらも、直近の46月の分譲住宅受注金額は前年同期比116%、受注棟数は同112%と増加しており、6月は単月では過去最高の数字をマークした。

なぜ好調を維持できているのか。同社の20203月期の売上高は1,207億円(グループ連結)となっており、その中でも重要拠点である東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を管掌する、同社RBA野球チームの不動のエースでもある取締役第二分譲事業部長・浅見匡紀氏(41)に話を聞いた。

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まず、同社の業績、トピックスを概観しよう。

20203月期は、グループ連結で、売上高1,207億円(前期比17.1%増)、営業利益64億円(同8.0%増)、経常利益63億円(同9.5%増)、純利益35億円(同3.6%増)となり、売上高、各利益とも過去最高を記録した。主力の分譲住宅事業は、計上戸数が前年度比57棟減の2,700(土地販売含む)となったが、売上総利益率の低下、売上増加に伴う仲介手数料の上昇を吸収し、売上高は前期比418,800万円増の7741,170億円、セグメント利益は、11億円増の685億円となった。

今期業績予想は「未定」としながらも、分譲戸建てに対する底堅い需要があるとして売上高は1,220億円(前期比101.1%)を見込んでいる。

足元の分譲住宅の受注・契約状況も好調だ。73日に発表した数値によると、6月の受注金額は前年同月比125%、受注棟数は前年同月比115%となり、46月の累計受注金額は前年同期比116%、累計契約棟数は前年同期比112%となり、堅調に推移している。

好調を支えている要因の一つとみられるのが、購入者支援キャンペーン「お住まいレス9(キュー)」だ。202057()731()の期間限定で、同社の分譲戸建て商品を購入した人を対象に、引き渡し後6か月以内に経済情勢の悪化により勤務先が破綻したり、解雇されたりした場合、同社が最大45万円(5万円上限×9か月間分)の「お見舞金」を提供するというものだ。キャンペーンにより、同社物件ホームページアクセス数は緊急事態宣言(47日)前の約1.7倍に増加しているという。

さらに、同社は519日、セゾンファンデックスと業務提携しリースバック事業「KEIAIのリースバック」に参入、「KEIAIのリースバック」のFC展開拡大を図っていくと発表した。セゾンファンデックスはリースバック事業大手の〝5本の指〟の一社と言われており、双方ともシナジー効果を狙う。

同社はまた、女性活躍推進に優れた企業を顕彰する経済産業省と東京証券取引所の「なでしこ銘柄」に同社は平成30年度と令和元年度に住宅販売ホームビルダーとして初めて2年連続で選定されている。ブランディング戦略も積極的に展開している。

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モデルハウス

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――同じ業態のオープンハウスさんやポラスさんも新型コロナ禍でも好調を維持していますが、御社も前期の決算は売上、利益とも過去最高で、直近の分譲住宅の売れ行きも落ちるどころか、増加しています。なぜ好調を維持できるのですか

「わたしが担当しているのは一都三県ですが、北関東(群馬、栃木など)も含めて全エリアで伸びています。戸建て志向は新型コロナでむしろ高まった。底堅い需要がある。用地を厳選したことから好立地のものが増え、同業他社との差別化も図れているのが好調な要因の一つです。他社とバッティングする物件はデザイン力を高め、5LDKの提案を行ったり、グレードを高めたりしています。アフターウィズコロナを見据えたテレワークにも十分対応できています」

――「東京5LDK」はポラスさんが提案し、ヒットしましたが

5LDKの提案は確か当社のほうが早かったと思います。昨年の夏あたりから進めているプランです」

――コロナ前といまのお客様の層の違いはありますか

「ほとんど変わりはありません。コロナの拡大当初は7,000万円以上の物件はピタリと止まりましたが、まず3,000万円の物件から動き出し、徐々に価格の高いほうに広がり、現在は高額住戸も動いています」

――新型コロナ感染防止はどうですか

「何よりも安心・安全を最優先。わたしは2か月前から手弁当に切り替えました。率先垂範を心掛けています。三密となるような場所はもちろんのこと、夜の街にも全く行きません。幸い現段階で当社の社員は誰も感染していません。みんな自粛しています。辛いと思いますよ。しかし、われわれはお客様の『安全』を守る責任がある」

――手弁当はつまり、奥さんが作ったもの?

「はい、そうです。妻が毎日作ってくれています。今日のメニューは生姜焼きで、栄養のバランスも考えて野菜なども入れてくれています。通常、東京駅近辺で昼食を取ると大体1,000円くらいはかかってしまいますので、手作り弁当は家計も助かりますし、体調管理もしっかりとできて、私としては大変感謝しています」

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これが〝愛妻弁当箱〟(凄い!弁当の中身は撮るのを断られたが、さすがエース&部長の奥さん)

――RBA野球が中止になりましたが

「当社野球部も補強をしまして戦力を強化していましたので、非常に残念ですが、止むを得ません。今度(715日)、トラバースさんと練習試合を行いますが、わたしが先発して3回投げます」

――予告先発?

「そうですが、今この状況で練習は全くできていません。ただ、他のチームや選手も同じ環境にいると思いますので、こういった意味では今までの積み重ねが試合の結果を左右することになると思います」(トラバースは元社会人を数人補強したとか。〝不惑〟超えの浅見氏が3回持つとは思えない。つるべ打ちにあうのは必至と見た。取材してレポートする予定)

同社は第25RBA野球大会から参加しており、通算成績は1013敗、勝率.435。これまで強豪の東急リバブル、オープンハウスなどを倒したことがある。昨季(第31回大会)はあと一歩で4強入りを逸した。浅見氏はずっとエースで踏ん張っているが、負けるパターンはエラーか貧打。

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ケイアイスター不動産 6月の分譲住宅 受注金額・棟数とも過去最高の模様(2020/7/5

ケイアイスター不動産 リースバック事業に参入 セゾンファンデックスと提携(2020/5/19

ケイアイスター不 20203月期 売上・利益とも過去最高 今期売上は前期並み予想(2020/5/18

貧打返上だ ケイアイスター 好投手大沼を攻略 浅見は巧投 ミサワ神奈川まさかの敗退(2019/10/3

エイブル逃げ切り 小笠原が肉離れ発症 戦線離脱か ケイアイスター 拙守たたる(2019/10/10

ケイアイスター 浅見が快投 2安打完封 タウングループ 頼みのエース池田が不調(2019/7/11

ケイアイスター不動産 リバブルも倒し2連勝 渡部が満塁弾2013/7/5

カテゴリ: 2020年度

  日本不動産野球連盟(略称:RBA)は525日、第32RBA野球大会の中止を決定した。大会が中止になるのは今回が初めて。

久米信廣・大会運営委員長(第三企画社長)は、「政府の緊急事態宣言が解除されたものの、新型コロナウイルスの感染防止のため、業務上はもとより、家庭生活におきましても多大な制約を余儀なくされ」「緊急事態宣言解除後の第二波、第三波が強く懸念されており、収束の時期を見通すことは今の段階では困難」とし、「参加される選手の方々、ご家族の健康と安全を最優先に考え、断腸の思いで中止を決断しました」と、中止決定に至った経緯・理由を各参加チーム、関係者に伝えた。

RBA野球大会は平成元年、久米の「業界の発展と親睦」の呼びかけでスタート。その直後のバブル崩壊やリーマン・ショックの波を乗り越え、毎年60チーム前後が参加し、年間百数十試合が行われてきた。レベルも高く、ほとんどが野球経験者で、元プロ、独立リーグ、社会人も多数参加。RBA野球出身者が上場企業の社長に就任した事例もあり、親子で参加するケースも誕生している。

不動産業だけでなく不動産流通、管理、ハウスメーカー、建設業など業界の枠を超えた横断的な大会であるのも特徴の一つで、東京ドームで行われる日曜・水曜各ブロック決勝戦に出場するのが各チームの目標になっている。

国際交流にも積極的に取り組んでおり、かつてはオーストラリア、中国に優勝チームや選抜チームが訪問し、交流試合や小学生向け野球教室を行ってきた。

こうした活動が評価され、第29回大会(2017年)からは優勝チームに国土交通省土地・建設産業局 局長表彰が行なわれている。

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残念至極。記者はバブル崩壊後の平成3年、公私にわたり落ち込んでいた時、この大会が行われているのを知り、自らも元気づけるためもあり「頑張れRBA」の見出しを付けて、毎週水曜と日曜日の試合をほとんど休まず取材を続けてきた。

しかし、中止決定はやむを得ない。プロ野球は緊急事態宣言解除を受けて619日に開幕することが決まったが、高校甲子園大会、大学野球リーグ、社会人野球などほとんどすべてが大会中止・延期される事態となっている。

久米大会委員長は「断腸の思い」と語り、日本高等学校野球連盟も「安全と健康を最優先に考えた苦渋の決断」と発表した。

この思いを、とくに高校球児に伝えたい。皆さんは甲子園に出場するチャンスを逃しはしたが、逆に考えればすべてが〝幻の甲子園球児〟の勲章を手にした。

その〝幻の甲子園球児〟と談笑する機会が訪れることを小生の新たな目標にしよう。あと5年か。

 

 

 

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