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「BLUE FRONT SHIBAURA」

 野村不動産と東日本旅客鉄道は6月12日、共同で開発を進めている「BLUE FRONT SHIBAURA」ツインタワーのうち南側の1棟目「TOWER S」の全体開業を2025年9月1日に決定し、また、浜松町芝大門・竹芝・芝浦の3地区で開発・運営を行う事業者と共に、共創型のまちづくり組織「芝東京ベイ協議会」を2025年11月を目途に設立することを決定したと発表した。

 同プロジェクトは、「TOKYO&NATURE」を施設コンセプトに、都市の利便性と自然の豊かさが融合する〝空と海と緑〟の芝浦らしい自然の繋がりを意識した空間づくりを行い、多様なニーズに応え地域にひらかれた施設を目指す。

 1~3階のショップ&レストランは9月1日、7~33階のオフィス&オフィスサポートフロアは8月、35~43階のラグジュアリーホテルフェアモント東京は7月1日にそれぞれ開業・入居する。オフィスの入居率は9割弱。うち野村不動産グループは3割、本社をはじめ8社が入居する。

 本社移転の理由について松尾大介社長は「芝浦エリアは新しい海と空の結節点になることと、新宿本社は約50年間利用してきたことによる物理的な閉塞感から脱却するため。新しい本社は壁を取り払い、新しいイノベーションが生まれる空間とし、外部とのコラボレーションも生まれる仕掛けを施した」と説明した。 

 ブルーフロント芝浦は、港区芝浦一丁目に位置する区域面積約47,000㎡、地上43階地下3階建てTOWER Sと地上45階地下3階建てTOWER Nからなる延床面積約約550,000㎡。建物の高さは約230m。事業主体は野村不動産と東日本旅客鉄道。施工はTOWERSが清水建設、TOWERNは未定。設計は槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラ ップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計。TOWER Sの着工は2021年10月、竣工は2025年2月。TOWER Nの着工は2027年度(予定)、竣工は2030年度(予定)。

 各種認証では、WELLプラチナランク、LEEDゴールドランク、CASBEE 建築・スマートウェルネス オフィスSランク、ZEB Oriented、ABINCなど。

 協議会の構成メンバーは、アルベログランデ、世界貿易センタービルディング、東急不動産、野村不動産、東日本旅客鉄道、貿易ビルサービス。

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28階スカイラウンジ カフェ&バー 

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28階スカイラウンジ テラスエリア

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28階スカイラウンジ ラウンジエリア
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28階スカイラウンジ 個室サウナ

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左から中川氏、新井氏、松尾氏

◇        ◆     ◇

 この日は、正午から「BLUE FRONT SHIBAURA」の記者発表会が「フェアモント東京」で行われると思い込んでいた記者は、余裕をもって会場に着いた。

 ところがどうだ。会見開始は午前11時からだった。主催者の野村不動産ホールディングス代表取締役社長・新井聡氏、野村不動産代表取締役社長・松尾大作氏、東日本旅客鉄道常務取締役・中川晴美氏の挨拶、プロジェクト説明はとっくに済んでいた。ざっと見渡したところ、メディアは100人くらいが参加していた。

 取材の日時、時間を間違えたのはこの2週間で何と3度目だった。最初は5月29日の木曜日、明治記念館で行われた木住協の懇親会で、日にちを間違え前日に駆け付けた。2度目は先週の木曜日の6月5日、マンション管理業協会の懇親会。1時間遅れた。そして今回。理由は簡単、最近記者を悩ませている腹痛も手伝って、日程表に間違って記載したためだ。

 なので、第二部のオフィス共用部・スカイラウンジ内覧会しか取材できなかったが、〝百聞は一見に如かず〟大収穫だった。現時点で最高クラスの共用部だと思う。

 ラウンジは、①エンゲージメント向上の「ラウンジ」②イノベーション創造の「共創」③健康経営の「ウェルネス」④自然を生かした環境の「バケーション」&「テラス」⑤会議室の4つのゾーンに分かれている。

 何が素晴らしいか。ラウンジ内は、最近流行りのアール形状が多用されているのはともかく、約1,500坪のフロアは緑であふれかえっていた。同じような光景は、〝まるで植物園〟の見出しを付けた野村不動産が2023年2月に開設した「プラウドギャラリー新宿」でも体験しているが、それ以来だ。他社を圧倒している。

 これに関連することだが、国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の第一号認定で、「BLUE FRONT SHIBAURA」は最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」に次ぐ「★★」を獲得した。記者はこの決定に異議を唱えた。「★★★」にすべきだと。審査員の方々は現場を見ているのか。

 「ウェルネス」がまた素晴らしい。野村不動産担当者が「メガロスを運営しているからできることで、まず他のオフィスビルにはない」と語ったように、スポーツクラブそのもの。フィットネスのほかにサウナ(男性)、岩盤浴(女性)、シャワー室、メディテーションルームが完備。

 このほか、ヘルスケア測定・管理、予約システムなど共用部のデジタル化により快適な空間を実現する。

 スカイラウンジの利用時間は10:30~22:30なので、ここで寝泊まりはできないが、〝家に帰りたくなくなる〟のではないかと思った。以前のこのエリア一帯は、鉄道や高速の騒音が激しく、働く場所・住む場所ではないと考えてきたが、〝働くなら、住むなら浜松町〟になるような気がした。

 もう一つ、内覧会で驚いたことを紹介する。会見会場となった4階の「ボルルーム」は他のラグジュアリーホテルとそれほど変わらないと思ったが、メインエントランスがある3階の天井高は12mだ。ビル全体の高さは約230m、オフィスフロアの基本天井高は3m(階高4.55m)。単純に1フロアの階高を計算すると約5.3mで、最新のビルは6mを超えていることと比較すると決して高くはないが、1階から3階までの階高・天井高は半端でない。50mくらいあるのではないか。

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エントランス

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「ボルルーム」

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スカイラウンジ(以下、全て)

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テラス

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会議室

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「ウェルネスエリア」

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「ウェルネスエリア」個室(利用料は3000円とか)

野村不「BLUE FRONT SHIBAURA」PJ一環「GREEN WALK」店舗公開(2025/5/27)

国交省「TSUNAG 認定」トリプル・スター 東京建物/三菱地所など/積水ハウス(2025/3/19)

芝浜小学校4年生93人自然、環境、遊び場、交通テーマに発表会芝浦エリマネ(2025/3/18)

〝表と裏をひっくり返し世界一の街に〟野村不「CULTURE FRONT」トークイベント(2024/11/26)

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野村不&JR東日本芝浦PJ「BLUE FRONT SHIBAURA」イメージは寄り添う夫婦(2024/5/31)

まるで植物園五感で体験できる野村不動産マンション総合ギャラリー「新宿」(2023/2/21)

カテゴリ: 2025年度

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「大和ハウスskye(スカイエ)錦糸町展示場」

 大和ハウス工業は6月11日、同社の住宅展示場としては最高価格となる約6億円の重量鉄骨造5階建て「大和ハウスskye(スカイエ)錦糸町展示場」を6月14日(土)にオープンすると発表。オープンに先駆け同日、メディア向け見学会を行った。

 同社は2013年から都市部の建て替え層をターゲットに5階建てまで対応可能な重量鉄骨造の戸建住宅商品「skye」を販売しているが、今回の「大和ハウスskye 錦糸町展示場」は、敷地面積が限られる都心部の土地を有効活用し、店舗、賃貸、インバウンドにも対応しているのが特徴。

 外壁には袖壁「アトラクティブウォール」やタイル外壁などを採用し、外観はスタイリッシュモダンなデザインとしている。

 1階は、賃貸収益を得られる店舗のほか、2台分駐車可能なビルトインガレージを想定。

 2階の約40坪の親世帯住居スペースは、リビングに坪庭を設置するなど、落ち着いた和モダンな空間とし、将来は賃貸スペースに変更することも可能。

 室内階段でつながる3階・4 階の約77.5坪の子世帯住居スペースには、同社の特長である2,720mmの天井高と吹抜けを組み合わせた開放的なLDK(42帖)を設置。4階には、バルコニーにつながるサウナを備えたバスルームや、シアタールームを想定した同社オリジナルの快適防音室「奏でる家」を採用。

 5階の約28.5坪のゲストルームは、インバウンドの民泊対応も可能とし、枯山水をイメージした和風庭園を設置している。

 見学会に臨んだ同社東京本店住宅事業部事業部長・岡田陽氏は、「この展示場は、当社過去最高価格となる6億円。技術とノウハウの結晶。敷地のポテンシャルを最大限生かしたいという顧客のニーズに応え、増加するインバウンドにも対応したもの。当社の東京エリアにおける高額分譲戸建ての契約者の半数は外国人。都心部の分譲マンションの坪単価は1,000万円、2,000万円に上昇しており、この種の戸建て商品は富裕層に理解されるはず。これまで「skye」の受注は年間90棟、うち東京が40棟。平均単価は2.1億円。今回の展示場オープンにより東京の目標を60棟に引き上げる」と語った。

 施設は、墨田区錦糸4丁目(錦糸町住宅公園内)の重量鉄骨造5階建て延床面積約597㎡(180.88坪)。来場目標は年間1,000組。

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3階リビング

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5階和風庭園(手前が三重県産材の紫雲石)

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和風庭園

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 同社の富裕層向け戸建て商品「Wood Residence MARE-希-(マレ)」は素晴らしかったが、今回の「skye」もまた引けを取らない。

 今回の「skye」の価格は、「希」の約3億円の2倍だが、坪単価は「希」が345万円なのに対し「skye」は333万円。設備仕様は「希」のほうが高いと思うが、「skye」のレベルが低いわけではない。

 記者がいいと思ったのは、トータルな質の高さだ。1フロア約40坪。天井高は3階まで2720ミリ。子世帯の吹き抜け空間の天井高は約5.6m、LDKは42帖、サウナ付きの浴室にはトレーニングスペースも併設されており、防音ルーム付き。キッチン収納部分に天然石をあしらったシステムキッチンはイタリア・バルクッチーネで、バックカウンター・収納を含めた総額は2,000万円とか。

 自然素材もふんだんに用いられている。それぞれのフロアには2m×1mの中庭や坪庭が配されており、床はタモ材、壁や寝室には塗り壁、組子、格子など。圧巻はラグジュアリーホテルをイメージしたゲストルームだ。10坪以上ありそうな和風庭園は奥山から渓谷、麓山(人里)、大海をイメージしたもので、景石、飛石、沓脱石、延石、延段には三重県産の紫雲石、栃木県産の芦野石、長野県産の諏訪鉄平石が採用されている。樹木はイロハモミジ、アカシデ、ヤマボウシ、ソヨゴ、クロモジ、ヒメユズリハなど。低木・地被は18種。

 仮に、この住宅展示場のモデルハウスをそのまま分譲したら、駅からの距離(徒歩7分)、錦糸公園に隣接した立地、開放的な接道条件などからして、マンションなら坪単価800万円として14.4億円で売れると思う。

 しかし、課題がないわけではない。同社は建設地を土地面積50坪、建ぺい率80%、容積率300%の商業系エリアを想定しているようだが、このような〝好立地〟の土地は、都心6区はもちろん23区内では〝希〟だろう。仮にあったとしても、土地の価値を最大限生かすなら、土地所有者は自宅兼店舗にはしないのではないか。ガラス張りは覗かれる心配もある。

 そこで考えた。都心部ではなく、準都心や郊外の住居系エリアの需要を取り込むことも可能ではないかと。さらにまた、調整区域の建築基準法34条の1号店舗としても建築できるのではないかと。「希」の受注は郊外や地方が中心のようだから、「skye」の需要層である富裕層の中には、都心の喧騒から逃れ、海や山川の自然を満喫しようと考える人も多いのではないか。

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中庭(3階)

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3階キッチン(手前の横に長い部分は自然石)

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4階の会場から階下を望む

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現地

価格10億円超分譲戸建ての歴史を変えた諸戸の家「代々木上原」完売(2025/3/6)

「希」に見る設計依頼 1か月で来場100組超大和ハウス富裕層向け「MARE」(2021/6/2)

 

カテゴリ: 2025年度

 建設物価調査会は6月10日、2025年5月の「建設物価 建築費指数」をまとめ発表。2015年を100とした東京圏の集合住宅(RC造)の工事原価指数は137.2となり、前月比1.3%、前年同月比6.5%上昇したほか、事務所(S造)、工場(S造)、住宅(W造)とも前月比、前年同月比とも上昇した。他の都市圏もほぼ同様に上昇した。

 上昇要因として、生コンクリートは、セメントや砂などの原材料費や製造プラントの人件費、ドライバーの人件費や燃料油を含んだ輸送費、プラント施設の維持管理費など製造全般のコストの増加を背景としたメーカーの値上げを需要家が認め、価格転嫁していることを上げている。

 一方、電線・ケーブルについて原材料である銅の国際相場価格の下落を背景に、需要家の値下げ要求の強まりから、メーカーや販売店が製品価格を引き下げ、指数動向のマイナスに寄与したとしている。

 事務所(S造)の指数は137.0%で前月比0.4%増、前年同月比3.9%増。集合住宅(RC造)は137.2%で前月比1.0%増、前年同月比5.0%増。工場(S造)は135.7%で前月比0.5%増、前年同月比3.0%増。住宅(W造)は141.5%で前月比0.3%増、前年同月比2.9%増となっている。

 

カテゴリ: 2025年度

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新校舎 イメージ

 三井ホームは6月10日、福島県の学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが運営する桜の聖母学院中学校の校舎増築を設計し、5月27日(火)に着工したと発表。耐火RC造の既存校舎に、同社初の燃えしろ設計を採用し準耐火木造校舎を増築する。来年4月から校舎として使用開始する。

 「児童・生徒・保護者・職員がぬくもりや親しみを感じることができる校舎にしたい」という学校の想いに応えるため、令和4年の建築基準法改正で可能となった「火熱遮断壁等を使用した耐火RC造の建物への木造増築」に挑戦。木造軸組工法(SE構法)を採用し、同社初の柱や梁の燃えしろ設計を行う。一部内装材(床や壁の一部)と家具(下足箱・交流ホールベンチ)に福島県産の木材を活用する。

 施設は、福島県福島市花園町に位置する敷地面積約8,699㎡、2階建て・木造軸組工法(SE構法)、延床面積(増築)約1,466㎡。工事は2025年5月~2026年1月。建築主は学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダム。施設名称は桜の聖母学院小中学校校舎。設計監理・施工は三井ホーム。

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エントランス・下足箱 (左)と教室 イメージ

 

カテゴリ: 2025年度

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村井氏(ワールドインポートビルカンファレンスで)

 輸入住宅産業協会は6月9日、団体設立30周年基調講演及び設立30周年懇親パーティーを開催。ライフスタイルプランナー資格試験の変更も発表した。

 懇親パーティーで同協会会長・村井秀壽氏(スウェーデンハウス代表取締役)は、「フランス・カンヌで開催された住宅博では、わが国から参加した住友林業、大和ハウス工業さんと当社の住宅が高く評価された。食文化もそうだが、ニュージャポニズムとして品質が優れた住宅が再評価されつつある。わが国の住宅市場は苦戦しているが、視点を変え、自信を高めながらアピールすれば輸入住宅も注目されるはず」とあいさつした。

 ライフスタイルプランナー(LSP)資格試験は、1998年に開始し、これまで8,319人の合格者を出している。これまで主に学生を対象にしてきたが、学生の受験が減少しているため、2025年からは社員教育向けに重点を移す。受験者向けにネット配信によるセミナーを実施し、セミナー内容から出題する。また、ライフスタイルリフォームアドバイザーについては、LSP資格試験に統合する。試験日は9月6日(日)、東京、名古屋、神戸など6会場で行われる。

◇        ◆     ◇

 同協会のイベントに久々に参加した。輸入住宅といえば、2006~2007年だったか、東急ホームの輸入住宅「ミルクリーク」が千葉県・土気で分譲戸建てとして最初に分譲されたのを見学したのを思い出す。ずいぶん価格が安く(当時はバブル崩壊後で高い住宅は売れなかった)、合理的な住宅だと思った。その「ミルクリーク」は2020年3月末に事業終了となったのが寂しい。

 スウェーデンハウスのモデルハウスや非住宅施設は何度か取材している。村井氏も「当社が一番」と木製三層窓の断熱性とC値(気密性能)の高さを強調したように、高気密・高断熱の性能の高さはどこにも負けないのではないか。

 ライフスタイルプランナーの合格率は、主に新入社員向けの基礎試験は約8割、営業経験3~4年向けの上級試験は約4割とか。

 ◇      ◆     ◇

 懇親パーティーでは、カナダ林産業審議会・カナダウッド日本代表のショーン・ローラー氏(58)、同審議会沿岸グループ プログラムマネージャーのスコット・アンダーソン氏(62)、カナダ大使館首席補佐官 インド太平洋地域担当特使上級顧問のディビッド・ボストウィック氏(59)ともしばし歓談した。

 ショーン氏はわが国と北米の住宅の違いについて、「日本は人口密度が高く、地震が多いので建築規制が厳しい。住宅は木造が中心だがみんな低い。せいぜい3階建てまで。北米は4階から6階建ては9割が木造」と語り、木造の中高層への活用に期待した。

 スコット氏は「日本で2×4がオープン化されて50年。その価値が評価されている」と、より一層の普及に力を注ぐようだ。

 ディビッド氏は、「話題を変えよう」と注文し、「鳥取がいい。石破さんの出身地・八頭町にも訪れた」と日本通をアピールした。

 どうして日本語が流ちょうなのか聞いたら、スコット氏は「3度目の来日。通算24年間」、ディビット氏は「妻が日本人」、ショーン氏は「タレント(能力)があるから」とそれぞれ語った。日本人は、外国語を話せるようにならないといけないということでは意見の一致を見た。(酒席でなく、ゆっくり話したかった)

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左からスコット氏、ディビット氏、ショーン氏

スウェーデンハウス 世界初3DキャラクターによるVR内覧サービス モデル来場2.2倍(2021/4/21)

「心に響いた『女性登用は経営トップの決意次第』」輸入住宅協議会・岡田会長(2016/6/29)

内装木質化は熟睡長く、知的労働も向上慶大・伊香賀教授が実証(2016/3/22)

スウェーデンハウス同社初のサ高住「大多喜」オーナーは順天堂大駅伝の総監督(2016/2/1)

藝大×スウェーデンハウスクリスマス(ユール)染織専攻作品展12/25まで(2015/12/15)

スウェーデンハウスまたまた「ミカエル」登場スウェーデン技術者招へい(2014/12/15)

スウェーデンハ網なし木製サッシ3層ガラス窓開発(2013/4/23)

スウェーデンハウス 同社の非住宅で過去最大の社宅建設(2013/3/21)

 

 

カテゴリ: 2025年度

Screenshot 2025-06-07 at 18-30-28 20250606_コンパクトオフィス「ASOOM」第1号「ASOOM新橋」が開業|旭化成ホームズ|Asahi Kasei.png
「ASOOM新橋」完成予想図

 旭化成ホームズは6月6日、港区新橋で開発を進めてきたコンパクトオフィス「ASOOM新橋」が2025年6月1日に開業したと発表した。

 デザインに木製サッシを採用し、オープンキッチンや屋上テラス、共用ラウンジ、リフレッシュルームなど居心地を重視したオフィス空間のほか、新しいワークスタイルであるABW(Activity Based Working)に対応したワークプレイスを提供する。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)★★★★、CASBEE(建築評価認証、スマートウェルネスオフィス評価認証)Aランクをそれぞれ取得。

 物件は、都営三田線御成門駅から徒歩4分、JR山手線新橋駅から徒歩9分、港区新橋5に位置する14階建て延床面積約2,378㎡。竣工は2025年5月31日。設計監理はUG都市建築、施工は植木組。

※Activity Based Working(アクティビティ ベースド ワーキング):仕事の内容や気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選べる働き方

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共用ラウンジ

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ABWを採用したワークプレイス/リラックスルーム

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緑に囲まれた屋上テラス/屋上テラスからの眺望

カテゴリ: 2025年度

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遠藤氏(ザ オークラ東京で) 

 不動産流通経営協会(FRK)は6月5日、総会を開き、新しい理事長に三井不動産リアルティ代表取締役社長・遠藤靖氏(61)を選任した。遠藤氏は、桐蔭学園から慶大に進み、野球部主将として85年秋のリーグ優勝、学生日本一に導いた功労者。通算31勝を挙げながら読売巨人軍のドラフト1位を蹴って三井不動産に入社した〝RBAの星〟志村亮氏の高校時代を含め3年先輩。遠藤氏は、総会後の懇親会で次のように挨拶した。

 このたび太田理事長のあとを受け、新たに理事長を拝命いたしました遠藤でございます。開宴に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日は、ご来賓の国土交通省の平田研不動産・建設経済局長をはじめ、日頃からたいへんお世話になっております 関係諸官庁の皆様、友好団体の幹部の皆様、マスコミの皆様、そして会員の皆様には、ご多用中にもかかわらず、このように多数ご出席を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 先ほど、第 56 回定時総会および臨時理事会を開催し、私ども新役員が選任されましたことを、まずはご報告申し上げます。太田前理事長には、令和 5 年から 2 年間、当協会の理事長として、当協会ならびに不動産流通市場の発展に多大なご尽力をいただきましたことをあらためて感謝申し上げる次第です。
 さて、足下の不動産流通市場は高い価格水準を維持し、順調に推移しております。 一方で、世界各地における紛争、為替や物価の著しい変動など、社会・経済環境は大きく変動しております。 この重要で難しい不動産流通市場の重要性を高めるために、現状の課題を 3 点ほどお話ししたいと思います。
 まず一点目としては長年の課題でもあります、既存住宅流通促進のための税制改正です。本年 12 月には令和 4 年度から 4 年間の住宅ローン減税の期限が到来ます。今後の税制改正要望につきましては、関係諸団体と協力して、しっかりと活動して参りたいと存じます。
 次に 2 点目として、新たな不動産流通制度・システムの構築です。国土交通省の旗振りの下、デジタル技術を活用した役所調査の実務展開などにも、ご協力できればと考えております。
 3 点目は、安心安全な仲介サービスの提供であります。 消費者の皆様から信頼され、高く評価されるように、その担い手となる営業従事者への教育研修には、これまで以上に注力して参りたいと考えております。
 課題は以上 3 点でありますが、今後とも関係団体の皆様と連携しつつ、会員相互の結束のもと、協会活動の一層の充実を図り、不動産流通業の発展に寄与して参る所存でございます。
 皆様のご支援、お力添え賜りますよう、お願い申し上げます。
 最後になりましたが、本日ご出席の皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。

◇        ◆     ◇ 

 遠藤氏が三井不動産リアルティ副社長に就任した時のRBAタイムズWEB版の記事に対するアクセス数は、2025年5月27日現在、17,943件(6月5日現在18,069件)で、2013年以降2025年までのアクセスランキングで何とベスト10入りしている。遠藤氏が副社長に就任する2年前に書いた、慶大後輩の志村亮氏が〝快投〟したときの記事に対するアクセス数はベスト19位の16,351件(6月5日現在16,384件)だ。この差は縮まるのか拡大するのか。

 このアクセス数は、もちろん大手デベロッパーやハウスメーカーの歴代社長・会長などの累計アクセス数には歯が立たないだろうが、1本当たりのアクセス数は誰にも負けない。野球の力はそれほど大きいということだ(G.G.佐藤氏を紹介した記事はベスト12位)。

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不動産協会理事長・吉田淳一氏(左)と遠藤氏

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 元三井不動産リアルティ(当時、三井不動産販売)社長で、初代日本郵政不動産社長の岩崎芳史氏(82)にもお会いした。空手2段(2018年は初段だった)の体力は衰えておらず、とても元気だった。「100歳まで生きる」とか。

 岩崎氏は三井不動産の横浜支店長時代、地域密着に徹しマンション事業で圧倒的な力を誇っていた大京に肩を並べるまで成長させた功労者だ。大企業の弱点である〝大男総身に知恵が回りかね〟を克服した。現在の三井不動産社長・植田俊氏の結婚式で仲人役を務めたのは岩崎氏で、遠藤氏も横浜支店に勤務していたそうだ。

 ちなみに、岩崎氏が日本郵政不動産の社長に就任した時の記事は6月5日現在6,369件だ。遠藤氏や志村氏には大きく離されているが、数だけが問題ではない。

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岩崎氏

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 元住友不動産ステップ(当時、住友不動産販売)の野球部スポークスマン兼スコアラーだった越智千明さんにもお会いした。胸には名刺ではなく手書きのネームプレートだったので、オヤッと思ったが、やはりそうだった。今年3月、定年の65歳で退社し、現在は居住地の川崎市の審判団体に属し、毎週日曜日はスタッブ10人とともに3試合の審判をこなしているという。

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越智氏

RBAタイムズWEB版アクセスランキング100(2013年~2025年)

三井不リアル副社長に学生野球日本一に導いた慶大卒の遠藤靖氏(02/03/2019)

〝RBAの星〟三井不・志村亮氏(51)が12年ぶり登板抜群の制球力健在(20/11/2017)

G.G.佐藤ら元プロ7人擁すトラバース参戦第30回RBA大会最多69チーム(12/05/2018)

10年計画で収益の柱に 「自由を愛し、自然体」郵政不・岩崎社長 空手初段も取得(2018/5/21)

 

 

 


 

 

カテゴリ: 2025年度

Screenshot 2025-06-04 at 11-33-11 木造寺院・ホテル・商業施設一体型複合施設の開発事業 日本不動産学会長賞を受賞 東京建物株式会社.png
「東京建物三津寺ビルディング」 

東京建物は64日、宗教法人三津寺との共同事業として建築した「東京建物三津寺ビルディング」が「日本不動産学会長賞」を受賞したと発表した。「歴史ある建造物の保存」「地域の賑わい創出」「日本文化発信」を同時実現したのが評価された。

同ビルは、大阪市中央区心斎橋筋二丁目に立地。用途は寺院、ホテル、物販店舗。設計・施工は大成建設。着工は202116日、竣工は2023929日。

 

 

カテゴリ: 2025年度

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左から川村氏、神保氏、菊地氏(大手町ファーストスクエアカンファレンスで)

 東京建物、読売広告社、プライムプレイスの3社は6月2日、3社による新会社「WonderScape株式会社」を設立し、大型デジタルサイネージやイベントなどにより都市空間に付加価値を創出する「空間メディア事業」を開始したと発表した。2030年までに年間約5件・50億円投資し、売上高約30億円を目指す。

 WonderScapeには、「Scape(まちの風景)」に「Wonder(驚き・不思議)」を与えたいという思いが込められており、同社は今後、全国主要都市で東京建物グループが所有する物件に加え、第三者が所有する物件においても大型デジタルサイネージの設置を進めるとともに、連動したイベントを展開し、まちのにぎわい創出に貢献していく。第一号案件として、地下鉄「大手町」駅直結の大規模複合ビル「大手町タワー」で約300インチの大型デジタルサイネージ「大手町タワービジョン」の稼働を開始した。

 報道関係者向け新会社設立・事業戦略発表会に臨んだ東京建物取締役専務執行役員・神保健氏は、「従来、街づくりは建物を建てることなどハード面が重視されてきたが、10年くらい前から人々の賑わいや都市の活力を生み出すという形に変わってきた。最近では、大阪駅前に4.5万㎡の公園をつくる『グリーングラン大阪』が最たる例」と新会社を立ち上げた背景について説明し、「『空間メディア事業』は都市空間を情報発信媒体(=メディア)として活用することと定義づけている」と語った。

 読売広告社代表取締役社長・菊地英之氏は、「当社は不動産会社や住生活関連会社などの顧客が多いのが強み。今回も、東京建物さんと2021年から共同で取り組んでいる『都立明治公園』が縁となった。市民が街に対して持つ愛着や誇りを可視化する『CIVIC PRIDE』指標を通じて知見を積み上げてきた。このケイパビリティを新会社でも生かしたい」と話した。

 プライムプレイス代表取締役社長執行役員・川村崇氏は、「当社は東京建物グループのプロパティマネジメント事業を展開しており、商業施設の受託件数は全国で64施設に上っている。その8割以上はグループ外」と語った。

 新会社は、東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル、株主は東京建物(56%)、読売広告社(34%)、プライムプレイス(10%)。社員は7名でスタート。社長には神保氏が就任した。

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「大手町タワービジョン」

◇        ◆     ◇

 記者発表会後、第一号案件の「大手町タワービジョン」の見学会も行われた。天邪鬼の記者は、同社担当者の説明をほとんど聞かず、1日約6万人が行き交うという地下通路を通る人々を観察した。デジタルサイネージを正面から見る人は、目に留まっているはずだが、立ち止まって凝視する人はなく、目線を上げる人は10人に1人いるかどうかだった。逆から来る人が立ち止まるシーンはまったくなかった。

 考えれば当然だ。街中に広告が氾濫しており、デジタルサイネージも当たり前になっている。一方で、発表会で配布された資料には、広告売上高の対前年比伸び率が媒体別に示されていたが、伸びているのはインターネット広告のみだ。それでも2015年は15.7%だったのが2024年は6.4%となっているように伸び率は鈍化している。その他では、屋外広告はコロナ禍での落ち込みを取り戻しつつあるが、新聞、テレビは横ばいかむしろ下落している。みんな情報源はネットで、SNSが情報を拡散しているのが現状だ。

 そこで、結論付けたのはデジタルサイネージだけでは大きな効果は期待できないのではないかということだ。広告マーケティングのイロハはAIDMAだ。Attention(注意)-Interest(興味)-Desire(欲求)-Memory(記憶)-Action(行動)へどうつなげるかだ。新会社関係者もそんなことは百も承知のはずで、メディアミックスを通じてイベントなどへ人の動きを誘導するはずだ。「大手町タワー」でいえば、どこに見負けない「大手町の森」がある。三菱地所の「大手町仲通り」の様々なイベントと連携すれば、日本一のストリートになる。他にも展開すれば30億円をはるかに突破できるのではないか。

 発表会では、公共空間の活用もテーマの一つになっていたが、記者は否定的に見ている。公園利用など公共施設・空間の利活用はたくさんの規制がある。そう簡単ではないはずだ。

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3,600㎡の「大手町の森」

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