丸善本店 ビジネス本ランク1位! アキュラ広報担当・西口さん著「木のストロー」
アキュラホームは11月9日、同社広報担当の西口彩乃さんが著したドキュメンタリー書籍「木のストロー」(扶桑社/税抜き価格1,400円)が丸善丸の内本店のビジネス書ランキングで1位を獲得したと発表した。
次のような読者の感想も紹介した。
●「 木のストローって何のこと?」と思いながら読み始めたら一気に引き込まれてしまった。1 本のストローにこんな秘められたドラマがあったなんて、すごい!(32 歳、IT系会社員、女性)
●ドラマのような紆余曲折の開発の話も素晴らしいが、環境問題、SDGsの入門書としても最適だと思う。(40歳、サービス業、男性)
● 試行錯誤している時に、同僚や上司などあらゆる人が手を差し伸べてくれたことにほっこりしました。環境問題の改善だけでなく、雇用機会を与えていることに感銘を受けました。「木のストローが生きがいになっている」と老人の方々が話したシーンは、思わずグッときました。(28歳、エネルギー会社勤務、女性)
●“会社に入って初めて泣いた というところで私も一緒に泣いてしまった。環境問題について、自分ができる小さいことからやっていこうと気をつけるようになった。(45歳、主婦)
「木のストロー」は、「建築やものづくりに縁の遠い、環境問題もド素人の本社勤務女子社員が、間伐材再利用と廃プラ問題解決のため、世界初木のストローの開発に立ち上がりました。社内の反発、失敗続きの試作品、記者会見当日の大トラブルを乗り越え、木のストローが生まれるまでの成功秘話と心の葛藤を綴っています。挫折しそうなときに、助けてくれた仲間や上司、ひどく傷つけられた一言、逆に元気づけられた言葉など、若い女性の視点で赤裸々に体験談を語る全部実話の本格ドキュメンタリー」(プレス・リリース)。
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何部売れたかは告知されていないが、ずっと応援してきただけに記者もうれしい。ビジネス書は「芥兀賞」や「直廾賞」にノミネートされないのか。「花火」や「デリバリ人間」よりはるかに面白い。
西口さん、印税がどうなるかは分からないが、金一封くらいは出るだろうから、そのお金で「堀越課長」も呼んで祝杯を挙げようではないか。金一封も出なかったら、書籍にも出てくる店で三密を避けながら特上の赤ワインを注文し、請求書は〝カンナ社長〟にお歳暮として届けよう。
20代女性が最多43人 8月20日の46人に次ぐ数値 東京都 11月5日 コロナ感染者
東京都は11月5日、新型コロナ感染者が269人判明し、うち154人が感染経路不明者(不明率57.2%)と発表した。269人は10月17日の235人を上回り、10月15日の284人に次ぐ水準。
年代別・性別では20代女性がもっとも多く43人。この数値は8月22日の42人を上回り、8月20日の46人に次ぐ多さとなった。次位は34人の20代男性で、33人の30代男性が続いている。
三井不レジ・野村不・大成建設 月島三丁目南地区の再開発組合認可 住宅は約720戸
「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」
三井不動産レジデンシャル、野村不動産、大成建設は11月5日、「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合の設立認可を受けたと発表した。
同地区は、東京メトロ有楽町線月島駅と都営大江戸線勝どき駅の間に位置する清澄通りに面した約1.0haの規模。約720戸のマンションをはじめ低層部には商業施設を配置し通り沿いの賑わいを創出するほか、子育て支援施設や約1,500㎡の広場などを一体で開発する。2026年度の竣工を目指す。
河東碧梧桐、來空、丸山健二の「詩小説」…通底する大和言葉の魅力
「國分さんの旦那は偉いよ。河東碧梧桐の研究家で、その碧梧桐の全集をまとめた人だ」-明大名誉教授でOSI会長の百瀬恵夫氏からそう聞いたのは先月の百瀬氏と同研究会代表・篠原勲氏が主催した「絵画&墨書」絆展のときだった。
「えっ…」-もう半世紀以上も昔のことなのでとっさにはどんな句を謳ったかは思い出せなかったが、難儀して覚えた名前がよみがえった。正岡子規の高弟で高浜虚子とともに中学校の教科書にも必ず出てくる俳人だ。
「國分さん」とは、絆展にも出展している國分絮虹(じょこう)の雅号を持つプロの墨書家・國分ひろみさんだ。百瀬氏から聞いたことを伝えると「昨年亡くなった」と語った。
「えっ…」-記者はまた絶句したのだが、國分さんはすぐ「全集? 來空が自分の論評を入れた13巻があるので読んでください」と話した。
ネットで調べた。碧梧桐は「1873年(明治6年)-1937年(昭和12年)」とある。「河東碧梧桐全集」(発行・短詩人連盟 発売・蒼天社)は2011年2月に刊行し、1巻当たり500ページ前後の全20巻で、原稿用紙にして約24,000枚にも及ぶ大作だ。定価は各巻とも1万円前後だ。そのうちの第13巻を頂いた。
國分さんのご主人・來空(1931年9月10日-2019年9月21日、本名:鈴木昌行)は、「河東碧梧桐全集」を著した理由を「日本詩歌をダメにし、日本人のコトバの感性をネムラせた教育者、既成の詩歌俳壇への大いなる警鐘として-。」(図書新聞2871号)と述べている。
來空はまた、前頭芋ブログ來空による河東碧梧桐評を2006年9月3日に開始し、2016年4月12日に終了するまで碧梧桐と自らの作品、その他論評を綴っている。最初のブログは次の通りだ。
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赤い椿白い椿と落ちにけり
子規から碧梧桐はよく爼上にあげられている。
空間極めて狭くして、いよいよ印象の明瞭なるを見る。之を小幅の油画に写しなば、只々地上に落ちたる白花の一団とを並べて画けば即ち足れり。蓋し此句を見て感ずる所、実に此だけに過ぎざるなり。
椿の樹か如何に繁茂如何なる形を成したるかまたその場所は庭園なるか、山路なるかの連想に就きては此句が毫も吾人に告ぐる所あらざるなり。吾人又此れ無きがために不満足を感せずして只々紅白二団の花を眼前に観るか如く感ずる処に満足するなり(正岡子規)
この句、碧梧桐の代表作となったが、碧梧桐は「違う色を一句の中で重ねてならん」という決まりがあったのでこの句を書いたのだ。ムホン者は俳諧や結社から外されたのも事実と知らねばならない。
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來空のTwitterは「次女が勝手に書き込んでます」とのことで今も継続して更新されている。「訃報」では「來空が9月21日に永眠しました。88歳。前日に家族全員が集まった幸せな死でした。最後の言葉は『死ぬことも輝き。ばんざーい、ばんざーい』。来空を愛してくれた皆様、どうもありがとうございました!」
Twitter にある10代の作品や戦前生まれであることがよく分かる作品も紹介する。
炎天を歩く麦刈田の白い茶碗のかけら
ぐーんぐーん空が凧をひっぱる僕もひっぱる
ポンポン戦死するように爆ぜまくるぎんなん
川底の田螺よろよろ動く極楽ありそうにない
弟丁稚に行って一年ひきだしに朝顔の種ある
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國分さんから、巻末に「好きなもの-羊羹・わかば(煙草)・魑魅魍魎」とある來空の詩集も頂いた。随所に詩文とぴったりの墨書も掲載されている。いくつか紹介する。
鰐(わに)にナローと蟹(かに)にナッタとは
ニンゲン両手あげる海がバンザイ
大宇宙 新鮮。睾丸(きんたま)が造られる
ン!玉ランナ!!
朝顔がきゅっと一つの罪を閉じる
ねむれない耳を一つにして置く
みんなよろこぶ遠足が来た死が来た
記者は「鰐(わに)にナローと蟹(かに)にナッタとは」に心を打たれた。「わに」と「かに」、「ナロー」と「ナッタ」の語感の面白さもあるが、來空はもっと深い意味をこの詩に込めている。中島敦「山月記」と同じだ。詩人として名声を得ようと苦労するが、結局は発狂して人食い虎になる李徴に自らを置き換え、照れ隠しのためにこのような詩にしたと解するのは考えすぎか。
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記者は詩歌のことはよく分からないが、中学生のとき、石川啄木の「やはらかに積れる雪に熱てる頬を 埋むるごとき 恋してみたし」を読んで感動し胸が締め付けられたのを思い出す。サトウハチローの詩もよく読んだ。
芭蕉の「古池や 蛙飛びこむ 水の音」はそれがどうしたという感想しかなく、蠅叩きではとても間に合わず、天井から吊り下げられた蠅取り紙が真っ黒になり、髪の毛や衣服にもくっつけてばかりいたので、一茶の「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする」には複雑な気持ちを抱いた。
好きな短歌は牧水の「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも染まず ただよふ」だった。先生は「白鳥は悲しくないだろうか、牧水と同じように悲しいはず」と教えた。当時からへそ曲がりだった小生は「どっちの青にも染まらないのは立派ではないか」と解釈した。(「や」は疑問や反語を意味する係助詞でもあり、感嘆の意味の間投助詞でもある)
今は小説家・丸山健二にはまっており、大和言葉のすばらしさにうなっている。改行を重ね、文章をチドリ状に配し、時には句読点を省くなど音楽的・映像的効果も盛り込んだ「詩小説」は、新しい文学の可能性を示唆している。丸山小説は碧梧桐や來空に通底するものがあると思うのだがどうだろう。
三井リアルと住友販売の「仲介件数」覇権争い激化 新型コロナ 仲介市場への影響
不動産売買仲介件数で34年連続して首位をキープしている三井不動産リアルティ・三井のリハウスと2位の住友不動産販売・ステップの首位争いががぜん脚光を浴びてきた。新型コロナの影響で両社とも大幅に件数を減少させているが、減少幅によっては住友不動産販売が三井不動産リアルティを瞬間的に捕らえる可能性も浮上してきた。
三井不動産は11月5日、2021年3月期第2四半期決算を発表。三井不動産リアルティグループの不動産売買仲介件数は新型コロナの影響を受けたため16,754件となり、前年同期の21,801件より5,047件減少した。同社・富樫烈経理部長は「6月以降は前年と同じくらいの水準に回復している」としている。
三井不動産リアルティは1986年度から2019年度まで34年連続して不動産売買仲介件数全国No.1となっている。過去、2位の住友販売には約2,000件の差まで追い上げられたことがあるが、差が縮まると再び差を広げる展開が続いている。
一方の住友不動産の2021年3月期第1四半期決算では、住友不動産販売の仲介件数は7,937件で、前年同期の9,653件より1,716件減少した。通期は27,000件(前年実績37,715件)を予想しているが、仮に7-9月で第1四半期並みの約8,000件を成約すれば三井不動産リアルティとほぼ並ぶことになる。
住友不動産の決算発表は11月12日の予定で、仲介件数がどうなるか注目される。
減らない感染者・経路不明 ジェンダー性差くっきり 都の新型コロナ動向データ
最初に断っておく。記者は新型コロナの専門家でもなんでもない素人だ。感染動向、その他専門的な知見などについては東京都が発表するモニタリング会議の資料やコメントを読んで頂きたい。
例えば10月29日の会議では、「今週は複数の病院、高齢者施設、大学の運動部の寮、職場におけるクラスターの発生が報告された。基本的な感染予防策である『手洗い、マスク着用、3密を避ける』等に加えて、こまめな換気、環境の清拭・消毒を、あらためて徹底する必要がある」「入院患者数の急増にも対応できる病床の確保が依然として必要な状況である。重症患者数が再び増加しており、今後の推移と通常の医療体制への影響に警戒が必要である」とある。
ぐうたらの記者も徹底して「三密」を避け(どうして〝酒〟に変換するのだ)、コロナから逃げることに決めた。この8か月間というもの取材と散歩以外はほとんど外出しない。外出しても混んでいる電車内では空いている以外は座らないし、外食は基本的にしない。コンビニでお握りを買って野外で食べる。どうしてもやめられないタバコは、喫茶店でも喫煙所でも息を殺して吸う。
前置きが長くなった。記者は4月から毎日のように東京都が発表する感染動向の性別・年齢別データリソースにアクセスし、エクセルデータに落とし込む作業を続けている。感染者の属性を通じて見えない敵に肉薄し、感染拡大防止に役立つ情報を発信できないかと考えたからだ。
残念ながら、都が発表するデータは性別・年代別の数値だけで、核心に迫ることはできていない。新型コロナは、感染者の数字に一喜一憂する記者をあざ笑うかのように広く深く蔓延しているようだ。
別表は、最近6週間の都の年代別・男女別感染者数をまとめたものだ。感染者数は1,100~1,200人台で推移しており、専門家が指摘する分水嶺なのかもしれない。今後爆発的に増加するのかそれとも減少に転じるのか判断できる予兆のようなものは見当たらない。
はっきり言えるのは、もっとも感染者が多いのは20代男性で、次いで20代女性、30代男性の〝3強〟がリードしていることだ。キャスティングボードはこの3強が握っている。
重症化リスクが高いとされる60歳以上の高齢者の全体に占める割合は累計で15.9%であるのに対し、この6週間は16~19%台で推移していることからやや増加傾向にあるといえそうだ。
一方、新型コロナが生物学的性差を勘案せず平等に襲い掛かる特性を備えているとすれば、10歳未満と10代の男女別感染者はそれを裏付けている。
ところが、他の年代では男女による〝差〟が歴然としている。累計の男女比は男性約32,000人(58.0%):女性約13,000人(42.0%)となっており、20代感染者は約5,200人であるのに対し女性は約4,500人で約700人の差があり、30代は男性約4,200人:女性約2,600人、40代は男性約3,000人:女性1,600人、50代は男性約2,300人:女性約1,400人、60代は男性約1,300人:女性約700人、70代は男性約900人:女性約700人といずれも男性が上回っている。80代と90代は男女が逆転するが、これは人口構成からして当然の結果とも受け止められる。
この差異こそ社会的・文化的性差、つまりジェンダー性差であることが明らかだ。これは〝男性は外で働き、女性は家事・育児〟などと言った古臭い社会構造の反映と受け止められないこともないが、記者はむしろ感染リスクを冒してでも働かざるを得ない就労環境がこのような差となっていると考えている。
都のデータでは感染者の職業などは公表されていないが、記者は8月、政令指定都市でもっとも高齢化率が高い北九州市の感染者データを調べたことがある。同市のその時点の感染者511人の男女比は男性257人:女性254人とほとんど差がなく、職業では医療・介護関係者が全体の25.4%を占め、年代も20~30代の若い人が圧倒的に多く、高齢者感染比率も37.0%に達していた。
結果として、ジェンダー性差だけでなく都市と地方の差も明らかになった。
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気になるのは経路不明者比率が減らないことだ。猖獗を極めた第一波のときのように60%を超える日はなくなってきたが、累計では56.0%と感染者の半数以上は経路不明者だ。新型コロナの恐ろしさがここにある。
これは、〝思い当たる節がない〟無症状者が1~2割存在していることと無関係ではないのだろうが、それよりも「コロナ自警団」を恐れ、会社や近所、関係者に感染を知られたくないと考える人が多いことをうかがわせる。
記者は、5月に経路不明者が減らないのは「闇社会・二重就業も一因」ではないかと書いたが、現段階でアクセス数は約49,000件に達している。過去、マンションの記事でもこれほどアクセスが殺到したことはない。多くてせいぜい2万件くらいだ。「闇社会・二重就業」の記事は的外れでもなかったと確信している。
少ないとは言え、性別あるいは年齢不明の人も14人いるのは無視できない。これは自らの性別、年齢が分からないほど人事不省の状態に陥ったからだとは考えづらく、〝おとこおんな〟の問題でもないのは明らかだ。性別も年齢も公表しづらい社会のありようが問題だ。
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7~9月の全国自殺者がいずれも1,800人超となり前年同月を上回ったことから、一部には新型コロナと結びつける論調もみられる。いま一つ因果関係が明らかではないが、注視する必要はありそうだ。
令和2年度上半期 持家13.1万戸:分譲13.0万戸 14年ぶり逆転の可能性も 住宅着工
国土交通省は2020年9月の住宅着工戸数をまとめ発表。総戸数は70,186戸で、前年同月比9.9%減、15か月連続の減少。着工床面積は5,825千㎡で、前年同月比9.2%減、14か月連続の減少。季節調整済年率換算値では815千戸で、前月比0.5%減、2か月連続の減少。
利用関係別では、持家は22,337戸(前年同月比7.0%減、14か月連続の減少)、貸家は25,053戸(同14.8%減、25か月連続の減少)、分譲住宅は22,159戸(同7.8%減、11か月連続の減少)。分譲住宅の内訳はマンション11,970戸(同0.4%減、4か月連続の減少)、一戸建住宅10,036戸(同15.6%減、10か月連続の減少)。
首都圏マンションは7,721戸で前年同月比4.6%増加、都県別では東京都が4,729戸で同17.3%増、神奈川県が916戸で同39.9%減、埼玉県が954戸で同120.3%増、千葉県が1,122戸で19.5%減。
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注目したいのは持家と分譲住宅の戸数だ。数年前までは30万戸:20万戸くらいの比率だったのが、年を追うごとにその差はつまり、令和元年度は持家が約28.3万戸に対し、分譲住宅は約26.0万戸。わずか2.3万戸にまで縮小した。
今年度(4~9月)は持家約13.1万戸(前年同期比14.2%減):分譲住宅約13.0万戸(同8.9%減)とほとんど並んだ。減少幅を考えると年度末までに逆転する可能性が出てきた。逆転すれば、持家が約35.9万戸で分譲が約37.9万戸だった2006年度以来14年振りとなる。
家中まるごと抗ウイルス化 大和ハウス「抗ウイルス・きれい空気提案」開始
「抗ウイルス・きれい空気提案」イメージ
大和ハウスは10月29日、ニューノーマル時代を見据えた住まい提案第二弾「抗ウイルス・きれい空気提案」を11月1日から開始すると発表した。
「抗ウイルス」と「換気」に着目し、床や壁、天井、家具、カーテンにいたるまで家中まるごと抗ウイルス化する「吸着性光触媒コーティング」と、換気と空気清浄ができる「空気浄化e f(イーエフ・excellent fresh」を組み合わせたもの。
「吸着性光触媒コーティング」は、同社と奈良県立医科大学、一般社団法人MBTコンソーシアム、キャンディルがウイルスに対する99%以上の抑制効果を共同で検証・確認したコーティング材。ウイルスなどの有害物質を常時吸着する「アパタイト」と、光に反応する光触媒作用をもつ「二酸化チタン」を組み合わせた「アパタイト被覆二酸化チタン」が24時間働き分解し、太陽光や蛍光灯、LED照明などを当てることで、抗ウイルス効果を発揮する。 防カビや防汚、消臭にも効果を発揮する。
提案は沖縄を除く全国が対象。キャンペーンとして11月1日~2020年12月25日まで、戸建住宅の建物請負契約または戸建分譲住宅の売買契約を締結した顧客に「抗ウイルス・きれい空気提案」のうち「吸着性光触媒コーティング」を特別価格11万円(税込)で提供する。
URLは以下の通り。
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/antiviral/index.html
「アパタイト被覆二酸化チタン」イメージ
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先週は添付した記事の通り、日機装が開発した空間除菌消臭装置「深紫外線LED」とエキスパンド光触媒フィルターを「エアロテック-UV」に装備することでウイルスの除去、消臭とVOCの除去、アレルゲンの除去を可能にする三菱地所ホーム「新・エアロテック-UV」を取材したばかりだ。
専門的な知識がまったくない記者はよく分からないが、三菱地所ホームの「新・エアロテック-UV」と大和ハウス工業の「吸着性光触媒コーティング」「空気浄化e f(イーエフ・excellent fresh」を組み合わせたらどうなるのだろうか。
個人的には、麻薬探知犬のようにウイルスを見つけたらワンワンと警告音を発するとともに撃退するロボットを開発できないのかと思うがどうだろう。「吸着性光触媒コーティング」を衣服やマスクに塗りたくればどうなるのか。
三井不 ヒルトン最上級の日本初のホテル 日本橋一丁目中地区再開発に誘致
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」
三井不動産は10月27日、ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」の日本初となる「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結したと発表した。
2021年度工事着工予定の敷地面積約18,990㎡、延床面積約380,300㎡の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」におけるオフィス、商業店舗、サービスアパートメントなどの複合施設の39階~47階まで9フロアに展開。
60㎡以上のキングルーム含め全197室の客室に3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定。建物竣工は2025年度。
ポラスグループ 第2回おえかきコンクール 昨年の2.5倍の808点の応募 全作品を公開
越谷市長賞 四枝祥理さん「未来の巨大なキャンピングカーハウス」
ポラスグループは10月26日、未就学児を対象にした「第2回ポラスグループおえかきコンクール」(主催:ポラスグループ、後援:越谷市)の各賞を発表した。
今回のテーマは「住んでみたい夢の家・街」で、全国25都道府県73市区町村(埼玉県内12市町村420作品)から前回の328点を上回る808点(有効作品数804点)の応募があった。このうち「越谷市長賞」「審査員長賞」など225点を入賞作として選んだ。
10月に予定していた「表彰式」は新型コロナの感染拡大を防止するため中止したが、審査風景や受賞作品の動画を10月31日にポラスグループホームページに公開するほか、11月3日(午前10:00~午後5:00、最終日は午後2:00まで)まで応募があった全作品の展示会を越谷市中央市民会館で行う。
同社は審査員総評として①どの作品もクリエイティブで、大人の発想を上回る作品がたくさんあり、多様な感性を感じることができました②昨年より応募作品数が多く、応募エリアも広がり、結果として全体的に絵画のレベルが高まったように感じました③自由な発想で描かれた生き生きとした絵が多くありました。今後も色々なことに興味や関心を持って、絵に生かしてもらいたいと思いました-などの声を紹介した。
また、高橋努・越谷市長は「今年の市長賞につきましては、福岡県の四枝祥理さんの『未来の巨大なキャンピングカーハウス』を選ばせていただきました。四枝さんの作品は、全ての作品のなかで、大変夢の詰まった魅力的な家で、住んでみたい気持ちになりました」とコメントを寄せた。
中内晃次郎・ポラスクループ代表は、「今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、お子様にとっては我慢の生活が続いていると思いますが、このコンクールを通して子どもたちの創造力や表現力の成長に繋がればと願っております」と挨拶文で語っている。
審査風景
ポラス審査員賞 岩崎虹心さん「おはなのおうち」
◇ ◆ ◇
記者は一昨日、木住協の「作文コンクール」の記事を書いた。昨日はプロのアーティストの制作現場を公開する三菱地所のイベントを紹介した。そして本日は「おえかきコンクール」だ。「作文コンクール」の応募が激減しているのに暗澹たる気持ちになったが、「おえかきコンクール」が盛況なのに少し安堵した。審査員や高橋市長、中内代表がそれぞれコメントされている通り、みんな素晴らしいのだろうと思う。
プレス・リリースに紹介されている5作品の中では、4歳の四枝さんの作品が記者も一番好きだ。画面から飛び出しそうな迫力に圧倒される。色使いも抜群だ。ピカソが生きていたら激賞したはずだ。
もう一つ、ポラス審査員賞を受賞した5歳の岩崎虹心さんの「おはなのおうち」がまたいい。記者は画家・絹谷幸二氏の大ファンなのだが、絹谷氏も岩崎さんと同じようにいつも太陽や虹を描く。岩崎さん、ぜひ絹谷氏のアフレスコ絵画を観てほしい。才能が爆発するかもしれない。
ポラスグループの審査員は野村壮一郎氏と大湖正之氏とある。大湖氏は存じ上げないが(戸建ては見たことがあるかもしれないが)野村氏が手掛けた素晴らしい案件をたくさん見学している。建物をデザインするのも絵を観るのも同じだ。心が通じたようでとてもうれしい。
記者は子どもの才能を摘み取るのは、既成概念の檻の中に閉じ込めようとする、あるいはまた金銭こそが最上の価値であると決めつける、さらにまた劣情を催す八頭身の八方美人こそが美の殿堂に祭り上げる大人と社会のゆがんだものの見方にあると思っている。
その証拠を示そう。添付した油絵は小生の作品だ。小さいころから〝上手〟とおだてられたばかりに、大人に褒められる絵を描いてきた結果がこれだ。70歳を超えてもこの程度だ。絵画に専念していたら美術賞の一つや二つものにしたかもしれない。
だから、同社が分け隔てなく全作品の展示会を行うのも大賛成だ。入賞しなかった作品の中にこそダイヤモンドのようにきらりと輝く、人知を超えた真実の美がきっと存在する。
小生の6号の油絵(赤いのは林檎でも玉ねぎでもない。柘榴です)