激減する利用者 激増する1人当たり占有面積 公園のあり方考える

「於玉ヶ池(おたまがいけ)」跡
皆さんは「於玉ヶ池(おたまがいけ)」をご存じか。小生は、十八番(とはいえ歌えるのは数曲)である三波春夫「大利根無情」の台詞に〝思い出すなぁ お玉が池の千葉道場か…〟とあるのでその名前だけは小さいころから知っていた。
1カ月前だ。都営新宿線岩本町駅から歩いて数分、マンションの取材に向かう途中だった。どこかにタバコが吸える場所はないかとうろついていたら、十人は下らない人が小さな公園にたむろしてタバコを吸っていた。仲間に加わろうとしたら、公園の名前は「お玉が池児童遊園」とあり、あちこちに〝禁煙〟〝隣近所が迷惑している〟のステッカーが貼ってあるではないか。
「お玉」と「千葉道場」に出会えてうれしくなると同時に〝禁煙〟を無視していいのかと咎めるもう一人の自分がいたが、〝みんな吸ってますよ〟との声に励まされて2本吸った。〝お玉、見逃してくれ〟
改正健康増進法とコロナ対策で喫煙者は世の中からはじき出されているが、ここは無法地帯だった。小生が喫煙者でなければ見逃していた異様な光景だった。
気になったので、あとで区役所に問い合わせた。区の説明によると、この児童遊園は2,000円の過料を科す条例の適用対象外になっているので〝黙認〟せざるを得ないということだった。
ウィキペディアによると、「於玉ヶ池」は「江戸期にあった池の近隣の茶屋にいた看板娘の名前『お玉』からとされる。『江戸名所図会』によると、あるとき『人がらも品形(しなかたち)もおなじさまなる男二人』が彼女に心を通わせ、悩んだお玉は池に身を投じ、亡骸(なきがら)は池の畔(ほとり)に葬られたとある。人々が彼女の死を哀れに思い、…この池を於玉ヶ池と呼ぶようになり、またお玉稲荷を建立して彼女の霊を慰めた」「北辰一刀流の道場『玄武館』があった場所として有名で、千葉周作は『お玉ヶ池の先生』と呼ばれた」とある。

〝禁煙〟〝ポイ捨て禁止〟マナーの注意書き
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ここに目黒区の「公園等利用実態調査報告書」がある。平成26年に調査したもので、施設数は125、総面積は約340,184㎡、平日の総利用者は5,370人、100㎡当たり利用者数は1.58人となっている。このうち2割近い21か所の公園・児童遊園の利用者は一人もいないと報告されている。
もちろん公園・緑地は利用価値だけでなく、存在すること自体に価値があるが、分かりやすくするために乱暴ではあるが利用価値を金額に置き換えてみた。目黒区内の地価公示の平均額は1㎡当たり127万円(坪418万円)だ。施設総面積を地価公示価格並みの金額に換算すると340,184×127=43,203,368万円となる。毎日5,370人が利用すると仮定すると、年間の利用者一人当たり利用金額は43,203,368÷(5,370×365)=約22万円となる。
目黒区は地価水準が高いからこのような数値になったが、額の大きさに驚かされる。
もう一つ、公園自体の利用者が激減しているデータを示そう。国土交通省の平成26年度「都市公園利用実態調査報告書」によると、規模が1か所平均0.3haと比較的小さい街区公園の平日の最大時在園者は昭和51年の63人から、平成26年は26人へと約6割も減少した。その他の近隣公園、運動公園、総合公園、広域公園、国営公園も23~54%減少。増加しているのは地区公園のみで、こちらは36%増加している。
当然のことながら、最大在園時の一人当たり占有面積は逆に増加しており、街区公園は42㎡から108㎡へと約2.6倍に増加している。
この理由を報告書では触れていないが、最大の理由は加速度的に進行している少子高齢化だろうと推測されるが、果たしてそれだけか。記者は、指定管理者制度の導入など維持管理費の削減と管理責任を回避する利用制限の強化もその一因だとみている。
一つ例示しよう。5年前に立川市のマンションを取材したときだ(別掲記事参照)。公園の周囲は鍵付きのフェンスで覆われており、開園するのは平日の9時から午後4時までで、土・日曜日は閉園するほか酒気、寝泊り、迷惑行為、ペットの放し飼いなどが禁止されていた。泥酔者による喧嘩等の不法行為が多数発生するようになり、連日昼夜を問わず大騒ぎの状況になり…たかりや恐かつとも思われる犯罪行為も発生したための規制だった。近くの保育園児はフェンスの中でハイハイをして遊んでいた。
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長々と公園での喫煙と利用者減、規制強化などについて書いたが、言いたいのは公園のあり方を行政任せにしないで、利用者のわれわれも積極的にかかわらなければならない時に来ているのではないかということだ。先日、トーセイの「相模原」のマンションを見学してつくづくそう思った。
東京ドームに換算すると約35個分の161haの公園面積を誇るわが多摩市の「多摩市みどりのあり方懇談会」(2013~2014年)の懇談会会長を務めた涌井史郎氏は、「多摩市には、多様な公園緑地がたくさんあります。市民ニーズを上手く反映しながら公園緑地の利用効用と存在効用の拡充を図るために、自分が積極的に関わって意見を言い、自らもそこに責任を果たしていく。こういう協働の関係性を、公園緑地を媒体にして作り上げていくことが、多摩市のみどりのルネッサンスではないかと考えます」と締めくくっている。
記者は民設民営を提案したい。公園利用者は劇的に増加するはずだ。

「お玉が池児童遊園」
老いも若きも愚者も賢者も…平等貫く新型コロナ/自死したはずのセミが生き返った

pdfはこちら 高齢者.pdf

新型コロナの爆発的な感染が止まらない。東京都の8月1日の感染者は472人となり3日連続して過去最多を更新した。20代女性は前日の83人から87人へ増え過去最多となり、20代男性も前日の129人と同数の過去最多タイ。感染経路不明者は前日の289人を上回る305人(不明率64.6%)となり過去最多を更新した。
厚生労働省のデータによると、全国の感染者は8月1日現在35,836人で、死亡者は1,011名となっている。
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気になる高齢者の感染もじわじわと増加している。7月の半ばまでは70歳以上の感染者は10人を下回る日が多かったが、15日に10人を記録すると、その後はほとんど10人を超え、20人台に乗った日も3日ある。
新型コロナは老いも若きも、愚者も賢者も、富める者も貧しき者も、生きとし生けるもの、差別など全くせずあまねく平等・公平に降り注ぐ。〝夜の街〟などと差別を助長し分断を図ろうとしているのはわれわれだ。
触らぬ神に祟りなしというではないか。先日も書いた。高齢者の皆さん、逃げて逃げて逃げまくろうではないか。外に出てもタバコは吸えず、小池さんは酒も控えろというではないか。
ここまで書いて、先の〝逃げて逃げて逃げまくれ〟の記事のアクセス数を調べたら、わずか100件強しかなかった。2年前、丸の内の「逃亡犬」に〝逃げて逃げて逃げまくれ〟と書いた記事のアクセス数は何と3,335件もあるではないか。小生の声は逃亡犬には届くのに高齢者には全然届かない。これはどうしたことだ。
RBAの読者の皆さん、小生は一人でも多くの人が生き延びられるようにと連日コロナの記事を発信している。どなたでもいい。「#(ハッシュタグ)」をつけて記事を拡散していただけないか。
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昨日(8月1日)わが家のベランダで〝自死〟したはずのセミが生き返り、この日(8月2日)しばし休息したのち何もしゃべらず飛び去った。〝自死〟というのは小生の早合点で、あるいは単なる休息だったのか、死んだふりをして夢でも見ていたのかもしれないが、何はともあれ目出度しめでたし。
それにしてもセミが死んだり休息したりするときは必ず仰向けだ。なぜか。
⇒詳しい人がいるもんだ。ネットで調べたら、セミは飛翔コントロールが悪く(西武の投手と一緒)、落ちると重い背中側から落ちるそうで、コンクリなどでは起き上がれず死に至るとあった。
なるほど。今朝も寝転がって足をバタバタしているのをかみさんが割りばしで起こしてやったから飛び立ったのか。小生は砂糖水(死に水ではない)を添えてやったが、全然飲まなかった。挨拶くらいしろよ。

before(前日) after(今日)のセミ
都の新型コロナ感染者463人2日連続して過去最多更新20~30代で72%(2020/8/1)
野村不 多様なニーズに対応する「DOMA-STYLE」×「つながROOM」開発
野村不動産は7月31日、多様なニーズに対応する間取り提案「DOMA-STYLE(ドマスタイル)」×「つながROOM」を開発、近く分譲する「プラウド湘南藤沢ガーデン」に導入すると発表した。
「DOMA-STYLE」×「つながROOM」は、同社の入居者向けアンケート調査から生まれたアイデア。「玄関まわりのスペースが狭くて不便」という悩みに対して、専有面積に占める玄関スペースの割合を通常よりも高めることで多用途に使用できる土間スペース「DOMA-STYLE」を実現。
また、「ライフスタイルや家族の成長に合わせた間取り」という希望に対して、その時々のニーズに合わせて「子供部屋コーディネート」「仕事部屋コーディネート」など自由自在に用途を変えられる空間「つながROOM」を開発した。
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この種の提案は、マンションも分譲戸建ても必須条件になる。最近取材した事例ではコスモスイニシア「日暮里テラス」の提案が秀逸だった。
野村不動産も10年前に分譲した「中野ツインマークタワー」で、「土間」スペースと「LDK」などを緩やかにつなぐ「ライフガレージスペース」を提案したことがある。

「Doma(土間)」とLDK一体化 コスモスイニシア「日暮里テラス」企画秀逸(2020/6/26)
都の新型コロナ感染者463人 2日連続して過去最多更新 20~30代で72%

pdf 東京都 新型コロナ 月日別・年代別・男女別 感染者の推移.pdf
7月31日の東京都の新型コロナ感染者は463人となり、前日の367人に続いて2日連続で過去最多を更新した。うち289人が経路不明者で、こちらも7月23日の225人を上回る過去最多となった。
年代・性別では、20代男性が129人となり、これまでの最多だった7月10日の89人を大幅に上回り、20代女性は前日の72人から83人へ2日連続して過去最多を更新。30代男性はこれまで最多だった7月23日の56人を上回り、過去最多となった。20~30代で332人となり、全体の71.7%を占めた。
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昨日、「セミが元気」と書いた。そのセミかどうかは分からないが、ベランダで〝自死〟していた。そんなに傷つけるような記事ではなかったはずだが…。そういえば今日は音なしの西武打線と遺書(一緒と書いたつもりがなぜ遺書になるのか、パソコンまで馬鹿にするのか)静かだ。

ベランダで〝自死〟していたセミ
地域との親和性重視したランドプラン優れる トーセイ「相模原」竣工完売

「THEパームス相模原パークブライティア」(大通りに面した北西側)
トーセイが竣工完売した「THEパームス相模原パークブライティア」を見学した。スーパーを併設したJR相模原駅圏最大級の全243戸で、地域との親和性に配慮したランドプランが優れている。
物件は、JR横浜線相模原駅から徒歩5分、相模原市中央区相模原三丁目の商業地域(建ぺい率80%、容積率500%)に位置する敷地面積約4,301㎡の15階建て243戸。専有面積は57.68~75.75㎡、坪単価は175万円。建物は2020年2月末に竣工済み。デザイン監修は南條設計室。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。
2018年秋から分譲開始し、キャンセル住戸は発生したがほぼ3月末までに完売。5月に引き渡しも完了した。来場者は約1,000組、歩留まり率は約25%にのぼった。市内の購入者属性は、市内居住者が約7割で、勤務先は市内が約5割、60歳以上の高齢者が2割強。キャッシュでの購入も目立ったという。
現地は、車道・歩道合わせ幅員25メートルのさがみ夢大通りに面したスーパーの跡地。建物は1~2階にスーパー・店舗を配置し、スーパーの利用者の利便性と、地域との親和性を高めるためメインストリート・スーパーに面したもっとも条件のいいエリアに約270㎡の提供公園を設置し、2層吹き抜けエントランス-ライブラリー・フォレストラウンジ-隣地の緑へとつなげる〝グリーンチェイン〟を実現した。
共用部にはゲストルーム、パーティルーム、ライブラリーラウンジ、キッズルーム、スタディルーム、エアリーテラスなどを設置。住戸プランは70㎡台の角住戸を除きすべて57~68㎡台の南東向き2LDK~3LDK。
プロジェクトを主導した同社アセットソリューション第3本部第1事業部サブマネージャー・上野裕二氏は、「戸数は当社物件では過去最大。他社マンションや戸建てとの差別化を図るため共用施設を充実させたのが、広域集客ができ、歩留まり率の高さ、60歳以上の購入比率、キャッシュで買われる方の多さにつながった。プランニングでは、これまで植栽が充実したマンションの販売を担当しており、今回もデザイン監修に南條洋雄氏を起用。隣地の緑の借景と敷地内の緑のつながりを重視したランドプランにした。生垣・中高木は雑木林をイメージし混植にした。高木は私自身が川口の造園業者さんに足を運んで選んだもの。機械式駐車場の外観は敢えてデザインに取り込んだ」と語った。

南東側

エントランス
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横浜線沿線には大企業の工場・研究所などが多く、以前からマンション需要が旺盛だが、他の沿線と連絡する新横浜、長津田、町田、橋本を除き戸建てとの競合もあり、単価的には坪200万円の壁が厚く、数年前には坪150万円を割る物件も分譲されるなどグロス志向の強い沿線だ。
同社のマンションはもう少し強気の価格設定も可能だと思ったが、当時、他社物件との競合もあり、冒険はしたくなかったのだろう。坪175万円はリーズナブルな価格ではないか。
優れているのはランドスケープデザインだ。隣地のソメイヨシノの大木などの借景と調和するよう敷地四囲に緑地帯(歩道状空地)を巡らせ、提供公園(公開空地)と合わせ緑をふんだんに盛り込んでいる。記者が見たところ、メインストリートにはイチョウの街路樹や植え込み以外、緑を配した建築物はほとんどないので、異彩を放っていた。
緑地帯、提供公園は市の建築基準条例に基づいて整備されたものだろうが、メインストリートに面して約270㎡の公園を配するなど、総合設計制度に適合した建築物以外ではまず常識的には考えられない。過去に事例がないか記憶を手繰り寄せたが、一つも思い浮かばなかった(住居系立地はかなりあるが)。
この点について、上野氏は「提供公園は市に譲地するから計画に不要な場所(建築計画の影響の少ない場所)を譲地するのがセオリー。最も良い場所を購入者が得るべきというのが業界の常識なので、社内でも賛否両論があった。施工の長谷工さん、南條設計室とも何度も検討を重ね実現した」と経緯を語った。
取材後、併設されているスーパーで昼食代わりに缶ビールを買い、提供公園のベンチに腰掛けて飲んだが、公園-2層吹き抜けのエントランスラウンジ-隣地まで数十メートルにわたる緑が見渡せた。商業エリアのマンションこそ、このような地域との親和性を重視すべきだとつくづく思った。市も「この公園はマンション事業者から提供されたものです」くらいの銘板を設置していいのではないか。

植栽

提供公園
連日更新される「過去最多」に意味はあるのか 都の新型コロナ感染者367人

連日のように更新されるので「過去最多」の見出しにいかほどの値打ちがあるか分からないが、東京都の新型コロナの感染者は7月30日、これまで最多だった7月23日の366人を一人上回る367人となり、過去最多を記録した。うち感染経路不明者は204人(不明率55.6%)で、こちらは7月23日の225人に次ぐ多さだった。
年代・性別で過去最多となったのは次の通り。( )内はそれまでの過去最多。
・20代男女147人(7月17日147人)
・20代女性 72人(7月16日68人)
・30代女性39人(7月23日、7月24日37人)
・40代男女53人(7月23日51人)
・40代男性37人(4月11日、7月25日34人)
70歳以上の高齢者の感染も7月に入って増加傾向にあるが、20人以下に収まっており、中野江古田病院の院内感染が判明した4月12日の73人のような数値になっていないのが唯一の救いか。
◇ ◆ ◇
いま一つ焦点が定かでなく、愁いを含んでいるのか慈愛のまなざしなのか、それとも蔑みの視線かは読み取れなかったが、メジロとは逆の目の周りが黒く縁取りされた小池都知事の口から〝日常〟とほぼ同義語の〝特別(警報)〟なる言葉が飛び出したのをテレビで観て、これがwith&afterコロナだと覚悟を決めた。
そしてこの日(7月31日)取材から帰り、この記事を書こうとしたら31日の感染者は463人になったとテレビが報じた。
街も人も元気がない分だけ今年のセミはやけに元気だ。〝そらみたか〟と聞こえてならない。セミにまで馬鹿にされたか。
新型コロナ感染者・感染率(7月28日現在)上位10都道府県の感染者で全体の86%(2020/7/29)
https://www.rbayakyu.jp/rbay-kodawari/item/5571-7-28-10-86
〝駅なのか街なのか〟JR東日本最大規模の「グランスタ東京」8/3開業 トイレに注目!

プロジェクト説明会場となった広さ272㎡のイベントスペース
JR東日本グループの鉄道会館は8月3日(月)、JR東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」を開業する。東京駅の八重洲丸の内連絡通路のほぼ中央に設けた新たなスペースに66店舗が出店し、既設の88店舗と合わせて154店舗・約11,300㎡の施設となる。利用者の利便性を高めるため、新改札口「グランスタ地下北口」も設置する。開業に先立つ7月30日、プロジェクト説明会・メディア内覧会には400人超が詰めかけた。
プロジェクト説明会に臨んだ鉄道会館社長・平野邦彦氏は、「昨日は新型コロナ感染者が全国で初めて1,000人を突破し、鉄道の利用客も減り、厳しい出発となるが、この日の内覧会には400人を超えるメディアの方に来ていただいた。わたし自身も10数年前からこのプロジェクトに関わってきたので感慨深いものがある。鉄道路線の起点であるゼロキロポイントである東京駅を基点に日本へ、世界へ新たな価値を発信していく」と挨拶した。
続いて登壇した同社営業本部マーケット開発グループ・新井裕之氏は、〝JR東日本最大級の施設〟〝駅なのか街なのか〟〝不可能を可能にする〟〝ここが目的となる〟〝もう東京は迷わない〟などと魅力的な言葉を連発し、同社総合企画本部ステーションシティマネジメント室・鎌田洋二氏は、3階部分から地下まで7フロアの420店舗をワンストップで迷わずたどり着け、予約や込み具合も分かるスマートフォンアプリ「東京ステーションナビ」について熱っぽく説明した。

新改札口「グランスタ地下北口」

トイレ
◇ ◆ ◇
「グランスタ東京」については添付した記事も参照していただきたい。新規に開業する66店舗のうち半分以上は飲食関係だと思う。各店舗では試食・試飲もできたようだが、この5か月間、外食はほとんどせず三密を徹底して避けている記者は、飲みたい気持ちを抑え恨めし気に眺めただけで、そそくさと立ち去った。駅の改札内で〝宴会〟をやる時代になるのかならないのか。
一番興味があったのは〝見たことがない〟という触れ込みのトイレだった。最近の駅のトイレはきれいになりつつあるが、女性を対象にしたアンケート調査では、公園とともにもっとも嫌われるトイレの上位にランクされている。そんなイメージを払拭する意図があるのだろう。
説明会が終わってすぐ駆け付けた。個室は女性用が8室、男性用が4室。トイレ内全体にアロマの香りが漂い、〝水景〟がテーマと言うとおり、女性用の手洗い場の前面には鏡ではなく水が上から下へと流れるガラス張りの衝立のようなものが設置されていた(男性用は壁面)。嫌なものは全て水に流すという企図もあるのかもしれない。
水は普通の水を循環させているとのことだった。記者は、いっそのこと富士山の伏流水を流し、奥入瀬のせせらぎの音も入れればいいのにと思った。(京王線の駅トイレは、用を足すとものすごく大きな水音がする。小田急線の新宿駅にはトイレ入り口に生花が飾られている)
スグレモノは、ブースの空き具合をアプリで確認できるというものだった。そこで考えた。空きが確認できたら、空きにみんな殺到してやっぱり〝行列ができるトイレ〟になるのではないかと心配だったので、「予約はできないの」と聞いたら、それはないということだった。
同業の女性記者にも感想を聞いたら、みんな「個室も広くていいわね」と答えた。同社スタッフは「商業施設にも負けないトイレ」と説明した。トイレの便器はTOTO製で、ごく一般的なものだった。

女性用トイレ手洗い

女性用トイレ

男性用トイレ(ホテルのトイレにしてもいいくらい)
意外な展開へ 不信任か議会解散か 石川千代田区長が購入した三井レジ「三番町」問題
三井不動産レジデンシャルが2015年末~2016年春にかけて分譲した千代田区三番町の「パークコート三番町」を千代田区・石川雅己区長がご家族の方と共同購入した問題が、とんでもない方向へ発展している。以下、経緯を伝える日経新聞の記事。
「東京都千代田区議会は27日、石川雅己区長が通常は一般販売されない区内のマンションを家族と共同購入した問題に関連し、区議会の調査に対して虚偽を述べ正当な理由なく証言を拒んだとして、地方自治法違反(偽証、証言拒否)の疑いで同氏を東京地検に告発する方針を決めた」(7/27付)
「東京都千代田区の石川雅己区長は28日、区議会の解散通知を議長に提出した。区議会が27日に可決した同氏を地方自治法違反(偽証、証言拒否)の疑いで刑事告発する旨の決議が不信任議決に当たると判断した。ただ区議会は『不信任議決ではなく通知は無効』として解散に応じない考えで、双方の主張が対立している」(7/28付)
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議会解散が有効か無効かはさておく。(地方自治法では議会が不信任決議を行った場合、長は10日以内に議会を解散するか辞職するかを決定できる)
ただ、6月16日に行われた千代田区百条委員会後の囲み取材に対し、「このマンションは販売に非常に苦戦していたようで、価格も下がっている」(7月4日付東洋経済ONLINE)と石川区長が語ったのであれば、これは事実かどうか疑わしいし、仮に「販売に苦戦」「価格も下落」していたから購入したというのは「販売が好調」「価格が上昇」していたから購入するのと同様、〝疑惑〟とは全然関係ない。
少なくとも、販売は極めて好調に推移したことだけは断言できる。添付した記事を読んで頂きたい。このマンションは全92戸(分譲は89戸)をわずか4か月くらいで完売している。坪単価は600万円で、当時の相場や周辺環境、物件の設備仕様レベルからして、記者はものすごく〝割安感〟があると判断し、〝まだ間に合う 今週末が最終分譲〟なる見出し記事を書いた。三井不動産レジデンシャルが「販売に非常に苦戦していた」とも「(設定)価格も下げた」とも聞いていない。同社は「適正価格」と答えるはずだ。
議会が問題にしているのは、「区議会の調査に対して虚偽を述べ正当な理由なく証言を拒んだ」ためであるので、石川区長やご家族の方がこのマンションを購入すること自体まったく問題はないはずだ。記者は〝いい買い物をされた〟と思う。石川区長はこのほか4物件も購入されているというから相当のお金持ちなのだろう。
また、このマンションは「千代田区の総合設計制度の認定を受け、地区計画の高さ規制50mより10m高い容積緩和を受けている。制度iに適合するよう専有面積を50㎡以上とし、4方に公開空地を設け、防災性能を高めているのが大きな特徴」とも記事に書いたが、その認定を受けたマンションを区長やその家族が購入することも違法ではないはずだ。
問題があるとすれば、「事業者協力住戸」を区長ら家族の方が購入したことだろう。「事業者協力住戸」は一般的に地主や、その事業に協力した個人・法人などに優先的に割り当てられるもので、明確な定義もなく、基本的には誰に売ろうが、あるいは売るまいが(差別的な理由は違法とされるケースもあるだろうが)デベロッパーの勝手だ。いくらで分譲したかも公表されない。(かつて住宅金融公庫付きマンション制度があったときは、必ず公告して申込者が複数の場合は抽選するよう定められていたが)
その意味からしても、区長らが購入したこと自体法的に問題はないはずだ。もちろん、地位を利用して価格を下げるよう、あるいは利益を誘導するような契約を強要すれば話は別だろうが…。
さて、どのような展開を見せるか。区は区民全員に一律12万円の特別支援給付金支給を盛り込んだ補正予算案を上程した。議会が解散したらご破算となるのか、区長が辞任したらどうなるのか。
まだ間に合う 今週末が最終分譲 三井不レジ「パークコート三番町」(2016/3/10)
新型コロナ感染者・感染率(7月28日現在)上位10都道府県の感染者で全体の86%
厚生労働省が発表した7月28日現在の都道府県別新型コロナ感染者を元に人口10万人当たりの感染率を表にまとめた。
全国の感染者数は31,184人で、人数の多い順に東京都11,611人、大阪府3,430人、神奈川県2,286人、埼玉県2,146人、千葉県1,522人、福岡県1,481人、北海道1,399人、愛知県1,172人、兵庫県1,026人、京都府677人が上位10都道府県。この10都道府県で全感染者の85.8%を占めている。
少ないのは、ゼロの岩手県、鳥取県7人、徳島県16人、秋田県18人、島根県29人、青森県31人、香川県45人、山口県51人、長崎県59人、大分県62人の順。
感染率では、全国平均が24.7人で、高いのは東京都83.3人、大阪府38.9人、埼玉県29.2人、福岡県29.0人、石川県27.6人、北海道26.6人、京都府26.2人、神奈川県24.8人の順。この8都道府県が全国平均を上回っている。
逆に感染率の低いのは、ゼロの岩手県、1.3人の鳥取県、1.9人の秋田県、2.2人の徳島県、2.5人の青森県、3.5人の岡山県、3.8人の山口県、4.2人の三重県4.3人の島根県、4.4人の新潟県がベスト10。
ヒューリック 2020年12月期 2Q 順調に推移し増益 ホテルは29億円の営業損失
ヒューリックは7月29日、2020年12月期第2四半期(1~6月)決算を発表。売上高は160,265百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は46,907百万円(同20.3%増)、経常利益は45,257百万円(同23.0%増)、純利益は27,547百万円(同5.4%増)となった。
新型コロナの影響でホテル・旅館事業では売上高11,170百万円(前年同期比111.9%増)、営業損失2,914百万円(前年同期は営業損失141百万円)と振るわなかったが、不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売上も順調に推移した。


