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仲井氏(如水会館で)

 プレハブ建築協会は5月30日、通常総会後に記者会見を開き、同協会会長・仲井嘉浩氏(積水ハウス代表取締役兼CEO社長執行役員)が今年度の重点的な取り組みについて説明した。

 仲井氏は、今年度の重点施策として3点を挙げ、その一つは、「住生活向上推進プラン2025」の総仕上げの年であるとし、次期の「住生活向上推進プラン2030」を立案し、より質の高いストック生成を目指すと語った。2つ目は災害対策で、激甚化する自然災害に平時から備えるため、協会本部事務所を移転し(新事務所は千代田区麹町2丁目14-2、麹町NKビル)、BCP対応、データ管理、DX効率化を推進するとした。3点目はストック対策で、耐震性・省エネ性など山積する既存ストックの課題解決に取り組み、人材育成にも力を入れると話した。

◇        ◆     ◇

 いつか機会があったら仲井氏に聞こうと思っていることが一つある。住宅の緑被率アップについてだ。言うまでもないことだが、「都市の緑地は、美しい景観の形成、温室効果ガスの発生やヒートアイランド現象の緩和、災害時における避難路・避難場所等の形成、雨水の流出抑制機能の発揮、身近に親しめる多様なレクリエーションや自然とのふれあいの場、野生生物の生息、生育環境の確保など多様な効果を有している」(国土交通省:まちづくりGXの検討状況資料)。記者は「住宅」と外構の緑は不可分だと思う。

 しかし、全国の市街化区域の緑被率は減少する一方で、最新のデータでは23.2%にしか過ぎない。首都圏の分譲戸建ての平均敷地面積は30坪(100㎡)がやっとだ。これでは敷地内に緑を確保するのは難しい。

 一方で、国も自治体もグリーンに対する補助・助成制度を設けてはいるが、一般住宅に対して緑化を義務付けているところは少ないはずだ。施主・戸建て購入者もまた、住宅と外構・緑を切り離して考える人が多いからか、外構の緑化は後回しになる。

 不動産の価値を評価する制度・指標にはCASBEE、WELL Building Standard、LEED認証、SITES、ABINC認証、i-tree…たくさんあるが、これらを統合して緑の価値を可視化する取り組みをプレ協に期待しているのだが…。

◇        ◆     ◇

 プレ協の令和6年度事業報告で気になる数値が示されている。「令和6年度の新設住宅着工戸数は、81.6万戸(対前年度比+2.0%)で、うち持家22.3万戸(同+1.6%)、貸家35.7万戸(同+4.8%)、分譲22.9万戸(同-2.4%)となった。このうち、プレハブ住宅では、全体9.4万戸(同-6.7%)で、持家2.6万戸(同-4.5%)、貸家6.2万戸(同-8.0%)、分譲0.5万戸(同-14.1%)となった」とし、「住宅市場を取り巻く環境は大変厳しい」としていることだ。

 果たしてそうか。住宅市場が縮小傾向にあるのはいまに始まったことではない。今後も、税制面でのメリットが大きい賃貸はともかく、持家や分譲が縮小するのは間違いない。

 しかし、大手のハウスメーカー・デベロッパーの決算数字を見ても、軒並み売上高、営業利益はアップしている。時代の変化、多様なニーズに対応しているからだ。優勝劣敗-この原則はビジネス界では貫徹される。

カテゴリ: 2025年度

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井戸氏

 野村不動産は5月30日、「物流事業戦略発表会」を開催し、今後3年間で15棟・延床面積約130万㎡・投資額約3,000億円の事業化を決定したと発表した。累計では運用棟数60棟・延床面積約365万㎡・投資額8,000億円になる見込み。

 日本国内のEC市場規模は令和5年で24.8兆円(前年比9.23%増)と増加を続けている一方、運送事業者における時間外労働の上限規制による「2024年問題」や、物流施設での商品包装・仕分け・検品などに従事する様々な労働力不足が深刻化しており、今後具体的な対応をしない場合、新型コロナウイルス感染症拡大以前の2019年度の貨物輸送量等と比較し、2030年度には約34%不足する可能性があると言われている。

 同社は、物流業界が直面している様々な課題に対して、首都圏以外のエリアでも物流施設を開発することによる長距離配送の中継輸送への対応や倉庫内自動オペレーションの最適化を目指した「Techrum(テクラム)」の取り組み、冷凍冷蔵倉庫の開発、地域コミュニティ活動の促進に寄与する活動も積極的に行っていくとしている。

◇        ◆     ◇

 記者は、これまで物流事業を取材したのは大和ハウス工業と三井不動産くらいで、野村不動産が2006年に「Landport厚木」を竣工してから現在まで45棟、約70万坪の実績を積み上げてきたことなど全然知らなかった。

 興味がないからでもあるが、この業界については、のどに小骨が刺さっている気がかりなことが一つある。「物流」は「嫌悪施設」か否かだ。今から7年前の2018年5月、当時、三井不動産の常務執行役員ロジスティクス本部長・三木孝行氏(58)が記者発表会で「もはや、(当社は)後発ではない。(物流施設は)嫌悪施設ではない」とぶち上げたのがきっかけだった。これには衝撃を受けた。

 それまで記者は、物流施設は建築基準法では「倉庫」に該当し、住居系用途地域では建築不可なので、「嫌悪施設」だと理解していた。ただ、「嫌悪施設」そのものは法律用語ではないことも知っていた。建基法にも都市計画法にもそのような規定・文言は一つもない。「嫌悪施設」は、不動産流通促進センターが不動産取引に当たって、消費者などとのトラブルを避けるため、倉庫などを「嫌悪施設」と例示し、きちんと説明することを求めているものだ。なので、三木氏が「物流施設は嫌悪施設ではない」と話したのに衝撃を受けた。驚いたのは記者だけではなく、業界関係者もそうなのか、記事に対するアクセス数は約4,000件に達した。

 考えてみれば、物流施設で働く人はいわゆるエッセンシャルワーカーだ。建築規制があるからといって何の根拠も示さず「嫌悪施設」と決めつけるのは気の毒だ。

 そこで、この日(30日)、会見に臨んだ同社常務執行役員都市開発第二事業本部長・井戸規昭氏らに三木氏の発言を紹介し、「野村さんのこれまでの45施設は嫌悪施設か。そうでないのなら、業界あげて実態調査を行い、きちんと消費者に伝えるべきではないか」と質問した。

 これに対して井戸氏は「ここに出席している3人は物流施設が嫌悪施設だとは全く思っていない。物流あってこそお客様に荷物が届けられる。重要な社会インフラの一つ。不動産協会にも物流事業委員会(平成30年度設置)があり、横とのつながりもある。業界全体として地域貢献をアピールし、盛り上げていく」と話した。

 ぜひそうしていただきたい。ただ、「横とのつながり」にはやや引っかかるものがある。不動産協会には物流事業を手掛けるデベロッパーはほとんど加入しているはずでまとまるのは早いだろうが、〝アナログ業界〟の代表と言われる業界全体との連携は進むのか。

 国土交通省によると、物流の関連団体は日本物流団体連合会、日本倉庫協会、日本ロジスティクスシステム協会、利用運送振興会、航空貨物運送協会、日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会、全国通運連盟、日本冷蔵倉庫協会、全日本トラック協会…市場規模が大きいから当然ではあるが、住宅・不動産関連団体(かなりある)のそれとは比べものにならない。

 最大の業界団体と思われる日本倉庫協会の設立は昭和23年4月で、会員数は3,500社もあるようだ。一方で、日本物流団体連合会の設立は平成3年7月で、企業会員は78社、団体会員は14団体。これらの会員の中には記者もよく知っている既存の大手倉庫会社が名を連ねているが、デベロッパーの名は一つもない。これはなぜか。業界団体同士で縄張りを争う時代ではないはずだ。今度機会があったら聞いてみよう。

地域との共生・協創目指す持続可能な物流拠点 IHI・野村不「Landport 横浜杉田」(2025/4/19)

売上高、営業利益、営業利益率とも拡大・向上大和ハウス事業施設(物流)事業(2024/10/12)

「物流施設」=「嫌悪施設」=「倉庫」なのか三井不ロジスティクス記者説明会(2024/7/12)

「最早、後発でない」「嫌悪施設でもない」三井不ロジスティクス本部長・三木氏(2018/5/21)


 

 

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「丸の内 日本ワインWeeks2025」オープニング・イベント(丸ビルで) 

三菱地所は5月29日(木)~6月18日(水)の3週間、丸の内エリアで日本ワインを学び、楽しむイベント「丸の内 日本ワインWeeks2025」を開催する。日本ワインは海外で高く評価されている一方で、国内の流通量は約5%に留まっていることから、一大消費地である丸の内でイベントを開催することにより、日本ワインの認知及び消費の拡大を目指すもの。初日の29日には、丸ビル1階THE FRONT ROOM テラスでメディア向けオープニング・イベントが行われ、日本ワイナリーアワードで五つ星を6年連続して獲得している「YAMAZAKI」が参加者・メディアに大盤振る舞いされた。記者はボトル1本くらいあけた。

第一部では、主催者を代表して三菱地所執行役員・榑林康治氏が「今回のイベントは2回目。日本ワインは海外で高く評価されているが、日本では飲む機会が少ない。丸の内には海外からもたくさんお客さんがいらっしゃる。日本ワインを広めるプラットフォームになれる。今回の日本ワインを学び、飲み、応援するイベントでは20店舗で展開するほか様々な催しも用意している。何度も足を運んでいただきたい」と挨拶。

続いて登壇した、主催者でもある日本ワイナリーアワード協議会の代表理事代表・遠藤利三郎氏は「日本ワインはクラシック音楽と一緒。どんな人がどういう場所で作っているのか、なにをもってワインをつくっているのかなどの思いを知ると、いくら飲んでも楽しくなる、感動を覚えるようになる。ぜひ日本ワインを学び、飲み、楽しんでいただき、輪を広げていただきたい」と語った。

ゲストとして登壇した北海道三笠市のYAMAZAKI WINERYの醸造家・山﨑太地氏は、「いま日本中のブドウ畑が丸の内に集まっている。全国の文化、歴史、景色を体感していただきたい」と、ミスワイン運営本部代表・下田悠氏は、「本日は皆様とご一緒に時間を過ごせること、とても楽しみにしてまいりました。ミスワインの役割は、ワインを通じて人と人をつなげること、私自身も、全国のワイナリーを訪れ、生産者から直接お話をうかがい、自分の言葉でその魅力を伝えています。進化が止まらない日本ワインは欠かせない存在。今回のイベントが日本ワインのムーブメントになることを期待しています」とそれぞれ語った。

ゲストの一人、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏は、「ラグビーとワインは親和性がある。ひたすら飲んでいる。誰と飲むのかも楽しいが、時間とともに変わっていく、それが感じられる、ユーモアなどを分かち合えるのがとても素敵だと思う」と語った。廣瀬氏は全国のコメ作りを応援する活動を行っている。

2部では、日本ワイナリーアワードで五つ星を6年連続して取得しているYamazaki Wineryの山﨑太地氏と(一社)北海道三笠観光協会の下村圭氏による「日本ワインの生産地を学ぶ ~北海道三笠1億年のモノ語り 唯一無二、三笠の大地とワインのマリアージュ~」と題したオープニング・トーク(19:0020:30)が行われた。

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この日ふるまわれた「YAMAZAKI」ワイン

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左から榑林氏、遠藤氏、山﨑氏

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左から下田氏、廣瀬氏

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        ◆     ◇

 記者は、酒ならなんでも飲む。以前は、ビール、日本酒のほか、みんな寝静まってから、角氷の音を聞きながらバランタインウイスキーを飲むのが日課で、4日に1本ボトルを開けていた。つまみなどいらない、ブルーチーズだけでいい。糖尿病の烙印を押されたのも酒のお陰だ。

最 近は家で専ら飲むのは〝体にいい〟らしい芋焼酎(鬼火)だが、外ではその日の気分次第でビール、日本酒、ワイン(白のみ)を飲む。ワインはコーヒー代わりに飲むことも多い。先日は、グラスワインを頼んだはずなのに、ちゃんと伝わらなかったためかボトル1本が出されてびっくりした。持って帰ろうとも思ったが、事情を話してグラスワインにしてもらった。

 この日(29日)は、一部で登壇された方のコメントはしっかりメモに取ったつもりだが(声はよく聞こえなかった)、乾杯の後の第2部は全然聞かず、トマトとチーズの盛り合わせのみでボトルにして1本くらい飲んだ。

 なにが素晴らしかったかといえば、隣り合わせた参加者(後で配布資料をみたら参加費は3,000円)と意気投合し、しばし酒について歓談できたことだ。

 その参加者のお二人の女性のお薦めは、それぞれ「森の風(奈良県)」と「百合仕込み(大分県)」だった。記者は高知県の「司牡丹」「船中八策」と、わが多摩市限定の「原峰の泉」、それとモンゴルの馬乳酒だが(北杜市の「丸の内」もおいしいし)、辛口なら銘柄を選ばない。ワインは「シャルドネ」が好きだ。丸の内では三菱一号館にある店を利用する。ビールを飲むのなら、東京駅八重洲地下中央口に最近オープンした「TOKYO Craft BEER STAND」がお薦めだ。喫煙室もある。

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神奈川県開成町で摘んだ記事が大好きなドクダミを1時間半も掛けて会場に運び、参加者にプレゼントしようと思ったが、誰も受け取ってくれなかった。家に持ち帰っても怒られるので、通行人に勧められるままに新宿駅のトイレに置いてきた(憎まれっ子世にはびこる)

 

 

 

カテゴリ: 2025年度

Screenshot 2025-05-28 at 12-18-00 【ニュースレター(三井不動産レジデンシャル他)】豊かな環境を次世代へつなぐ「エリートツリー」苗木の里親プロジェクト-2.pdf.png

 三井不動産レジデンシャルは5月27日、日本製紙と三井住友銀行のサポートを受け、誰でも気軽に都心マンションから植林に参加できる「エリートツリー」苗木の里親プロジェクトのトライアルを開始したと発表した。

 プロジェクトでは、「エリートツリー」を同社分譲の都心マンション入居者などの自宅で約1年間育苗してもらい、育苗期間を終えた苗は日本製紙が回収し、社有林へ植林を行い、将来的には日本製紙グループの製品へと生まれ変わる。

プロジェクトの第一弾として、2025年5月24日(土)に同社の分譲マンション入居者などを対象としたワークショップを実施。入居者など96名が参加し、432本の苗が配布された。

 エリートツリーは、従来品種に比べ成長性・CO2吸収量が約1.5倍、花粉量が一般的なスギ・ヒノキの半分以下で、通直性に優れた特徴を持つ。農林水産省はエリートツリーなどを2030年までに林業用苗木の3割、2050年までに9割以上へ拡大させる目標を設定しており、今後の普及拡大が期待されている。

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「GREEN WALK」

 野村不動産は5月27日、「BLUE FRONT SHIBAURA」プロジェクトの一環として、JR浜松町駅から芝浦エリアをつなぐ歩行者専用道路と一体となった緑のアプローチ「GREEN WALK」内エリアに設けた3店舗の「GREEN WALK内飲食店メディア内覧会」を行った。店舗は5月30日(金)に開業する。

 公開したのはJaho Coffee & Tea(カフェ)、PALM SPRINGS CLUB(アメリカンダイニング)、Ortu(イタリアン酒場)の3店舗。Jahoは、Boston,Salemから来た、田町店に次ぐ2店舗目。フルーツタルト、チキンサラダサンドが〝一番人気〟とか。コーヒーは自家焙煎。PALMは、天然酵母バンズ使用の“本格グルメバーガー”と“自家燻製フィッシュの''オープンサンド''をメインにした南カリフォルニアを彷彿とさせるアメリカンダイナー。フルボトルワインを2,000円で販売するという。Ortuは、「農園」を意味する店名で、野菜たっぷりのイタリア惣菜と擦りたて生ハムが売りのトラットリア。いずれも地元に縁のある新業態などで、地元を盛り上げる狙いがある。

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aho Coffee & Tea(カフェ)

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PALM SPRINGS CLUB(アメリカンダイニング)

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Ortu(イタリアン酒場)

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「GREEN WALK」

◇        ◆     ◇

 3店舗のなかで記者のお薦めはPALMだ。この日は飲酒不可だったので飲ませてもらえなかったが、酒屋で1,200~1,300円で販売しているワインだそうだ。ワインの値付けは〝仕入れ価格の3倍〟と言われているから、これは安い。2人で飲めば一人1,000円だ。

 もう一つ。今回は試食が取材の主旨だったので関係者からの説明はなかったが、記者は「BLUE FRONT SHIBAURA」の「GREEN WALK」(壁面緑化)が素晴らしいと思っている。

 先に国土交通省は都市緑地法に基づく優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)の「TSUNAG 認定」で、BLUE FRONTを★2つ(満点は★3)にしたのは審査員に見る目がないと思っている。店舗内外の天井に国産材が使用されているのもいい。

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PALM SPRINGS CLUB(アメリカンダイニング)

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PALM SPRINGS CLUB(アメリカンダイニング)ワイン

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「BLUE FRONT SHIBAURA」エントランス部分

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南口自由通路

国交省「TSUNAG 認定」トリプル・スター 東京建物/三菱地所など/積水ハウス(2025/3/18)

 

カテゴリ: 2025年度

以下は、2013年以降の「RBAタイムズ」WEB版の記事に対する20255月現在のアクセスの多い順に100件を紹介したものだ。RBA野球大会の参加チーム紹介などは300万件を突破しているので、それらは除外した。100件の総アクセス数は1,317,983件で、1件当たり平均は約1.3万件。2013年以降としたのは、RBAタイムズWEB版は2004年から発信しているのだが、2013年以前のアクセス数はカウントできないからだ。記事見出し(URL)、発信年月日、アクセス数の順。

もっとも多いのは、2014年のカンナ削り全国大会の模様を紹介したもので約3.1万件。大会参加者の方からのアクセスが多いからだろうが、これには記者も驚いている。2番目は禁煙キャンペーンに対する批判記事だが、同じような疑問を感じている喫煙者がたくさんいるということだろう。3番目は飯田グループホールディングス誕生の記事。同社グループ会社を取材してきたからこそかけた記事だ。

この100件の記事に対するそのアクセス数は多いのか少ないのか、アクセス数に値する質が保たれているのかどうかも記者は分からないのだが、100件のうち、いわゆるコピペ記事は1件もない。読者の方は、様々な出来事を記者がどのような視点で見て記事にしているかを知りたいことがよく分かる。業界紙の宿命である商業主義におもねない姿勢も評価されているのだろうと思う。また、記者のポジションであるマンションだけでなく、分野は多岐にわたっていることからも、読者の皆さんの関心もそれだけ広いことがうかがわれる。RBA野球大会の記事も少なくないが、さすがプロだ。G.G佐藤さんや長崎慶一さんの〝集客力〟には脱帽するほかない。

拙い記事を辛抱強くよんでくださっている読者の皆さんに感謝申し上げる。

2013年以前の「牧田記者のこだわり記事」はアーカイブで、RBA野球大会の記事も第17回大会以降について読んでいただけるはずだ。

1 数ミクロンのカンナ削りの技を競う 「第30回全国削ろう会 小田原大会」 (10/11/2014 ) 31,013
 タバコ消費税は税金の三重、四重取りではないか (04/10/2019)27,303
3 建売住宅のガリバー企業誕生 飯田グループホールディングス(02/11/2013) 25,515
4 大手デベロッパー6社全て「(倒産の)危険水域」!?「週刊ダイヤモンド」28/06/201921,035
5 住友林業が三井物産を抜き3位に上昇 わが国の社有林面積(16/01/2015)19,942
6 
コロナ禍で驚異的売れ行き 東武鉄道他「流山おおたかの森」(25/08/2020)19,732
7 ケン・コーポレーション田中健介会長が死去(07/01/201418,970
8 東京建物「Brillia Tower池袋」はなぜ売れたか(09/09/2013)18,605
9 6000戸の松原団地 建て替え本格化 戸数(面積)制限なぜ(12/01/2015)18,161
10 三井不リアル 副社長に 学生野球日本一に導いた慶大卒の遠藤靖氏(02/03/2019)17,943
11 猛烈な風と雪 図らずも実感 「Fujisawa SST」のガーデンパスの効果14/02/2014)17,660
12 ..佐藤ら元プロ7人擁すトラバース参戦 第30RBA大会 最多69チーム12/05/2018)17,501
13 倒壊した5階建て(7階建てか)ビル含む約3割の建築物が旧耐震02/01/202417,461
14 
あれから17年 国立マンション訴訟終結 支援者の「会」が上原氏への寄付募る08/01/2017)17,138
15 
どうなるマンション管理士 平成30年度 過去最少の受験者14/01/2019)17,117
16 表も裏も美しい 東大「ダイワユビキタス学術研究館」14/05/2014)16,945
17 マンションの玄関ドアに引き戸は採用できないか08/09/2014)16,880
18 三井不レジ「檜町公園」 わが国の最高価格マンション1戸55億円 成約済み15/07/2016)16,365
19 RBAの星〟三井不・志村亮氏(51)が12年ぶり登板 抜群の制球力健在 20/11/201716,351
20 業界最高級 駒沢モデル87坪・3億円 大和ハウス 富裕層向け「MARE-希-」 28/04/2021)15,695
21 野村不 戸建て「プラウドシーズン稲城南山」全87戸が早期完売へ (15/07/2018)15,653
22 平田元会長の独断専行が粉飾決算招く 住宅事業伸ばせ すてきナイス27/07/2019)15,157
23 東京2020オリ・パラ選手村 敷地売却価格は地価公示の10分の1以下の〝怪〟04/08/201615,147
24 
東京オリンピック選手村 事業協力者は三井不レジなど13社グループ28/03/201515,002
25 
積水ハウス 「ザ・リッツ・カールトン京都」完成 2月7日開業25/01/2014)14,939
26 朝日新聞が創業以来の大赤字に 人員削減不可避  (07/12/2020)14,768
27 
市街化区域編入から44年 稲城・南山の区画整理で分譲開始25/09/2014) 14,555
28 
1300万円でどうか 旧逓信省庁舎跡地の三井&三菱「三田ガーデンヒルズ」30/04/2022) 14,312
29 G.G.
佐藤さんの実父 トラバース社長・佐藤克彦氏がポラス分譲地で絵画展06/02/2019)14,260
30 圧巻の12階の天井・サッシ2.72mだからこそ不満も 大和ハ「xevoΣ PREMIUM29/09/2018)14,245
31 積水ハウス 2ブランド体制へ ミドル価格帯の木造新ブランド・新会社10/03/2018)14,212
32 大和ハウス 熊本地震に対する対応を発表 現時点で建物の倒壊なし18/04/201613,883
33 制球を乱す各投手 マウンドの高さ25.4センチのはずがまっ平28/09/2014) 13,832
34 大和ハウス芳井社長「これほど心がこもった祝詞聞いたことがない」02/11/2019)13,693
35 積水ハウス もっとも一級建築士の多い会社 スーパーゼネコンしのぐ11/03/2017)13,411
36 東京建物 目黒駅前の再開発マンション 坪単価は500万円超か22/08/2014)13,294
37 マジックでない マジックが消えた 積水ハウス新「イズ・シリーズ」19/05/2014)13,147
38 多摩ニュータウンの課題を解決し、魅力をどう発信するか13/02/2014)13,135
39 マンション有効率 じわじわと上昇 間口も狭まる一方 建築費上昇15/10/2015)13,081
40 代ゼミの廃校問題 法律の壁厚く不動産事業への展開は難しい 03/09/2014)12,979
41 皇居に隣接 三菱地所 最高級Sクラスの「大手町パークビル」14/02/2017)12,913
42 
またまた「街路樹が泣いている」 千代田区 街路樹伐採で賛否両論08/09/2016) 12,832
43 
「驚きの次元が異なる」鹿島建設他「勝どきザ・タワー」18/04/2014)12,775
44 
つくばの一等地 タカラレーベン「レーベン ザ TSUKUBA」人気14/04/2014)12,428
45 「過去に類を見ない反響」 野村不の戸建て「千里円山町」/大阪市は1低層がない29/08/2018)12,378
46 
国交省に喫煙所があった 屋上の吹きっさらし 常時10人は利用? 29/11/201912,275
47 積水ハウス 4階建て複合型多目的マンション「BEREO PLUS22/01/2014) 12,259
48 
質疑応答で40回 鼻につく菅総理の「そうした」「思います」05/02/2021)12,133
49 
後を絶たないマンション施工不良「設計監理」機能は働いているか17/10/2015)12,118
50 元プロ野球首位打者・長崎慶一氏(元大京コーチ)RBA25周年懇親会16/11/2013)12,063
51 前途多難 佐倉市・千成に見る郊外団地の現状と課題20/01/2016)11,922
52 近鉄不・京阪電鉄不・長谷工コーポ 実利を取る戦法か「王子飛鳥山」23/04/2014) 11,856
53 
東京都 新型コロナ感染者・率 区市町村別は新宿が断トツ24/07/2020)11,813
54 強まるバルコニーでの禁煙 「共同の利益」に反しないのか27/09/2014)11,805
55 東京建物「Brillia Towers目黒」の坪600万円が意味するもの02/04/2015)11,670
56 RBA 25
周年懇親会に458人 盛大に祝う コメント集22/11/2013)11,659
57 東京ドーム決勝は三井リアルティ-東急リバブル 第4Club-D cup(07/11/2013) 11,639
58 分譲企画⇒バブル崩壊⇒ホテル⇒分譲コンバージョン リスト「三浦海岸」28/05/2022)11,603
59 野村不 稲城の3つの区画整理事業地で千数百戸の戸建て・マンション02/08/2014)11,538
60 名球会・谷繁氏の息子デビュー グローバル住販 圧勝 東建不販 17与四死球15/06/2018)11,344
61 進化するシニア向け所有権付き「デュオセーヌ」 フージャース 04/09/2018)11,314
62 全ての中堅デベに贈る メジャー7に勝つマンションプロジェクト09/03/2020)11,054
63 越谷レイクタウンで見た雑草すら生えない建売住宅の一群29/04/2014)10,909
64 長谷工コーポ 建売住宅の老舗・細田工務店をTOB 子会社化25/12/2019)10,881
65 本物の億ション 森トラスト「フォレセーヌ赤坂檜坂」22/10/2014)10,812
66 東急不 会員制リゾート「熱海伊豆山&VIALA」開業08/08/2013) 10,792
67 〝大手と互角に戦える〟フージャースアベニュー「国立」15/10/2013)10,780
68 筑波研究学園と多摩ニュータウン 似ているのか似ていないのか12/04/201410,721
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三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス晴海タワーズ」 03/03/2014)10,707
70 
過去最多の64チーム参加 大混戦必至 第29RBA野球大会 抽選会(16/06/2017)10,699
71 伊藤忠 積水ハウスを圧倒 元西武・立花氏の息子デビュー 03/07/2014) 10,679
72 大和ハウス×ユニクロ 共同物流事業を展開 第1弾は「有明」14/10/2014)10,666
73 「エネマネハウス2014」 記者の評価1は東大 早大は?30/01/2014) 10,571
74 
豊島区新庁舎 盲導犬トイレがあるのにどうして食堂や喫煙室は08/05/2015)10,442
75 人で溢れかえる 「立体都市公園制度」活用した「MIYASHITA PARK06/09/202010,403
76 三井不 日本橋再生の第二弾「コレド室町2」「コレド室町318/03/2014)10,358
77 三井不レジ キッチンを動かせる画期的商品「Imagie(イマジエ)」08/09/2015)10,329
78 三井不 ビルも賃貸も億ション並み「和」盛り込んだ「日本橋再生」29/01/2014)10,315
79 
三井ホーム 平屋建ての新商品「WEST WOOD(ウエストウッド)」15/12/2015)10,201
80 
なぜだ! 都心9区にないのに中央区と港区には市街化調整区域14/02/2020)10,144
81 こだわり記者が選んだ2013年 話題のマンション28/12/2013)10,097
82 桜上水団地の建て替え 野村不動産・三井不レジ「桜上水ガーデンズ」10/09/2013) 9,933  
83 野村アーバン 初V 中川、復活の満塁弾 茂木好投 リバブル及ばず23/05/2018)  9,885  
84 オリンピック選手村 都が事業協力者募集 どこが選ばれるか26/01/2015) 9,868  
85 元ロッテドラフト1位の積水京葉・木村投手 ナイスを手玉 52安打完封(05/07/2017) 9,863  
86 三井・野村の二強に待った 住友不動産が分譲戸建てに参戦 (22/01/2015) 9,851 
87 
日本建築学会「もうひとつの居場所(サードプレイス)をどこに持つ」18/03/2014)9,819  
88 新型コロナの影響は不透明だが…2020年着工戸数は分譲が持家を逆転10/04/2020) 9,810  
89 アキュラホーム〝カンナ社長〟宮沢氏、入社式で手本示す03/04/2014) 9,807  
90 
三井不レジ〝二世帯マンション〟「TSU-GU-IE〈ツグイエ〉」 01/02/2014)  9,793  
91 リファイニング建築のすごさを見た 「千駄ヶ谷 緑苑ハウス」24/03/2014) 9,776  
92 勝負に出た 三菱地所ホーム エアロテック+フルリフォーム20/10/2017) 9,704  
93 みずほ、住友不販、野村アーバン、積水が8強 第4回Club-D cup21/09/20139,665  
94 「麻布霞町」を超えるか 三井不レジ「パークマンション三田綱町」04/07/2014)9,660  
95 タカラレーベン新ブランド「THE LEBEN」第一弾28/03/20149,591  
96 大和ハウス 建て替え・請負強化の新商品「xevo Σ17/01/2014) 9,521  
97 中身は最高…応募半減 木住協 第21回「木のあるくらし」作文コンクール27/10/2018) 9,458  
98 ミレニアル世代向け 2階リビング 三井ホーム新商品 「Lucas(ルーカス) 29/05/20199,398    
99 ハウスメーカー2強 〝住〟を深掘りする積水、多角化進める大和ハ26/11/20149,332  
100
これでいいのか 被災地復興土地区画整理事業(13/02/2014)9,315

                            

                                 

                                 

 

カテゴリ: 2025年度

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「GRAND HOSTEL LDK 東京西葛西」の「ビーチラウンジ」

 大和ライフネクストは5月21日、“一つの大きな家(LDK)”をコンセプトにした新たなホステルブランド「GRAND HOSTEL LDK」の「GRAND HOSTEL LDK 東京西葛西」が完成したのに伴うメディア向け内覧会を行った。

 施設は、元スポーツクラブの建物を一棟丸ごとリノベーションしたもので、東京メトロ東西線西葛西駅から徒歩4分、RC造5階建て延床面積約3,258㎡。ベッド数289室。開業は5月28日。

 既に「THE STAY シリーズ」として展開中の「THE STAY OSAKA 心斎橋」を 2025年2月に、「THE STAY SAPPORO」と「THE STAY SAPPORO ANNEX」を同年4月に「GRAND HOSTEL LDK」としてリブランドオープン済み。「LDK」ブランドとしては今回が4施設目となる。今後、大阪、広島、名古屋で出店を予定している。主なターゲットはインバウンド。

 同規模の一般的なホステルと比べてラウンジなどの共用スペースの面積を広く確保し、ゲストはラウンジでゆっくりとくつろぐことができ、シェアキッチンで他ゲストとのコミュニケーションを楽しむなど、様々な過ごし方ができるのが特徴。

 部屋タイプはドミトリールーム(154ベッド・全9室)、グループ個室(3~6名・全9室)、ホテル個室(2~8名・全22室)の3種類。ドミトリールームは通常タイプのほかに「女性専用ドミトリー」、プライベートスペースを確保した「シングルドミトリー」を用意。ホテル個室は室内に専用のシャワールーム・洗面台・トイレ付き。2世帯での利用も可能な8名部屋にはアイランドキッチンを配置し、長期滞在にも対応している。

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ラウンジ

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プロジェクションマッピングが上映されたラウンジ

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ラウンジ

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バナナの繊維を編んだソファと白砂

◇        ◆     ◇

 従前がプールだった4階を「ビーチラウンジ」とした企画が素晴らしい。コンセプトの〝LDK〟が見事に演出されている。ラグジュアリーを含めたホテルはたくさん見学、宿泊してきたが、何の気兼ねもなく自由にふるまうことができるラウンジは初めて経験した。  

 空間全体をビーチに見立て、床にはオーストラリア産の真っ白な砂を敷き、バナナの繊維で編んだソファベンチを配置。ビーチを取り囲む5段(全体で1mくらいか)の木調デッキは波型とし、劇場かあるいは競技場のような雰囲気を醸し出している。

 上段のフロア「デッキサイドラウンジ」には、ビリヤードやボードゲームが楽しめる仕掛けを施し、シェアキッチンは24時間利用が可能で、では上がった料理はペンダントライト(竹製か)と天蓋付きの席で楽しめるようにしている。

 広さは全体で約200坪(660㎡)。これほど広いラウンジは、リゾートホテルにはあるかもしれないが、普通のホテルにはまずないはずだ。

 素晴らしいからこそ欲も出た。海辺の朝や夕方などを映し出すプロジェクションマッピングもいいのだが、足りないのは没入感だ。えも言われぬ海辺や森林の香りを漂わせてほしい。

 客室は、他のホテルとそれほど違わない。「ドミトリールーム」などは、終電に乗り遅れ、多額のタクシー代を払うのも馬鹿馬鹿しく、飲み仲間と一緒にカプセルホテルに泊まり、囚人服のようなパジャマを着せられ、手首には鍵をはめさせられた、若かりし頃の〝蹉跌〟が蘇り、いい気分がしなかった。一人当たり料金(4,000~1万円)を考えると〝格安〟だと思う。

Screenshot 2025-05-22 at 20-45-52 【大和ライフネクスト】ニュースリリース:新感覚の“体験型”ホステル「GRAND HOSTEL LDK東京西葛西」5月28日開業.pdf.jpg
「デッキサイドラウンジ」

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デッキサイドラウンジ

Screenshot 2025-05-22 at 20-46-21 【大和ライフネクスト】ニュースリリース:新感覚の“体験型”ホステル「GRAND HOSTEL LDK東京西葛西」5月28日開業.pdf.jpg
「ドミトリールーム」

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エントランス

カテゴリ: 2025年度

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優勝したソニー生命チーム

めっちゃ楽しい-大手町・丸の内・有楽町 仲通り綱引き大会実行委員会(構成:三菱地所、大丸有地区まちづくり協議会、大丸有エリアマネジメント協会)が主催して522日行った「大手町・丸の内・有楽町 仲通り綱引き大会2025」を取材した。〝めちゃくちゃかっこいい〟〝めっちゃ強い〟〝めっちゃうれしい〟などの声があちこちから発せられ、昨日まで腹痛で七転八倒していた記者も〝めっちゃ楽しかった〟。優勝したのは2年ぶり4度目のソニー生命で、圧倒的な強さで他チームを寄せ付けなかった。

大会は、就業者の健康づくりや交流を目的に2017年から行っているもので、今回が9回目。会場は東京・丸ビルと丸の内二丁目ビルの間を通る都道・丸の内仲通りなど。平日の昼休み時に借り切り516日、19日、20日、21日に予選、準々決勝戦が、この日は準決勝戦、決勝戦が行われた(参加40チームが8ブロックに分かれ総当たりで戦い、各ブロック1位がベスト8に進出)。

優勝は2年ぶり4回目のソニー生命。2位は日本郵船、3位はリファインバースグループとテンスターズダイニング、ベスト8は三菱商事、アラコム・アジア・ジャパン、CBRE、ペニンシュラ東京。ソニー生命チームは、元ラグビー日本代表選手からなる「ラグビーレジェンドチーム」とのエキシビジョンマッチでも完勝した。

大会後の表彰式で、41日付で新設された三菱地所エリアマネジメント事業部の部長に就任した長谷川真氏(前広報部ユニットリーダー)は「熱い戦いに私も胸が熱くなった。この大会は、イベント・活動・体験を丸ごとバックアップする取り組みの一つ。こんな使い方ができることに気づいていただければ嬉しい」と語り、この日からの新TVCM「丸の内は、次を問う。」を紹介し、「世界から選ばれる丸の内にしたい」と話した。

優勝したソニー生命の高橋薫社長も登壇し「気は優しく力持ちの選手に拍手を送りたい」と称えた。(ご褒美はの問いには)「気持ちだけ」と笑わせた。

ラグビーレジェンドチームの田中史明氏(元ラグビーワールドカップ日本代表)は「女性の方も参加でき、笑顔で行えるのが素晴らしい。日本全国を活性化できる。来年はリベンジしたい」と講評した。

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3位のリファインバースグループチーム(左)とテンスターズダイニングチーム

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準優勝の日本郵船チーム

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左から長谷川氏、高橋氏、田中氏

        ◆     ◇

ここ23日、おなかが痛く、抱腹絶倒ならぬ七転八倒。21日の東京建物「FIAN(フィアン)」の記事では、校正する元気もなかったため、何と8か所の誤字脱字があった。東建の副社長・和泉氏の「氏」は「市」になっており、「席」は単語登録している「積水ハウス」になっていた。広告代理店の方から指摘されるまでわからなかった。昨日は、取材を終え、家に帰ったのは夜9時。1合の焼酎も飲めず、10時には倒れこむように寝た。

そして今日22日。取材はキャンセルしようと思っていたが、腹の具合はなんともなかったので出かけた。結果は上段で書いた通りだ。

綱引きはとても単純な競技だ。テクニックは必要なのだろうが、力が強いほうが勝つ。男性も女性も一度は小さい頃に経験しているはずだ。勝てばもちろんうれしいが、負けても自分だけが責任を問われることはない。笑って済まされる。とても楽しい競技だ。

そして、何が素晴らしいかといえば、東京のど真ん中、実勢地価にしたら日本一の坪23億円はするはずの丸の内仲通りの都道の占用許可を得て実施していることだ。都の道路占用許可基準は気が遠くなるほどの規制がある。それをクリアしている三菱地所をはじめとする大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会の地道な活動のおかげだろう。

そこで、東京都に提案だ。丸の内仲通りは廃道にしてはどうか。都の公共広場にし、三菱地所も施設の一部を無償で貸与し、ルールを定めてみんなが利用できるようにしたらどうか。仲通りは間違いなくわが国のウォーカブルな街づくりのモデルケースだ。

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三菱商事チーム(ネクタイ姿のリーダーに拍手喝采)

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テンスターズダイニング(今度利用しよう。安くしてくれないか)

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〝勝ち負けなんか関係ない〟(女性には1mのアドバンテージを与えてはどうか)

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カテゴリ: 2025年度

 日本政府観光局(JNTO)は5月21日、2025年4月の訪日外客数は前年同月比28.5%増の3,908,900人となり、過去最高となったと発表した。また、2025年1月の3,781,629人を上回り、単月としても過去最高を記録したとしている。

 春の桜シーズンで前月に続き多くの市場で訪日需要が高まったこと、アジアの一部市場や欧米豪市場ではイースター休暇に合わせて海外旅行需要が増加したことなどが主な要因で、東アジアでは中国、香港、欧米豪では米国、豪州を中心に訪日外客数が増加した。


 

 

カテゴリ: 2025年度

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左から三浦氏、和泉氏、柳川氏、石塚氏

東京建物は5月21日、高度金融人材育成施設「FIAN(フィアン)」の開所戦略発表会を開催し、オックスフォード大学や東京大学、シンガポール国立大学アジアデジタル金融研究所などと連携し、東京を起点としたグローバルエコシステムの強化と、国際金融都市・東京の競争力強化に貢献する「AIと金融の未来研究会」を設けた背景、狙いなどを説明した。

発表会で同社代表取締役副社長執行役員・和泉晃氏は、同社が参加組合員として事業参画している「呉服橋プロジェクト(八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業)」の先行施設としてグローバル金融システムのプレーヤーと連携を取りながら企画運営する施設として「FIAN」を開設し、第一期(2025年度)の「AIと金融の未来研究会」にはSMBC日興証券、みずほフィナンシャルグループ、商工組合中央金庫、三井住友銀行、大和証券など大手金融機関など8社がプラチナ会員として参加すると説明。賛助会員を含めた会員は3年後には300社に拡大すると語った。

AIと金融の未来研究会」座長の東京大学大学院経済学研究科教授・柳川範之氏は、オンライン、ネットの世界だけでは新しいオープンイノベーションは生まれないとし、「交流を通じて国内外の最先端の知見を活用できる高度金融人材を育てるのが研究会の大きな柱の一つ。もう一つは、縦割り構造の壁を打破すること。金融機関同士、あるいは金融庁、日本銀行、国土交通省の担当者などと話しあう機会などないのが現状。今後は横連携を進めないと大きな発展は望めない。研究会ではお互いが学び議論しあうことで、ネットワーク効果とか新しい技術が生まれることを期待している」と述べた。

NTTデータ経営研究所・石塚昭浩氏は「このような取り組みはわが国ではほぼなかった」と、来賓として挨拶した東京都産業労働局国際金融都プロモーション推進担当部長・三浦知氏は「都が推進している『国際金融都市・東京』構想2.0と皆さまの取り組みは目指す方向が一致している。大変期待している」とそれぞれ話した。

施設は、地下鉄日本橋駅直結(東京駅から徒歩6分)、東京建物日本橋ビル11階の約443㎡。最大70名収容のセミナー・イベントスペースのほかシェアオフィス(個室4室、会議室1室、コワーキング約25席)から構成。

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実寸大の4畳半の畳をモチーフにしたエントランスのアート(畳は井草を使用し、中央の鏡は緑、赤、青に変化する)

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受付カウンター(植物は本物)

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ラウンジ

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竹筒に本物のカンパニュラ、アジサイなどを活けているラウンジ(ソファの後ろはフェイクグリーン)

        ◆     ◇

 AIと金融はもっとも苦手で縁遠い分野だ。しかし、AIを活用しないと企業も社員も生きられない世の中になるだろうということは容易に想像できる。三井不動産は、現在のDXの年間投資額200億円を2030年には350億円に拡大すると発表したし、大和ハウス工業が2019年に立ち上げたデジタルコンストラクションPJの人員は51名だったのが、現在は268名に増やしているのも聞いた。

 今回の発表会で注目したのは、わが国の金融機関の後進性と、金融機関に限ったことではないが、縦割り社会・組織の弊害についてだった。

配布された資料には「NTTデータによると、2024年時点で世界の金融機関の約69%が生成AIを導入済または試験運用中である一方で、日本国内金融機関では、既に生成AIを活用している企業は31%、施行段階を含めると58.1%に留まっている…海外と比較して〝実装〟のフェーズに課題がある可能性が高い」とある。金融機関ですらこの程度だ。全業種ではどうか言うまでもない。

縦割り社会・組織の弊害が論じられたのはバブルがはじけたあたりからだ。それまでグローバル企業ランキングで上位を独占していたわが国は、その後、凋落の一途だ。その原因の一つに硬直した縦割り社会・組織にあると記者は考えている。

柳川氏はこの縦割り社会・組織の壁に挑戦すると話した。大和ハウスは今年41日付で、縦割り組織に横ぐしを入れる大幅な機構改革を行っている。世の中が劇的に変わる予感がする。

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「呉服橋プロジェクト」現場

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施行中の「呉服橋プロジェクト」(左は三菱地所「常盤橋タワー」)

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「常盤橋プロジェクト」の北側の現在(首都高速が取り払われ、日本橋川が再生されるのは2040年)

DXとCEが世の中を劇的に変える 大和ハウス「業界動向勉強会<建設DX篇>」(2024/12/12

驚嘆 2030年の年間DX投資額350億円に拡大 三井不「DX VISION 2030」策定(2024/8/5

 

 

 

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