「晴海フラッグ」新型コロナ対策 3月下旬予定の新規販売を6~7月上旬に延期
三井不動産レジデンシャルなど10社は3月23日、「晴海フラッグ(HARUMI FLAG)」の新規発売を当初予定していた3月下旬から6~7月上旬に延期することを物件ホームページで公開した。
政府が新型コロナウイルス対策として呼び掛けている大規模イベントにモデルルーム来場や申し込み、契約行為が該当すると判断したため。
販売を延期するのは「SUN VILLAGE」(1089戸)第一工区第1期(戸数未定)、「SEA VILLAGE」(686戸)第2期(戸数未定)、「PARK VILLAGE」(915戸)第一工区第2期(戸数未定)で、「SUN」と「SEA」は6月上旬に、「PARK」は7月上旬にそれぞれ延期する。
現段階で建物竣工予定の2022年秋、入居予定の2023年3月下旬に変更はない。
物件概要には、「※SEA VILLAGE、SUN VILLAGE、PARK VILLAGEは『晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業』(事業完成予定:2024年度)の完成は工事の状況により遅れが生じる可能性があります」と付記されている。
住友不、野村不、UR都市機構 豊島区役所隣接の再開発 組合設立 マンション1,500戸

「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」
住友不動産、野村不動産、都市再生機構は3月23日、事業推進パートナーとして参画している「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」の南池袋二丁目C地区市街地再開発組合(理事長:柳下清氏)が3月20日に設立されたと発表した。
再開発事業の施行面積は約1.7ha、主要用途は住宅、事務所、店舗、公共公益施設、子育て支援施設、駐車場など。建物は約190mと約185mの2棟、延べ床面積は約19万㎡。マンションは約1,500戸。建物竣工予定は2025年3月。
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現地は「エコミューゼタウン(豊島区役所)」と道路を挟んだ隣接地。完成は5年も先なのでマンションの値段がいくらになるか分からないが、このまま経済成長が続けは坪500万円の大台に乗るかもしれない。
賃貸住宅の申し込みから契約、管理、解約をWebで可能に 三井リアルティ
三井不動産リアルティは3月19日、入居申し込みから契約、管理、解約までに必要な手続きをWeb 上で行うことができる賃貸住宅サービス「スマートクラウド賃貸」の提供を同日から開始すると発表した。
一連の流れはつぎの通り。
①借主が入居申し込みを行う物件を決定すると、同社から入居申し込み手続き依頼メールが届き、メールに記載されたURLから専用のページにアクセスし、アカウントの作成と入居申し込みを行う
②借主は入居申し込み後に同社から郵送される重要事項説明書の原本をもとに、同社からテレビ電話で重要事項の説明を受け、重要事項説明書に記名・押印して1部を同社に返送する
③貸主と借主に同社から電子契約手続きに関するメールが届きき、賃貸借契約書の内容を確認して、双方が同意した時点で賃貸借契約が成立する
④貸主と借主は専用のページで賃貸借契約の内容確認や更新・解約などの各種手続きができる
同社は、新サービスの提供により従来入居申し込みから賃貸借契約締結まで約2週間かかっていた手続きの期間が最短2日に短縮でき、入居後の更新や解約などの契約関係の手続きや、借主の修理に関する申し込み、貸主の収支明細確認などがWeb 上でできるため、手間のかかる書類の受け取りや郵送、来店が不要となるとしている。
高層ZEH-Mの野村不「プラウド高田馬場」第1期60戸 早期完売か

「プラウド高田馬場」
野村不動産は3月21日まで「プラウド高田馬場」第1期60戸の申し込みを受け付けている。高田馬場駅から徒歩4分、新宿区下落合一丁目の準工業地域に位置する9階建て全135戸。第1期の専有面積は25.42~81.44㎡、価格は3,599万~1億3.789万円(最多価格帯7,200万円台)。
環境省が推進する「高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)支援事業」に採択されている物件で、全館空調(床快full)と樹脂サッシを採用している。
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取材を申し込んでいるのだが、「3月いっぱい待っていただきたい」と言われている。場所は準工だが、繁華街を抜けたところで、嫌悪施設はほとんどないと記憶している。隣りは東京富士大学と日本外国語専門学校。目の前は神田川(サクラはなかったような気がするが)。
坪単価は500万円台の前半のようだ。価格は抑制気味と見た。間違いなく早期完売する。
6年前取材した近接するモリモト「ピアース高田馬場」は坪単価340万円くらいだった。立地条件が全然異なる。
旭化成不レジ「アトラス築地」 第1期50戸販売完了
旭化成不動産レジデンスは3月20日、先週14日まで受け付けていた「アトラス築地」の第1期50戸販売が完了し、3月末に分譲する第1期2次(戸数未定)の要望書受付を開始したと物件ホームページで公表した。
第1期2次の戸数は最多で20戸くらいになるのではないかと記者は見ている。
大手と互角に戦える商品企画 進化したピアキッチン ポラス「大宮」

「ルピアコート大宮フィオーレ」
ポラスグループ中央住宅が4月下旬に分譲する「ルピアコート大宮フィオーレ」を見学した。大宮駅から徒歩12分の全75戸で、同社の〝十八番〟ピアキッチンを進化させ、扉と棚を組み合わせた「AKUNDANA(アクンダナ)」を標準装備したプランが秀逸。間違いなく大手と互角に勝負できるマンションだ。
物件は、JR大宮駅から徒歩12分、さいたま市大宮区大成町二丁目の第1種住居地域に位置する7階建て75戸。専有面積は67.20~86.69㎡、価格は未定。竣工予定は2021年2月下旬。売主は同社のほかファーストコーポレーション。施工はファーストコーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。
特徴の一つは、実用新案取得済みの「AKUNDANA(アクンダナ)」を標準装備していること。ドアの扉に多目的に利用できる棚を設置し、ほぼ同じ大きさの棚とセットで壁面を演出している。人気の「ピアキッチン」を採用しないタイプに採用することで、売れ行きに差を出さないのが狙いだ。
「ピアキッチン」そのものも進化させている。従来は冷蔵庫を食器棚と一緒に壁面に設置していたが、今回は冷蔵庫置き場をキッチンの隣に移すことで食器棚とキッチン幅を約115cmから約80cmに縮め、その分だけダイニング・リビングスペースを広くした。間口が狭くても対応できるのがみそだ。
もう一つ、ベランダの物干し金具を1つ追加することで、物干し量を2倍にした。
同社マンションディビジョン部の西牟田奈津子氏は、「モデルルームオープンは3月20日から。すでに2週間60席が予約で満席」と話した。

「AKUNDANA(アクンダナ)」

ピアキッチン
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同社のマンションはこれまでたくさん紹介してきた。その極めつけはこの前書いた「ルピアグランデ浦和美園」だ。
今回の「大宮」も基本的には同じ商品企画だが、「AKUNDANA(アクンダナ)」や物干し金具の増設は記者も完全に意表を衝かれた。
居室ドアに棚を設けることなど誰も考えない。しかも、同じものを隣り合わせで設置することでデザイン性を高めている。見た目は飾り棚だ。難点は、棚に絵本などを置くことでドアは重くなり、閉めたときに音がすることだ。
ピアキッチンは申し分ない。外廊下側の浴室には窓がついており洗面室-パントリー-キッチン-リビング-ベランダへ風が流れるようにしている。
物干し金具を2本から3本に増やせば干せる量は2倍に増えるのは当たり前だが、これまで本数を数えたことなど全くない。
これらは家事労働を経験していないとまず浮かばないアイデアだ。
肝心の坪単価はいくらになるか。「書かないで」と言われたので書かない。商品企画そのものは間違いなく大手物件と互角に戦える。問題は駅からのアクセスだ。これは「シントシティ」には負ける。勘を働かせていただきたい。記者の予想は的中するはずだ。

モデルルーム
ポラス「浦和美園」 全340戸を1年9カ月で竣工完売 マンション売上40億円積み増し(2020/3/7)
新型コロナ直撃 訪日外国人 2月は前年同月比58%減 中国88%、韓国80%減
日本政府観光局は3月19日、2020年2月の訪日外客数は前年同月比58.3%減の108万5千人となり、5か月連続で前年同月を下回ったと発表。中国からは前年同月比87.9%減の約72万人、韓国からは同79.9%減の約72万人とそれぞれ激減した。
昨年は2月であった春節が今年は1月になったことの反動減に加え、新型コロナウイルス感染症が流行し、団体ツアー等の販売が禁止されたため中国市場が減速(前年同月比87.9%減)するなど、東アジア市場において訪日外客数が前年同月を大幅に下回った(東アジア4 市場計で71.9%減)こと、東南アジア市場や欧米豪市場でも前年同月比20%以上減少した国があったことが、訪日外客数全体が前年同月を大幅に下回る要因となったとしている。
市場別ではインドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、ロシアで2 月として過去最高を記録した。
目黒区内最大の一低層マンション 住友不「シティハウス下目黒」第1期31戸分譲

「シティハウス下目黒」
住友不動産は目黒区の第一種低層住居専用地域に位置するマンションとしては目黒区最大の「シティハウス下目黒」(195戸)の第1期31戸を3月23日から分譲開始すると発表した。
第1期の価格は7,700~10,200万円(最多価格帯8,600万円台)、専有面積は62.35~79.25㎡。反響数は950件。
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この物件については昨年12月に取材している。そちらの記事を参照していただきたい。第1期の坪単価は410万円くらい。〝駅近〟を探している人は見向きもしないだろうが、このようなゆったりした住環境のマンションが選ばれるのが本来の姿だと記者は思う。

専用テラス付き
三菱地所レジデンス「ザ・レジデンス四谷」ホームページ開設
JR・東京メトロ各線四ツ谷駅前の複合再開発街区「コモレ四谷」に併設される三菱地所レジデンスのマンション「ザ・レジデンス四谷」のホームページが開設された。
物件は、JR中央線四ツ谷駅から徒歩3分、新宿区四谷1丁目に位置する31階建て複合開発に併設されるマンション棟。「アベニュー」と「ガーデン」を合わせ戸数は60戸(地権者住戸34戸、事業協力者住戸2戸含む)。専有面積は34.19~136.93㎡、価格は未定。建物は完成済み。施工は大成建設。販売開始は2020年6月中旬。
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このマンションについては「コモレ四谷」の見学会が行なわれたときに記事にしているので参照していただきたい。現段階でどのタイプが分譲されるのかも分からない。ホームページからすると、設備仕様レベルはまずまず高い。
記者は坪750万円でどうかと書いた。そんなに的を外していないと思うが、外濠公園に面した「ガーデン」は、他の物件と比較して坪1,000万円でも安いと思う。
お金持ちの方はこのところの株価の暴落で数えきれないほどの〝損出〟が発生しているはずだが、マンションは金融商品ではない。このマンションの価値は減ずることはない。〝買い〟だ。外れても責任は取りかねるが…。
平成30年度 国の低層建築物 木造化率は9割超 多くは車庫など20坪 国交省

令和元年度木材利用優良施設コンクール 内閣総理大臣賞を受賞した屋久島町庁舎
国土交通省と農林水産省は3月18日、平成30年度に国が整備した低層建築物の木造化率が、木材利用促進法の施行以降、最高水準の9割に達したと発表した。
対象となった低層建築物は85棟で、うち木造化で整備したのは77棟、木造化率は90.6%(前年度76.9%)、延べ床面積は約9,051㎡(同9,457㎡)となった。内装などの木質化を行った公共建築物は169棟(同171棟)。双方の合計木材使用量は約4,206㎡。

農水省庁舎(森林管理署)
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結構なことだと思うが、延床面積約9,051㎡のうち規模の大きいのは農水省庁舎(森林管理署)の約2,075㎡(7棟)、環境省博物展示施設の約1,543㎡(2棟)など1,000㎡を超えるのは12棟しかなく、他は自転車・バイク置き場、物置、車庫、倉庫、トイレ、火薬庫などで、大規模12棟を除いた65棟の1棟当たり平均面積は約66㎡にとどまっている。
まあ、しかし、防衛省の火薬庫を木造化したのは〝木は火に強い〟ことをアピールしたと理解しよう。

木材利用推進中央協議会会長賞を受賞した三菱地所が整備したみやこ下地島空港ターミナル

