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「ニックハイム綱島第一」

 大和地所レジデンスは2月4日、「ニックハイム綱島第一」の建て替えに同社として初めて参加組合員として参画すると発表した。同事業は2025年12月25日付で横浜市から権利変換計画の認可を受けた。

 「ニックハイム綱島第一」は、新耐震基準が定められた1981年以前に設計された「旧耐震建物」で、2025年時点で竣工から45年を迎えており、建物を維持した場合の費用負担と、建て替えを行った場合の費用負担と価値向上などを比較検討した結果、2023年4月の建て替え決議を経て、2024年1月に建替組合が設立された。

 物件は、東横線綱島駅から徒歩6分、横浜市港北区綱島西2丁目に位置する従前延床面積約7,108㎡、8階建て98戸。売主は日栄住宅資材(現:ナイス)。従後は延床面積約14,416㎡、10階建て195戸となる。着工予定は2026年11月、竣工予定は2028年10月。

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「イニシア武蔵小杉御殿町」

 コスモスイニシア・大和ハウス工業・共立エステートの3社JVマンション「イニシア武蔵小杉御殿町」のモデルルーム(三田ラウンジ)を見学した。プレス・リリースにあるリビングとバルコニーをフラットなウッドデッキでつなぐ「シーズナルリビングバルコニー」がどのようなものかを確認するのが取材の目的だったが、それより室内とバルコニー全体を様々な本物の観葉植物で埋め尽くした演出に感動した。多分、業界初だと思う。素晴らしい!

 物件は、JR横須賀線・東急東横線武蔵小杉駅北口から徒歩13~14分、川崎市中原区小杉御殿町1丁目ら位置する14階建て79戸。専有面積は55.16~98.25㎡。坪単価は530万円。竣工予定は2027年1月。施工はライト工業。1月24日から第1期1次28戸の供給を開始している。

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バルコニー

◇        ◆     ◇

 このマンションについて3社は1月26日、ニュース・リリースを発表した。記者は即、取材を申し込んだ。リリースをコピペして記事化しても「か・ち・も・な・い」と判断したからだ。それから1週間が経過したが、モデルルーム(三田ラウンジ)を見学取材した甲斐があった。室内もバルコニーも観葉植物で溢れ返っていた。

 まず、目に飛び込んできたのはバルコニーに面したリビング天井の緑だった。フェイクだろう思ったが、そうではなかった。このような演出を行ったのは多分、この物件が初めてではないか。名前を聞いたらエスキナンサスだった。水遣りは2週間に1回、肥料は月に1回くらいでいいというものだった。了解を得て、ちぎってもらって口に含んだ。おいしくはないがまずくはない。

 外のバルコニーがまたすごい。花台とデッキ床には檸檬の味がするレモンマートル、ツピダンサス、フィカスロイ、オリズルラン、エレンダニカ、アスパラガスなどが設置されていた。このタイプは西向きAタイプ1スパン10戸に採用されているもので、ウッドデッキとプランターが標準装備となっている。

 フラットサッシ・バルコニーはいいに決まっている。コスモスイニシアは今後、積極的にフラット化を進めるという。どんどんやるべきだ。同社はこれまで分譲戸建てでフラットバルコニーの提案を積極的に行ってきた。いま「コスモスイニシア」と「フラット」で検索したら「杉並高井戸」は約7,400件、「青葉台」は約5,400件、「石神井公園」は6,700件、「田園調布」は4,400件だ。バルコニーのフラット化を積極的に行っているのは同社と積水ハウスくらいだ。三井ホームも今後、注文住宅では標準化するそうだ。

 記憶は定かではないが、全開口サッシを開発したのは三協アルミで、フラットサッシを開発したのは立山アルミ(現三協立山)だったと思う。30年くらい昔か。立山アルミには本社がある富山までわざわざ取材に出かけた。当時は、デベロッパー各社が積極的に採用したが、最近は極端に少なくなった。

 記事を検索したら、2014年の日本綜合地所(現大和地所レジデンス)の「ヴェレーナ木場公園」がヒットした。次のようにある。

 「17年くらい昔だ(1997年)。南武線中野島駅圏で同社は全開口サッシを採用するとともにバルコニー側にウッドデッキを敷くことでリビングとバルコニーを一体利用できる提案を行った。興味深かったのは値付けだ。一般的に中高層マンションの値付けは1階部分がいちばん安く、上階に行くにつれ数十万円から数百万円上げていくのが常識だ。ところが、同社は1階部分を中層階より高く設定したのだ。それがものの見事に成功し、1階住戸から売れていった。値付けの常識を同社が打ち破ったのだ。それが今日まで同社の商品企画として生かされている」

 坪単価について。いつものように予想した。この物件の手前、駅に近い三菱地所の物件は坪650万円くらいで(どんぴしゃりのはず)、今回の物件はやや駅から離れているので、「坪500万円ははるかに突破するが、坪550万円をつける自信はない」と担当者に話したら、上段のように坪530万円だった。リーズナブルな値段だと思う。

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バルコニーに面したリビングの天井

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バルコニーの花台

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モデルルーム

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 リリースも紹介しないと失礼なので、以下に紹介する。

 リリースには「『すっと、深く、呼吸する。』をコンセプトに、武蔵小杉エリアの都市利便性を享受しながら、落ち着いた住環境が広がる御殿町にふさわしい住まいを目指しました。低層住宅地ならではの穏やかな住環境に配慮し、日々の暮らしやすさを重視した住戸計画を採用しています。全79戸の住戸は、可変性のある間取りや、当社で初めての取り組みとなる『シーズナルリビングバルコニー』などを備え、多様な暮らし方のニーズに応える設計としました」

 「周辺の街並みとの調和と住戸の独立性、プライバシー性に配慮し、2棟構成としました。敷地内には豊かな植栽を施したアプローチや、緑に包まれる共用空間を配置し、自然光や通風を効果的に取り入れる立体的な建築構成とし、共用部には植栽や水景を取り入れた空間を計画しました。外部から敷地内へと連続する緑のアプローチや、東棟1階には中庭的な共用スペースを設けることで、日常の動線の中で自然を身近に感じられる住環境を創出しています。

 自然光や通風を効果的に取り入れる立体的な建築構成とし、共用部には植栽や水景を取り入れた空間を計画しました。外部から敷地内へと連続する緑のアプローチや、東棟1階には中庭的な共用スペースを設けることで、日常の動線の中で自然を身近に感じられる住環境を創出しています。また、外観デザインには木調や自然素材を想起させる色合いを採用し、御殿町の落ち着いた住宅地の街並みと調和する佇まいを形成。敷地内の植栽計画も含め、時間の経過とともに街に馴染んでいく建築・ランドスケープを目指しました」

 デザインとランドスケープに力を入れているのが分かる。観葉植物は各フロアに設置されるようだ。

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.商品企画の勝利即完の可能性もコスモスイニシア戸建て「グランフォーラム青葉台」(2019/2/15)

価格に見合う価値ありコスモスイニシア「グランフォーラム石神井公園」(2016/12/3)

三菱地所レジ他「武蔵小杉」反響1万件超うち7割は都内 26日からモデルルーム案内会(2025/4/23)

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「WAYPOINT TSUKIJI TOKYO」エントランス

 三菱地所と三菱地所ホテルズ&リゾーツは2月2日、長期滞在ニーズに対応する新ブランド「WAYPOINT」を立ち上げ、アパートメントホテル事業に参入すると発表した。主にインバウンドをターゲットに、ランドリーやキッチンなどを備え、多人数・複数泊に対応するもので、今後2030年までに10軒の開業を目標にしている。

 新ブランド1号物件「WAYPOINT TSUKIJI TOKYO」は既存施設をアパートメントホテルとしてリノベーションしたもの。客室は、TVボードに国産杉材を使用した積木パネルを採用するとともに、バンクベッド(2段ベッド)にも杉材を使用。最大6名まで宿泊可能。一部客室にはミニキッチンや洗濯乾燥機を備える。また、ロビーなどの共用部でも内装にも木材を施し、木に囲まれた山のキャビンで過ごしているかのような空間を演出する。

 施設は、東京メトロ日比谷線築地駅から徒歩1分、中央区築地2丁目に位置する敷地面積約368㎡、9階建て全52室。料金はデラックスバンクルーム(37.28㎡)1名料金(4名1室利用時)11,000円~、スイートバンクルーム(68.28㎡)1名料金(6名1室利用時)12,833円~。改修工事は三菱地所ホーム。ホテル運営は三菱地所ホテルズ&リゾーツ。開業予定は2026年4月1日。

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アパートメントホテル5社が結集・怪気炎市場規模は現在4,000室⇒30万室へ(2024/10/30)


 

 

 

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 国土交通省は1月30日、令和7年の住宅着工戸数をまとめ発表。総戸数は前年比6.5%減の740,667戸で3年連続の減少となり、平成21年(2009年)の788,410戸に次ぐ16年振りの低水準となった。利用関係別では、持家は201,285戸(前年比7.7%減)で4年連続の減少。昭和33年(1955年)の188,650戸以来70年振りの低水準となった。貸家は324,991戸(同5.0%減)で3年連続の減少、分譲住宅は208,169戸(同7.6%減)で3年連続の減少。平成21年の168,836戸以来16年振りの低水準。分譲住宅の内訳はマンションが89,888戸(同12.2%減)で3年連続の減少、一戸建住宅が115,935戸(同4.3%減)で3年連続の減少となった。

 地域別では、近畿圏のマンションが前年比6.6%増加した以外は、すべて利用関係別で前年を下回った。

 プレハブは88,877戸(前年比4.5%減)で4年連続の減少、ツーバイフォーは91,512戸(前年比3.8%減)で昨年の増加から再びの減少となった。2年連続でツーバイがプレハブを上回った。

 首都圏マンションは40,305戸(前年比21.0%減)で、内訳は東京都が24,238戸(同8.9%減)、神奈川県が9,070戸(同35.5%減)、埼玉県が4,416戸(同20.1%減)、千葉県が2,581戸(同46.1%減)。

 首都圏戸建ては51,275戸(同3.9%減)で、内訳は東京都が16,257戸(同2.9%減)、神奈川県が13,238戸(同5.5%減)、埼玉県が12,201戸(同7.9%減)、千葉県が9,579戸(同2.7%減)。

用途別 金融業・保険業用の工事予定額は坪300万円

 建築物の床面積と工事費予定額の前年比との関係では、建築物全体では面積は6.7%減で予定額は4.2%増。用途別では、居住用の面積は6.6%減で面積は0.4%増、非居住用の面積は7.0%減で予定額は8.9%増。用途別で注目されるのは金融業・保険業用で、令和7年の面積は439千㎡(前年比0.5%減)で、予定額は3,985億円(同237.9%増)となっており、坪単価は約300万円。

 構造別では、木造の面積は5.2%減で予定額は0.1%減、非木造の面積は7.8%減で予定額は6.4%増、うち鉄筋の面積は18,437千㎡(6.4%減)で予定額は75,550億円(同3.9%増)となっており、坪単価は135万円。

 

 

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前列左から佐藤氏、中林氏、三上氏、石川氏、後列左から室田氏、長岡氏、原科氏(御茶ノ水ソラシティで)

 日本不動産学会は1月26日、「市民と考える、不動産開発と都市の公園緑地の保全」と題するシンポジウム(定員:オンサイト80名、オンライン200名)を開催した。不動産開発における公園緑地の保全と防災面などの活用について、情報公開の方法と自治体、事業者、市民など多様な主体が参加する公衆協議のあり方を論議し、その推進のため方策を示すのが目的。令和7年度科学研究費助成事業にもなっている。

 シンポジウムは二部構成で、第Ⅰ部(13:00~14:50)では、室田昌子氏(日本不動産学会副会長、東京都市大学名誉教授)が開催のあいさつ、趣旨説明を長岡篤氏(千葉商科大学基盤教育機構助教)が行った。

 趣旨説明で長岡氏は、「不動産開発は経済的利益の追求だけでなく、社会的側面や文化的・歴史的側面、環境的側面、防災面を踏まえる必要がる」「しかし、これに逆行する例もある。例えば、神宮外苑再開発では既存の都市計画公園の一部を削除し、高度利用開発が計画されている。この計画プロセスでは、情報公開と参加が不十分で、公衆協議のあり方に課題がある。このことは、2024年6月の国連総会、国連人権理事会でも指摘された」と語った。

 第Ⅱ部(15:00~16:30)では、長岡氏が司会役を務め、各氏によるパネルディスカッションが行われた。以下、各氏の報告・発言要旨を紹介する。(報告順)

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室田氏(左)と長岡氏

都市計画・土地利用計画に戦略性がない

基調講演「都市の公園緑地の保全と不動産開発‐ビジネスと人権の観点から‐」

原科幸彦氏(東京科学大学名誉教授、千葉商科大学名誉教授・前学長、日本不動産学会前会長・顧問)

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原科氏

 都市における公園緑地の価値は①市民の生活質(QOL)に不可欠②震災時の避難場所として重要③地球温暖化対策として樹冠豊かな樹林が必要。戦略的環境アセスメント(SEA:Strategic Environmental Assessment)が重要。事業段階(Project)では遅すぎる。上位の計画段階である政策段階(Policy)と計画段階(Plan Program)での情報公開と公衆合意(Public Consensus)が必要だが、わが国は、国際的に見て、ビジネスと人権の観点から公衆協議(Public Consultation)が不足している。新たな国際規範に対する理解が不十分で、都市計画・土地利用計画に戦略性がない。

神宮外苑は「文化としての社会の富」

「都市における公園緑地の価値と日本の状況」

石川幹子氏(東京大学名誉教授、国際文化的景観科学者委員会(ISCCL)日本代表)

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石川氏

 BC230年の中国の治水・灌漑の取り組みからイギリスのコモンズ、NYのセントラルパーク、神宮外苑のパークシステムなど「文化としての公園緑地」が果たしてきた役割は大きい。西行法師が「なにごとの おはしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」と伊勢神宮を詠んだ歌は自然への恐れと畏敬を象徴している。東京都の公園まちづくり制度による神宮外苑再開発は、良好な市街地(開発)では断じてない。神宮外苑は、古来の伝統を受け継ぎ、近代都市美を導入した「文化としての社会の富」である。

 「私が最初に就職したのは不動産会社。不動産業は立派な事業。その立派な方(会社)が公園を蚕食し、自らの価値を貶めるような、委縮させるような、劣化させるようなことをやってはならない。不動産学会もこのような観点からどんどんシンポジウムなどを行っていただきたい」

樹冠被覆率、公園緑地の保全と拡大が必要

「都市の公園緑地(オープンスペース)による気候変動への適応」

三上岳彦氏(東京都立大学名誉教授)

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三上氏

 気象庁のデータをもとにすると、1976年~2025年の8月の平均最高気温は都心部では30℃弱から33℃に、千葉県銚子市は約27℃から29℃にそれぞれ3℃くらい上昇している。約50年で3℃の上昇だから、あと50年すると東京都心は36℃になる。熱中症搬送患者も増加の一途で、2010年は全国で5万数千人だったのが、2025年は約10万人。このような都市の気温上昇(ヒートアイランド)を緩和する緑地の樹木効果を実測したところ、夏の地表温度はコンクリ・アスファルトでは50℃以上に達するのに対し、木陰は30℃くらいに留まっている。加速する気候変動対策として、樹冠被覆率の増加、公園緑地の保全と拡大が必要だ。

地震にも水害にも負けない二つの「そうぞう力」

「都市公園における防災緑地機能について」

中林一樹氏(東京都立大学名誉教授)

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中林氏

 1923年の関東大震災で東京全体で約22万棟が焼失し、2.700棟が全壊した。被服廠跡地の避難者約4万人のうち約3.8万人が犠牲になったのは、当時は住宅はほとんどが借家で、家財道具を大八車に積んで避難したが、布団などに飛び火したのが被害を大きくした。現在の東京都には環状6号線外には大規模公園がなく、木造密集地が多いのが課題。水害対策としては、流域全体で対応することが必要。公園も学校グラウンド、田んぼなどは避難場所になるのはもちろんだが、高台立地のマウンド型にし、水を一時貯留する新しい対策も必要だ。地震にも水害にも負けないためには、未来をイメージする「想像の力」と、方策を工夫し実践する「創造力」の二つの「そうぞう力」が求められる。

都市は、公園なしでは再生しない

「多様な主体による「みどりのまちづくり」

佐藤留美氏(NPO法人Green Connection TOKYO代表理事)

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佐藤氏

 Green Connection TOKYOは、〝自然・ひと・まちを元気に!〟をスローガンに掲げ、Community、Education、Healthy、Livable、Art、Safety、Biodiversity、Cultureなど様々な取り組みを行ってきた。これからの都市は、公園なしでは再生しない。公園を中心に「人」「モノ・コト」「情報」「自然」「お金」が循環する取り組みが必要。様々な活動を通じて、手ごたえを感じている。最近の若者は街づくりに大きな興味を示しており、緑が多く、人と人がつながることに働き甲斐を求めている。そのために不動産業を立ちあげようと考えている人も少なくない。この流れをキャッチしないといけない。

 シンポジウムに参加した、前職が神奈川県の自治体職員で、主に街づくりに関する仕事をしていた無職の男性(65)は「神宮外苑問題と公園、不動産の関係が混在していた。みんな危ないのか。外苑問題だけがヒットアップしそう」と語った。

 千代田区の神田警察通りの街路樹伐採に反対したため、区から工事区間への立ち入りを禁止された「建築ジャーナル」の西川直子氏は、「立ち入り禁止? イチョウは昨年までにすべて伐採された。立ち入り禁止の要件そのものがなくなった。区は第3期工事を始める予定で、協議会も設置しないと聞いている。今日のシンポジウムでも話されたように早めの対応策を練る」と話した。

「スラップ訴訟」「ひこばえあるうちはあきらめない」街路樹守る会・愛氏ら会見(2023/11/23)

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 上段でシンポジウムの概略を紹介したが、講演時間は約3時間半。各氏の一人当たり時間は約1時間。大学の講座なら1年分のカリュキュラムだろう。各氏が言いたかったことの10分の1も伝えきれていないような気がする。謝るほかない。

 原科氏は、出席していたメディアを意識してか、最後に「市民にどう伝えるか、メディアの役割は大きい」と牽制球を投げた。優しい取材などないのだが、この種のシンポジウムは極めて難しい。記者の技量が問われる。記事をアップするまで1週間が経過したか、この種の記事は速ければいいというものでもない。

◇        ◆     ◇

 記者は、一般の方を対象にしたシンポジウムで質問したことはほとんどない。参加者の質問時間を奪いたくないからだし、〝雄弁は銀、沈黙は金〟〝知る者は言わず言う者は知らず〟-質問するといかに無知であるかをさらけ出すことにもなりかねないからだ。

 しかし、今回は事前に不動産学会から「取材」の了解を得ており、参加者の多くは学者や研究者だろうと思ったので、質問することにした。第Ⅱ部の開始前に配布された質問表にはおおよそ次のように書いた。

 ①神宮外苑の再開発は、都の公園まちづくり制度によって、都市計画公園内の秩父宮ラグビー場が「未利用」だったため可能になった。都市計画公園と都市公園は似てはいるが、全然異なる。この差を分かりやすく説明していただきたい

 ②神宮外苑のほかにも都市計画公園内の「未利用」施設はかなりある。神宮外苑と同じような再開発計画が浮上することはないのか

 ③都の制度そのものが定められた時点で、学者先生は「未利用」施設が再開発に道を開くものになるとの危惧を抱かなかったのか

 残念ながら、時間切れで質問が取り上げられることはなかった。記者の質問だけではない。質問票はかなり提出されたはずだが、応答は2人のみだった。これは時間配分に問題あり。シンポでは先生方は市民から声を聴けと仰ったではないか。記者は全て双方向シンポジウムにすべきだと思う。

〝宝の表土が捨てられた〟!? 神宮外苑の新ラグビー場予定地(建国記念文庫)(2025/11/22)

神宮外苑の樹林地の気温市街地より1.6℃低いことを実証三上・都立大名誉教授(2025/8/25)

神宮外苑問題新たな局面へ「都の公園まちづくり制度は違法」専門家有志が主張(2025/7/15)

「グラングリーン大阪」南館 21日オープン 23日までの来街者70万人超(2025/3/22)

Park-PFI活用「都立明治公園」来園者240万人突破東京建物/公園を考える(2025/2/7)

〝街路樹虐待は自分の首を縛るようなこと〟藤井・千葉大名誉教授強剪定を批判(2024/7/24)

藤井氏の熱弁に拍手鳴りやまず会場100人+オンライン180人三鷹で講演会(2024/5/12)

神宮内外苑問題・石川幹子氏外神田再開発・大城聡氏 東京1区市民連合フォーラム(2024/3/25)

パークシステムの復活はあるか都市再生は可能か「川」を考える(2023/12/28)

氷の微笑、根回し、考え方更新、都市公園とは…神宮外苑を考えるシンポ千葉商大(2023/12/19)

秩父宮ラグビー場が「未供用」の謎「広場」は都市公園ではない神宮外苑再開発(2023/8/9)

日比谷公園の樹木1,000本伐採は本当か「日比谷公園整備計画」勉強会に参加して(2023/5/22)

長野市の公園問題制度疲労の法、希薄な人間関係、報道姿勢…社会課題を露呈(2022/12/12)

. 「まちづくりGX」は都市局のメイン事業になるか国土交通省の会合を傍聴して(2022/11/27)

「使われ活きる公園」逆読みは〝使われず危機に瀕する公園〟国交省「公園検討会」(2022/11/1)

千葉大名誉教授・藤井氏など専門家20氏の声建築ジャーナル特集「木を伐るな2」(2022/8/3)

民主主義は死滅した千代田区のイチョウ伐採続またまた「街路樹が泣いている」(2022/5/10)

ネガティブにならざるをえない無残な街路樹ネイチャー・ポジティブを考える(2021/11/27)

なぜ農学、環境、家政学者の会合はおおらかなのか 国交省検討会(2015/3/17)

 

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「仲通り」

 三菱地所・三菱地所設計は1月30日、メディア向け「合同丸の内建築ツアー・懇親会」を行った。1891年(明治23年)、陸軍省から丸の内と神田三崎町の合計10.6万坪を128万円(12円/坪)で払い下げを受けてから、今日までの135年の継承と創造の丸の内の歴史を紹介するのがイベントの主旨で、当初予定の約30人をはるかに超える約50人の報道陣が駆けつけた。少しは丸の内について知っていると思っていた小生は、実際は何も知らなかったことを痛感させられた。丸の内を歩くのがまた楽しくなりそうだ。

 冒頭、三菱地所設計経営企画部広報室主事・平井祐一氏は、同社の概要を説明。今年は1890年に「三菱社丸ノ内建築所」として創業してから創業135年で、2001年に三菱地所から分社化して「三菱地所設計」を設立してから設立25年の節目の年を迎えると紹介。2001年当時の従業員は約430人、売上高は業界4位だったのが、現在は従業員数は約870人、売上高は業界2位(トップは日建設計、3位はNTTファシリティーズ、4位は日本設計)で、日本最古の設計会社であり、内製化により業界トップクラスまで成長した〝若さ〟を強調した。

 主な作品として、「サンシャイン60」「横浜ランドマークタワー」「TOKYO TORCH」「アント・グループ杭州オフィス」「臺北南山廣場」「臺北台南山人壽」「泉パークタウン」「みなとみらい21地区」「琉球銀行本店」「大手町ビルリノベーション」「長崎スタジアムシティ」「御殿場プレミアム・アウトレットパーク第4期拡張」などを上げ、川上から川下まで幅広い分野で展開してきたと話した。

 続いて登壇した同社フェロー リノベーション設計一部継承設計室室長・江島知義氏は、3年前に立ち上げた「継承設計」とは何かについて、14ページにもわたる資料を基に説明。初代技師長・曾禰達蔵から保岡勝也、桜井小太郎らの技師長や内田洋三(のちに帝大総長)、山下寿郎(のちに山下設計設立)、大江宏(のちに法大名誉教授)、杉山雅則(レーモンドより薫陶)、艪恒治(坂倉順三より薫陶)なども同社出身であることを紹介した。また、ジョサイア・コンドルが設計した「三菱一号館」(1894年)「丸ノ内ビルヂング」(1923年)「新東京ビルヂング」(1963年)、通りとつながる建築デザインの発展、歩行者ネットワークの形成、仲通りの拡張などエリアマネジメントの導入などについて語った。

 「継承設計」が目指すのは、歴史的建造物を「活かす」法的な位置づけ、各種建築物を保存・修理する技術の追求、保存活用計画の作成と活用、デジタル技術の活用、学識との協働など、創業以来の「リレーデザイン」であると話した。

 その後、江島氏が解説者となり約1時間、三菱一号館から丸の内の一連の建築物-丸の内オアゾにある丸の内建築保存部材倉庫までツアーを行った。ツアーでは、江島氏は自らが三菱一号館の復元(現存するものを残すのは復原)に関わったことを明かし、百尺ライン(31m)、100×100mグリッドの街づくり、仲通りの道路拡張(7m⇒21m)などについて語った。丸の内建築保存部材倉庫は2025年に設置したもので一般には非公開。この日は〝本邦初公開〟の部品などが報道陣に披露された。

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江島氏

◇        ◆     ◇

 数学者の藤原正彦氏は「ものごとを知れば知るほど分からなくなる。私などは小学一年生より一万倍以上分からない。困ったもので、教養などまったくない。恥ずかしい限り。学者だって哲学者だって同じ。くだらないどうでもいいことを言葉で定義づけようとするが、その言葉そのものが分からない。死とは何か、世界とは何か、だれも何一つ定義づけることができない」と語ったが、この日ほど自らの無知ぶりをを思い知らされたことはなかった。

 上段は、少しは街づくりについて分かっていると思っていた記者が、全くの素人であることを思い知らされて書いた記事だ。

 なので、素人が発する情報が何の役に立つかも分からないが、これから丸の内を歩けば少しは参考になりそうなことを二つ三つ紹介する。

 まず、仲通りについて。記者は仲通りが東京のあるいは全国を代表するウォーカブルな通りだと思う。ケヤキや常緑のメタセコイアの巨木が植わっており、ところどころにアートが設置されている。道路幅は当初7mだったことは初めて知った。通りは都道だが、頻繁に様々なイベントに使用されている。個人的には廃道にしても不都合はないと思っているが、どうだろう。〝初めに道ありき〟と語った宮脇檀を思い出した。

 次に100尺ラインについて。このラインを街並みに保存しているのは丸の内と日本橋くらいしかないのではないか。とにかく美しい。記者は建築物の高さ規制には反対・意味がないと考えているが、このような歴史的建造物は保存して、その代わり容積率の緩和を図るべきだ。

 丸の内建築保存部材倉庫について。これは一般にも公開すべきだ。江島氏らは「復原」の参考にするため保存していると話したが、わが国のビルの歴史・文化を知る貴重な教科書だ。非公開にするのはもったいない。公開すれば全国の街づくりや建築物デザインに行かされるはずだ。

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ヘンリー・ムーアの作品が設置されている「三菱一号館」の広場

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「三菱一号館」

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向こう側が見通せるのは高透過ガラスが採用されているため(何ビルだったか。江島氏の足は馬でいえばキャンター、とても速く、イヤホンで聞きながらメモを取り、写真に収めるのは大変な作業だった。メモを取る記者の方はほとんどいなかった)

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モニュメントの石かコンクリかについて説明する江島氏(これも意味はよく分からなかった)

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地階に自然光を送るためガラスが使用されている(何ビルだったか)

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100尺ラインの規制を受けているビル(右)と緩和されているビル(何ビルだったか)

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日本工業倶楽部快感が入居すね三菱UFJ信託銀行本店ビル

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旧丸ビルの8階に入居していた三菱地所建築設計部の扉(文字は職人による手書きとか)

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窓台

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「三菱一号館」の模型

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ビル銘板は「ビルヂング」になっていた

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胸飾り

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お祭りの提灯ではなくメガホン、ロウソク電燈として使われていた

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松杭(左)と銀行カウンター

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郵便物シューター(詰まることも多く、途中で使われなくなったとか)

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説明を受けたが、何だったか

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火災報知器

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何かの飾りだったはず

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ガラス(何に使われていたのか)

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アール形状のサッシ枠

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「ルネ海老名アーバンアリーナ」 

総合地所が分譲中のマンション「ルネ海老名アーバンアリーナ」を見学した。JR海老名駅から徒歩5分、「ららぽーと海老名」にも近接する全99戸で、全住戸に可動収納ユニット「UGOCLO(ウゴクロ)」を採用し、家事・調理動線を考慮した「フレタスキッチン」を提案しているのが特徴。建物は完成済みで、昨年末から販売を開始し、これまで20戸を成約している。

物件は、JR模線海老名駅から徒歩5分、小田急小田原線海老名駅から徒歩8分、海老名市泉一丁目の工業地域に位置する13階建て全99戸。専有面積は58.5987.80㎡、価格は4,600万円台~8,600万円台(最多価格帯は6,400万円台)、坪単価は310万円。建物は20259月に完成済み。設計・施工は長谷工コーポレーション。

昨年4月からエントリーを開始し、これまでの反響数は750件。建物内にモデルルームを開設したのは昨年11月で、来場者は250組。分譲開始は年末からで、これまで20戸を成約している。

現地の用途地域は工業地域だが、いわゆる嫌悪施設はほとんどない。タワーマンションや中高層マンションが建ち並ぶエリアの一角に立地。建物は西向きで、住戸プランは66㎡のファミリータイプが中心。

主な基本性能・設備仕様は、「ZEH-M Oriented」認証取得、環境配慮型コンクリート「H-BA コンクリート」採用、直床、リビング天井高24702500ミリ、食洗機、キッチンとリビングの一体感を高める新発想の「フレタスキッチン」の提案、全戸「UGOCLO(ウゴクロ)」採用など。

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キッチン

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エントランスアプローチ

        ◆     ◇

小田急線・相鉄線・JR線が乗り入れる「海老名駅」周辺は、JR線に隣接した三井不動産「三井ショッピングパークららぽーと海老名」が2015年に開業してから街並みが一変した。その後、再開発に拍車がかかり、数えたわけではないが、これまでに少なくとも3,000戸のマンションが分譲されているのではないか。

この10年間でこれほど街並みが激変した首都圏駅圏は、都心部を除けば別格の東急線・JR線武蔵小杉のほか西武線の石神井公園駅と所沢駅、JR京葉線南船橋駅、京浜東北線川口駅、京王線調布駅、小田急線下北沢駅、JR・有楽町線金町駅、東急目黒線武蔵小山駅、総武線小岩駅、相鉄線ゆめが丘駅くらいか。

これらの駅圏のマンション相場からして、坪単価310万円は割安感があると思うが、中古マンションとの競合は避けられないのではないか。中古は坪100万円台で買えるのではないか。

それだけに、単価・グロスの安さだけでなく、「フレタスキッチン」や「UGOCLO(ウゴクロ)」「smooth-e(スムージー)」などの特徴をアピールできるかどうかが早期完売のカギを握る。テレビ台が移動できるのは初めて見たし、調理作業が楽にできるキッチン収納、下着類が収納できる洗面収納の提案はいい。外観デザイン、外構もよくできている。

ファミリータイプは専有圧縮型が中心なのは、先日見学したポラス「朝霞台」と同じだ。各社とも単価を抑えるのは難しいので、グロスを抑えるのに懸命のようだ。

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キッチン収納

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現地

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外観デザイン

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左から岡村氏、吉村氏、柳沢氏、伊香賀氏(新橋プレイスで)

 小林住宅と創建は1月30日、「究極の睡パ住宅」実証実験に関する記者発表会&実験デモンストレーションを行った。睡眠研究の第一人者である柳沢正史氏(筑波大学教授)と共同で、住宅環境の違いが睡眠の質にどのような影響を与えるかを検証するのが目的で、同一条件の立地、間取り、インテリアを備えた一般的な内断熱工法(断熱等級4)と小林住宅・創建の外断熱工法(断熱等級6)の住宅2棟を隣り合わせて建築し、被験者にそれぞれ宿泊してもらい、睡眠の質に影響を与える「温度」「音」「換気」「光」に関わるデータを集積・解析、検証結果を10月に報告する。この種の取り組みはわが国初と思われる。

 実験棟は、創建が分譲中の「ルナつくば陣場」に建設したもので、一般的な住宅は断熱等級4で、窓はアルミ樹脂複合サッシ・ペアガラス、換気システムは第三種換気(自然換気+機械換気)、総隙間面積は275㎠(C値2.1cm/㎡)。外断熱住宅は断熱等級6で、窓は樹脂サッシ・トリプルサッシ、換気システムは第一種換気(機械給気+機械排気)、隙間面積は36㎠(C値0.2㎠平/㎡)。

 実験は、真冬と真夏の2回にわたって行い、公募(20~70歳未満で、睡眠に不満を持つ健常者)によって選出された被験者20人が、1人2棟でそれぞれ2~3日間夜間に睡眠をとり、計4回の生態データ(脳波、心拍、呼吸、体動)とアンケートのデータと、住宅内の温度、湿度、照度などを掛け合わせて相関性のデータを獲得し、評価・解析する。

 プロジェクト発表会で、創建代表取締役社長・吉村卓也氏は、「睡眠時間はOECD33か国の平均は8時間18分なのに対し、わが国は最低の7時間22分。睡眠不足による経済損失は15兆円といわれている。気候変動の影響で四季は二季になりつつある。今回の実験では、住宅性能の違いで睡眠の質はどう変わるのか、世界的権威である柳沢先生と伊香賀先生の協力を得て、科学的に実証する」と語った。

 慶應義塾大学名誉教授・伊香賀俊治氏は、「柳沢さんとは石川県で一緒に仕事してからのおつきあい。世界的な権威である柳沢さんによる研究結果に大きな期待を寄せている」と話した。

 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の機構長を務める柳沢正史氏は、睡眠の質の低下は万病のもと、睡眠不足による経済損失は15兆円、子どもの睡眠不足は脳の発達に影響している可能性が高い、室温18℃以上で発症・転倒が有意に減少するなどと語り、今回の研究は「科学的な信頼性を高めるため、同じ人が両方の環境を体験するクロスオーバー試験とした。外断熱による環境が、〝ぐっすり眠れる〟につながることを実証する」と述べた。

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治験のデモンストレーション

◇        ◆     ◇

 素晴らしい実験だ。記者は、外断熱マンションがわが国で分譲されてからずっと取材してきた。体験宿泊も経験している。しかし、住宅購入検討者は実際に体験しないと、どれだけの価値があるかを理解するのは難しいだろうとずっと考えてきた。

 その意味で、一般的な断熱等級4の住宅と断熱等級6の外断熱住宅双方を同時に体験できる実験は多分わが国初だと思う。どのような結果が得られるか楽しみだ。

 デモンストレーションでもその差が大きいのを体験した。詳細は省くが、温度などは記者が体験し、各種のデータが示している通りだった。外気温は6.5℃くらい、エアコンの設定温度は22℃だったが、外断熱はエアコン1台で居室はもちろん2階の床温度も同じで、トイレ、洗面、その他などもほとんど18℃以上に保たれていた。一方の断熱等級4の住宅もリビングなどは22℃くらいだったが、その他のところは13℃くらいだった。

 驚いたのは小林住宅経営企画室室長・岡村顕司氏や同社、創建関係者の説明だった。岡村氏は「被験者の方はバイアスがかかっている可能性が高いので、実験は公平を期し、予断を持たれないように説明は最小限にする」と語った。

 また、記者は断熱等級4の住宅は、実験終了後に分譲するのだろうと考えたので、「いったい価格差はどれくらいにするのか」と聞いたところ、関係者は「レベルの低い住宅は売らない。壊す。これは(吉村孝文)会長、(吉村)社長の判断」と語った。これには絶句した。建物を建てるのと壊すのに数千万円かかっているはずだ。さらにまた、外断熱住宅は大工さんの働きやすさにもつながるのだそうだ(なるほど。内装段階では温度差、湿度差は明らかだろう)。

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実験棟

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どちらが「断熱等級4」か「断熱等級6」かは見た目には分からない

◇        ◆     ◇

 実験は素晴らしいが、別の視点からさらに研究をしていただきたい。まず、睡眠時間と「愛」「自由」について。1日当たり平均睡眠時間がもっとも長いのは南アフリカの9.13時間で、2位は中国の9.01時間、3位はアメリカの8.51時間だ。

 記者は、アパルトヘイト政策で「自由」は白人しかなかった南アフリカの国民がいつからもっとも睡眠時間の長い国になったのか知らないが、同国は平均寿命(66.14)も幸福度ランキングでも世界最下層だ。同国の中にポツンと位置する小さな国レソトは「天空の王国」「アフリカのスイス」と称されるが、平均寿命は57.37歳で世界194位だ。覇権を争う中国とアメリカが2位、3位なのはなぜか。

 これ以上深入りしないが、何が言いたいかといえば、調査機関によって、その尺度によってデータはどのようにでも変化するということだ。

 記者はどうか。もう30年近く糖尿病の定期検診を受けている。お医者さんが金科玉条のごとく発するのは「睡眠をよくとれ」「バランスのいい食事をしろ」「運動をしろ」「酒とたばこをやめろ」だ。もっとも肝心な「愛」について語ることはない。

 そこで、記者は反論した。〝先生、生きようが死のうが私の権利だ。酒とたばこは文化だ。私は文化を否定するような生き方はしたくない。女と同じ、酒は2合を容認してほしい〟と。先生は黙りこんだ。つまり、2合(号)までは黙認するということだ。その後、糖尿の数値は薬と、かみさんの2合の計量カップ(これ以上は飲ませてくれないので、外で隠れて飲んでいるが)のお陰で、ずっと数値は安定している。

 ものはついでだ。この日、登壇した先生方に睡眠時間と酒の量について質問した。伊香賀先生は「睡眠時間は7時間、酒はビール1本」とか(信じられないが素晴らしい)。柳沢先生は「この日はつくばから来たので5時起きだったが、いつもは7時間。酒は医学的に1日1合とされているが、なかなか守れない」旨話した。吉村会長は「タバコは60本吸っていたが、かみさんに〝やめろ〟と言われてやめた。かみさんに感謝している。酒はもともと飲めないと話した(さすが。立派な会社に育て挙げたのは奥さんとご本人の決断力か)。息子さんの吉村社長は「10年位前までは酒は一升、体重は100キロあったが、父に諫められて今は毎日2合くらいで、会合などでは3~4合。体重は10キロ減って90キロ」と語った。

 要するに、睡眠時間や酒とたばこの量と「自由」「幸福度」「愛」との相関関係はあるようでない、致死量である閾値などないということだ。柳沢先生、伊香賀先生、記者は住宅の質にとって重要なのは広さや断熱・遮音・耐震性能も重要だが、仕上げ材(ほんものか偽物か)、デザイン(白か黒か、右か左か中道か)、緑環境、夫婦の愛情関係などがとても重要だと考えている。長寿は自然環境や労働環境、食生活などの影響も大きいはずだ。(わが国は長寿国だから、生涯睡眠時間は他国に負けないはずだ。睡眠は貯蓄できないのか…できるはずはない)

◇        ◆     ◇

 言いたくはないが、言わざるを得ない。この日、午前中の発表会に集まったメディアは20人くらいか。また、発表会場の新橋から送迎バスで送ってくれるつくばの実験デモンストレーションに参加した記者はその半分の10人くらいだった。

 この前のタカラレーベンの「人間洗濯機」の発表会は54人、一昨日の三井不動産の「舟運プロジェクト」は約40人だった。この差は何だ。何度も言う。ものを見ない記者は間違いなくAIに職を奪われる。世の中は進歩しているように見えるが、メデイアは間違いなく退行している。

業界の垣根超えた「断熱・省エネリフォーム推進TF」発足住友不など7社・団体(2025/8/1)

野村不動産分譲マンション全戸(全棟)を「断熱性能等級6」標準化(2024/5/25)

敷地180㎡、建物119㎡以上で3~4,000万円台に感嘆創建「ルナつくば陣場」(2023/6/1)

効果てきめん三菱地所ホーム全館空調「エアロテック」記者も宿泊体験(2017/10/30)

内装木質化は熟睡長く、知的労働も向上慶大・伊香賀教授が実証(2016/3/22)

                               

 

 


 

 

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「ルピアコート朝霞台」ピアキッチン

 ポラスグループの中央住宅は1月27日、「ルピアコート朝霞台」のメディア向け見学会を行った。朝霞台駅から徒歩4分の全74戸という立地条件を生かし、単身・DINKS・ファミリーの混交型。昨年5月から分譲を開始し、これまで39戸を成約するなど順調な売れ行きを見せている。

 物件は、東武東上線朝霞台駅から徒歩4分(JR武蔵野線北朝霞駅から徒歩5分)、朝霞市西弁財一丁目の近隣商業地域に位置する7階建て全74戸。2026年2月下旬に分譲予定の第2期(戸数未定)の専有面積は32.02~70.31㎡。価格は5,700万円台~12,000万円台の予定。坪単価は400万円弱。竣工予定は2026年6月中旬。売主は同社のほか三信住建。施工はオープンハウス・アーキテクト。販売代理は東京中央建物。

 昨年5月から販売を開始しており、これまで39戸を成約。問い合わせ件数は1,000件。来場者の約3割は単身者で、DINKSは約4割、残りはファミリー層。

 敷地は東西軸が細長い長方形で、道路を挟んだ南東側は武蔵野線の線路。住戸プランは全戸南東向きで、30㎡台の1LDKが24戸、50~60㎡台の2LDK・3LDKが32戸、70㎡台の3LDKが18戸。

 主な基本性能・設備仕様は、ZEH-M Oriented、二重サッシ、リビング天井高2400ミリ、食洗機、ピアキッチン(1LDKと一部の2LDK3LDK除く)、床暖房、浴室タオル掛け2か所など。このほか同社の〝売り〟のマイギャラリー、変身クローク、かくれんBOX、ちょいおきレール、とどかない錠、おかえりクローク、おたすけバー、まもるんスペースなど。敷地南東側に線路が走っていることから、パルコニーに可動式ルーバー目隠し「ムーバー」を設置しているのも特徴。

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1LDKモデルルーム(可動式ルーバーが付いている)

◇        ◆     ◇

 この日は、午前中に三井ホームの取材が押上であり、終わったのは11時ころ。ポラスの取材は午後3時。4時間もあるので、駅前にあるTSUTAYAの「SHARE LOUNGE 押上」に寄り、必死で時計を測りビールとワインを飲み原稿を書いた(※question=この助詞「で」は何に掛かるのでしょうか)。ジャスト2時間。移動時間を測り間違えてポラスの取材時間に間に合わなかった。関係者にお詫びいたします。

 なので、取材不足。現地も見ていない。同社のマンションはこれまで数えきれないほど取材し、記事を書いているので商品企画などは「ポラス」と「RBA」または「こだわり記事」で検索していただきたい。今回も他の物件とほぼ同じ、設備仕様はフル装備だ。

 特徴の可動式ルーバーについて。羽板が固定式のルーバーは目隠し用とか日除け用に用いられていたを取材したことがあるが、最近はほとんどない。女性には受けるか。ヨーロッパでは、バルコニーに断熱サッシを採用するケースもあると聞いたような気がする。そうすれば効果は大きいだろうが、容積に算入されるのだろう。しかし、バルコニーを有効的に利用するなら、様々な試みがあっていい。

 坪単価は高いような気もするが、こんなものか。デベロッパー各社は郊外部のマンションの単価・価格抑制に取り組んでいるはずで、これからは、単価を抑えるのは難しいから専有面積を圧縮する動きが加速すると思う。今回の物件もそうだ。

 もう一つ、おやっと思ったことがあった。建物の形状で、7階建ての建物だが、実際に7階建てとなっているのは東側の2スパンのみで、そのほかは4階建てだった。消化容積率を調べたら約233%だった。近商地域なので法定容積率はこんなに低くないはずだが…。しっかり取材すべきだった。

※questionの答え この文章は、「で」の位置を変え、読点「、」を付ければはっきり意味が伝わるはずだが、Chatの反応を知るためどのようにも取れるように意図的に書いた。Chatは「記事を書いたに掛ると」答えた。Chatは〝忖度〟することもあるということだ(その逆もあり得ないことではない)。

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可動式ルーバー

〝瓢箪から駒〟驚異的な売れ行きタカラレーベンのコンパクト「ネベル鶴瀬」(2024/11/29)

 

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「Nihonbashi e-LINER」

 三井不動産は1月28日、舟運プロジェクト「&CRUISE」のメディア向け説明会&試乗内覧会を開催し、国内初の民間企業によるフル電動旅客船の定期航路「Nihonbashi e-LINER」を4月から日本橋-豊洲間で運行を開始すると発表した。

 同社は船主として、日本橋を起点とした舟運ネットワーク構築に向け、三重県伊勢市の造船所で建造した、リチウムイオン二次電池を電源としたフル電動旅客船2隻を「Nihonbashi e-LINER」と命名し、観光汽船興業により運航事業を実施する。同船は東京都舟運活性化事業費補助金を適用する予定で、将来的には日本橋-築地-豊洲-羽田まで結ぶことも検討している。

 「Nihonbashi e-LINER」は、「Edo」(舟運)」Experience」(体験)「Expand」(繫がり)「Emergency」(有事対応)「Ecology」(環境共生)の5つの「E」で始まるキーワードを合わせたもので、日本橋川沿いエリアのまちづくり「日本橋リバーウォーク」を象徴するデザイン、機能性を備えているのが特徴。

 船体は全長17m、型幅4m、重さ17t。定員62名(うち2名は船員)。船室天井高は約190cm(高くないのは潮位変動に対応するため)。推進装置は永久磁石式水冷電動モーター・90kW・2基。給電時間は約3時間30分。運転最高出力は8ノット以上。航続時間は8時間以上(速力6ノット・空調機未使用・電池環境温度25度)。フリーWi-Fi、充電コンセント、バリアフリー対応、自転車積載可(船外2台)。365日100%航行可能(但し、異常潮位除く)。酒は可だが、タバコは不可。「アーバンドックららぽーと豊洲」に新設した給電設備により、実質ゼロエミッション船(CO2排出ゼロ)とする。

 「日本橋リバーウォーク」は、日本橋川沿いの再開発区域とその周辺一帯を指すエリア名称で、このエリアでは首都高速道路日本橋区間地下化事業と現在5つの再開発事業が互いに連携し、空と川に開かれた街づくりを国・東京都・中央区・首都高・再開発事業者が連携し、地域一体の整備を進めている。開発区域を合わせた面積は約11haで、広大な親水空間を創り出すことで、日本橋・八重洲エリアが東京の“水都”としての新しい顔となることを目指している。

 電気推進システムを監修した東京海洋大学・大出剛特任教授は「本船は、電気エネルギーのみで航行できる環境にも人にも優しい船としており、システムを分散することにより動力を失うリスクを抑制し、ますます増えていくエコシップの先端を走る船として期待できます」とコメントしている。

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豊洲船着場(ららぽーと豊洲=左)と日本橋船着場(中央区防災船着場)

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0夜の水上体験~水辺の夜景と調和するNihonbashi e-LINER のライトアップ

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豊洲船着場隣接の給電設備(周辺にはここしかないのが課題)

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船内

◇        ◆     ◇

 「舟(船)」は、記者にとって日常だった。母が盆暮れに帰省する実家は、日本一美しいとされる宮川の支流・一ノ瀬川の近くにあった。渡し舟は重要な交通手段だった。記者の田舎も、伊勢湾台風で橋が流されたとき、しばらくは竹橋(10mくらいあったか)を利用して学校に通った。台風などの増水時は橋板が外されるので学校は休みになったり(あんな嬉しいことはなかった)、渡し船で通ったりした。姉が嫁いだ漁港では、漁船に乗り釣りを行い、サザエを獲った。尿意を催すと、船上から〝放水〟した。あんな楽しいことはない。夜中の漁漁も体験した。船酔いは二日酔いの比ではない。あんな苦しいことはない。

 もう一つ、「舟」といえば小説だ。伊藤左千夫の「野菊の墓」の矢切の渡しであり、森鴎外の「高瀬舟」、メルヴィルの「白鯨」(丸山健二の作品の方が優れていると思う、「酔鯨」は高知の名酒)、小林多喜二の「蟹工船」、吉田満の「戦艦武蔵」、吉村昭の「戦艦大和」などがすぐ浮かぶ。映画では「戦艦ポチョムキン」「タイタニック」などがある。

 そんなわけで、「舟運プロジェクト」の取材は、当たり前過ぎてスルーしようと思ったのだが、欠席するのも失礼かと参加することにした。

 参加して驚いたのはメディアの数だった。40人くらいが駆けつけていた。関心が高いということだろうが、前日のポラスのマンション見学会は10人もいなかった。これは何だ。

 三井不の女性担当者に「『野菊の墓』はいいですよ。少年少女の淡い恋を描いたもの。泣ける」と勧めたら、「その彼女、死んじゃうの」「そう」「そんなの絶対いや」

 今は悲恋など流行らないのか。そんなことはない。船中で「船中八策」(高知のこれも名酒)を提供しながら、名作の読書会をやったら大ヒットするはずだ。あるいは、船中から左右に見えるタワマンが分譲された時の価格や市況、現在の中古価格を解説するイベントをやったら、申し込みが殺到するはずだ(記者は30~40棟のタワマンを取材している)。課題は船賃のはずで、ただ人を運ぶだけでは普及は進まないと見ている。「5つのE」をどう〝見える化〟するかだ。

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メディア向け説明会(豊洲ベイサイドクロスタワー)

◇        ◆     ◇     

 今回の船の何が素晴らしいかといえば、静かで揺れも少なく、車椅子でも利用できる昇降機やバリアフリーのトイレなどもそうだが、船内はほとんど全てが再生材を利用していることだった。

 客室座具は、高耐久ポリエステルテキスタイル、客室床面・操舵席床面は、廃棄漁網や使用済みペットボトルなどを再利用した100%再生カーペット、壁面はほぼ100%リサイクルが可能なエコ建材などだ。

 さすが三井だ。コストを聞くのを忘れたが、マンションにこれらを採用したら大爆発する。壁は高級材の布クロスとほとんど変わらない。グルーフの三井デザインテックは「CIRCULAR FURNITURE」の提供を開始したが、この種の取り組みでは同社が先頭を走っていることを確認した。他社も頑張れ。三井に負けてどうする。

 とにかく、取材は大正解だった。伊勢市に造船所があったのもよく知っている。神鋼電機(現シンフォニアテクノロジー伊勢製作所)に勤めていた人がたくさんいた。造船所も頑張れ。〝船は帆で持つ帆は船で持つ〟

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試乗した「Nihonbashi e-LINER」(ららぽーと豊洲で)

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昇降機(左)とバリアフリートイレ

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船内の仕上げはほとんど再生材(記者もそのうち再生可能なロボットに代わられるか)

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船中から豊洲、月島方面を望む

循環可能な未来へ第一歩三井デザインテック「CIRCULAR FURNITURE」提供開始(202/12/6)

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