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 神宮外苑の再開発に反対しているロッシェル・カップさんは8月24日、「都内樹林地のヒートアイランド緩和効果-神宮外苑の気温計測から見えたこと」と題するオンラインセミナーを開催した。ヒートアイランド現象など都市気候の専門家である三上岳彦・都立大学名誉教授の研究チームが8月3日に実施した、神宮絵画館前の樹齢100年超の巨木が植わっている樹林地と再開発により巨木が伐採(一部移植)された地点の気温計測結果を報告した。300人超が視聴した模様。

 三上氏は、これまで調査研究から、この100年間で地球全体の気温は1℃上昇しているが、ニューヨークは2℃であるのに対し東京都は3℃上昇しており、東京都は世界一ヒートアイランドが顕著に現れていると指摘した。都市化・人間活動の影響が大きいとその理由を説明した。

 計測したのは8月3日の午後1時から3時で、当日は台風の影響で北風、南風が吹き、気象庁の観測では34~36℃(銚子は28℃)だったのに対し、絵画館前の樹林地では33~35℃(平均33.7℃)、市街地は33~37℃(平均35.3℃)だったことを報告。その差は1.6℃あり、小さな樹林地でも緑は気温を下げる効果があることが確認できたとした。ローカルヒートアイランドを緩和するには緑と水と風の有効利用が重要とも話した。

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 気象庁の気温観測は、小学校にもあった日影で風通しがいいところに設置した百葉箱の地上から約1.5mの地点の気温だと思っていたが、三上氏によると1970年ころには百葉箱は廃止され、全て筒状の観測器で観測されていると聞いてびっくりした。戦争は平和なり、隷従は自由なり、無知は力なり。

 ロッシェル・カップさんの精力的な活動には頭が下がる。300人超の視聴者の方がどのような人か知らないが、あちらこちらの街路樹が電信柱のよう強剪定され、都市の緑被率がどんどん低下している現状を変えるための活動をしていただきたい。

 小生は、外に出るといつも街路樹や草花と会話を交わしているし、その都度、記事にもしている。少しは役立っていると思う。RBAホームページから「街路樹」で検索すると2013年以降で240件以上がヒットする。最近の記事では8月21日の長野駅近くのマンションの記事で、市の市街化区域内の緑被率は東京23区平均の18.5%とほとんど変わらない19%に過ぎないことを書いた。

 都市も地方も緑環境が過小評価され、〝便利地、好立地〟が過大評価されていると思う。なにもかもモノサシが狂っている。

神宮外苑問題新たな局面へ「都の公園まちづくり制度は違法」専門家有志が主張(2025/7/15)

長野駅近くで最大級のマンション267戸うち24戸が億ション東京建物・穴吹興産業(2025/8/21)

 

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〝(高校生同士のお友達ですか)いえ、母親と中学生の親子です〟(左がお母さん)

 ハウスメーカーの広報担当部門で構成される住宅広報連絡会は8月23日、「地域活動の現状視察」の一環として恒例の南越谷阿波踊りの視察・体験会を実施した。

 南越谷阿波踊りは、ポラス創業者の声掛けによりはじめられたもので、今回が39回目。徳島、高円寺と並んで「日本三大阿波踊り」と称され、毎年8月下旬の金曜日から日曜日までの3日間で約70万人が訪れる夏の一大イベントとなっている。

 視察・体験会には、各社の広報担当のほか住宅関連マスコミ各社、フリージャーナリスト、業界団体など数十人が参加。南越谷駅近くの飲食店で腹ごしらえをしたあと、有名連の阿波踊りが鑑賞できる舞台踊りの見学と、素人の参加も可能な「にわか連」として〝踊る阿呆に見る阿呆〟に参加した。

 記者は、声が掛った20年くらい前からほとんど参加している。今回は、この日から9日前の14日、大腸ポリープの切除手術を受けており、病院の先生から10日間は禁酒するよう厳命された。なので、この前はノンアルコールを8合飲んだが、酒は一滴も飲んでいなかった。

 宴もたけなわ。少しくらいはいいだろうとコップに氷を入れ、安くもないが高くもない芋焼酎を注いで2杯飲んだ。月並みな言葉だか五臓六腑(大腸が反応したかどうかは不明だが)に染み渡った。阿波踊りがきついのは十二分に知っているので、記者は一度もにわか連に参加したことはないが、沿道からすそよけの下に覗く白き脛の美しさにしばし声を失った。

 全て世はこともなし-いま現在、わが西武の今井投手がロッテ相手に2-0で完封勝ちを決めた23日21時の時点で身体に変調をきたす兆候は全くない。以下、カメラに収めた写真を紹介する。

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踊り方を始動するポラス広報担当

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なんだか敗残兵のようであきれてものも言えなかった

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ポラス広報担当から手ほどきを受け、ものの数分で鉦をマスターした広報担当者(左)

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〝俺は20数年前から皆勤賞だぞ、肝心の現役の広報はどうした〟(高天原の仙人のようなこの方が吸っているニコチン・タールが1ミリのタバコと、小生の8ミリのタバコを交換した。家に帰って吸ったら、強烈なはっかが口腔を刺激した。頭を刺激するまでは至らなかった)

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酒が飲めなくてつまらないので、下足番をした

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 世の人の心惑はす事、色欲には如かず。人の心は愚かなるものかな。匂ひなどは仮のものなるに、しばらく衣裳に薫物すと知りながら、えならぬ匂ひには、必ず心ときめきするものなり。九米の仙人の、物洗ふ女の脛の白きを見て、通を失ひけんは、まことに、手足・はだへなどのきよらに、肥え、あぶらづきたらんは、外の色ならねば、さもあらんかし。(徒然草)

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「夜目遠目笠の内」今夜も美しい女踊りの南越谷阿波踊り堪能住宅広報連絡会(2024/8/24)

 

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「築地地区まちづくり事業」全体図 

三井不動産を代表企業としてトヨタ不動産、読売新聞グループ本社を中心に 2024 12月に設立した築地まちづくり株式会社(特別目的会社)は822日、「築地地区まちづくり事業」を推進する基本計画を発表した。

かつての築地市場は貨物列車を引き込むために扇の形状をしていたこともあり、築地の歴史や文化を継承し、調和や発展への願いを込め、「扇」をデザインモチーフに定めた。

また、陸・海・空のモビリティが乗り入れ可能なモビリティハブの形成として、地下鉄新駅、バス・タクシーなどに加え次世代モビリティ、舟運、空飛ぶクルマやヘリポートなど陸・海・空の多様なモビリティをつなぐ広域交通結節点を形成する。

基本計画のポイントは、自然と都市の活動の2つが共生・調和・発展し、社会的価値を創出するまちづくりを目指す「ONE PARK×ONE TOWN(ワンパーク ワンタウン)」。「ONE PARK(ワンパーク)」としては、①シンボリックな景観デザイン②水辺のオープンスペース③周辺資源と調和するプロムナード④舟運ネットワークを実現する「水都東京の再生」に関する4つのテーマを掲げる。

ONE TOWN(ワンタウン)」では、①大規模集客・交流機能②食文化の発展・にぎわいの形成③迎賓・ホスピタリティ④イノベーションを図る「国際競争力の強化」に関する4つのテーマを掲げている。

構成企業は三井不動産(代表企業)、トヨタ不動産、読売新聞グループ本社、建設は鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、設計は日建設計、パシフィックコンサルタンツ、協力は朝日新聞社、トヨタ自動車。

計画概要の所在地は中央区築地五丁目および築地六丁目各地内の都有地約19万㎡、総延床面積は約126万㎡、総事業費は約9,000億円、開業時期は2030年代前半以降。主要建物は大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)、ライフサイエンス・商業複合棟、MICE・ホテル・レジデンス棟、舟運・シアターホール複合棟など合計9 棟。

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周辺資源と調和するプロムナード

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舟運ネットワーク

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食文化・賑わいイメージ

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マルチスタジアムイメージ
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モビリティハブイメージ

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波除広場イメージ

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大規模集客・交流機能イメージ

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水辺のオープンスペースイメージ

巨人の築地移転なし 後楽園とスポーツ・エンタメの2つの聖地へ 三井不など会見(2024/5/2 

 

  日本政府観光局(JNTO)は820日、20257月の訪日外客数をまとめ発表。7月の訪日外客数は3,437,000人で、前年同月比4.4%増となり、7月として過去最高だった2024年の3,292,602人を14万人以上上回り、同月として過去最高を更新した。

東南アジアなど一部市場では夏場は訪日需要が落ち着く時期となるが、東アジアや欧米豪・中東を中心に多くの市場でスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりがみられたことなどにより、東アジアでは中国、台湾、東南アジアではインドネシア、インド、欧米豪では米国、フランスを中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となった。

台湾で単月過去最高を更新したほか米国やフランス、インドネシアなど15市場で7月として過去最高を記録した。

 

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「Brillia(ブリリア)長野北石堂ALPHA RESIDENCIA」

 東京建物(事業比率60%)と穴吹興産(同40%)は8月21日、長野市では過去最大規模となる、商業施設「ショッピングプラザagain(アゲイン)」の跡地に建設中の分譲マンション「Brillia(ブリリア)長野北石堂ALPHA RESIDENCIA」(全267戸)の報道陣向けプロジェクト説明会・モデルルーム内覧会を行った。坪単価は公表されなかったが、270~280万円台になる模様で、上層階2層のプレミアム住戸24戸は100㎡超で全て億ションとなる。

 物件は、JR北陸新幹線長野駅から徒歩5分、長野市大字南長野字石堂町並の商業地域に位置する敷地面積約4,423㎡、15階建て全267戸(販売戸数255戸、募集対象外住戸12戸)。専有面積は50㎡台~160㎡台、予定価格は2LDKが3,000万円台~、3LDKが4,000万円台~、4LDKが7,000万円台~。着工は2025年1月、竣工は2027年5月上旬の予定。設計は企画社、施工は北野建設。販売開始は2025年11月上旬の予定。

 現地は、長野駅から善光寺に続くメインストリート「善光寺表参道」沿いに位置する、1998年から2022年に閉館するまで24年間営業してきた「ショッピングプラザagain」の跡地。東京建物は長野県初進出、穴吹興産はこれまで県内で7棟327戸の供給実績がある。

 外観デザインは、北信五岳をはじめとする長野の雄大な山々の景色と、仏閣や長野駅善光寺口に見られる格子や列柱を建物のファサード全体へと展開し、「善光寺表参道」沿いの基壇部の軒天は木目調とするほか、共用部にはオリジナルのアートや長野県産材の栗などを活用した家具を設置する予定。

 建物は南向き:東向きがほぼ6:4の比率で、プランは2~13階は70㎡台の3LDKを中心に50㎡台~90㎡台で、14階・15階(最上階)は全住戸100㎡超のプレミアムフロア。

 主な基本性能・設備仕様は、ZEH-M Oriented、直床、リビング天井高は3~11階が2450ミリ、12~13階が2500ミリ、14~15階が2600ミリ、食洗機、ディスポーザー、タオル掛け2か所など。共用施設としてワーキングラウンジ、パーティルーム、ゲストルームなど。

 問い合わせ状況は、2025年4月22日から受付を開始してから1,000件超、モデルルーム来場予約は300件弱。顧客属性は、長野県内居住者が約半数、次いで都内居住者が約3割、年齢は30代~60代と幅広く、職業は会社員が約半数、そのほか会社役員、経営者、医師など。地域からUターンを見越した需要も一定数あり、全体の約8彫が長野に地縁を持つ人。

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アプローチ

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エントランス

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モデルルーム

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 わが故郷・三重県の次に好きな都県は高知県と長野県だ。高知県は大好きな作家・宮尾登美子さんのほか多くの作家を輩出している。また、記者の名前を冠した名酒・司牡丹もある。長野県は、不世出の作家・丸山健二氏の出身県でもあり、丸山氏は現在も県内に住んでいる。ノーベル文学賞クラスだと思うのだが、三跪九叩頭の礼を尽くしても丸山氏は固辞するだろうし、第一あの美しい大和言葉を翻訳できる人などいないのが残念だ。敬愛してやまない百瀬恵夫・明大名誉教授も長野県出身だ。

 取材後、街を歩いたが課題もある。街路樹・緑が貧弱だったのは気になった。AIによると、長野市の緑被率は都市計画区域全体では58%、市街化区域内では19%とある。東京23区の緑被率は約18.5%だ。行政も市民もこれは考えないといけない。

 蕎麦(取材を終えて山菜のてんぷらを食べようと思って入ったら、間違えて蕎麦屋に入ってしまった。蕎麦は好きではない)がどうして伊勢うどんの倍以上の値段なのかも理解できない。あのズルズルというはしたない音はやめたほうがいい。長野は丸山健二氏とイワナの骨酒と野沢菜だけでいい。

 中越・北陸の大規模マンションは2022年に見学した野村不動産他「ブリリアタワー金沢」(287戸)以来だ。同じ規模、同じ階高だが、確か「金沢」の工期は2年くらいだったはずだ。今回は2年半。これもまた価格を押し上げている要因の一つだ。億ションが24戸もあるのにびっくりした(それ以上の可能性もある)。販売のネックにはならないのか。人口は約37万人。大丈夫か。

 坪単価は公表されなかったが、記者は事前に坪単価250万円以下はありえず、かといって坪300万円は無理で、その中間くらいかとはじいたが、その通りになるはずだ。これは、販売担当者へのアドバイスだ。長野県人で県歌を歌えない人は皆無だと聞いている。接遇の際に、このことを知っていなければまとまるものもまとまらない。逆に、故郷を離れで首都圏に住む来場者に県歌を歌ってやったら、感激して購入に至るのではないか。

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長野駅西口

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長野駅東口

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「善光寺表参道」(街路樹は菩提樹か)

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現地

単価の安さに驚愕立地よく設備仕様レベル高い駅圏最大級の野村不他「金沢」287戸(2022/7/30)

分譲戸建て工事額・坪単価・広さ長野県が1位平成30年度国交省住宅着工統計から(2019/6/26)

 


 

 

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「応燕ハウスナイター」観戦会参加者の子どもたち

 目からうろこ-東京ヤクルトスワローズのトップスポンサーの1社であるオープンハウスは8月20日、「挑戦する人や組織を応援する」企業姿勢を体現した社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」の一環として「応燕ハウスナイター」観戦会を開催した。見えにくさを感じる子どもを対象に、視覚支援機器を使って野球観戦するイベントで、参加者は一様に「よく見える」と語った。視力0.2で、眼鏡をかけてもなにもかもがぼんやりとしか見えない記者も機器を体験したが、信じられないほどくっきりと見えた。課題もあるが、無限の可能性を秘めていると思った。

 今回の野球観戦会は、東京都が企業によるパラスポーツへの支援の充実を図るため、スタートアップ企業のICHI COMMONSと協働し、2025年8月1日(金)に開設した、競技団体と企業との連携を促進するオンラインマッチングプラットフォーム「TEAM BEYONDパラコネクト」初の取り組みで、「TEAM BEYONDパラコネクト」の紹介により、オープンハウスと視覚支援機器「RETISSA ON HAND(レティッサ オン ハンド)」を開発したQDレーザのマッチング・協業が実現したもの。

 イベントでは、参加者全てにヤクルトのTシャツや選手のサイン入りボールがプレゼントされたほか、参加者代表として中島健太くん(10)と配川航太くん(11)が試合前に各チーム代表選手に花束を贈呈し、この日から放映開始されたオープンハウスの新CM「マイホームマン」に登場するモデル・女優の藤本唯千夏さん(14)の始球式などが行われた。

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参加者を代表して両チームに花束を贈呈する中島くん(左)と配川くん

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藤本さん

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 試合は、巨人相手にヤクルトが7-2で圧勝。前日(19日)は2-15で大敗した憂さを晴らした。村上が2回裏に先制弾を放ち、山田が決勝2ランを放った。

 この日、お母さんと一緒に観戦していた先天性の視覚障害があり、弱視で視力は両目で0.1弱の中島くんは2回表、巨人岸川が三振した場面をスクリーンショットで捕らえ、関係者を驚かせると、その裏、ヤクルト村上が先制のホームランを放つと、弱視で両目とも視力が低い配川航太くん(11)は応援傘を打ち振った。

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中島さん親子(左)と配川さん親子

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視覚支援機器を使って野球観戦する中島くん(左)と配川くん

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応援傘を打ち振る配川くん

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山田選手直筆のサイン入りボールをもらって喜ぶお子さん

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 中島くん、配川くん、お父さん、お母さん、最後までヤクルトを応援していたのかな。勝ててよかったね。おじさんはもう70年近く前からの西鉄-西武ライオンズファンでアンチ巨人。2回裏ヤクルトがリードした場面で取材を終え帰ったのは、またヤクルトが負けて、皆さんが悔しがるのを見たくなかったから。

 家に帰ったら、西武は2-5の敗色濃厚の9回表の攻撃。2ランホームランで1点差まで追い上げたが、反撃もここまで。これで3連敗。借金(この意味は二人に分かるかな)9つで勝率は.458。ヤクルトは借金が1つ減って20、勝率は.400。どっちが最終的に成績は上になるか。おじさんは、酒屋の親父がヤクルトファンなのでいつも傷をなめ合っている。

 まあ、しかし、野球とはこんなもの。プロ野球選手はみんな尊敬すべき存在。負けても罵倒などしないでね。大人になってもやけ酒(これまた二人には分かるかな)など飲まないでね。

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この日のヤクルト-巨人戦(神宮球場)

(本題の視覚支援機器について記事化するには、不動産広告と同じようにいろいろ規制があり、万全を期すため明後日以降にアップする予定)

「三菱地所を、見にいこう。」ナイター 女優の桜庭さんが見事な始球式(2015/9/3)

三菱地所の新CM発表会「三菱地所を、見に行こう。ナイター」(2013/9/5) 
 

 

 キッズデザイン協議会は8月20日、「第19回キッズデザイン賞」受賞作品233点を発表。今年は、夏の猛暑に配慮した遊び場づくりや空間設計、依然としてなくならない転落事故への対策、DXを活用したサービス、リアルな自然や素材に触れる体験の創出など、子どもたちを取り巻く社会環境を反映した応募作品が数多くみられ、また、過去の受賞作品の改良版やロングセラー商品の応募もあり、幅広いジャンルの作品が集まりまったとしている。

 同賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長・発達に寄与する、優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰するもので、2007年の創設以来、これまでの応募数は累計で7,386点、受賞数は4,381点にのぼっている。各大臣賞などの優秀作品は9月17日(水)発表される予定。

 

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「旧用賀名主邸」従前(左)と従後

 三井不動産と三井ホームは8月19日、江戸時代後期に建築された築250年以上の古民家「旧用賀名主邸」の耐震改修工事が完了したのに伴うプレス内覧会を実施した。「Hi ダイナミック制震工法」※を採用し、屋根の軽量化を図ったことで、同程度の建築物を解体・再建築する場合と比較してコストは5分の1程度に抑え、震度6強の地震でも倒壊することがないという。両社は古民家再生の新たなモデルケースとなることを期待している。

 プロジェクトの経緯について、耐震改修工事の総合設計を担当した三井不動産レッツ資産活用部チーフコンサルタント・石田宏次氏は、「オーナー様とは25年くらい前からのおつきあい。相談を受けたのは1年くらい前。安全性に問題があり、雨漏りもして、床の一部にたわみがあり、安心して維持管理できるようにならないかということだった。建物はわが国の伝統的建築工法である貫工法が採用されており、関東大震災も影響はなかったと聞いている。基礎はしっかりしていたので、三井ホームの技術力を持ってすれば建物は解体しないで極力そのまま残し再生できると考え、引き受けることにした」と語った。

 設計・施工を担当した三井ホーム東京支社東京オーナーサポート部副部長・内田敦氏は、「事前の調査の結果、耐震指数は0.3だった。0.7以上ないと倒壊の恐れがあったので、1.00まで引き上げることを考えた。Hiダイナミック制震工法を採用し、屋根はスギ+土+瓦の重量が1㎡当たり80㎏あったのを鋼板屋根にすることで1㎡当たり5㎏まで軽くし、全体では屋根の荷重を24tから1.5tに抑え、耐震指数は1.01以上にした。制震オイルダンパーは普通のもので5か所に施した。残せるものは極力残した。意匠などはそのままにした」と語った。

 土地・建物のオーナーの飯田浩一氏(63)は、「私は16代目。2006年まで親が住んでいた。私自身も25歳まで住んでいた。耐震性に問題があり、雨漏りもしたし、強風の時などの窓の音は凄いし(飯田氏自ら窓を揺らした。その音に記者は飛び上がった)、冬は寒い。居住条件はとても厳しい。どうしたら安全に、倒木などで近隣に迷惑をかけないかをフリーハンドで考え、専門家に任せることを決断した。様々なリスクを回避することができたので、今後は結婚式場とかロケなど地域の方々に楽しんでいただける」と話した。

 物件は、東急田園都市線用賀駅から徒歩8分、世田谷区上用賀3丁目に位置する敷地面積約300坪(1,000㎡)、延床面積約67坪(約220㎡)の木造平屋建て。設計・施工は三井ホーム。2025年3月に着工し、竣工は7月。

※「Hiダイナミック制震工法」は、江戸川木材工業が開発した技術で、古民家のような伝統的構法の建物にも採用可能な制震工法。建物の壁に複数の制震オイルダンパーを取り付けることで、大地震時の建物の変形を吸収し、柱や梁、壁等への負担を軽減できる。今回の工事では、建物南側の特徴的な意匠を残すため、居室の天井・床、縁側は仕上げ材も含めて改修はなっていない

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「Hiダイナミック制震工法」

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制震オイルダンパー

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屋根

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続き間の和室3室(1室全て8畳以上)

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縁側

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正面玄関

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内田氏(左)と石田氏

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飯田氏

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 旧名主の古民家を見学するのは今回で2度目だ。わが多摩市の多摩中央公園には江戸時代の名主だった「富澤家住宅」が移築・保存されている。建築年代は不明だが、18世紀後半とも推定されており、その後かなり増改築されたとある。欄間などに立派な装飾が施されており、当時の名主がどれほどの力を持っていたかよくわかる。

 今回はどうかといえば、欄間、床柱などを含め豪華さでは富澤家住宅に軍配を上げた。前述したように、これは18世紀の半ばと後半の違いではないかと解釈した。

しかし、驚いたのは柱だった。主要な柱の太さを測ったら1尺(37.88cm)角もあった。樹種はケヤキのはずだ。昔のわが家の大黒柱も太かったが、ここまではなかったはずだ。

 それ以上に驚いたのは敷地内の区の保存樹に指定されている樹木だ。玄関の前には樹齢300年超と言われる剪定がまた見事なクロマツが2本(もう1本のアカマツも同じくらいではないか)植わっていた。ケヤキの巨木は差し渡し1m以上あった。そのお陰で、この日の外気温は35℃を超えていたはずだが、敷地内は30℃強ではなかったか。

 それにしても、築250年以上の建坪67坪もある古民家をごく普通の耐震オイルダンパーを5か所に設置するだけで、しかも工期はわずか4か月で耐震補強ができるとは。三井ホームの施工力もそうなのだろうが、釘も金物も一切使わないわが国の伝統的貫工法(記者は「抜き」だと思った)もまた凄いではないか。

 オーナーの飯田氏はメディアの質問に対して「また住めるかも」と話した。ここに住まなくてどこに住むのか(記者は「飯田さんはどこに住んでいらっしゃるのですか」と聞くのをぐっとこらえた)。近隣の地価公示は坪(1種)約300万円だ。

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柱の太さは1尺角(貫との接合はくさびのみ)

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樹齢300年以上の黒松

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直径1m以上のケヤキの巨木

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 今から250年前(1775年)と言われてもピンとこなかったので、ネットの年表で調べた。ちょうどこの年、アメリカ独立戦争が勃発したとある。わが国では田沼意次が幕府財政の改革に取り組んでいたころで、イギリスを中心とする産業革命の影響を受け、杉田玄白の「解体新書」が刊行された年(1774年)、平賀源内のエレキテル復元の年(1976年)などとある。

 わが故郷・三重県はどうかというと、国文学者・本居宣長(1730年~1801年)が活躍したころで、松尾芭蕉(1644年~1694年)、河村瑞賢(1618年~1699年)、三井高利(1622年~1694年)などもいる。三井高利は日本橋に「三井越後屋呉服店」を開業した豪商として知られているが、記者は河村瑞賢のほうが記憶に残っている。全国各地で航路開拓や治水工事を指揮した豪商として高校の歴史の教科書にも出てくる。出身地の南伊勢町には石塔が建っていた。皆さんいかがか、そのころの三重県人の活躍は凄いではないか。

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 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は8月15日、年報マーケットウォッチ2024年・年度を発表した。中古マンション市場は二極化が進行していることを裏付けるように、1億円以上の高額住戸の成約件数が激増しており、価格が2億円以上の在庫物件の坪単価は1,240万円に達している。注目すべきいくつかのデータを紹介する。

 坪単価は2013年に133万円(前年比4.7%増)となった以降上昇の一途で、2024年は254万円となり、2013年比で92.4%上昇している。

 2013年といえば、その前年末に衆院選が行われ、与党の民主党が大敗し、自公連立政権に移行し、安倍政権が打ち出した金融緩和、財政出動、成長戦略の「3本の矢」を柱とした「アベノミクス」が本格始動した年だ。デフレ脱却への期待感が高まり、株価とともに新築マンションも好調に推移した。首都圏供給量は56,478戸(前年比23.8%増)となり、坪単価も230万円(同8.1%増)となった。

 その後、供給量は漸減し、2024年の供給量は23,000戸(同14.4%減)で、坪単価は388万円(同4.0%減)となった。供給量が1973 年以降で最少になったのは、着工戸数に対するカバー率が45.1%と5割を割り、中でも価格水準が高い東京都と神奈川県は3割台にとどまったためで、坪単価も前年比で下落したのもその影響だ。供給減少=市場縮小と考えるのは市場を見誤ることにつながる(記事参照)。

 新築マンションと中古マンションの坪単価の2013年比上昇率はそれぞれ68.7%、90.9%であるのも、カバー率の大幅な低下によると考えられる。

 中古マンション市場も二極化が進行していると記事にしたが、都心3区(千代田区・中央区・港区)の2024年度の成約件数は2,715件(全体に占める割合は6.8%)で、坪単価は650万円(首都圏平均は258万円)、成約価格は12,536万円(同4,939万円)、専有面積は57.20㎡(同63.27㎡)、取扱高は3,045億円(首都圏全体は19,625億円)に注目したい。件数的にはわずか6.8%でしかないのに、首都圏全体の取扱高に占める割合は実に15.5%に達している。ちなみに、首都圏の市でもっとも坪単価が低いのは千葉県館山市の16万円で、以下、千葉県東金市30万円、埼玉県行田市38万円、埼玉県北本市39万円の順。

 二極化とも関連するが、価格が1億円以上の成約件数は2014年が282件(うち都内275件)、全体に占める割合は0.8%なのに対し、2024年は3,246件(同3,008件)、全体に占める割合は8.2%に増加している。特に2億円以上の成約単価は1,011万円(在庫単価は1,240万円)になっている。(記者は都心の一等地の新築は軒並み坪単価2,000~3,000万円になると見ている)

中古マンション・戸建て 7月も成約件数は大幅増加東日本レインズ(2025/8/15)

中古マンション市場も二極化都心と郊外は雲泥の差東日本レインズデータから(2025/7/12)

令和6年度首都圏マンション着工に対する不動研の戸数カバー率41.5%(2025/5/1)

 

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は812日、20257月の首都圏不動産流通市場動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は3,979件(前年同月比24.6%増)となり9か月連続増加、坪単価は282.05万円(同8.2%増)となり205月から63か月連続の上昇、成約価格は5,303万円(同5.0%増)となり9か月連続で上昇、専有面積は62.05㎡(同3.0%減)となった。在庫件数は、前年同月比プラス 0.4%とほぼ横ばいながら244月以来15か月ぶりに増加した。

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中古戸建の成約件数は1,771件(前年同月比42.1%増)となり9か月連続で増加、成約価格は3,911万円(同0.3%増)となり2か月ぶりに上昇。土地面積は151.10㎡(同7.7%増)、建物面積は104.40㎡(同0.7%増)となった。在庫件数は、前年同月比プラス7.7%で229月から35か月連続で増加した。

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