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「Lucas(ルーカス)」イメージ図

 三井ホームは4月23日、ミレニアル世代を中心とする層を意識した新商品「Lucas(ルーカス)」を4月25日から発売すると発表した。

 「スカイルーム」(スロープシーリングによる光あふれる伸びやかな2階リビング)にテレワークも可能なスペースを併設するとともに、外からの視線を気にせずくつろげる「スカイラナイ」(プライベートバルコニー)を隣接することで開放感とプラバシーの両立を実現しているのが特徴。

 また、1階には主寝室をはじめとするプライベートゾーンを配置し、家族の衣類を1か所にまとめ着替えもできる「ファミリークローク」、「洗う・干す・乾かす・しまう」を連続して行うことのできる「ファミリーランドリー」、ゴミ出しのストレスを軽減する「マイゴミステーション」など家事の負担を軽減する「家事ラク」空間も提案している。

 販売エリアは沖縄を除く全国。施工延床面積139.88㎡の参考プランの消費税抜き本体工事価格は29,186,000円(坪単価68.9万円)。販売目標棟数は年間300棟。

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イメージ図

 

カテゴリ: 2019年度

 積水ハウスは4月22日、2018年度の新築戸建住宅ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率が目標の76%を上回る79%となり、2013年から供給開始したZEHの累積普及棟数は44,247棟(2019年3月末現在)となったと発表した。

 81支店(賃貸住宅支店を除く)のうち35支店で既に2020年度目標であるZEH比率80%超を達成し、このうち6支店ではZEH比率90%を超えている。

 政府は「2020年までにハウスメーカーなどの新築注文戸建住宅の過半数をネット・ゼロ・エネルギー・ ハウス化する」との方針を出している。

カテゴリ: 2019年度

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「リーフィア南大沢ガーデンズ」

 小田急不動産の全185区画の大規模戸建て住宅地「リーフィア南大沢ガーデンズ」がいよいよヴェールを脱ぐ。敷地面積は最低でも170㎡あり、最近ではほとんどみられなくなったレベルの高い住宅地だ。4月27日(土)に街びらきを行う。

 物件は、京王相模原線南大沢駅からバス11分、徒歩1分(多摩境駅から徒歩16分)、八王子市鑓水2丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)に位置する全185区画。5月中旬に分譲開始する第1期24戸の土地面積は171.59~208.47㎡、建物面積は94.33~113.86㎡、予定価格は4100万円台~4900万円台(最多価額帯・4300万円台・4500万円台)。建物は2019年2~3月に竣工済み。構造・規模は木造2階建(2×4工法)。施工は細田工務店、小田急ハウジング(建物)、ランドフローラ(外構・植栽)。

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集会所

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エントランス

◇       ◆     ◇

 現地をみたとたん「小田急elタウン南大沢フロンティア」を思い出した。15年前だ。区画数は31区画で、東京都から土地を取得して分譲したものだ。敷地の広さに圧倒されると同時に、一方では、最低面積を定めた東京都の無慈悲に怒りすら覚えた。バブルが崩壊し市場が一変し、戸建ての敷地面積はみんな30坪(100㎡)になった。最低170㎡(約50坪)はあまりにも厳しい規制だったからだ。

 物件は素晴らしかったが、販売は苦労するだろうと思った。完売まで相当の時間がかかったはずだ。添付した記事は当時、同僚の記者が書いたものだが、想いは小生も同じだ。

 そして今回も同じ規制がかけられているという。しかも規模は、「elタウン」より、2013~2016に供給した全68区画の「リーフィア南大沢」よりもはるかに大きい。

 戸数の多さとアクセスに難はあるが、この厳しい規制を逆手にとって他では得難い街並みの美しさをアピールしてほしい。4,300万円台・4,500万円台が最多という価格も信じられないほど安いはずだ。(失礼)

 モデルハウスは見学できなかったが、敷地の間口が10m以上で、対面の住宅までの距離も10mくらいあり、豊かな外構が施されていた住宅ばかりだった。戸建て3棟分の費用をかけた集会所も完成していた。

 全体の街並みは完成していないが、その見本は隣接地にある。「小田急elタウン南大沢フロンティア」と「リーフィア南大沢」だ。

 ここには「昭和」の時代はごく当たり前で、「平成」になり姿を消した街並みがある。同社はいまも「昭和」の街づくりを行っている唯一のデベロッパーかもしれない。(都は「令和」になってもこの最低面積規制を墨守するのだろうか)

 余談だが、住宅地に隣接する道路の見事な街路樹が目に入った。ユリノキだった。同社住宅事業本部住宅販売部第1販売グループ上席チーフ・加藤浩二氏は、「(住宅地に日陰を落とし、落ち葉の処理も困るだろうからという意味か)市から伐りましょうかという相談があったのですが、『とりあえずそのままにしてください』と返事しました。わたし個人的にも強剪定は好きではない」と話した。

 ユリノキは樹高20mにも30mにもなる高木だが、多摩ニュータウンに「ユリノキ通り」があるように素晴らしい街並みを形成している。そもそもケヤキ、ユリノキ、クスノキなどの高木の剪定は最小限にとどめるべきだと記者は思う。街路樹は街のポテンシャルを引き上げる大きな役割を果たす。

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「小田急elタウン南大沢フロンティア」(中央にあるのは記者の影)

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「小田急elタウン南大沢フロンティア」

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「小田急elタウン南大沢フロンティア」

先進のITと環境共生が売りの小田急不動産「南大沢」(2005/1/21)

カテゴリ: 2019年度

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「ファミリー スイート」内観

 積水ハウスは4月10日、「幸せ」研究と先進技術の成果で家族の幸せを実現する「ファミリー スイート」の新しいコンセプトを盛り込んだ新商品を発売したと発表した。

 昨年発売した大空間リビングのファミリー スイートが好評なのを受け、新たに広い軒下空間をリビングに取り込むことで、より「くつろぎ」のある家族の暮らし方を提案する。

 構造(鉄骨造・木造)や内外装のテーストを問わず対応する。

 鉄骨住宅「IS ROY+E(イス・ロイエ)WA MODERN」の価格は3.3㎡当たり72.4万円から(本体のみ・税抜)。販売目標は6,000棟/年。

木造住宅シャーウッド「Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンライン」の価格は3.3㎡当たり73.8万円から(本体のみ・税抜)。販売目標は1,500棟/年。

 昨年10月に発売した「IS ROY+E Family Suite(イズ゗ロイエ ファミリースイート)」は約3割のお客様が大空間リビングのファミリースイート提案を採用しているという。

カテゴリ: 2019年度

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模擬上棟式でお菓子を拾う子どもたち

 地域工務店など21社が結集し、地元の木材を使ったモデルハウス23棟を含む環境共生型の街づくりを目指す「里山住宅博inTSUKUBA2019」プレオープンイベントが3月24日、茨城県つくば市で行われた。五十嵐立青・つくば市長が来賓として挨拶、地元の子どもなど家族連れ約200名が参加。天皇陛下在位30周年記念のヤマザクラのほか、隣接の雑木林にある二十数樹200本の中高木の苗木を植え、プロジェクトの成功を願った。

 プロジェクトは、つくばエクスプレスつくば駅から車で約10分、つくば市中根・金田台特定土地区画整理事業地内にある街区面積約25.6haの全75区画(建ぺい率40%、容積率80%)。敷地面積は207.22~280.55㎡(このほか共有のコモンスペース約11,400㎡)。アキュラホームなど21社によるモデルハウス23棟のほか分譲住宅と建築条件付き宅地分譲となる。土地価格は17~18万円/坪となる模様。従前の土地所有者はUR都市機構で、サンヨーホーム(山川洋社長)が土地を取得。各社に卸売りする形態をとる。すでに35区画が販売・予約済み。

 イベント実行委員会会長の山川氏は、「21社には地元茨城県産材をたくさん使っていただき、33棟のモデルハウスを建てていただく。さらに苗木を植えて里山を作り、天皇陛下在位30周年の植樹も行っていただくことができた。二重三重の喜び」と語り、主催者を代表して茨城県産材普及促進協議会会長・中村公子氏(茨城県南木造住宅センター代表取締役)は、「県産材の木材を使う工務店の力を結集したプロジェクト」と挨拶した。

 来賓の五十嵐市長は、「わたしは2年前、市長に就任して街路樹が伐採されるのにストップをかけた。伐ることと同時に植えることも大切。つくば市の自然、緑、里山こそ他の自治体にない特長。皆さんの街の価値を上げる取り組みを市政につなげていく」と述べた。

 街づくりにはプロデューサーとして町の工務店ネット代表理事・小池一三氏、マスタープランナーに神戸芸術工科大学名誉教授・小玉祐一郎氏のほか、エステック計画研究所代表取締役・大澤良二氏、ランドスケープデザイナーのプランタゴ・田瀬理夫氏、ICA建築設計事務所代表・矢口博幸氏、佐久間達也空間計画所・佐久間達也氏など多くのプロも参画している。

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左から山川氏、中村氏、五十嵐氏

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天皇陛下在位30周年記念植樹(樹木はヤマザクラ。スコップを持つのは五十嵐氏と山川氏)

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ドローンによる記念写真

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◇       ◆     ◇

 現地に着いたら、北方にある筑波山からではなかったが、南方から寒風が吹き募っていた。しかし、五十嵐市長ほか数十人の関係者はスーツ姿で、約200名の子供連れ家族も「筑波おろしには馴れている」といいながらセレモニーの開始を待っていた。

 それから約2時間。寒さに震えながらしっかり取材し、とても楽しい時間を過ごすことができた。

 何が嬉しかったかといえば、五十嵐市長の祝辞だった。「わたしは街路樹伐採にストップをかけた」と話したことだ。「街路樹が泣いている」記事を書き続けてきた甲斐があった。このような動きが全国に広がるのを期待したい。街のポテンシャルは街路樹で決まると確信している。

 街づくりのコンセプトもいい。つくば駅から車で10分もかかるのだから、普通の区画割ではまず売れない。敷地内の約3,800㎡と全体敷地の傾斜地の約7,600㎡の合計11,400㎡(1区画当たり46坪)をコモンスペースとして、75区画の土地所有者が共有して、自宅とコモンで約100坪を所有する。景観協定も結ぶ。

 将来にわたって樹木を育てるため3,000円/月の共益費を徴収し、その一部をプロの植木屋さんや近隣の農家などに樹木の管理を委託する費用に充当する。傾斜地の固定資産税は里山にすることから免除されるという。

 建築条件に原則として県産材を50%以上使用することを義務付けているのもいい。スギBP材を用いた延べ床面積約39㎡の集会所も45日間で完成させたという。

 6月にはモデルハウスを公開するという。また見学してレポートしたい。過去2度取材した隣接の「春風台」は分譲当初より地価は2倍くらいに上昇しているとも聞いた。

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「何の木? コブシだよ。ここに書いてある」植樹に参加する五十嵐市長

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45日間で建設した集会所

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構造材はヒノキとスギBP材

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プロジェクトに参画している関係者

〝ホーホケキョ〟ウグイスも歓迎 つくば・春風台の販売進む(2016/5/9)

平成の田園調布になるか1区画200坪の街づくり つくば市の「春風台」(2015/5/26)

またまた「街路樹が泣いている」 千代田区 街路樹伐採で賛否両論(2016/9/8)

都市計画の母が泣く たまプラーザの「ユリノキ通り」が消える!? 市が伐採計画(2017/8/22)

カテゴリ: 2018年度

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「セキュレアシティ藤沢 翼の丘」

 大和ハウス工業は3月14日、藤沢市で分譲中の「セキュレアシティ藤沢 翼の丘」の集会所がオープンしたことに伴う記念式典・見学会を行なった。ランドプランが秀逸で、同日、同社として2件目となる神奈川県「環境共生都市づくり事業」にも認証された。

 式典で同社取締役常務執行役員・大友浩嗣氏は、「スマートシティとして5件目だが、今後は省エネ・環境・健康に配慮した〝スマートウェルネスシティ〟として全国で展開していく」と挨拶した。

 来賓として招かれた藤沢市長・鈴木恒夫氏は、「当地は歴史と伝統を持つ場所で、敷地は統廃合で移転した元県立藤沢高校。ゆかりのものを残してほしいという地元の要望も取り入れられている。健康寿命日本一を目指す当市の目標に添うもの」と祝辞を述べた。

 鈴木市長は、ソニーネットワークコミュニケーションズが開発した手首にタグをつけるだけで食事、睡眠、歩数などがチェックでき、玄関ドアの鍵、電子マネー機能などを搭載した「FAITタグ」で健康チェックを実演した。

 物件は、小田急江ノ島線藤沢本町駅から徒歩3分・JR藤沢駅から徒歩13分、藤市本町四丁目に位置する開発面積約26,797㎡、全114区画。他に賃貸マンション49戸。敷地は130㎡以上、延床面積は101.25~122.13㎡、建築条件付宅地の価格は2,990万~4,260万円、分譲住宅の価格は6,690万~8,580万円。仕様は太陽光発電システム3.08kW~3.105kW・「D-HEMSⅢ」、 家庭用リチウムイオン蓄電池6.2kWh、エネファーム・LED照明など。「FAITタグ」も1戸につき3台配布される。

 昨年1月から分譲を開始しており、これまでに49区画(建築条件付き45区画、分譲4区画)が販売済み。

 現地は藤沢高校の敷地跡地。統廃合で移転したことに伴い、神奈川県が2015年に実施した跡地利用に関するプロポーザルに同社が選定されたもの。周辺地区内の環境や景観に配慮した計画、健康に役立つ遊具の設置やIoT技術を活用した健康チェックを各戸で行う仕組みなどが評価された。

 傾斜地の住棟は藤沢宿をイメージしたデザインとし、山田耕作が作曲した藤沢高校歌碑や記念碑、バスケットボールリンク、茶室、収納扉、ナショナルの時計などを木造の集会室・交流センターとその周りに再生した。ラウンドアバウトの石積みには藤沢高校の間知石を使用。各住宅の庭先には縦格子デザインを取り込んだ。

 公園には、同社グループ・NASが監修した健康遊具を各所に設けている。

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まちびらきセレモニー(左から住民代表、鈴木氏、大友氏、同社湘南支店長・松尾憲二氏、藤沢市キャラクター・ふじキュン

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健康チェックをする鈴木市長(3種300点満点で243点だった)

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左から同社住宅事業推進部東日本住宅設計室課長・井野善久氏、大友氏、同社湘南支店湘南住宅営業所分譲営業課主任・足立英彦氏

◇       ◆     ◇

 同社の大規模戸建て住宅地を見学するのは「つくば研究学園」以来だ。「つくば」はフラットだったが、今回は傾斜地を巧みに生かしたランドプラン、旧東海道藤沢宿をイメージしたファサードデザインが最高にいい。

 分譲地の入り口に着いたとき、コンクリの擁壁部分にグリーンベルト(奥行き50cm)が目に入った。最近はこの種の手間もかかり管理が大変な仕掛けを施すところが少なくなった。

 気になったことを一つ。同社は鈴木市長にもモデルハウスを案内した。天井の高さ(2.7~3m)などを説明したのはいいのだが、最大の特徴でもあるフラットなバルコニーには全く触れず、居室のカーテンを閉めたままだった。

記者は我慢がならず、「市長、ほら、バルコニーがフラットでしょ。これをやっているのは大和さんくらい」と説明した。

 担当者は当たり前のことだと思って説明しなかったのだろうが、ホームページにもフラットバルコニーは記載がない。営業マンはちゃんと説明しているのだろうか。

グループのコスモスイニシアはフラットバルコニーを最大の売りにしている。

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交流センター中庭に残された高校の歌碑、記念碑、樹木など

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バスケットリンク(左)と収納扉

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街並み(左側にはラウンドアバウトの石積み、ナショナルの時計も見える)

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縦格子、地元の鳥などをあしらった石造りのサイン(左)とグリーンベルト

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健康遊具だけでなく、歩くだけでバランス感覚、体力が測れる8の字ウォーク空間(左)50mの歩道

大和ハウス「SMA×ECO CITY(スマ・エコシティ)つくば研究学園」まちびらき(2013/12/14)

カテゴリ: 2018年度

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「広がる屋根」

 リビタとYKK APの戸建てリノベーション実証住宅「広がる屋根」を見学した。東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩13分の築37年の既存不適格中古戸建てを「HEAT20 G1」相当の性能を有する住宅にリノベーションしたものだ。実証実験を行ったあと、約1億円で分譲する予定。

 物件は、田園都市線たまプラーザ駅から徒歩13分、横浜市青葉区新石川に位置する敷地面積222.47㎡、建物面積119.43㎡。構造は木造在来2階建て。建築年月は昭和56年築(築37年)。改修竣工は平成30年12月。企画・事業主はリビタ。設計監理は納谷建築設計事務所。構造設計は高橋建築工房。施工は青木工務店。

 現地は、たまプラーザ駅からサクラの街路樹が見事な「美しが丘」を通り抜け、鷺沼駅とのほぼ中間にある戸建て住宅街。すぐ近くは高津公園。

 YKK APと2017年に協働した「ZEH改修の家」の実証プロジェクトで得た知見を盛り込んでいるのが特徴で、改修のポイントは、①エネルギーパスにより、エネルギー消費を見える化②断熱性能が改修前の約3倍(UA値:改修前1.81W/㎡・k⇒改修後0.51 W/㎡・k)③耐震等級3④外壁・屋根張り替え、窓交換、基礎補強⑤地盤保証、瑕疵保険付、リノベーション住宅推進協議会「R5住宅」取得予定⑦長期優良住宅認定(増改築)-など。

 既存建物は検査済証が発行されていたが、実測したところ高度斜線制限に抵触していることが判明し、既存不適格建物であったため、改修に当たりその部分を除却。西日を遮るために軒下を深くし、その上に大きな天然芝を敷いた屋上テラスにし、大半のサッシは樹脂窓Low-E真空トリプルガラスを採用している。

 リビタ分譲事業本部戸建事業部チーフディレクター・宇都宮惇氏は、「都心の住宅密集地では得られない環境を取り込み、この場所だからこそ楽しめる生活空間を計画しており、地元だけでなく中広域エリアに向けてもプロモーションしていきたい」と話している。

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1階

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床が格子状になっている2階居室(窓の外は天然芝)

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天然芝を敷き詰めた屋上テラス(居室とほとんどフラットでつながっている)

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 記者が見学したこの日(3月6日)午後1:30ころは、曇天ではあったが気温は高く、屋内の暖房は点けられておらず、UA値0.51の威力は確認できなかった。大きな窓も開け放たれていた。1階の窓際の温度は13.6℃、2階の居室は17℃前後だった。

 素晴らしかったのは、1階、2階とも床は無垢のオーク材なのもさることながら、2階の居室の居室3室のうち4.5畳大の1室は1階の4.5畳大の和室の真上にあり、スノコのような格子床になっていたことだ。

 居室として提案されているのが、インナーバルコニーと決定的に異なる点で、階下から空気が流れ、高さ約80センチの腰窓を開ければ天然芝の屋上テラスに抜ける工夫が施されていた。

 この上に布団を敷いて寝たらどんな気持ちになるのか、コップ1杯と言われる就寝中の発汗量はどうなるのか、快適だから汗はかかないのか、湿気は蒸発するのか、上と下がつながっているのでゴミ・モノ(スノコとスノコの隙間は2~3センチはあった)を落としたらどうなるのか、裸になったら下から丸見えになるのか、夫はともかく奥さんはやっぱり嫌がるのではないか(スカート穿いてたら大変じゃん=かみさん)、夫婦喧嘩の声やニンニクなどの匂いは筒抜けではないか…考えるだけで楽しくなった。3室全てがそのようなスノコ床だったら、みんなノーサンキューだろうが…。

 建物の南西側に設けられている屋上テラスの広さは約40㎡。草むしりは大変かもしれないが(芝生の種類によっては雑草を侵入させないものもあるが)、周辺は一戸建てなので眺望がまた素晴らしい。芝生に寝転ぶのも酒を飲むのも、子どもがいれば折り畳みプールで遊ぶのにも最適だ。

 UA値0.51の威力は、冬季の起床時(5~6時)のLDの室温16.1℃(H28の省エネ基準は14.5℃)というシミュレーションデータで示されている。

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2階居室の天井

 

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「リーフィア南大沢ガーデンズ」完成予想図

 小田急不動産は3月1日、多摩ニュータウン内の大規模戸建て分譲地「リーフィア南大沢ガーデンズ」の特設サイトを開設した。

 物件は、京王相模原線多摩境駅から徒歩16分、八王子市鑓水2 丁目に位置する総開発面積5.2ha、全185区画。第1期(戸数未定)の敷地面積は171.59~208.47㎡、建物面積は94.33~113.86㎡。施工は小田急ハウジング・細田工務店。

 ①各分野の専門家の粋を集めた街づくり②充実の「3rd  Place」③敷地面積50坪超、先進の設備を全戸標準装備-などが特徴。

◇       ◆     ◇

 同社の戸建てはたくさん見てきた。他社の都市型戸建てと比較して相対的に敷地面積が広く、植栽が豊かなのが特徴だった。

 ここ10年くらい途絶えてしまった。検索したら〝リーフィア〟シリーズ第一弾の「栗平」と「片平」がヒットした。好調なスタートを切ったことで、案内役を買ってくれた女性がとても嬉しそうだったのを思い出した。

 モデルハウスの公開はもっと先だろうが、必ず見学してレポートしたい。京王相模原線は競合も多い。どのような商品企画になるのか。

小田急不動産の新ブランド〝リーフィア〟好調スタート(2008/7/23)

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「グランフォーラム青葉台一丁目」

 コスモスイニシアが明後日(2月17日)抽選分譲する戸建て「グランフォーラム青葉台一丁目」を見学した。徒歩4分圏内では過去20年供給事例がない田園都市線青葉台駅圏の全11区画で、敷地南側はサクラがきれいな公園に立地。その得難い土地の価値を最大限に引き出した商品企画が、同業他社をはねのけ事業コンペで選ばれた。価格は1億円前後の高額だが、販売担当は「即日完売の可能性もある」と手応えを感じている。

 物件は、田園都市線青葉台駅北口から徒歩4分、横浜市青葉区青葉台一丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)に位置する全11区画。第1期1次(8棟)の土地面積は125.00~138.88㎡、延床面積は97.66~117.67㎡、価格は8,990万~12,500万円。登録受付は2月16日(土)~2月17日(日)、抽選日は2月17日。入居予定は3月下旬。施工は東急建設。構造・工法は木造(枠組壁)2階建て。事業主は同社のほか中日本高速道路。

 現地は、中日本高速道路の社宅跡地。同社が跡地利用に関する事業コンペを行い、大手デベロッパー数社が応札した結果、同社の「収益性よりも土地の価値を最大化した商品企画」が選ばれた。敷地南側はサクラやケヤキなどが植わっている青葉台公園。坂が多い同駅圏の北口にあって駅が近く、比較的坂も少ないエリアの一角。

 全体敷地は三方道路の角地で、街区全体を公園側、中央、北道路側に分けてプランニング。片流れタイプ、リビング天井高を高くし、色彩豊かな植栽、自然石舗装、電線の地中化などが特徴。

 サクラが目の前にある南側住戸(4戸)は天井高約5m(一部除く)の2階リビングとし、バルコニーもフラット化している。中央の住戸(3棟)は、南側の建物を南側によせ、幅員約5mの私道と駐車スペースを巧みに生かすことでコモンスペースのような開放感のある構成としている。北道路住戸(4棟)は建物を北側に寄せることでその南側の住棟との間隔を広げ、日照・通風・開放感を確保している。

 主な設備仕様は、木目調フローリング、浮造り調建具・家具、フィオレストーン天板、食洗機、ミストサウナ、Low-Eガラス、防犯合わせガラス、メーターモジュール廊下・玄関など。

 プロジェクトマネージャーの販売担当の同社分譲事業部分譲二部二課・木村健太氏は、「来場は5週で80組。今後の展開を見据え、今回から植栽に力を入れ、木の素材感のある木目調や浮造り、新素材の壁材(エコカラットの倍の価格とか)を多用しているが、お客さまには概ね理解を得ており、『15,000万円くらいでもいいから土地を60坪くらいにしてほしかった』というお客さまもいらっしゃるほど、全体的にはすこぶるいい反応を頂いている。売りづらい住戸がないので、即日完売もありうる」と話していた。

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高さ約5mのリビング天井

◇       ◆     ◇

 書こうと思えばいくらでも書けるのだが、時間がない。価格予想はどんぴしゃりだった。現地は、マンションの取材などでおおよその検討はついていたが、まさか公園に隣接しているとは全然思わなかった。だが、しかし、瞬時に1億円くらいだと読んだ。そして、公園に面した住戸は1億2,000万円くらいでないかと尋ねたらほぼ当たった。人気になるのは当然。同駅圏には信じられないようなお金持ちがたくさんいる。

 そんなことより言いたいのは、極めて優れた商品企画が事業者でもある中日本高速道路に評価されたことだ。落札できなかったデベロッパーは地団太を踏んでいるかもしれないが、いま同社の戸建てに勝てるところはないのではないか。

 マンションも戸建てもアパートも不祥事が後を絶たないが、企業も地主もオーナーも、儲かればいいというカネの亡者ではなく、中長期的な視点でものごとを考え、街の資産となるような建物を建てるべきだ。

 今回の商品企画では、間違いなくこの土地の価値を最大限に引き出しいる。見事というほかない。昨年見学した同社の「グランフォーラム田園調布本町 桜坂」もそうだったが、戸数を増やそうと思えば増やせたのに、同社は街並みを大切するためにあえて減らした。売却した地主だって、人気になって嬉しくないはずはない。

 国土交通省はESGやSDGsに沿った投資環境整備へ向けた「ESG不動産投資のあり方検討会」を立ち上げ、初会合も開いた。地域の環境に配慮した持続可能な開発事業がきちんと評価される世の中になってほしい。

 小生は、男か女か年齢も素性も明らかにしないのは卑怯だと思っているのだが、なぜか人気のチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られないように記事を書いているつもりだ。この記事は(この記事も)多くのデベロッパーの方々に読んで頂きたい。

 ちょっと同社を褒めすぎたか。注文を付けるとすれば、設備仕様はもっとあげられる。1億円以上であれば、仕様レベルを上げ価格をもっと上げても売れると記者は見ている。

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玄関

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主寝室

一頭地を抜く コスモスイニシアの都市型戸建て「田園調布 桜坂」「成城」(2018/4/20)

コスモスイニシア 分譲戸建て「成城学園前」2億円前後の4戸完売(2018/5/10)

価格に見合う価値あり コスモスイニシア「グランフォーラム石神井公園」(2017/12/3)

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「浦和美園E-フォレスト コネクテッドサイト」モデルハウス

 ポラスグループ中央住宅は2月7日、さいたま市に指定されている「次世代自動車・スマートエネルギー特区」の第二弾で、わが国初のDGRによる「次世代型電力コミュニティ」実証実験を行う「浦和美園E-フォレスト コネクテッドサイト」の記者見学会を行った。

 物件は、埼玉高速鉄道浦和美園駅から徒歩5 分、さいたま都市計画事業浦和東部第一特定区画整理事業57街区他の保留地に位置する全45棟(同社が33棟、高砂建設が8棟、アキュラホームが4棟)。同社の第1期1次(14棟)・第1期2次(4棟)の敷地面積は150.00~184.51㎡、建物面積は95.43~111.58㎡、価格は4,780万~5,680万円。建物は在来工法2階建て。

 1月下旬に第1期18戸を供給、駅に近く質が高い割に価格が抑制されていることから人気を呼び、13棟が成約済み。好調なスタートを切った。来場者数は257組。第2期15棟は4月に分譲する予定。

 特区事業は、埼玉県住まいづくり協議会会員3社の共同提案がコンペで選定されたもの。2016年分譲の第一弾「浦和美園 E-フォレスト」(同社は21棟、全体で33棟)は約半年で完売した。

 太陽光発電、ハイブリッド給湯・暖房システム、Low-Eガラス、HEMSなど先進の省エネ・創エネ設備を搭載。ニアリーZEH(ZEH率75%)を達成し、UA値0.46以下とすることで、冬季に暖房を使わなくても室温が概ね15°Cを保つ設計となっているのが特徴。

 今回はさらに、環境省の実証事業としてわが国初の電力融通と電力識別を自動で行うシステムDGR(デジタルグリッドルータ)を5棟(同社は3棟)に搭載する。

 実証事業は、デジタルグリッド社が代表として行うもので、イオンモール浦和美園内に設置する太陽光発電と分譲地内の5棟に設置される太陽光発電と蓄電池、浦和美園のイオン系コンビニ5店舗との間で電力の融通実証を行い、仮想的な取引市場を構築する。9年間データを蓄積し、その後は無償譲渡される。

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モデルハウス「アートの家」

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モデルハウス「スタジオハウス」

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モデルハウス「森の家」

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 戸建ての基本性能・設備仕様などは添付した「浦和美園 E-フォレスト」の記事を読んでいただきたい。現時点で最高レベルの分譲戸建てだと思う。好調なスタートを切ったのは当然だ。来場者の約26%が都内居住者というのも、第一弾の購入者の声を反映させ、地元パン屋さんと連携したカフェ、ワークショップなどの活動の成果だろう。

 細かいことだが、全ての開き戸にソフトクローズ機能が付いていたことに驚いた。これは、先に取材した同社の「氷川台」でそうなっていたのに感動したのだが、関係者によると数年前から1,000棟規模で採用しているとのことだった。同社の戸建ては数えきれないほど見学しているのに、言われるまで全く気が付かなかった。

 なぜか。引き戸についてはソフトクローズかどうかを必ずと言っていいほどチェックする。そうなっていないものも多いからだ。一方、開き戸はそうなっていないと思い込んでいたので、チェックする必要などなかったからだ。これまでの同社の見学会でもそれを強調する担当者はいなかった(はず)。このことを企画担当者に話したら、他社はその機能が付いていないことを知らない人もいた。

 なにを言いたいかといえば、優れているとか劣っているとかは、基準があって初めて判断できる。判断基準を持たなければ消費者に利点も欠点も伝えられない。われわれ記者も同じだ。いいか悪いかの見る目を養わなければ、それこそ群盲象を評す、木を見て森を見ずだ。小生はこの数年間、何を見てきたのだろう。

 今回公開したモデルハウスは、意匠性と使いやすさを両立させたTJMキッチンを採用した「スタジオハウス」、シルキーウッドをキッチンの天井に配した「森の家」、セメントの質感と暖かみが感じられるSOLIDO壁やシナ合板を天井に配した「アートの家」の3棟。

 ひとつ付け加えておく。この戸建てには洗面所にも暖房機がついている(17.3度以下に下がらないのであれば付ける必要もないような気がするが)。さらに一言。キッチンにも都心の高級戸建て並みに床暖房機能を付けたら、みんな目を見張り、息を止めるのではなく飲むはずだ。

 価格が低く抑えられているのは、「浦和美園」のポテンシャルの反映だ。これ以上書かない。

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自然石のピンコロ舗道(電線を地中化、敷地の一部に地役権を設定し、コモンスペースとしているのも特徴)

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 DGRについて。あらゆるものが周波数や数値に置き換えられ処理されたり伝達されたりされているのは常識なのだろうが、記者はちんぷんかんぷんだった。電力融通を行い、仮想取引が行われるようになれば、売り買いが交錯し株価のように乱高下するのか、あるいは平準化されるのか。

 デジタルグリッド社企画部長・松井英章氏は「環境価値を可視化する」と語った。電気やガスだけでなく水やごみ、ガソリン代などあらゆる消費をCO2排出量に換算し、地球温暖化防止に役立つシステムの構築を目指してほしい。

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蓄電池(手前)とDGR(スペースは幅約2m、奥行き約75cm、高さ約1.2m)

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カテゴリ: 2018年度
 

 

 

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