「絹谷幸二 天空美術館」特別展「追悼 絹谷幸二」2025/12/12~2026/6/29
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積水ハウスが設立・運営する「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は2025年12月12日(金)~2026年6月29日(月)まで、特別展「追悼 絹谷幸二」を開催する。2025年8月に逝去した絹谷幸二の半世紀以上にわたる画業の軌跡を回顧し振り返る追悼展。
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「蒼の間隙」1966年 油彩 100号(1303×1621)

「トルソーの涙Ⅱ」1972 年 アフレスコ・ストラッポ40 号(803×1000)
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「NELLA SABBIA(砂の中)」 1982 年 ミクストメディア 150 号(1818×2273)
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「銀嶺の女神」1997年 顔彩 30号(910×728)
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「蒼天富嶽龍宝図」2008年 ミクストメディア 150号(1818×2273)
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「無著・世親」2013年 ミクストメディア 100号 (1620×1120 2枚組)

「幸二誕生」2021 年 ミクストメディア 150 号 (1818×2273)
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「彩雲渡る宝船」2025年 ミクストメディア 200号 (1940×2590)
絹谷幸二(きぬたに こうじ)氏略歴 1943年奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。アフレスコ壁画の古典技法を修得し独創的なスタイルを確立する。以後、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰、2021年文化勲章受章。2025年8月、82歳で逝去。
絹谷幸二 天空美術館 2016年12月「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。2021年度に文化勲章を受章した絹谷幸二氏の色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVR映像など体験型コンテンツも存分に楽しめる絹谷幸二氏の単独美術館。館内には展示・体験スペースのほか快適空間のカフェなども併設。
【開館時間】10:00‐18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00‐20:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始、展示替え期間
【入館料】一般1,300円(税込)、大学・高校・中学生800円(税込)、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり
【所在地】〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【お問い合せ】06-6440-3760(開館時間内)
【公式サイト】https://www.kinutani-tenku.jp
◇ ◆ ◇
記者は30年くらい前からの絹谷ファンで、当時、小品は20万円くらいで購入できた。買いそびれてしまった。返す返す残念。絵が買えないので、絹谷氏の絵画をデザインしたネクタイを締めるようになったのは十数年前か。写真左は7~8年前に「天空美術館」で買った同じデザインの2本目だ。何度も絞めるので相当傷んでいる。後の3本はネットで格安で買ったものだ。一番右は恥ずかしくて締められそうにないが、積水ハウス仲井社長に〝似合う〟とそそのかし、高値で売りつけようか。

記者が所有する絹谷幸二絵画をデザインしたネクタイ
11月の「建設物価 建築費指数」 集合住宅、事務所、工場、住宅とも上昇続く
建設物価調査会は12月10日、令和7年11月の「建設物価 建築費指数」(東京:2015年平均=100)をまとめ発表。工事原価は、集合住宅(鉄筋コンクリート造)が140.7(前年同月比5.3%増)、事務所(鉄骨造)が138.8(同3.4%増)、工場(鉄骨造)が137.5(同2.9%増)、住宅(木造)が144.0(同3.3%増)と、いずれも上昇した。
11月の首都圏中古マンション、戸建てとも成約件数の大幅増加続く 東日本レインズ
首都圏中古マンション市場動向

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は12月10日、令和7年11月の首都圏不動産流通市場動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は4,435件(前年同月比38.3%増)で13か月連続の増加、成約坪単価は271.32万円(同3.5%増)で67か月連続の上昇、成約価格は5,204万円(同3.6%増)で13か月連続の上昇、専有面積は63.29㎡(同0.1%増)でほぼ横ばい、在庫件数は43,156件(同5.5%減)で4か月連続で減少した。
中古戸建の成約件数は1,932件(同53.1%増)で13か月連続の増加、成約価格は4,002万円(同2.7%増)で2か月連続で上昇、土地面積は147.74㎡(同5.4%増)で3か月連続の増加、建物面積は104.24㎡(同0.3%減)で4か月連続の縮小、在庫件数は23,523件(同3.2%増)で39か月の増加となった。
首都圏中古戸建て市場動向

団地再生のキーワードは「愛」 横浜市最大級「プロミライズ青葉台」建替え内覧会

「プロミライズ青葉台」
桜台団地マンション建替組合、横浜市住宅供給公社、URリンケージの3者は12月11日、横浜市最大級の「桜台団地建替えマンション「プロミライズ青葉台」第1工区の竣工記者発表会・内覧会を行った。
発表会場には3者のほか、設計・監理を担当した松田平田設計、施工の五洋建設、横浜市建設局、コミュニティ形成・環境整備に協力した団体なども参加し、2つの老い(建物と人)の壁を乗り越え「決定者は組合員」の原則に徹したことが事業成功・人気の要因で、全国の団地再生に新たな指針を提供するものとアピール。〝建て替えありき〟の民間デベロッパーには耳の痛い声もあった。
現地は、東急田園都市線青葉台駅から徒歩10~14分、横浜市青葉区桜台の第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率150%)に位置する敷地面積約44,645㎡。従前の「桜台団地」は昭和41年(1966年)竣工の4階建て延床面積約25,617㎡18棟全456戸。専有面積は52.62㎡・46.60㎡。
従後の「プロミライズ青葉台」は、5階建て5棟全761戸(うち権利者住戸205戸)。専有面積は31.50~91.76㎡、価格は3,298万~9,298万円、坪単価290万円。参加組合員は横浜市住宅供給公社、URリンケージ。販売期間は2023年9月~2024年10月。入居開始は第1工区が2026年1月、第2工区が2026年6月。設計・監理は松田平設計、施工は五洋建設。
主な基本性能・設備仕様は、両面アウトフレーム工法、二重天井・二重床、リビング天井高2450ミリ、ディスポーザー、食洗機、奥行2mバルコニー(一部除く)、廊下幅850ミリ、スロップシンクなど。共用施設は2層吹抜けのエントランスラウンジ、ミーティングルーム&キッズスペース、スタディスペース、ゲストルーム(3室)、シアタールーム、ミュージックルーム、ルーフテラス、パークロードなど。
契約者の属性は、年齢は30代・40代が62.2%、家族構成は2~3人が75.0%、居住地は青葉区が38.1%、都内が17.9%、その他40.4%、勤務地は都内が61.2%。
記者発表会で桜台団地マンション建替組合理事長・鈴木実氏は、「私たちの活動は一言でいえば(建て替えありきを)誘導しない団地再生」と切り出し、2004年から建て替えの検討を開始してからリーマンショックによる計画のとん挫(挫折・分断)-再出発の取り組みなどについて話し、その教訓として、参加組合員(デベロッパー)任せでは物事は進まない、自己負担も必要(還元率62%)、コミュニティの変化と多様性への対応(安易なコミュニティ論は通用しない)、公平性を持つコンサルやアドバイザーの必要性を強調した。
事業が成功した理由として、①建て替えコンサルの横浜市住宅公社が長期にわたり一緒に歩んだこと(建て替えと修繕の双方の検討と「結論は全員参加」)②検討委員会の組合員への情報提供③目標と期限を設けたこと④外部専門家の有償による起用と講演会・勉強会の実施⑤外部委託は公開プレゼン+公開審査会により透明性を確保すること-などと語った。
続いて横浜市住宅供給公社理事長・小林一美氏は、別掲の通り約4分間のスピーチで「LOVE」「愛」のフレーズを18回も用いて「愛」の必要性を語った。
URリンケージ代表取締役社長・村上卓也氏は、「コンサルとして2016年から約10年間、合意形成に関する支援を行ってきた。プロセスを大事にし、当初建て替え賛成は65%だったのを全員合意に達するよう1年半かけて説明会、個別面談、よろず相談室などを設けて不安解消に取り組んだ」と、合意形成までのプロセスが大事なことを強調した。
松田平田設計取締役・田中義之氏は、「安心して長く住み続けられる街づくりを目指し、バリアフリー、多世代が利用できるコミュニティ施設の整備に力を入れた。合意形成までのプロセスをみんなが一緒になって考えることの大切さを学んだ。社会課題となっている団地再生に対して、設計者として担うべき合意形成を後押しする計画立案にトライしていく」と語った。
五洋建設東京建築支店執行役員副支店長・蓑真弘氏は、「2021年の解体から参画しているが、2026年6月の最終引き渡しまで皆様に喜んで頂けるよう工事を進めることを約束します」と述べた。
このほか、来賓として横浜市建築局住宅地再生担当部長・梶山祐実氏があいさつし、横浜市住宅供給公社街づくり事業課推進係長・石井浩基氏は、空地率は62.5%で、検討委員会の打ち合わせ回数は110回以上となったことを明らかにし、URリンケージマンション再生本部マンション再生部再生支援課課長代理・坂本肇氏などがそれぞれの立場から団地再生の取り組みについて説明した。

航空写真(北東側から)

航空写真(南西側から)


「SOUTH CORE」

「EAST CORT」

左から鈴木氏、小林氏、村上氏

左から田中氏、蓑氏
◇ ◆ ◇
今回の取材の目的は、一昨年3月の記事で、見出しに「ランドスケープ、基本性能、価格設定に感動」と書いた内容に誤り・訂正するところがあるかどうかを確認することにあった。約1時間の各氏の話を聞き、さらに約1時間にわたって共用施設・専有部などを見学して回り、基本的に前回の記事を訂正する必要性はないことを確認した。
特筆したいのは、比高差にして約24m、総延長200m以上の南北に細長い敷地の特徴を考慮し、居住者だけでなく近隣住民の歩道空間「パークロード」を整備していることだ。団地入口に位置する「STATION SIDE」と隣接する「EAST COREの住棟の中央部分に幅十数メートルの公開舗道を設け、そこから中央に配した円形の公開空地へとつなぎ、さらに敷地西側に位置する公園へと市道を整備している。アール形状の公開空地に沿って設けられている「SOUTH CORE」と「EAST CORT」のデザインも秀逸だ。
そして、〝なるほど〟と思ったのは、鈴木氏の熱弁だった。鈴木氏は冒頭のあいさつと事業説明に20数分話した。一つ一つ紹介できないのは残念だが、極めて重要なことを話した。桜台団地は、長期割賦による分譲形式だったため管理組合の設立は1999年と遅く、管理組合活動に対する無関心が遠因となり、長期修繕計画の策定を委託したデベロッパーがリーマンショック後に組合への説明もなく撤退したことから「混乱と分断」が始まったと説明。「民間デベロッパーに任せればいいという賛成派が旗振りをしていた」「アンケートの回収率は64%しかなかったのに、デベロッパーはそのうちの80%が賛成ということを強調した」「建て替えありきの取り組みは騙し」などと話した。
そしてまた、驚いたのは、前段で紹介した横浜公社の小林氏のスピーチだ。約4分間のスピーチの中で「LOVE」「愛」を18回も口にしたことだ。
マンションの竣工記者発表会でこれほど「LOVE」「愛」を連発した挨拶は経験したことがない。〝記事はラブレター〟が基本姿勢で〝人生は愛〟がモットーの記者も、口先だけは〝愛してるよ〟を連発するが、小林氏は「冷徹さも必要」とくぎを刺した。今後の団地再生のキーワードは「愛」かもしれない。小林氏にスピーチの全文コピーを頂いたので、以下に紹介する。赤字は記者。
◇ ◆ ◇
横浜市住宅供給公社理事長の小林一美です。
このたび旅第1期の竣工を迎え、鈴木理事長様をはじめ参加組合の皆様、居住者、所有者の皆様、そしてURリンケージ様、松田平田設計様、五洋建設様、関係するすべての皆様にお祝いを申し上げます。
「Reborn With LOVE」「もう一度、まちをつくりかえるなら、そこに必要なのは、たぶん愛だ。」「プロミライズ青葉台」のコンセプトを世にアピールした言葉です。
まさに今回、この長きにわたる事業がこうして竣工を迎えた要因は、様々な特徴的な取り組みがありますが、私は組合の皆様に通底する桜台団地への「愛」、ここでの暮らしへの「愛」であったと思います。
温かな愛情と固い絆に裏打ちされた、桜台団地への「愛」を居住者、所有者の皆様が持ち続け、大事にしてきたからこそ、今日の日を迎えたものだと思っています。
当社が2010年に建て替え事業に参画し、15年間一貫して大事にしてきたことは、主役は居住者の皆様であること、コンサルタントとして伴走することでありましたが、それ以上に、まさに桜台団地への「愛」を、未来にどう引き継ぎ、継承するか、形づくるか、そのお手伝いをどうやって行うかということでありました。
青葉台駅開設と同時に竣工した桜台団地、高台の緑あふれる風景、そして実に半世紀以上にわたって続いてきた住まいと暮らしは、この地への愛着、いわば「愛」を毎日毎日育んできました。
長く住んできた土地への愛、一緒に暮らしてきたお隣さんへの愛、お祭りをはじめみんなで助け合う温かなコミュニティへの愛、桜をはじめ四季を彩る花々や緑への愛、青葉台という地域への愛、様々な愛が桜台の住まいと暮らしにはありました。
とかく、団地再生、マンションの建て替えというと、その完成相成った新しい建物の姿や使い勝手のよい住宅のあり様が注目されますが、本事業では、住民本位の意思決定を何よりも大事にして進めてきたことが最大の特徴であり、桜台団地への思いをカタチにしたプロセスこそが特徴であると思います。アピールメッセージにあるように、「必要なのはたぶん愛」でありました。これは全国の高経年マンションの参考になるはずです。
今日からまた新たなスタートとなります。
「Reborn With LOVE」桜台団地で育まれた「愛」を未来に向けて、大きく育てていけるよう、引き続き、当社としても、皆様のお力を頂きながら、なお一層取り組んでまいります。
本日は誠におめでとうございます。
◇ ◆ ◇
小林氏と関係者の皆さんへ一言。「愛」は横浜公社の専売特許ではありません。2019年分譲の東急不動産他「ブランズタワー豊洲」も「愛」がテーマでした。
注文もある。マンションに限らず、優良な建築物に誘導する横浜市の様々な条例は素晴らしいとは思うが、建築物の絶対高さが低ければ低いほど街が美しくなるという時代遅れの都市計画の考えを墨守する高さ規制は如何なものか。今回の建て替えでも高さ規制が15m(1層3m)であるためにリビング天井高は2450ミリしかなかった。隣接する敷地北側が1低層だからかもしれないが、工夫すれば容積・高さ規制を緩和すれば、もっと豊かな居住空間が実現できたはずだ。
容積緩和・高さ規制緩和は、地価上昇・事業者の利益増になるかもしれないが、受益者への「愛」にもつながるはずだ。
もう一つ。空地率は62.5%確保され、1,500本の中高木を植樹しているのはいいのだが、記者が見た限りでは敷地内に植えられていた樹木や街路樹(これから植えるのか)は、シンボルツリーの樹高15mくらいあったクスノキ以外は貧弱に映った。民間の団地型建て替え事業として記者が最高峰と考えている野村不動産・三井不動産レジデンシャル「桜上水ガーデンズ」や、豊富な植栽では最右翼だと思う「HARUMI FLAG」をぜひ見学していただきたい。空地率より緑被率、樹冠被覆率のほうが大事だ。

「SOUTH CORE」


中央がパークロード

マンション玄関口(左がパークロード、右が居住者専用エレベーター)

従前の桜台団地
ランドスケープ、基本性能、価格設定に感動 人気当然 横浜公社建て替え「青葉台」(2023/3/22)
ランドスケープ&デザイン、共用施設…最高に素晴らしい「HARUMI FLAG」板状棟(2023/12/11)
「愛」をテーマに坪400万円に挑戦 7月下旬にモデルオープン 東急不ほか「豊洲」(2019/6/14)
「類まれな」レベルの高さ 野村不・三井レジ「桜上水ガーデンズ」完成(2019/8/28)
「一団地認定解除 14年間も門前払いされた」諏訪2丁目団地建替組合・加藤理事長(2013/3/8)
積水ハウス「SI(エス・アイ)事業」見学会 利点も課題も見えた 遠鉄ホーム「浜松」

「SI(エス・アイ)事業」「浜松」モデルハウス
積水ハウスと遠州鉄道は12月9日、積水ハウスの「SI(エス・アイ)事業」を採用したメディア向けモデルハウス見学会を行った。同事業のモデルハウス見学会は初めてで、東京から往復で約3時間、交通費約16,000円をかけて取材し、記事化する〝価値〟はあったと思う。この事業の利点も課題も見えたような気がする。
「SI(エス・アイ)事業」は、建物の「S(=スケルトン)」部分の基礎、躯体、接合部、施工を積水ハウスグループが、「I(=インフィル)」部分の設計、外装や内装、設備はパートナー企業が担う仕組み。2023年9月から開始しており、これまでパートナー企業は12月9日に発表した遠州鉄道と埼玉県の大賀建設を加え10社となった。受注目標は2025年度までに年間300棟。
〝目玉〟の「ダイレクトジョイント(DJ)構法」は、建物の基礎部分と柱を金物とアンカーボルトで直接つなぐことで、従来の木造工法の弱点を解消するもの。この構法を採用することにより、一般的な在来工法の幅約3600ミリ(2間)のLDK空間を幅4550ミリに広げることが可能になり、在来工法では4枚の耐力壁が必要なのに対し、2枚の耐力壁で同レベルの耐震性を確保できる。
遠州鉄道取締役社長・丸山晃司氏は「当社は『遠鉄ホーム』のブランド名で、静岡県西部を中心に新築住宅事業を展開しており、5,500棟以上の建築実績があります。南海トラフ地震が懸念される今、SI 事業に参加し、DJ 構法の高い耐震性と、弊社が培ってきた設計力・提案力を融合させることで、より安全・快適な住まいづくりをお届けいたします」とコメント。
見学会で積水ハウス経営戦略本部戸建事業戦略部SI戦略室エグゼクティブ・スペシャリストの樋口雅信氏は「在来工法は基礎と土台を接合する精度が欠ける課題があるが、ダイレクトジョイント構法は金物で直接接合して精度・強度を高めている。当社のシャーウッドと同じ施工方法。壁倍率は7.3倍で、耐震性を高めるとともに大開口を実現した」と語った。
また、遠州鉄道遠鉄ホーム設計課課長代理・大瀬浩太氏は「当社は過去30年間で5,500棟、年間にして200棟の注文・分譲戸建てを供給している。コラボレーションモデルは高強度の構造を生かし、LDKは約21帖を確保するとともに窓面を大きくし内と外をつなぐ設計にした。アクセント壁などに天竜杉や遠州綿紬を採用した。価格は坪80万円台を予定している。価格はハウスメーカーよりは安く、地域の相場よりは高い」と話した。
建物は、浜松駅から車で約20分の浜松市中央区上島4丁目、土地面積約183㎡、2階建て延床面積約117㎡。1階天井高は2500ミリ、2階は2400ミリ。


基礎と土台の部分

「ダイレクトジョイント(DJ)構法」のプレートが基礎部分に埋め込まれている

樋口氏(左)と大瀬氏
◇ ◆ ◇
モデルハウス見学会の案内状が届いたとき、当然、交通費・時間のコストを計算し、それを上回る価値がある情報を提供できるかどうかを計算した。結果は〝取材すべき〟となった。百閒は一見にしかず。同社の「SI(エス・アイ)事業」に関するプレス・リリースでは分からなかったことが分かり、同時に課題も見えた。
「S(=スケルトン)」はさすがというべきか。記者は、「耐力壁ジャパンカップ」というイベントを10回以上取材してきた。木造建築の耐震性を向上させるには接合部分がもっとも重要だということを知った。「ダイレクトジョイント構法」はその課題を解消したものだ。 樋口氏は、「基礎を観ていただければ、当社施工であることは見る人が見れば分かる」と話したが、これは分からない。基礎のコンクリに塗装が施されていることなど誰もチェックなどしないはずだ。〝見る人〟とは〝プロ〟だと思う。
課題も分かったような気がした。全体の外観から受けた印象は、積水ハウスのこれまで見てきた『シャーウッド』とは違った。コストを抑制する企図があったのだろう。ほとんど総二階建てで、二階にバルコニーはなし(これはこれで需要者のニーズに応えるものだと思うが)。階段幅は尺モジュールだった。
しかし、柱、梁型がほとんどなく、シンプルなLDK空間提案はとてもよく、GRAFTEKT(グラフテクト)を採用したグレーを基調としたシステムキッチンは素晴らしいと思った。

、GRAFTEKT(グラフテクト)製キッチン&テーブル一体型システムキッチン

、GRAFTEKT(グラフテクト)製キッチン

天竜杉を採用した天井
◇ ◆ ◇
取材の帰り。駅前の遠鉄デパート前で、一袋300円(3~5個)、重さ1キロ以上の富有(富裕)柿だか次郎柿だかを何のためらいもなく買った。多分、都内のスーパーの半値以下。何を買ってもいつもかみさんに〝こんなのを買ってきて〟と怒られるのに久々に褒められた。
記者が大好きな絹谷幸二のネクタイもこの前、ネットで3本を通常価格の3分の1の値段で買った(うち1本は恥ずかしくて身につれられるものではないが)。素晴らしい。ただ、肝心の坪単価80万円のモデルハウスが高いのか安いのかは、さっぱりわからない。

見学会後の記者発表会(左から遠州鉄道取締役 不動産事業本部長・鈴木憲之氏、同社住宅事業部長・渡邊一弘氏、積水ハウス常務執行役員 経営戦略担当・廣田耕平氏、同社経営戦略本部 戸建事業戦略部長・板倉浩二氏)
水曜Bは大会初の流通対決 東急リバブルVS三井リアル 第37回RBA準決勝試合結果

勝利に沸く三井不動産リアルティナイン
水曜ブロック決勝は大会初の流通対決-第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜ブロック準決勝戦が12月10日、大宮健保グラウンドで行われ、三井不動産リアルティが延長タイブレークの末リストを下した。佐橋が7回3安打1失点完投。原がサヨナラ打を放った。東急リバブルは11得点で一条工務店に圧勝。井上投手は1失点完投。決勝戦は大会初の不動産流通会社同士の対決となった。決勝戦は来週水曜日行われる。東急リバブルが勝てば3連覇7度目のV、三井リアルが勝利すれば初優勝となる。
リストグループ 1-2 三井不動産リアルティ
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| リストグループ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
| 三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 |
(タイブレーク)
東急リバブル 11-1 一条工務店
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 東急リバブル | 2 | 0 | 5 | 2 | 0 | 2 | 11 | |||
| 一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |

「打ったのはストレート」原(8回2死満塁から右翼越えサヨナラ打)
全戸にクリの無垢材ピアキッチン&大型食器棚付き ポラス「ルピアコート川口本町」
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「ルピアコート川口本町」模型
ポラスグループ中央住宅は12月9日、12月下旬に分譲開始する「ルピアコート川口本町」のメディア向け見学会を行った。分譲住戸40戸すべてに同社のトレードマークである「ピアキッチン」と食器棚を標準装備しているのが特徴で、キッチンカウンターには秋田県産材のクリの無垢材を採用している。同社は「価格は未定」としているが、いったいいくらになるか。記者もよく分からない。
物件は、JR京浜東北線川口駅から徒歩7分、川口市本町三丁目の商業地域、準工業地域(建ぺい率76.91%、容積率369.47%)に位置する14階建て全44戸(事務所4戸含む)。専有面積は70.02~73.24㎡、価格は未定。竣工予定は2027年12月下旬。施工は川村工営。販売代理はアートランド。設計・監理は川口土木建築工業。販売開始は2025年12月下旬。
9月初旬に物件ホームページを開設し、これまでのエントリー数は約500件、11月からのモデルルーム来場者は約70件。
現地は、川口駅東口周辺に10数本の超高層マンションが林立するエリアから少し離れたところで、建物の南側と西側の道路・歩道の幅員は約21~23mあり、住戸は5階から。1フロア4戸構成で、うち3戸は西向き、南西角住戸が1戸。専有面積は全て70㎡以上(南西角住戸は約73㎡)。
主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2400ミリ、全戸ピアキッチン・食器棚付き、食洗機、床暖房、かくれんBOX、全戸浴室・収納窓付き、変身クローク、片寄せマイギャラリー、浴室タオル掛け2か所、ブッシュプルドアなど。
見学会で同社マインドスクェア事業部マンションDv営業企画課課長・西牟田奈津子氏は、「昨年、『大宮』(ルピアコート大宮The VISTA)を皮切りに、無垢材のヨーロピアンオークのピアキッチンを4物件に採用したが、今回は秋田県産材のクリの無垢材にした。この他の商品企画に対する評価も極めて高い」と語った。
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ピアキッチン

エントランスラウンジ
◇ ◆ ◇
同社が「新宿落合」に〝ピアキッチン〟を初採用してからこれまで30年くらいか、物件の数にしたら数十物件を見学取材してきた。文句なしにいい。「大宮」で採用したヨーロピアンオークも重厚感があったが、国産材を使用したいという意向があり、メーカーなどと連携して採用にこぎつけたようだ。浮造りで、長さはカウンター部分2400ミリ+テーブル部分1500ミリ×幅850ミリ×厚さ45ミリ。
そして何よりいいのは、天井まである幅2400ミリのバックカウンター・収納も標準装備としていることだ。価格が高騰している現在、これらを標準装備しているデベロッパーは同社しかないはずだ。
この価値を計算したらいくらになるか。西牟田氏はピアキッチンだけで100万円以上、バックカウンター・収納棚は約250万円と話した。70㎡に換算すると坪単価は十数万円だ。
このほか、今回初めて知ったのだが、駐輪場の上段はガススプリング式で女性でも軽々と片手で挙げられるものが採用されていた(記者は二段式の上段に上げられない)。キッズサイクルスペースも設けている。
もう一つ強調したいのは、ドアノブだ。同社はずいぶん昔から開き戸のドアノブは全てプッシュフル式を採用していることだ。小さな子どもがいる消費者ならプッシュプルがいかにいいか説明するまでもない。事程左様にかゆいところに手が届く商品企画が同社のマンションの特徴だ。
さて、肝心の価格。同社は「未定」としか話さなかった。これまで注目物件のマンション単価を的中させてきたが、最近は見学物件が激減しており自信はない。それでもなんとか、三井不動産レジデンシャル「パークタワー川口本町」の坪単価500万円、大和ハウス「船橋」の坪単価600万円、三井不動産レジデンシャル「柏の葉」の坪単価430万円、三菱地所レジデンスなどの「赤羽」の坪単価600~700万円(わが多摩センターも坪単価450万円とはじいた)などから最低で坪単価450万円と予想する。
これでも、川口の〝民力〟〝駅力〟からして高いと思うが、これ以下はありえない。しかし、それ以上となるとグロスでは1億円を突破するので果たしてどうか。優れた商品企画であることを検討者に訴え切れるかどうかがカギになりそうだ。

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住宅価格測るモノサシ必要 東京カンテイ年収倍率マンションに意味はあるのか
東京カンテイは12月8日、2024年の新築マンション年収倍率は、全国平均で10.38倍(平均年収466万円)と前年から0.29拡大し、もっとも年収倍率が高かったのは東京都の17.00倍(平均年収636万円)で、地方圏でも9倍台や10倍台のエリアが前年の16→21に増加したと発表した。
調査は、各都道府県で分譲された新築マンション価格(70㎡換算)を平均年収で除し、新築価格が年収の何倍に相当するかを算出したもの。年収は内閣府発表の「県民経済計算」を基にした予測値を使用している。
◇ ◆ ◇
記者は同社の恒例となっているマンションの年収倍率リリースに異論をはさむ意図はないが、社会・経済状況が一変した今日、概念があいまいな「年収」と住宅価格を比較して高いか安いかを論じる意味はないと思う。
そもそも「県民経済計算」の「一人当たり県民所得」とは、居住者(個人、法人企業、行政機関)を対象とした県民所得を県の総人口で割って算出した額で、個人の所得水準ではない。
また、バブル崩壊までのマンションは、専業主婦層が圧倒的多数派を占めていたファミリー層をターゲットにしていたが、バブル崩壊後の1990年代には専業主婦層と共働き世帯層の比率は逆転し、現在では共働き世帯のペアローン利用比率は3割以上に達している。一人当たり年収ではなく、住宅購入需要層の世帯年収を基準にすべきではないか。
さらに言えば、住宅ローン金利と購買力は不可分だ。住宅ローン金利は、バブル崩壊までは5~6%が一般的だったのに対し、現在は変動型なら1%を割っている。バブル崩壊前の住宅価格と住宅ローン金利をそのまま踏襲して、年収と単純比較する意味はないはずだ。
記者は、地域の経済力、生活利便施設の集積度や緑環境、歴史・文化など総合的な住環境と住宅価格水準を比較すべきではないか。その意味で、LIFULL HOME'S総研の「Sensuous City(センシュアス・シティ)」の概念は参考になると思う。住宅価格の価値を測る新しいモノサシをだれか開発しないか。
誰のための調査か森記念財団「日本の都市評価特性」とLIFULL「官能都市」比較(2025/10/11)
「Sensuous City(センシュアス・シティ)[官能都市] 2025」発刊LIFULL HOME'S(2025/9/25)
循環可能な未来へ第一歩 三井デザインテック「CIRCULAR FURNITURE」提供開始

サーキュラーデザイン設計による家具

三井デザインテックは12月2日、設計から使用後の循環まで家具のライフサイクルに応じた資源循環を支援する業界初の新サービス「CIRCULAR FURNITURE」の提供を2026年4月から開始すると発表した。同サービスは、業界初の設計・製造、CFP※1 算出・DPP※2 実装・トレーサビリティ※3 から再資源化までを包括支援するもので、オフィスや宿泊施設などに設置される特注家具が対象となる。同社は将来的には家具のみならず内装空間全体のサーキュラリティを実現する「CIRCULAR INTERIOR」への展開を目指すとしている。
新サービスを開始する背景には、国土交通省は2028年度から新築建築物に対し、建築物のライフサイクル全体を通じて発生するCO2など環境負荷を定量的に把握・評価する「建築物LCA※4制度」の導入を検討していることがあり、これに対応するため、三井不動産グループは2025年4月に「&EARTH for Nature」を策定し、“自然資源を循環させる” ことを重点テーマとしている。
新サービスはそれを体現する一つの事業モデルとして位置づけられている。同社の試算によると、CFP削減量は51.02%で、原料の調達から製造-流通-消費に至るまですべての過程を追跡可能にするトレーサビリティを付加しているのが特徴。
発表会で同社代表取締役社長:村元祐介氏は、「温室効果ガスの削減は喫緊の課題であり、三井不動産グループは今年4月、街づくりにおける環境との共生宣言『&EARTH for Nature』を策定しており、今回の新サービスはその具体的取り組みの一つ。国が2028年に国が導入を検討している『建築物LCA制度』にも対応するもので、トレーサビリティまで実現するのは極めて重要な取り組み」と語った。
続いて登壇した同社執行役員クリエイティブデザインセンター長・山下薫治氏は「ソリューション力の向上と、デザイン力の強化を目的に2025年度にクリエイティブデザインセンター(CDC)を改編した。デザイン1部、デザイン2部と、サーキュラーデザインの業務を担うクリエイティブデザイン推進室の3つの部を設けた。本社オフィスをリニューアルするなどサーキュラーデザインの取り組みをすでに開始している」と話した。
また、同社クリエイティブデザインセンタークリエイティブデザイン推進室長・堀内健人氏は、「CIRCULAR FURNITURE」の具体的取り組みについて以下の通り説明した。
①サーキュラーデザイン設計 脱炭素や循環のしやすさを追求した独自の設計ノウハウを「サーキュラーデザイン設計」として体系化しており、環境負荷を抑える家具づくりが可能
②環境負荷の見える化(CFP算出) サーキュラーデザイン設計によって製造される家具を、ISOに準拠した算出方法に基づき、対象製品と従来品のそれぞれのCFP算出を行い、比較が可能
③プロダクトパスポート化(DPP実装) 部材情報・CFP情報・メンテナンス方法・回収先情報などあらゆる製品情報をDPPとしてデジタルで一元管理。家具に付与されたQRコードから顧客はいつでも製品情報を確認できる
④トレーサビリティ DPPのQRコードを使用し、家具の回収依頼を容易に実現。各部材のリユース・リサイクル判断や、その部材を引き受ける企業とのマッチングを行い、回収された後にどのように家具が循環されていくか、現在のステータスを追跡する
⑤そのまま再活用できない部材の資源化 回収された家具のうち、再利用が難しい部材は分別・加工を経て新たな素材として再生され、次の製品づくりに活用されます。これにより、廃棄を最小限に抑え、家具の循環を完結させる
堀内氏は、「トレーサビリティはこれまで誰も把握してこなかった。新サービスは小さな一歩かもしれないが、大きく広がり、連鎖することで循環可能な未来に向けた大きな一歩となることを期待したい」と語った。
※1 CFP(Carbon Footprint of Products):製品のライフサイクル全体において排出される温室効果ガスの総量を、CO2換算で数値化したもの
※2 DPP(Digital Product Passport):製品に関する様々な情報(環境負荷、素材、再利用・リサイクルの方法など)をデジタル形式で一元的に管理・共有する仕組み
※3トレーサビリティ:製品の原材料の調達から製造、流通、消費に至るまでのすべての過程を追跡可能な状態にすること
※4 LCA:ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)の略で、製品やサービスの原料調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまで、すべての段階で環境に与える影響を評価する手法
発表会後はジョサイア・コンドルが設計した築112年の歴史的建造物である綱町三井倶楽部で懇親会を行った。

QRコードをかざすと家具のあらゆる情報が入手できる


左から村元氏、山本氏、堀内氏
◇ ◆ ◇
各氏がトレーサビリティを強調したのに、記者は衝撃を受けた。もう20年も昔だ。企業の不祥事が相次いで起きていたころだ。当時、明治大学政治経済学部教授(政経学部長)・百瀬恵夫氏(現名誉教授)から「企業に求められるのはコンプライアンス(Compliance)、アカウンタビリティ(Accountability)、トレーサビリティ(Traceability)の3つだが、トレーサビリティが最も重要」と教わった。記者は頭文字からCATと覚えた。その後、今でも企業も政治家もトレーサビリティをあいまいにしている。何かが起きると〝知らぬ存ぜぬ〟を繰り返し、煙に巻く。
サーキュラーデザイン(CD)については、昨年の同社の記者発表会で「2030年の家具はサーキュラーデザイン(CD)が標準になる」と聞いていたが、トレーサビリティ-つまり植林から伐採-運搬-製造までたどれるわけがないと思ったので、質問した。堀内氏は「家具は認証材を採用することにしているが、植林、伐採までは辿れない」と答えた。
しかし、トレーサビリティに積極的に取り組む姿勢はとても重要だと思う。メーカーのニトリも積極的に取り組んでいるそうだ。あらゆる商品・サービスがトレーサビリティを徹底すれば、いい世の中になると思うが…。

綱町三井倶楽部

現地取材ではたまにしか会わないF社K記者(左)と、このような場しか出席しない、下戸の〝甘口記者〟J社S記者

布田のが食べたケーキ(酒しか興味がない辛口記者は大好きなバランタインのロックを何杯も飲み、よく覚えていないのだが、右のケーキを食べさせられたような気がする。過去10年間でケーキを食べたのは今回が3度目くらい。今後、一切口にしないことを決めた。気持ちが悪くなり、麻布十番でうどんを食べた。ものすごくおいしかった)

綱町三井倶楽部の対面に完成した1戸平均4億円、総戸数1,000戸の「三田ガーデンヒルズ」

「三田ガーデンヒルズ」(S記者もそうかもしれないが、同社のもう一人の新米記者は、綱町三井倶楽部は初めてのようで、コンドル作であることも知らず、ターナーの油絵にも興味を示さず、三田ガーデンヒルズも全然知らなかった。記者は発表会の前に約40分間かけてこのマンションの周囲を巡った)
三井DT ミラノデザインウィークから読み解く「Design Trend Report 2025」(2025/6/27)
三井デザインテック&ミナペルホネンウェルビーイングな会議室提案(2025/1/20)
2030年の家具はサーキュラーデザイン(CD)が標準に三井デザインテックセミナー(2024/12/5)
単価予想1,300万円的中! 三井レジ&地所レジ「三田ガーデンヒルズ」700戸供給済み(2023/9/20)
敷地100㎡以上 デザイン、仕様レベル上げ周辺物件との差別化図る ポラス「舞浜」

「ヴィラージア舞浜 憧憬の邸宅」
ポラスグループ中央住宅は12月4日、千葉県浦安市の分譲戸建て「ヴィラージア舞浜 憧憬の邸宅」(12戸)のメディア向け見学会を行った。周辺物件は土地面積70㎡前後、価格6,000~7,000万円が中心であるのに対し、土地面積を全戸100㎡とし、街並みを整備し、デザインにこだわり、本物の木など自然素材を多用して差別化を図ったのが奏功、価格は8,000万円前後に設定したにもかかわらず、第1期の販売対象5戸のうち4戸に販売当日に申し込みが入るなど好調なスタートを切った。
物件は、JR京葉線舞浜駅から徒歩15分(東京メトロ東西線浦安駅からバス17分徒歩5分)、浦安市富士見5丁目の第一種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)に位置する全12戸。土地面積は100.55~136.57㎡、建物面積は90.94~99.73㎡、価格は7,490万~8,990万円(第1期6棟)。完成予定は2025年12月中旬。施工はグローバルホーム。構造・規模は木造2階建て(2×4工法)。
8月から広告を開始し、これまでのエントリー数は187件。11月1日からモデルハウスを公開し、11月28日から第1期6戸のうち5戸の販売を開始。当日、4戸に申し込みが入った。
エントリーの属性は、47%が市内居住者で、そのほか近隣の江戸川区、船橋市居住者など広域から集客できている。居住形態は57%が賃貸、マンションは18%、戸建ては9.5%。
主な基本性能・設備仕様・デザインは、長期優良認定住宅認定、塗り壁調や石積・木調デザイン、有孔ブロック、リビング天井高2.7m、CPガラス、ソフトクローズ開き戸、挽き板フローリング、食洗機、床暖房など。
見学会で登壇した同社マインドスクェア事業部東京東事業所部長・伊藤雄一氏、同部営業企画設計課2係係長・大島一麿氏は、「都心近郊のリゾートスタイル」をコンセプトに、市の景観条例に適合させるために1年くらい時間をかけ企画を練り、リゾートのような街並みをデザインし、塗り壁調、石積み調、有孔ブロック、寄棟、片流れ、シダーパネル、エコカラット、調光可能なLEDダウンライトなどを採用したことなどを話した。
また、同部東京東事業所営業課課長・佐野渉氏は、予想を上回る反響であり、他社にはないデザイン、天井高、自然素材を多用した商品企画が評価されたことなどを強調した。

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