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「THE YOKOHAMA FRONT」(ザ ヨコハマ フロント)

 相鉄不動産(事業比率50%)と東急(同)は1月26日、日本で初となる国家戦略住宅整備事業「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」(施設名称 THE YOKOHAMA FRONT/ザ ヨコハマ フロント)内のタワーマンション「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」(ザ ヨコハマ フロント タワー)のモデルルームを横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ内に2月下旬にオープンすると発表した。同日、メディア向け記者発表会・モデルルーム内覧会を行った。

 すでに高層階の住戸を中心とする第1期129戸を供給済みで、坪単価は717万円の高額ながら、ほとんど申し込み済み。記者が懸念した〝嫌悪施設〟が隣接することに対して、関係者は「減価要因にはまったくなっていない」と断言した。

 物件は、JR他横浜駅きた西口から徒歩3分、横浜市神奈川区鶴屋町1丁目の商業地域(建ぺい率75%、容積率850%)の敷地面積約6,687㎡に位置する43階建て全459戸(一般販売対象外住戸35戸含む)。第1期129戸の専有面積は55.48~161.62㎡、価格は1億630万~6億6,800万円。坪単価は717万円。施工は大林組。竣工予定は2024年3月。販売代理は東急リバブル、三井不動産レジデンシャル、東急ラフィア。ファサードデザインは光井純&アソシエーツ建築設計事務所。

 現地は、市のまちづくりガイドラインによって、地域の就業者や居住者の利便性を高め。賑わい機能を誘導するとともに多世代の交流を支援する機能や安全・安心をサポートする機能の集積を図るべき地域として指定されているエリアの一角。

 「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」は施行面積約0.8haで、2010年5月、再開発準備組合が設立され、2016年9月に都市計画決定。組合員は11名。事業コンサルタントとして松田平田設計、UG都市建築、東急設計コンサルタントが参画。2016年9月、全国第1号の国家戦略住宅整備事業に認定されている。

 建物は、2階部分に既設の歩行者デッキで駅と結ばれており、1階から4階は複合施設(4階にホテルロビー)、5階は住宅共用・ラウンジ(居住者専用ガーデン)、6階から10階がホテル、11階から12階がサービスアパートメント、13階以上が住宅ゾーン。

 共用施設としては、39階の「ベイビューラウンジ」のほか、5階にはラウンジ、ガーデン、パーティラウンジ、キッズスペース、ランドリー、ライブラリー、ワークプレイス、シガールーム、フィットネスルームなどを設置する。

 居住者サービスとして、横浜ベイシェラトンのレストランシェフの派遣、デリバリー、横浜高島屋の外商サービス、ジョイナスの提携サービスを用意している。

 専有部の主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井(スラブ厚260~330ミリ)、リビング天井高2700~3500ミリ、シーザーストーンキッチン天板、ディスポーザー、食洗機、グローエ水栓、食器棚、ミストサウナ、Low-Eガラス、良水工房など。

 記者発表会に臨んだ再開発組合理事長・中山久招氏は「準備組合を設立してから12年の歳月が流れた。事業を通じて地域の発展と駅周辺の賑わいの創出に貢献したい」と述べた。

 分譲事業について、相鉄不動産分譲事業部分譲事業センター課長・菅沼圭太氏は「当社と東急さん2社の集大成のプロジェクト。グローバルな視点でホテルライクな様々なサービスを提供する。第1期の購入者からは立地の希少性、複合開発の資産性・先進性、2社の安全・信頼のブランドが高い評価を頂いている」と話した。

 第1期の申込者の属性は、居住地は横浜が6割、東京都が3割、その他が1割。購入動機は実需が6割、2割が買い増し・セカンド利用、投資が2割。

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眺望

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 記者はつい最近まで、このようなプロジェクトがあることを全く知らなかった。横浜出身の同業の記者の方から見学会が行わることを聞いたとき、とっさに昨年末に見学した東京建物「Brillia Tower 堂島」と住友不動産「梅田ガーデンレジデンス」が思い出され、坪単価は700万円でも不思議でないと予想した。

 ところが、その記者の方から、「鶴屋町」は地元の人なら知らない人はいない歓楽街で、物件の目の前には「ソープランド」=「嫌悪施設」があると知らされた。さらにまた、別の取材でやはり横浜出身のマンション販売担当者にそのことを話したら、その方も眉をしかめた。

 その時点で、予想単価を大幅に下方修正した。「歌舞伎町」「黄金町」と同じだったら坪単価600万円でも高いと。

 この嫌悪施設について少し補足する。嫌悪施設の定義はなく、不動産の広告規制を行っている不動産取引公正協議会も嫌悪施設の有無について広告に表示することを義務付けていないし、宅建業法の重要事項説明項目には嫌悪施設の項目はない。ただ、購入者に嫌悪施設があることを知らせなかったケースで、民事裁判で訴えられた不動産会社が敗訴した判例もあり、行政も不動産会社には嫌悪施設の有無を告知するよう指導しているようだ。(嫌悪施設について説明している不動産流通促進センターの記事を添付する)

 記者はこのことが頭にあったので、はぐらかされることを承知の上で菅沼氏にストレートにその対応と、仮に嫌悪施設が減価要因になるとすればいくらくらいかと質問した。

 菅沼氏は「重説に盛り込んでいるが、嫌悪施設が減価要因には全くなっていない」と断言した。

 疑り深い記者は現地を確認した。確かに「ソープランド〇〇」がマンションの敷地の裏側(西側)に存在した。とてもクラシックな歴史を感じさせる3階建てで、派手な呼び込み広告看板などはなく、老いぼれ記者の生き写しそのものの侘しい佇まいに拍子抜けした。小さな窓から若い女性が手を振る気配はまるでなく、手摺には全て赤さびが浮き出ていた。「男性スタッフ急募」の張り紙が張ってあった。

 これで菅沼氏の言葉に嘘がないことを確信した。さらに言えば、「心理的瑕疵」のガイドラインもできたことだ。「嫌悪施設」についても国土交通省ははっきりした見解を示すべきだ。施設側から見たらマンションこそが「嫌悪施設」になることもありうる。〝なんでもあり〟の用途指定をしておきながら、現実はそうなっていない。

 しかし、問題は簡単ではない。記者発表の後で、どこかの女性記者に「嫌悪施設って何ですか」と聞かれた。仕方なく「ソープランドです」と答えた。また別の女性記者はこう話した。「私にも子どもがいますから…でも、買えるなら買いたい」と。

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ベイビューラウンジ

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ライブラリーサロン

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 嫌悪施設について長々と書いたが、この問題が氷解した。坪単価予想は700万円に再び上方修正する。650万円の「堂島」、600万円超の「梅田」との単純比較はできないにしろ、「横浜」と「大阪」を比較したらやはり「横浜」に軍配を記者は挙げる(「大阪」では〝負けたらいかんぞ、東京に〟と発破をかけたが)。2期以降の価格は未定で、常識的には600万円台の半ばだろうが、坪700万円台に乗っても記者は驚かない。

 根拠を示せと言われても困るが、物件の基本性能・設備仕様レベルは極めて高い。一つひとつ紹介する余裕はないが、鈴木ふじゑ氏と門井鮎美氏がモデルルームのコーディネートを担当している161㎡の「PREMIUM」は間違いなく富裕層の心を捉えるはずだ。

 もう一つ、91㎡の「SUPERIOR」を担当しているJun SAKAGUCHI氏と、55㎡の「SUPERIOR」を担当している三井デザインテックの辻瑠衣氏のデザインがよく、設備仕様レベルは都内の坪単価500万円クラスよりはるかに高いと断言できる。

 菅沼氏は「物件エントリーは1日100組のペース」と語った。分譲開始まで数千件に達するのではないか。

 モデルルーム会場になっている「横浜ベイシェラトン」の宴会場の広さは500~600坪とか。この前オープンした住友不動産「汐留」は710坪なので広さは負けるが、グレードは負けない。ホテルに聞いたら、850㎡の宴会場は会議用で2時間100万円だそうだ。

Four Seasonsとの複合 東建「堂島」第1期1・2次185戸 平均4.6倍で完売(2021/12/17)

〝どう見ても美しい〟大阪の市場を変える 東京建物「堂島」は坪単価650万円(2021/11/25)

「心理的瑕疵」「嫌悪施設」とは何か 釈然としない国交省「死の告知ガイドライン」(2021/10/10)

 


 

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 性別・年代別では20代の女性が最多-東京都の新型コロナ感染者に〝異変〟が起きている。これまでほぼ一貫して最多だった20代男性に代わって20代女性が7日連続して最多となるなど〝玉座〟の位置を占めている。

124日現在、性別・年代が不明の20人を除いた都の累計新型コロナ感染者471,650人の男女比は男性55.4%:女性44.6%と男性の感染比率が10ポイント近く上回っている。年代別でも、20代は男性52.7%:女性47.3%となるなど、女性の人口比率が高い70歳以上を除いては全ての年代で男性の感染比率は女性を上回っている。

ところが、今年118日に20代女性の感染者が810人となり、男性の801人を上回り、すべての性別・年代別で最多となると、その後24日までの7日間は全て20代女性が最多で、7日間の20代の男女比は男性48.9%:女性51.1%と逆転した。他の年代では、70歳以上の高齢者を除き、他の年代では男性の感染者数が上回っている。

どうしてこのような現象が起きているのかは不明。〝密〟が避けられない就業形態の職業が多いためか、感染しても重症化しないと判断している若い女性が多いためか。

これまでの5波の感染減少の局面で20代女性のほうが20代男性を上回ったことがあるように、ピークアウトの時期が近付いている予兆であればいいのだが…。今のところその傾向をうかがわせる傾向はデータからは見てとれない。

参考までに昨年8月の感染拡大期の20代の男女感染者のグラフを示したので、比較していただきたい。

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「クレヴィア大泉学園」

 伊藤忠都市開発が3月に分譲する予定の「クレヴィア大泉学園」のモデルルームを見学した。常設の「ギャラリークレヴィア新宿」内に1月8日にオープンしたもので、1月16日現在、913件の反響を呼んでいる。坪単価は300~350万円の予定でかなりレンジ幅はあるが、基本性能・設備仕様レベルは高い。

 物件は、西武池袋線大泉学園駅から徒歩7分、練馬区東大泉1丁目の第一種中高層住居専用地域に位置する5階建て全68戸。専有面積は45.56~102.12㎡、価格は未定だが、坪単価は300~350万円になる模様。竣工予定は2023年3月下旬。売主は同社のほか日鉄興和不動産。設計・監理は三輪設計。施工は谷津建設。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 現地は、敷地西側と東側の2方に接道。建物は西向きが中心の34戸のA棟、南向き20戸のB棟、東向き14戸の3棟構成。主な基本性能・設備仕様は二重床・二重天井、リビング天井高2400~2450ミリ、扁平梁、ディスポーザー、食洗機、フィオレストーンキッチン天板、グローエ水栓、ユーティリティシンク、床暖房、ミストサウナ、Low-Eガラス、サッシ高2150ミリなど。

 1階共用部にワークスペースを備えたコミュニティラウンジや中庭を設けたほか、外出先から空調・家電などをスマートフォンで操作できるIoT設備を全戸に導入しているのが特徴。

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コミュニティラウンジ

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 まずは、オミクロンが猛威をふるっているにもかかわらず見学をセットしていただいた同社広報担当と、物件の説明をしていただいた同社都市住宅本部都市事業第一部(兼)リノベーションチーム・瀬谷匠氏、伊藤忠ハウジング販売営業第2部販売営業第6課長補佐・西水祐雄氏にお礼申し上げる。

 この物件についてはプレス・リリースが発表されており、そのままコピペすることもできたのだが、それでは記者の役割は果たせない。言うまでもないことだが、企業が伝えたいことと記者が知りたいこと、読者に伝えたいことは微妙に異なるからだ。記者の仕事で大事なのは住宅購入希望者の視点からものを見る目だ。これまで何度も書いてきた。この視点がいまの業界紙記者に欠けている。マンションの質が落ちているのはメディアの責任でもある。

 さて、見学して小生がとても新鮮に映ったのはIoT設備だ。スマホ一つで外出先からふろの湯を沸かしたりエアコンなどを作動させたりすることは三菱地所レジデンスの取材などで知っているが、室内の映像を確認するカメラがあることは知らなかった。同社はそれを購入者にプレゼントするそうだ。

 驚いたのは、「ダメ、待て、お座り」などと呼び掛けることができることだ。ただ、これは夫婦間では具合が悪い。かみさんが留守のときこっそり酒を飲もうと冷蔵庫を開けたとたん、そんな叱声を浴びせかけられたらたまったものではない。奥さんだって夫のいない間に肌もあらわに化粧に夢中になっている姿など覗かれたくないはずだ。間違いなく不仲の原因になる。しかし、ペットや介護にはこれは使える。同社もそのようなシーンを想定している。

 防犯カメラもセットすることができる。暴漢が闖入しようものなら警報ブザーがけたたましく鳴り、一発で痴漢を撃退できる銃や火災を予知する機器も開発されるのではないか。

 西水氏の説明も堂に入っていた。キッチンパネルは樹脂とホーローが選べることのほかに、スパイスラックはコンロの左端とシンクとの間に2か所ついていることの便利さについて身振り手振りで説明した。びっくりしたので聞いてみたら、西水氏(45)は冷蔵庫の残り物などを使って料理するのが好きで、トンポーローが十八番とか。

 上段で書いた設備機器は、坪300~350万円の物件では間違いなくトップレベルだろう。沿線には人気になっている三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス石神井公園テラス」86戸(坪単価360万円)などもあるが、互角に戦えるはずだ。

 二人の説明を聞きながら、同社のものづくりのDNAは全然退行していないどころか、どんどん進化していることを確認できた。瀬谷氏も建築費が上昇しているからといって、必要な設備仕様を落とすようなことはしないと話した。西水氏も「タオル掛けがないマンションなど想像がつかない」と語った。同じ沿線で分譲して人気になった「中村橋」と「練馬」の記事も添付する。一緒に読んでいただきたい。 

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室内の様子を写すカメラ(左)とスマホに映し出される室内の様子

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室内の温度なども自動でセットできる

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2か所にあるスパイスラック(この便利さは調理をしないと分からない)

スマホ一つで住設機器・家電など操作・ 管理 三菱地所 スマートホームサービス開始(2021/11/4)

1階は花屋 坪270万円は安い 伊藤忠都市開発「クレヴィア練馬中村橋」(2015/1/25)

プロの見学目立つ「土間収納」付き 伊藤忠都市開発「クレヴィア練馬」(2011/9/30)

野村不「プラウドタワー大泉学園」竣工 現金購入33%、買い増し46%(2015/4/14)

 積水ハウスは121日、人事異動・機構改革を発表。秘書部傘下から独立させた取締役室長にコミュニケーションデザイン部 CXデザイン室の井上美穂氏が就任する。21日付。

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 リリースは9ページにも及ぶもので、飛ばし飛ばし読んでいったら井上美穂氏の名前にたどりついた。とても嬉しくなった。

 井上氏とは広報を担当されていた時代からだからもう〇年もお世話になっている。取材申し込みにはすぐに対応していただいた。ヒントもたくさんもらった。記者が馬鹿なことを言うと、やんわりとだがたしなめられることもしばしばで、よくリードしていただいた。

 取締役室がどのような部署なのか分からないが、機会があったら聞いてみたい。

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「Torch Tower」完成予想図

 三菱地所は1月13日、東京駅日本橋口前の日本最高層の「Torch Tower」の地上高さ約300mのフロアに約50戸(70㎡台~400㎡台)の賃貸マンションを導入すると発表した。

 大手町・丸の内・有楽町エリアでは初めての賃貸レジデンスとなり、東京駅前かつ東京駅・大手町駅直結という高い利便性、日本最高層クラスの圧倒的 な眺望、高層部に導入するスーパーラグジュアリーホテルとのサービス連携、足元の約2.0haの屋外空間や複合機能集積により、TOKYO TORCHでしか味わえないエクスクルーシブな超都心住機能を提供するとしている。

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 読者の皆さんもそうだろう。一番関心があるのは賃料がいったいいくらになるかだ。記者にもプレス・リリースが届いたが、ただコピペするだけでは意味がないとそのままにしていたが、思い切って賃料を予想することにした。記事化に当たっては、同社広報に「ヒントになる情報提供を」とお願いしたのだが、「賃料については全くの未定」としか返ってこなかった。

 なので、以下の記事は同社とは全く関係なく、競馬予想と同じくらいの価値もない記事のつもりで読んでいただきたい。予想が外れたからといって責任を取れと言われても困るし、〝あのバカが〟と笑って済ませていただきたい(いま小生はドストエフスキーの「白痴」=「馬鹿」に挑戦している)。

 なにしろ竣工予定は5年も先の2027年だし、大・丸・有エリアで初の賃貸だ。予想は至難を極める。ただ、これが分譲マンションだったら、そこそこ的中させる自信はある。それなりの実績もある。

 「HARUMI FLAG」だ。7年前、都がオリンピック選手村となった用地を事業者に売却した時点で坪単価は250万円と大胆予想した。その後、「週刊文春」が2019年、「日本不動産研究所の『調査報告書』をもとに不動産鑑定士らの手を借りて分析した結果、当初分譲1㎡当たり単価は74万円(坪単価244万円)であった」と報じた。真偽のほどはともかく坪250万円と差額はわずか6万円だ。

 三菱地所レジデンスが2013年に分譲したフラッグ・シップマンション「ザ・パークハウス グラン千鳥ヶ淵」の坪単価800万円もズバリ的中させているし、「六本木ヒルズ」の地権者住戸が分譲されれば坪1,000万円と予想したが、ほぼその通りになったはずだ。

マンションだけではない。東京ミッドタウンの用地(元防衛庁施設跡地)を2001年に三井不動産など6社が1,850億円で落札したが、記者はその半年前に「落札価格は1,800億円」と予測記事を書いた。

 さて、では「Torch Tower」に分譲マンションを導入したらいくらになるか。地価公示で一番高いのは中央区銀座4丁目「鳩居堂」の坪1億7,688万円(2021年)だが、記者は利便性と居住性を兼ね備えた日本一のマンション適地は「東京駅」だと思っている。JRは容積を周辺ビルに売却したが、駅上にマンションを建てたら坪単価は最低で3,000万円、ひょっとしたら坪5,000万円でも売れるのではないかと考えている。駅前の「丸ビル」も同じ評価だ。(東京駅周辺の居住環境としての最大の難点は図書館がないこと。どこかの再開発ビルが誘致すべき)

 「東京駅」より「Torch Tower」はやや割引だが、足元の約2.0haの屋外空間は価値がある。よって坪単価は価格時点で2,000万円と評価する。(もっと高いか)

 賃貸の利回りを3.5%とすると、2,000万円×3.5%=70万円/坪が年間家賃。月額で坪5.8万円だ。70㎡換算で約124万円となる。最大400㎡だと月額家賃は約703万円。もちろん、社会経済状況次第では坪6万円もありうるし、「Torch」=トイチに合わせた110万円(70㎡)もありうると見た。

 この賃料水準は〝日本一〟のはずで、かなりいい線ではないかと思う。申し込みが殺到するのではないか。周辺には名だたるラグジュアリーホテルがたくさんあり、サービスアパートメントもあるが、居住の自由度、たとえばペット飼育などホテルでは禁止されていることも可能なはずで、それらと十分勝負になる。

 参考となる賃貸マンションは皆無ではない。三井不動産の全54室の「パークアクシスプレミア日本橋室町」だ。賃料は40万~160万円(54~140㎡)=2014年発表当時。天井高は最大3m、家具付きモデルやナラ材の突板を用いたナグリ仕上げの空間提案もあった。賃料単価は「ミッドタウン六本木」と同じくらいだった。

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「パークアクシスプレミア日本橋室町」が入居する「室町古河三井ビル」

三井不動産 ビルも賃貸も億ション並み「和」盛り込んだ「日本橋再生」(2014/1/29)

「晴海」坪250万円予想の根拠 「週刊文春」も裏付け 当初単価は244万円と報道(2019/5/10)

皇居が一望できる唯一無二の地所レジ「千鳥ケ淵」(2013/8/5)

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「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」

 大和ハウス工業は1月20日、研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が米国のGreen Business Certification Inc.TM(GBCI社)による3つの国際的な環境認証「LEED®」、「WELL®」、「SITES®」を日本で初めて同時取得したと発表した。これにより、同施設は国内認証の「BELS」(省エネルギー)と「JHEP」(生物多様性)と合わせて5つの認証を取得したことになる。

 施設は、奈良県奈良市西九条町4丁目に位置する敷地面積約18,251㎡、4階建て延べ床面積約17,048㎡。開所は2021年10月1日。

 同規模の一般建築と比較して一次エネルギー消費量を63%削減できる省エネルギー性能を備えており、利用者の心身の健康増進や快適性の向上を図っているほか、敷地南側の外構「万葉の庭」を中心に約60種の「万葉植物(万葉集で詠まれている植物)」を植栽し生態系の再生などSDGsの達成につながる様々な取り組みを設計に採用している。

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 約60種の「万葉植物」を植栽しているとか。いいね。コロナが落ち着いたら見学取材を申し込もうか。⼗津川村復興公営住宅も見学したい。

 我妹子が 植えし梅の木 見るごとに 心咽せつつ 涙し流る 大伴旅人

 あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守りは見ずや 君が袖振る 額田王 

 道の辺の 草深百合の 花笑みに 笑みしがからに 妻といふべしや 詠み人知らず (道の辺の繁みに咲く百合の花のように、ちょっと微笑みかけたからといって、妻と決めてかからないでくださいよ-という意味らしい)
 

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これほどの差もある年少者と高齢者の感染者

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 新型コロナ感染拡大が止まらない。1月18日の東京都の感染者は5,185人となり、先週火曜日の約5.4倍に達し、昨年8月21日の5,247人以来5か月ぶりの5,000人台を記録した。直近10日間の年齢別感染者の推移を表とグラフに示した。

 10日間の感染者数は約3万人となっており、年代別では20代が最多の約1.1万人で、以下、30代の約5.2千人、40代の約3.8千人、10代の約3.7千人の順。20~30代が全体の53.4%と過半を占めている。

 目立つのは10歳未満と10代の増加だ。1月9日比で18日の感染者数は4.2倍なのに対し、10歳未満は9.4倍、10代は7.7倍となっており、6.6倍の60代、4.8倍の50代、4.3倍の40代を上回っている。

 また、18日の性別感染者は、10歳未満の男性225人(過去最多は昨年8月26日の172人)、10歳未満女性の181人(同8月21日の177人)、10代男性の393人(同8月19日の284人)、10代女性の376人(同8月13日の276人)を上回り、過去最多となった。(注)

 70歳以上の10日間の感染者は約1.1千人で、10日間の増加率は3.7倍となっている。

 (注)東京都は昨年10月29日、各保健所から都に報告される感染者について、昨年4月2日から10月2日までの感染者を4,512人追加し、447人を削除しているが、上記の数値は追加・削除する前の数値を示したので、正確ではない可能性もある。

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 何とか一人でも感染を防げないかと、東京都が発表する「感染最新動向」データから性別・年代別感染者を毎日のようにエクセルに落とし込み記事にしている。結構読まれているようだが、感染防止にどれほどの効果があるのかさっぱり分からない。

 コロナが老若男女を問わず襲い掛かるのであれば、どうして20代が突出して多いのか。年代別グラフは20代を頂点とするピラミッド系になるのか。

 若い人ほど三密を避けられない就労環境にあるのは容易に想像できるが、感染源の多くは職場や飲食・飲酒なのか。一口に飲食・飲酒といってもいろいろな形態がある。

 この10日間でいえば10歳未満と10代が激増しているのはなぜか。ワクチンを接種していない年少者が多く、家庭内感染や保育園・幼稚園・学校・学童・習い事などからの感染もあるからだろうが、それだけか。

 そしてついに、都のコロナ感染者は18日現在、累計411,573人、人口比にして3.0%に達した。保健所業務がひっ迫しているからだろうか、感染拡大を防止する有力な手掛かりとされる積極的疫学調査も十分ではないようで、都の感染経路不明率は18日時点で60.2%になっている。

 もどかしい。今流行しているオミクロン株の発生源が南アフリカというのであれば、飛行機・電車・バス・タクシーなどの公共交通移動手段による感染リスクはどれほどあるのか。保健所だけに頼らず民間のデータ収集・分析技術を導入すれば、感染拡大防止に有効な情報をタイムリーに発信できるのではないか。どれだけの効果があったのか知らないが、アベノマスクには260億円(国民一人当たり200円強か)の国費が投じられたではないか。

 政府は、先に適用した広島県、山口県、沖縄県の3県に対するまん延防止等重点措置に続き13都県にも適用するようだが、オミクロンは海を越え山を越え瞬く間に世界に広がったではないか。エビのように反り返って大陸にしがみつき、虫眼鏡でしか確認できない小島の領有権をめぐって小競り合いを続けている小国のわが国で、飲食業の営業時間の短縮や酒類の提供自粛で感染を抑えることができるのか。焼け石に水ではないか。記者は文字通り「自衛」するしかないと考えている。

 先日、新宿のビルに立ち寄ったら、喫煙室前には蟻のような行列ができていた。仕方なく、取材がある渋谷まで我慢し、タバコが吸えるホテルでワインを1杯飲んだら1,500円かかった。

 いい加減にしてほしい。そこで記者の提案だ。公園や道路を開放し、三密にならない飲食業の屋台などを認め、喫煙・飲酒も可能にしてはどうか。路上飲みのどこがいけないのか。寒さに耐えられるかどうかだろうが、独り酒ならうつすこともうつされることもないはずだ。

 東栄住宅創業者で飯田グループホールディングス元取締役副会長の佐々野俊彦氏が17日、肺がんのため死去したと業界紙が伝えた。享年74歳。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、東栄住宅として「お別れの会」を執り行う予定だが、日時・場所などの詳細は未定。

           

ショックだ。訃報を聞いて、佐々野さんと初めてお会いしたバブル崩壊後の平成4年(1992年)のインタビューの光景がまざまざと蘇った。

当時は大手中小を問わず、不動産会社が連日のようにバタバタと倒れていた。不動産氷河期に突入したときだった。ところが、多摩エリアを本拠とする東栄住宅がV字回復しているという噂を聞きつけたので、取材を申し込んだ。

本業の建売住宅以外には手を出さず、バブル崩壊後は在庫処分を一挙に進め、資金回転を速めたのが奏功したというのがV字回復の理由だと佐々野さんは話された。金融機関も同社を見放さなかった。奇跡は起きるものだとつくづく思った。

その後、同社は価格最優先の業界とは一線を画し、土地・建物面積を最低限確保するとともに、大規模開発など街づくりも積極的に展開、業績を伸ばした。平成7年(1995年)、業績が悪化していた飯田建設工業が同社などの株式を売却したのに伴い資本関係を解消。平成11年(1999年)、株式の店頭公開を行い、平成14年(2002年)、東証1部に指定替えとなった。

同社はまた、平成9年(1997年)から19年(2007年)までRBA野球大会に参加し、佐々野さんは何度も応援のため神宮外苑野球場に姿を見せた。その都度歓談したのが忘れられない。

平成25年(2013年)、同社など6社が経営統合し飯田グループホールディングスを設立してからはほとんどお会いしたことがない。

合掌

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「ATLAS GALLERY SHIBUYA」受付

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 旭化成不動産レジデンスは117日、渋谷マークシティ内に18日にオープンしたマンションブランド「ATLAS」の新コンセプトが体感できる「ATLAS GALLERY SHIBUYA」をメディアに公開した。モデルルームは2つで、坪単価500万円台を想定した「Superior」はともかく、坪単価800万円以上の高額物件に対応した「Premium」は同業他社も含めてトップレベルだ。

開設したのは、京王井の頭線渋谷駅改札上に位置する渋谷マークシティWEST11階で、広さは全体で約160坪。「Superior」「Premium」の2つのモデルルームのほか、アロマの香りが漂う「Corridor」、アーティスト・野口真理氏のガラスアートを配した「Foyer」、商談個室「Meeting Room10室、事務所など。

新しい「ATLAS」を立ち上げるに当たっては、社内ヒアリングをおこない、「入居者に対する発信力」「課題は(JVの際)頭(=トップシェアという意味か)を取らないと名前が付かない」「現状のアトラスは上質感がない」などの声が上がったとした一方で、販売会社に対するヒアリングでは「マンション建て替えナンバーワンの実績がある」「地権者の声をよく聞き粘り強く事業を進めている」「将来のリフォームにも対応している」などと評価されたとしている。

新ブランドロゴは、これまでのゴシック体の「ATLAS」はフォルムの弱さや文字間のバラツキにより印象に残らないことなどから、明朝体のクラシカルな「ATLAS」に変更。ブランドメッセージは「こころ躍る、上質。」とした。

冒頭、同社取締役経営戦略部長・加藤宣広氏は、これまで取り組んできた等価交換132件、マンション建て替え42件、法定再開発27件の実績を紹介し、中でも建て替えは国土交通省が把握している295件のうち同社が最多で、都心物件を中心にSDGs11番目の都市再生にも貢献してきたと語り、「他社の総合ギャラリーを見学したが、当社は敢えてリアルにこだわり、五感に訴えるギャラリーとした」と話した。

販売を開始した「アトラスタワー白金レジデンシャル」(96)は坪単価660万円、間もなく販売を開始する「アトラス青山レジデンシャル」(61戸)は坪単価650万円前後、「アトラス恵比寿景丘」(57戸)は坪単価680万円前後となる見込みであることも明らかにした。

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コリドー

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Foyer

       ◆     ◇

 見学会は午後4時から。先週取材した見学会の報道陣は、大和ハウス工業「空中タッチインターホン」が約40名、三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ」が約20名だった。住友不動産の「総合マンションギャラリー新橋館」の広さは圧巻の710坪だった。「ATLAS GALLERY SHIBUYA」はどうかと胸をときめかせながら参加した。

 会見途中で流されたCMは人間の肉声にもっとも近い音域を持つチェロのパッヘルベルのカノン変奏曲とかで、チェリストは崎元蘭奈さん。これはなかなかいいと思ったのだが、ギャラリーの広さは〝惨敗〟だ。加藤氏が紹介した「名前が付かない」「上質感がない」などのあからさまな自己批判を覆すことなどできるのかと不安も募った。

 最初に見学したモデルルーム「Superior」は〝並〟で、失望感はさらに大きくなった。ところが「Premium」を見たとたん、不安・失望は雲散霧消、期待感が一挙に広がった。〝これはいい〟と。

 モデルルームは、案内担当の一級建築士で同社営業本部再開発営業部企画グループグループ長・和田悠氏自ら関わったもので、記者は約8畳大の独立型キッチンにほれ込んだ。アイランド、対面、ペニンシュラ(同社もこれが多いが)も悪くはないが、独立型がもっともいいのは言うまでもない。来客があったときなど、てんてこ舞いの台所など見せたくない。誰が見ていようときっちり調理をこなせるのはプロしかいない。

 さらに驚いたのは、全体の端正できりりとしたデザインだ。天井高は浴室も含めて全て2400ミリで統一。建具・家具類もその高さに合わせている。織り上げ天井は派手ではなく抑制気味で、多用しているアッパーライトの間接照明が実によく馴染んでいる。

 天井高について補足するが、低く感じるのはリビング天井高と廊下・キッチン、トイレ、サッシなどの高さがまちまちで、柱・梁型もあるので全体としてバランスが悪いからだ。全体を同じにすればその低さはあまり感じられない。

 設備仕様レベルも一級品だ。BOSCHMieleHANSGROHEのほか、ドアノブはCOLOMBOだ。(このほかも確認したかったのだが時間がなかった。他の方は分からないが、約30分に2つのモデルルーム見学は短すぎる

和田氏に「社長さんは見学されたのか」と質問したら、ややあって「『こころ躍る』と話された」と返ってきた。

ハスウメーカー担当の記者の方にも〝毒〟をまた一発。マンション事業にはデベロッパーとハスウメーカーの垣根などないのに、皆さんはデベロッパーのマンションを全然取材しない。木を見て森を見ないのと一緒だ。今回の同社のモデルルームがいいのか悪いのか、判断などできないだろう

一つ肝心なことを書き忘れた。紹介された「白金」「青山」「恵比寿景丘」は現地を見ていないが、価格は安すぎないか。

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ブランドキービジュアル

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Premium」リビング

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Premium」キッチン

 

 

 

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「グラディス千葉駅前」

 マリモが1月29日、千葉駅前の再開発マンション「グラディス千葉駅前」のモデルルームをオープンする。14日、準備中の販売事務所を訪ねた。千葉駅から徒歩3分圏では実に20年ぶりの新規物件であり、いったいいくらになるか興味津々だ。販売担当者は「競合物件もありますので、坪単価は300万円を切りたいのですが…」と語っている。

 再開発事業者は、新千葉2・3地区市街地再開発組合(事業名称:新千葉2・3地区第一種市街地再開発事業)で施行面積は約0.3ha。9階建てN棟(ワンルームマンション)と、同社のマンションS棟で構成されており、施行期間は令和2年度~令和5年度。総事業費は約47億円。同社は参加組合員として事業に参画している。

 S棟の「グラディス千葉駅前」は、JR千葉駅西口から徒歩2分、千葉市中央区新千葉二丁目に位置する15階建て87戸(販売戸数79戸)。専有面積58.59~113.85㎡、価格は未定。1階は商業施設、2階は駐輪場と千葉市の防災備蓄倉庫、住戸は3階以上で南西向き・西向き。完成予定は2023年1月末日。設計・監理・施工は奥村組。

 マンションギャラリー所長で同社マンション事業部おもてなし課・中村巡洋氏は、「『グラディス』は当社の最上位のブランド。施工の奥村組さんは、わたしも担当した『昭和記念公園』と同じ。直床ですが、リビング天井高は2480~2600ミリ、食洗機、床暖房、ソフトクローズ引き戸、タンクレストイレ、浴室タオル掛けのほか、玄関には姿見を標準装備します。設備仕様レベルは競合物件に負けないはず」と語っている。

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エントランス

◇       ◆     ◇

 記者がもっとも注目しているのは価格・坪単価がいくらになるかだ。首都圏の県都では横浜は坪単価500万円を突破し、浦和、大宮も坪400万円を突破しているのに、千葉駅圏はこれまで坪300万円以上はなく、県下でも坪300万円を突破しているのは浦安市、市川市、船橋市の一部しかない。

 千葉駅から徒歩2分なら坪300万円を突破しても不思議ではないが、中村氏は競合物件を意識してか詳細は語らなかった。競合物件とは、駅東側の千葉パルコ跡地の新日本建設・中央日本土地建物・あなぶきホームライフ・長谷工コーポレーション・東方地所の5社JV再開発「エクセレント ザ タワー」(397戸)だ。この物件の値付けがカギを握っている。

 「エクセレント ザ タワー」はJR千葉駅から徒歩9分、千葉都市モノレール葭川公園駅から徒歩2分の31階建て全397戸。専有面積は32.44~101.54㎡。価格は未定。竣工予定は2023年12月中旬。施工は新日本建設、長谷工コーポレーション。

 こちらは、千葉駅からはややあるが、三井ガーデンホテル、中央公園、43階建て「千葉セントラルタワー」(436戸)が近接。市の一等地でもある。しかし、関係者によると早期完売を狙っているようで、価格は坪300万円を割り、坪280万円くらいに抑えられそうだ。

 記者の記憶は確かでないのだが、「千葉セントラルタワー」はオリックス不動産・ニチモが売主で、2006年に分譲開始された。最高に素晴らしいマンションだった。坪単価は200万円を割っていたにも関わらず、高額住戸が完売するまで数年かかった。「エクセレント ザ タワー」関係者もこの悪夢から抜け出せないのかもしれない。(記事参照)

 となると、マリモも強気な価格設定は難しくなる…千葉の価格が低いのは、デベロッパー同士が〝価格優先〟の足の引っ張り合いをしているからと言ったら怒られるか。マンションの壁は薄くなり、天井も低くなる一方なのに、坪300万円の壁は厚い。

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現地

平均74㎡、競合物件意識した商品企画 マリモ・小田急不の駅前再開発「厚木」(2021/11/3)

平均75㎡ レベル高いマリモ「昭和記念公園」4カ月で半分以上の90戸超成約済み(2021/1/13)

即完条件揃った「CHIBA CENTRAL TOWER」だが(2006/9/13)

 

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