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12月27日感染者.png
性別・年代不明は除く

6月25日以降感染者.png
12月24日現在

 東京都は12月27日、新型コロナ感染者は先週火曜日の20,513人から1,550増の22,063人と発表した。年代別の最多は40代の3,863人。累計感染者は3,923,593人、累計死亡者は前日より21人増の6,685人。

日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 週間合計
7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 週間合計
31,541 21,958 30,842 38,940 35,339 37,767 30,970 227,357
8月7日 8月8日 8月9日 8月10日 8月11日 8月12日 8月13日 週間合計
26,313 17,884 29,115 34,243 31,247 20,401 23,773 182,976
8月14日 8月15日 8月16日 8月17日 8月18日 8月19日 8月20日 週間合計
22,740 23,135 23,511 29,416 27,453 27,676 25,277 179,208
8月21日 8月22日 8月23日 8月24日 8月25日 8月26日 8月27日 週間合計
24,780 15,085 21,770 25,444 23,129 18,423 17,126 145,757
8月28日 8月29日 8月30日 8月31日 9月1日 9月2日 9月3日 週間合計
15,834 9,880 14,219 15,428 14,451 12,413 12,561 94,786
9月4日 9月5日 9月6日 9月7日 9月8日 9月9日 9月10日 週間合計
9,635 7,296 9,486 13,568 10,640 9,240 9,988 69,853
9月11日 9月12日 9月13日 9月14日 9月15日 9月16日 9月17日 週間合計
7,750 5,654 8,855 10,593 8,825 8,636 8,018 58,331
9月18日 9月19日 9月20日 9月21日 9月22日 9月23日 9月24日 週間合計
8,077 4,069 3,794 7,059 8,850 7,559 4,855 44,263
9月25日 9月26日 9月27日 9月28日 9月29日 9月30日 10月1日 週間合計
5,621 6,315 5,247 5,327 5,032 4,558 3,834 35,934
10月2日 10月3日 10月4日 10月5日 10月6日 10月7日 10月8日 週間合計
2,922 1,673 4,310 4,067 3,580 3,016 2,605 22,173
10月9日 10月10日 10月11日 10月12日 10月13日 10月14日 10月15日 週間合計
2,242 1,372 1,504 4,790 4,338 3,495 3,239 20,980
10月16日 10月17日 10月18日 10月19日 10月20日 10月21日 10月22日 週間合計
2,714 1,588 4,213 4,204 3,489 2,840 3,231 22,279
10月23日 10月24日 10月25日 10月26日 10月27日 10月28日 10月29日 週間合計
2,805 1,735 4,702 4,347 3,941 3,520 4,121 25,171
10月30日 10月31日 11月1日 11月2日 11月3日 11月4日 11月5日 週間合計
3,687 2,019 6,520 6,346 6,686 3,090 7,967 36,315
11月6日 11月7日 11月8日 11月9日 11月10日 11月11日 11月12日 週間合計
6,264 3,489 8,665 9,012 7,969 7,899 8,021 51,319
11月13日 11月14日 11月15日 11月16日 11月17日 11月18日 11月19日 週間合計
6,922 4,025 11,196 10,114 9,755 8,292 9,457 59,761
11月20日 11月21日 11月22日 11月23日 11月24日 11月25日 11月26日 週間合計
7,777 4,619 12,758 12,850 5,639 12,938 13,569 70,150
11月27日 11月28日 11月29日 11月30日 12月1日 12月2日 12月3日 週間合計
10,346 5,767 14,680 14,399 12,332 11,244 13,321 82,089
12月4日 12月5日 12月6日 12月7日 12月8日 12月9日 12月10日 週間合計
10,454
5,388 15,501 14,946 14,104 13,556 14,558 88,507
12月11日 12月12日 12月13日 12月14日 12月15日 12月16日 12月17日 週間合計
12,163 7,044 19,800 18,812 17,687 16,273 17,020 108,799
12月18日 12月19日 12月20日 12月21日 12月22日 12月23日 12月24日 週間合計
13,646 7,949 20,513 21,186 18,820 17,332 18,731 118,177
12月25日 12月26日 12月27日 12月28日 12月29日 12月30日 12月31日 週間合計
15,403 8,428 22,063          

56波 比率は2028.918.7 20未満11.928.4% 都のコロナ感染者(2022/4/24

年少者が激増 20代は減少 女性の比率も高まる 第5波と異なる第6波の感染状況(2022/2/27

2040代女性が同世代男性を上回る 社会的ジェンダー性差浮き彫り 都のコロナ感染者(2022/2/5

10歳未満・10代の増加目立つ 都の10日間のコロナ感染者/もどかしい感染データ(2022/1/18)

突出するコロナ感染率 沖縄の最多職業は「無職」/東京都との差は何か(2022/1/9)

途方に暮れるほかない 追加4,512人、削除447人の修正作業 都のコロナ感染者(2021/10/30) 

20歳未満・高齢者の比率増加20代は減少 グラフで見る東京都のコロナ感染者(2021/9/4)

解除まで残り2週間 ワクチン接種効果はるかにしのぐデルタ株の脅威 データが証明(2021/8/31)

20代は1日当たり2000人に迫る ワクチン効果か比率は漸減 都のコロナ感染者(2021/8/14)

制御不能・機能不全 高齢者も感染増加 跳梁跋扈するコロナ 自助しかないのか(2021/8/13)

20歳未満 この1か月で10倍増70歳以上も100人超 都のコロナ感染者(2021/8/8)

全国のコロナ宿泊療養は約4万室 利用率は20%/アパホテル1棟貸し約1.6万室(2021/8/5)

結局はワクチン頼みか 出勤率7割減に厚い壁 東京都 新型コロナ 感染爆発(2021/8/1)

〝危機感共有できていない〟猖獗極める新型コロナ われわれに打つ手はないのか(2021/7/29)

10歳未満・10代が激増10代は女性が6割超 都のコロナ感染者(2021/7/23)

職業「-」実に47% 「その他」も学生5%に次ぐ3% 東京都のコロナ感染者の職業(2021/7/17)

全国121万人の看護師の万感の思いここに 「ナースたちの現場レポート」を読んで(2021/7/14)

ワクチン接種効果 高齢者の感染・比率が激減 気掛かりな20歳未満の年少者の激増(2021/6/26)

男1:女0.8 就労人口比と符合/70代の感染率低いのはなぜ 東京都のコロナ感染者(2021/6/6)

ワクチン接種の効果歴然 直近1週間の70歳以上の感染者 昨年末より半減(2021/6/4)

〝解除は困難〟関係者の空気伝えるメディア 宣言解除期限まで9日(2021/5/522)

「屋外でマスク付けていても…」記事を補足・修正 いっそうの自衛策が必要(2021/5/10)

「屋外でマスク付けていても感染相次ぐ」西村大臣発言 具体的数値・事例示すべき(2021/5/3)

若年層の比率高まり高齢者は減少 変異型の影響か 第3波と異なる感染状況(2021/4/15)

17日は409人9日連続して増加 昨年の拡大期と酷似 東京都 新型コロナ感染者(2021/3/17)

宣言期限まで1週間16日の感染者300人8日連続して増加 東京都 新型コロナ(2021/3/13)

70歳以上の比率は20%超続く100歳以上も増加 都の新型コロナ感染者(2021/2/7)

70歳以上が全体の25.8%の163人100歳以上は1月だけで36人 都の新型コロナ感染者(2021/2/1)

特措法・感染症法の是非を考える 早くも抑止効果? 〝悪法もまた法なり〟なのか(2021/1/30)

100歳以上は1月だけで32人 昨年1年間の16人の2倍 東京都の新型コロナ感染者(2021/1/29)

都の新型コロナ100歳以上の感染者も激増1月だけで21人 昨年末の累計16人突破(2021/1/24)

〝明けない夜はない〟この言葉を信じよう60歳以上の感染者も爆発的に増加(2021/1/17)

都の区市町村別コロナ感染者 人口10万人当たり新宿、港、渋谷区の順で1000人超(2021/1/11)

新型コロナ都道府県別感染者 人口10万人当たり最多は東京都493人 最少は秋田県17人(2021/1/11)

都の新型コロナ感染者 職業公表 医師・医療従事者など多数 大雑把すぎるのが欠点(2021/1/10)

新型コロナ 爆発的に増加 感染者の〝職業不明〟割合 都は40%超(2021/1/10)

宣言当日 都のコロナ感染者 激増の2,447人 経路不明は16日連続60%超(2021/1/8)

新型コロナ 緊急事態宣言へ 飲食店の時短だけで効果あるか/どうなる特措法の罰則(2021/1/5)

〝闇社会〟〝二重就業〟の記事にアクセス殺到/目から鱗 「風テラス」坂爪氏の著作(2020/5/28)

社会的弱者に襲い掛かり、ジェンダー性差をあぶりだす 新型コロナの本性(2020/5/25)

新型コロナ 感染経路不明者が減らない理由 〝闇社会〟〝二重就業〟も一因(2020/5/11)

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川畑社長 

  旭化成ホームズ11月8日、2022年3月期第2四半期決算補足説明会を開催。売上高は3,758 億円(前年同期比19.6%増)、営業利益は320 億円(同9.0%増)となり、売上高、営業利益とも過去最高。6月に豪州の住宅会社を子会社化したのが増収増益に寄与した。

 セグメント別では、建築請負部門は売上高1,890 億円(同0.7%増)、営業利益141億円(同1.4%減)、受注高は2,063 億円(同42.0%増)となった。集合住宅「ヘーベルメゾン」の受注は単価、面積ともにアップした。

 分譲(マンション)事業は、昨年上期に大規模物件や高額物件の引き渡しが集中したこともあり、売上戸数・売上高ともマイナス。売上高860億円(同5.5%減)、営業利益96億円(同22.1%減)。

 通期予想では、売上高は過去最高の7,760 億円(前期比20.3%増)、営業利益660億円(同10.6%増)を見込む。

 旭化成グループ全体の2022年3月期第2四半期決算は、売上高1兆1,810億円(前年同期比19.4%増)、営業利益1,131億円(同47.4%増)、経常利益1,192億円(同53.9%増)、純利益912億円(同95.1%増)と大幅増収増益となり、通期予想では全てで過去最高を更新する見通し。

◇       ◆     ◇

 記者は、注目の建て替えマンション「宮益坂レジデンス ザ・渋谷レジデンス」について、「計画が発表された数年前の段階で坪単価は850万円以上で、その後も市況の変化により上方修正し、分譲前の段階で坪単価は1,000万円でも安いと予想したがいかが。進捗はどうでしょうか」と質問した。川畑文俊・代表取締役社長兼社長執行役員は「仰る通り。進捗も順調」と答えた。

 このマンションについては、改めて取材をお願いしレポートしたい。マンションでは、坪単価440万円の「アトラス笹塚駅前」45戸の現地を見学しているが、早期完売したのに驚いている。

一般分譲されない可能性高まる 旭化成不レジ「(仮称)宮益坂ビルディング建替計画」(2020/6/15)

 

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投資家向けには海外分譲住宅を含む

 三井不動産は11月5日、2022年3月期第2四半期決算を発表。賃貸商業施設の回復、投資家向け分譲の伸長、個人向け仲介(リハウス)・貸し駐車場(リパーク)の回復、前年同期での特別損失計上の反動、政策株式の売却による特別利益の計上などにより、売上高9,968億円(前年同期比25.0%増)、営業利益1,009億円(同57.3%増)、経常利益888億円(同87.9%増)、純利益863億円(同854.9%増)と大幅増収増益となった。売上高、純利益は過去最高。

 セグメント別では、「賃貸」は売上高3,219億円(同274億円増収)、営業利益656億円(同20億円増益)。前期に竣工した「文京ガーデン ゲートタワー」の通期稼働のほか、既存オフィスの賃貸収益が増加した。首都圏の単体オフィス空室率は3.9%(前年同期は4.7%)に改善した。

 「分譲」は売上高3,128億円(前年同期比1,075億円増収)、営業利益570億円(同264億円増益)。国内分譲住宅は計上戸数が減少したため売上高1,387億円(同369億円減収)、営業利益182億円(同77億円減益)と減収減益となったが、計上予定戸数3,100戸の契約進捗率は90%で、完成在庫はマンション145戸、戸建て3戸の合計148戸(前期末167戸)。

 投資家向け・海外住宅分譲は、「飯田橋グラン・ブルーム」の売却(776億円)などで売上高1,740億円(前年同期比1,444億円増収)、営業利益388億円(同342億円増益)と大幅に伸長した。

 プロパティマネジメントは売上高2,094億円(同205億円増収)、営業利益254億円(同138億円増益)。リパークの貸し駐車場が回復、リハウスの個人向け仲介が一昨年同期に近い水準まで回復した。

 その他のホテル・リゾート事業は、新型コロナの影響で売上高1,526億円(同439億円増収)、営業損失210億円(前年同期は営業損失182億円)となった。

◇       ◆     ◇

 新型コロナの影響でホテル・リゾート事業は振るわなかったが、他は絶好調だ。記者が注目したのは分譲住宅の完成在庫の少なさだ。特に戸建てはわずか3戸しかない。同業他社からも〝売るものがない〟という声が聞こえるが、年間数百戸供給して在庫がないというのはバブル期にさかのぼってもないのではないか。マンションも同業他社と比較して極端に少ない。

 もう一つは「分譲」セグメントの内訳だ。前期末決算で「投資家向け・海外住宅分譲」売上高が「国内分譲住宅」を初めて上回ったが、今期もその流れが継続している。通期予想の売上高6,700億円のうち国内分譲住宅2,700億円に対して投資家向け・海外住宅分譲は4,000億円。その差は拡大しそうだ。

 同社の分譲住宅をずっと取材してきた記者は複雑な気持ちだ。マンションや戸建ての用地担当者は、酷暑であろうと極寒であろうと雨が降ろうが雪が降ろうが、足を棒にし革靴の底をすり減らしながら安価で良質な土地を求めて歩き、商品企画担当も〝売れる〟商品づくりに粉骨砕身しているはずだし、販売担当もまた、年間にして数万、数十万人の顧客に接し、1戸1戸売っている。他社を圧倒するブランド力はそうした努力の結果だ。

 一方で、商業施設やオフィス、ロジステックスなど投資家向けは、1件当たり数十億円、数百億円に達する。例えていえば、分譲住宅事業は肥沃な土地に種をまき育て収穫する農耕型で、投資家向けは一網打尽の狩猟型に近い。それを「分譲」の一括りにするのは納得できないが、同社はセグメントの変更は考えていないようだ。

 さらにもう一つ。同社は販売受託業から撤退するのではないかという噂があるが、同社経理部長・村田忠浩氏は「そのような事実はない」と否定した。

三井不動産2021年3月期 増収減益 投資家向け売上高過去最高 国内分譲を逆転(2021/5/15)

 


 

 東急不動産ホールディングスは11月4日、2022年3月期第2四半期決算を発表。アセット売却収益の反動減があるものの、再生可能エネルギー事業の稼働施設の増加、売買仲介の好調、前第1四半期で実施した商業施設・運営施設・営業店舗の臨時休業や営業時間短縮などの反動増があったため、売上高4,118億円(前年同期比7.3%増)、営業利益335億円(同97.5%増)、経常利益268億円(同121.7%増)、純利益143億円(同2,283.9%増)と増収増益となった。特別利益として固定資産売却益等25億円(前年同期の特別利益21億円)、特別損失として新型コロナウイルス感染症による損失等16億円(前年同期の特別損失68億円)を計上した。

 セグメント別では、分譲マンションの販売は引き続き堅調に推移しており、通期売上予想に対する契約済み割合は期首の54%から89%(前年同四半期比13ポイントアップ)に進捗している。完成在庫は前年同期末の299戸から587戸へ増加した。

 不動産流通事業は売上高1,177億円(前年同期比21.5%増)、営業利益150億円(同113.5%増)。東急リバブルのリテール部門・ホールセール部門は、前年同期の新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業店舗の休業や営業時間の短縮などからの反動増、不動産流通市場の活況、不動産販売における大型物件の計上などにより増収増益となった。

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「HOTEL THE LEBEN OSAKA」

タカラレーベンは114日、ホテルブランド「HOTEL THE LEBEN」を立ち上げ、ホテル運営事業に参入すると発表。2022年に迎える創業50周年記念として第一弾「HOTEL THE LEBEN OSAKA」を20223月に開業する。レーベンホテルズを設立した。

コンセプト・ビジョンは「幸せを考える。幸せをつくる。」華美でなく、奇をてらわず、誰もが手に入れることができることを目指した、 何気ない「くつろぎ」を実現するとしている。

HOTEL THE LEBEN OSAKA」は、大阪市中央区南船場2丁目に位置する鉄骨造地下1階地上15階建て107室。

 

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「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」

 大和地所レジデンスは11月4日、千葉ニュータウンの戸建て住宅「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」全274戸が販売開始の2016年12月以来4年9カ月で完売したと発表した。

 開発総面積6万㎡超、総区画数274区画の建ぺい率50%、容積率100%の分譲戸建てで、販売開始は2016年12月。ユーロデザインの街並みに、大型公園、共用棟(カーサユニオン)、歩行者専用道路(グリーンプロムナード)を設置。 

 購入者の居住地はⅠ街区が印西市34%、印西市以外の千葉県31%、東京都21%、Ⅱ街区が印西市28%、印西市以外の千葉県29%、東京都28%。敷地面積170.10~314.62㎡(51.5坪~95.3坪)、建物面積100.81~147.14㎡(30.5坪~44.5坪)、販売価格3,400万円台~5,300万円台。総来場数は1,645件(Ⅰ街区:844件、Ⅱ街区:801件)。

◇      ◆     ◇

 この住宅地は2~3度、見学している。今回のプレス・リリースでは4年9か月で完売とあるが、実質的には3年で完売となっているはずだ。

大和地所レジデンス 千葉NT中央でユーロデザインの戸建て全275区画分譲へ(2016/11/2)


 

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「ザ・パークハビオ 麻布十番」

 三菱地所は11月4日、スマホ一つで住設機器・家電などのIoT機器をまとめて操作・ 管理できる総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」を開発し、2021年11月5日から入居を開始する三菱地所レジデンスの賃貸マンション「ザ・パークハビオ 麻布十番」(106戸)へ導入すると発表した。同日、メディア向け発表会・見学会を行った。

 「HOMETACT」は、集合住宅のエントランス解錠や玄関ドアの施解錠、居室内照明・空調・ロボット掃除機などの遠隔操作が特定のブランドやメーカーに依存しなくても可能なだけでなく、住空間に居ながらスマートスピーカーによる音声操作で複数メーカーのIoT機器を横断的かつ一括制御できるのが特徴。

 開発に至った背景について、同社は①メーカーごとに機能やアプリが細分化されており、統合的なサービスがない②設置・設定が難しい上に、利用開始までのフローがユーザー任せになってしまっている③アフターケアやトラブル時の緊急対応などエンドユーザーをサポートする機能が充実していないなどわが国の後進性(導入障壁)を挙げ、これらの問題を一挙に解決し、2030年には現在の10倍の市場規模に成長すると予測されるスマートホームの〝旗振り役〟を果たすべく総力を結集して開発したと説明した。

 同社は今後、順次「ザ・パークハビオ」シリーズに導入するほか、HOMETACTの標準仕様化や分譲マンションへの導入を目指し、将来的には他社デベロッパーや賃貸管理会社へのシステム提供も視野に入れているという。宅配サービス、ベビーシッター、家事代行、買い物代行など「家ナカサービス」にも広げることが可能となる。

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  ◇       ◆     ◇

 前段は、ほとんどプレス・リリースをコピペしたものだ。スマホは、頼みもしないのに勝手に映し出されるニュースを観ることはあるが、使い方がよく分からないので電話・メール機能くらいしか利用しない記者にとって〝猫に小判〟だし、〝アプリ〟なるものが何者なのかよく分からないからだ。

 液晶画面に向かって指をせわしなく走らせ、叩いたり凝視したりしている人たちを観ると、狂っているのは小生ではなく、世の中だとつくづく思う。

 しかし、今回の同社の開発に掛けた熱意だけはよく伝わってきた。発表会に臨んだ同社住宅業務企画部長・細谷惣一郎氏と同部主事・橘嘉宏氏は、世界から「ガラパゴス」などと揶揄されるわが国の後進性を指摘したうえで、マスク越しなのでくぐもってはいたが、「総力を挙げた」「画期的」「新規ビジネス」「デベロッパーの役割」「日本メーカーを束ねる」「導入の前例は少ない」「自由自在」「指揮する」「旗振り」などの魅惑的な言葉が湯水のようにほとばしり出た。記者はあんぐりと口を開けることもできず、聞き入るほかなかった。

 「HOMETACT」の開発には二けたのスタッフが関わっており、アメリカのIoTプラットホーム会社の技術とわが国メーカーをつなぎ合わせるため東奔西走し、通常なら2~3年かかるのにわずか1年で実用化にこぎつけたという。

 新型コロナが猛威を振るっていた時期と重なることを想像すると、「総力を結集した」という言葉の重みがズンと胸を衝いた。

◇       ◆     ◇

 マンションモデルルームではデモンストレーションも行われた。この種の取材はこれまで何回もあるが、それぞれ製造したメーカーの機器・サービスしか使えず、汎用性がないのは欠点・致命的だとずっと思ってきた。質問してもまともに答えたメーカーはない。それを解決した今回のスマートホームは「画期的」なのだろう。

 ただ、ロボットに話しかけることだけは全く理解できない。記者は〝OK Google〟に直接年齢と性別を聞いたことがある。確か「申年」と答えたので5歳の女の子だと思う。そんなロボットに〝行ってきます〟〝ただいま〟と話し掛け〝行ってらっしゃい〟〝お帰りなさい〟と返されて、どこが楽しいのか、侘しくないか。

 起床の効果を狙うなら、在籍する会社の社長の声に勝るものはない。〝〇〇くん、朝だよ〟と呼び掛けられたら飛び起きるはずだし、起こされる前に目が覚めるのは間違いない。寝る前は、捨てられた女性がいい。耳元で〝〇〇さん、おやすみなさい〟と囁かれたたら、絶対朝まで眠れなくなる。

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デモンストレーション

◇       ◆     ◇

 記者が驚いたのは他にもある。三菱地所レジデンスの賃貸マンション事業「パークハビオ」は2004年の第一号から2021年9月末までの供給実績は94棟7,741戸に上るということだった。同業他社では三井不動産や東京建物の実績も凄いが、よくぞここまで積み上げてきたものだ。

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髙荒氏

 企業価値の向上-タカラレーベンは今年4月1日付で従来の機能別組織体制を事業別組織体制へ変更し、新たに事業開発推進室を設置し、室長には同社取締役兼執行役員の髙荒美香氏が就任した。髙荒氏は、「中長期的な視点に立ち、マンション購入者のほか社員とその家族、株主などすべてのステークホルダーの『幸せ』を追求し、企業価値を向上させるのが私のミッション」と語った。

 同社の組織改編の目的は、1972年9月に板橋区に「宝工務店」を設立してから来年で創業50周年を迎えるにあたり、次の50年、100年先を志向した組織体制を構築するため。従来の営業本部・開発本部・建築本部・投資開発本部・総合企画本部の5本部体制から、4月1日付でマンション事業本部・投資開発事業本部・エネルギー事業部・管理本部・事業開発推進室・経営企画本部の6事業本部体制へ移行した。

 髙荒氏にインタビューを申し込んだのは、これまでマンション営業本部副本部長として活躍されてきた同氏が何を語るかに興味があったからだ。

 髙荒氏の答えは簡潔明瞭。「企業価値の向上」だった。部署が新設されてからまだ半年しか経過していないが、「これまでマンションの営業、広告、インテリアなどを手掛けてきた経験を生かし、各部署とのつなぎ役としてブランディング、グッドデザイン賞の獲得など社会的評価を向上させるクリエイティブな提案をしていく」と語った。

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 答えは想定内だった。ひょっとしたら新規事業を立ち上げるのかもしれないと思ったが、それも含めて検討しているようだ。

 当面は、グッドデザイン賞の獲得を目指し積極的に動くようだ。同社が同賞を受賞したのは2013年の太陽光発電「ソラパワ」が初で、その後2021年までに19件受賞しているが、全て髙荒氏が関わったものだ。2021年の「レーベン検見川浜GRANVARDI」もその一つだ。この物件は記者も取材している。大激戦の総武線・京葉線の中で圧倒的な売れ行きを示した物件で、モデルルームデザインが秀逸だった。

 記者は、髙荒氏こそが同社のマンション商品企画とブランディング、広告・インテリアを一変させた最大の功労者だと思っている。その軌跡を読者の方にもたどっていただきたく、関連する記事を添付した。ぜひ読んでいただきたい。

 最初にお会いしたのは10年前の驚天動地、疾風怒濤の「非日常」を演出した「レーベンリヴァーレシュアレジデンス駒込」(記事は「ディプティエレメンツproject(仮称)」)だった。

 これを「髙荒モデル」とするなら、あれから10年、同社のすべてのマンションがそうなった。インテリアだけでなくパンフレットに英語(アルファベッド)を取り込んでデザイン化したのも同社だ。

 記者はそのデザイン力、情報発信力の凄さや髙荒氏のファション・身なりなどから「女性活躍」の旗手としての期待を込め〝業界のレディ・ガガ〟と紹介した。アクセスが殺到した。髙荒氏関連の記事は全て3~4千件に達している。

 その後「女性活躍」では、野村不動産・宇佐美直子氏、コスモスイニシア・岡村さゆり氏、フージャースコーポ・友野珠江氏、東京建物の女性社員からなるプロジェクト「Bloomoi(ブルーモワ)」、サンケイビル・佐々木ゆかり氏、積水ハウス・河崎由美子氏などを紹介したが、これらの記事も全て数千件の反響があった。

 それだけ「女性活躍」は関心が高いからだろうが、記者はこの言葉にずっと腑に落ちないものを感じている。なぜか。「女性活躍」に続く動詞は自動詞の「する」なのか、それとも助動詞の「させる」なのか。自動詞なら女性自身が自らを叱咤激励する意味で「活躍する」「活躍しろ」という用法もあるだろうが、どちらかといえば男性の側からの「活躍させない」「活躍させろ」などという用法が圧倒的に多いのではないか。

 これは、男性社会だから当然といえば当然だが、女性の側から見れば、「活躍する」「活躍しない」は自分の勝手で、十分活躍している女性にとっては「活躍しろ」などと言われるのは大きなお世話で、男性に向かって言いたい言葉ではないか。

 「女性活躍」を「男性活躍」に置き換えればよく分かる。男性も必ずしも活躍できる社会・職場環境ではないが、多くの男性は〝これ以上働けというのか〟〝俺は十分活躍している〟などと怒り出すのではないか。

 記者のように「女性活躍」に違和感を覚える人はいるようだ。ネットで調べた。すぐ「女性活躍と聞いたとたん、気持ち悪いって思う。その前は『女性が輝く』だったでしょう。こちらも気持ち悪い。女性を男性に置き換えてみるとわかる。『男性活躍』『男性が輝く社会』って言葉って、どうか。気持ち悪いでしょう」(MASHING UP Equality 2020/6/29)という発言がヒットした。社会学者の上野千鶴子氏だ。「女性活躍」「男性活躍」とも気持ち悪いと感じる女性は少なくないようだ。

 ではどのような言葉が適当か。記者は、今も昔も女性は活躍しているのだから、改めなければならないのは男女差別・格差だと考える。「機会均等」「共同参画」というのも何だか変だ。ストレートに「(女性との)差別をやめよ」といえばいい。さらに言うならば「(女性に対して)虚勢を張るな」「(女性に)負けるな」「それでも男か」という言葉がぴったりのような気がする。

 しかし、かくいう記者も女性蔑視の考えが身に染みている。戒めているつもりでもそれは行動や言葉に現れる。

髙荒氏のインタビューでも出た。記者は「ある女性が役員になった途端老けた」と喋ってしまった。髙荒氏はすぐ反応した。「そうでしょ。男性は老けても〝貫禄がついた〟と言われるのに、女性はそれが許されない。あなたたちの年齢の男性はいつまでも吉永小百合さんを追い求めるし、もう少し低い年代の男性は黒木瞳さんを理想形にする」と。

 これには返す言葉がなかったのだが、「失敗しない女? 誰でしたっけ。彼女は好かれているんじゃないですか」と聞いたら、「米倉涼子? あれだと相当嫌われてしまいますよ」と言い返された。「…」

 脱線ついでだ。記者は髙荒氏が担当した最初の「巣鴨」を取材したとき、〝若い女性に同社初の高額マンションのモデルルームを任せていいのか、村山さんも島田さんもよくぞ認めたものだ〟と正直思った。

 これは誤っていたら謝るほかないのだが、記者の見立て。例えが適当かどうか分からないが、髙荒氏は野球の投手で言えば、剛速球できりきり舞いさせるタイプではない。足りないストレートの力を補う変化球やブラッシングボールを交え、丹念にコーナーに投げ分けるタイプだ。柔道なら寝技に持ち込み、相手が〝参った〟というまでぐいぐいと締め上げるのではなくて、相手の力を利用し鋭い切れ味で投げ飛ばすタイプだ。

 柔よく剛を制す-こんな言葉がぴったりだ。記者は髙荒氏にぜひとも男社会の縦社会の同社の組織に横串を刺していただきたい。試されるのは全ての社員だし、島田社長の舵取りだ。危険球をよけ切れず昏倒するのか、受けを間違い骨の一つや二つを折るのか。成否は全てのデベロッパーにも影響を及ぼすはずだ。それくらい今回の同社の機構改革・人事異動の意味は大きいと思う。3年後くらいにまた取材したい。

 髙荒氏は2000年1月、同社入社。2014年4月、同社営業本部営業統括グループ長兼営業推進部長兼営業企画室長。2015年4月、同社執行役員 営業本部 営業統括グループ統括部長兼営業推進部長兼業務部長、2016年6月、同社取締役兼執行役員営業本部 営業統括グループ統括部長兼営業推進部長 兼 業務部長、2018年4月、同社取締役兼執行役員 営業本部 営業統括グループ統括部長を歴任 。2021年4月、同社取締役兼執行役員 事業開発推進室室長兼事業開発推進部部長に就任。

「女性活躍」は待ったなし コスモスイニシア執行役員・岡村さゆり氏に聞く(2015/8/27

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女性役員の〝こだわり〟盛り込む サンケイビル「ルフォン柏 ザ・レジデンス」(2015/2/3

「女性活躍」待ったなし 不動産業界の取り組み/野村不HD・宇佐美広報部長に聞く(2015/8/1

東京建物 働く女性の「Bloomoi /ブルーモワ」に期待(2012/11/5

元ベイ13勝の小林は登板不可? レディ・ガガの応援あるか タカラレーベン(2018/5/29

「女性には体内マーケがある」〝業界のレディ・ガガ〟タカラレーベン髙荒氏(2018/2/22

タカラレーベン コンパクトに参入 業界の革命児 髙荒美香氏がコーディネート(2018/1/13

したたか タカラレーベン 日本最大級の「太陽光」に全192戸が100㎡以上「汐見台」(2014/1/16

タカラレーベン新ブランド「THE LEBEN」第一弾「G/CLASSIC 山の手PJ」(2014/3/28

タカラレーベン 小金井CCに隣接 「レーベンリヴァーレ サレムヴィスタ」(2012/2/24

タカラレーベン 驚嘆の〝非日常〟を演出「浅草」(2011/8/16

タカラレーベン「巣鴨」で同社初の高単価マンション(2011/2/7

 


 不動産公正取引協議会連合会(不動産公取協)は10月27日、「不動産の表示に関する公正競争規約及び施行規則」の改正が10月22日に行われた同連合会の総会で承認されたと発表した。改正案は消費者庁と公正取引委員会の認定を経て概ね半年程度の周知期間を設けて施行される予定。

 主な改正点は、物件から駅や商業施設等までの所要時間や道路距離を記載する場合は、建物の出入り口を起点とすることを明文化するとともに、販売戸数(区画数)が2以上の分譲物件においては、最も近い区画までの表示のみで可としていたが、最も遠い住戸(区画)までの所要時間等を併記することとすることを盛り込んだ。

 また、物件の名称の使用基準について、物件から直線距離で300メートル以内の公園、庭園、旧跡その他の施設のほか、新たに海(海岸)、湖沼又は河川の使用が認められた。

 改正点のうち、徒歩所要時間の表示は改正の内容を先取りして広告表示することは差支えないとしている。

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 結構な改正だ。徒歩時間は80mを1分として計算し、起点となる駅は出入口(改札口ではない)というのはよく分かるが、マンション・分譲戸建てなどは物件エントランス・入口なのか、それとももっとも裏口なのかよく分からなかった。戸建ては言うまでもなく、マンションでも端から端までだと2~3分かかる物件も少なくない。駅からもっとも遠い住戸の徒歩時間を併記しなければならないのは、供給サイドにとっては大きな負担になるかもしれない。

 物件名称を従来の公園、庭園、旧跡その他の施設のほか、新たに海(海岸)、湖沼又は河川の使用が認められたのも歓迎したい。「片瀬江ノ島海岸」「目黒川」「石神井川」「神田川」などを付したマンションが増えそうだ。

 〝スカイツリーが目の前〟〝隅田川花火が見える〟〝富士山が眺望できる〟というのは不可なのか。〝富士山が眺望できる片瀬江ノ島海岸マンション〟(明和地所の分譲中のマンションがそうだ)などは最高ではないか。

 さらに言えば、歴史的人物が住んでいたところやゆかりの店舗などをそのまま使用してもいいのではないかと思う。〝文豪がこよなく愛した神谷バーまで徒歩5分のマンション〟〝水上勉の邸宅跡地マンション〟(これは実際にある)などと付ければ飛ぶように売れるのではないか。〝西武ハウス 栗山巧の家〟だってある。

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「ファーストリンクレジデンス」

 マリモと小田急不動産の市街地再開発マンション「ファーストリンクレジデンス」を見学した。小田急線厚木駅圏では15年ぶりのマンション供給で、競合するとみられる隣駅・海老名の物件を意識した価格の安さ(広さ)と仕様レベルが特徴だ。分譲開始は12月上旬。

 物件は、小田急小田原線・JR相模線厚木駅から徒歩1分、海老名市河原口一丁目の厚木駅南地区第一種市街地再開発事業地内の近隣商業地域(建ぺい率70%、容積率300%)に位置する敷地面積約6,191㎡、14階建で全201戸(販売戸数193戸)。専有面積は58.53~87.47㎡、価格は未定だが、坪単価は200万円を切る可能性が高いと見た。設計・監理は長谷工コーポレーション。施工は長谷工・馬淵建設共同企業体。完成予定は2023年4月末日。

 現地は、一戸建てや低層店舗などが混在していたエリアで、平成26年10月に準備組合が発足、令和元年6月、「厚木駅南地区市街地再開発組合」が認可された。両社は事業協力者として事業に参画している。 事業地内にはマンションのほか、商業棟、広場、ワーク・スペースラウンジなどが整備され、自走式駐車場は163台(うちマンション居住者用は144台)。

 マンションは2棟構成で、南向きと東南向き。住戸プランは平均74㎡で、主な基本性能・設備仕様はリビング天井高2500~2600ミリ、直床、ディスポーザー、食洗機、ハンズフリー玄関キーなど。共用施設にゲストルーム、ラウンジなど。

 販売を担当するマリモの販売事務所長・目崎真美氏は、「反響は約500件で順調に集客できています。仕事、家事、趣味、読書など目的によって間取りが変えられる当社独自の選べる『コモラボ』のほか、食洗機、ハンズフリー玄関ドアキーなどを装備しており、自走式駐車場もセールスポイントになるはずで、競合物件には負けません」と自信をみせている。

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ゲストルーム

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 記者は今年1月、「ポレスター昭和記念公園」168戸を見学しており、その商品企画レベルの高さに驚いた。分譲開始は昨年9月で、今年8月までに完売したというのも頷ける。

 今回は、それを上回るのではないかと期待していたのだが、はっきり言えば、やや物足りなさを感じた。87㎡の角住戸のモデルルームは、6800ミリのワイドスパンで、1.5畳大ワークスペースの提案がよく、いかにもマリモらしいプランだ。

 ところが、浴室ドアにはタオル掛けがなく、トイレはタンク付きで、洗濯機置き場には棚もついていなかった。どうしてか、目崎氏に聞いたら「設備仕様レベルはうちのほうが上」という答えが返ってきた。

 なるほど。最近のマンション市場は、価格のみがウナギ上りで、中身はサンマのように細る一方だ。商品企画はどんどん退行している。競合物件に合わせる戦略もありか。200戸規模でゲストルームがついている物件は少ないはずだ。

 競合物件の専有面積は平均70㎡で、食洗機はオプション、キッチン収納もソフトクローズ機能はついていないようだから、同社は1坪(3.3㎡)以上広くし、設備仕様レベルを競合物件に負けないようにし、しかもグロスは競合物件と同じくらいに設定して勝負する戦略だと読んだ。したがって、坪単価は競合物件の坪220万円より低い坪200万円を切る可能性もあると読んだ。

 追記。マリモがこれまで埼玉県鴻巣市、神奈川県秦野市など全国で20か所の再開発事業実績と、今回の物件を含めて5つの再開発事業に関わっていることを知らなかった。首都圏では千葉市の案件も近く始動するという。千葉市の物件に期待しよう。

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建設現場

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現場近くの相模川

平均75㎡ レベル高いマリモ「昭和記念公園」4カ月で半分以上の90戸超成約済み(2021/1/13)

 


 

 

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