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  東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は120日、2025年の首都圏不動産流通市場動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は49,114件(前年比31.9%増)で3年連続して前年を上回り、坪単価は273.8万円(同7.9%上昇)で13年連続で上昇し、成約価格は5,200万円(同6.3%上昇)で13年連続の上昇となった。中古戸建住宅の成約件数は21,632件(同52.5%増)で2年連続で前年を上回り、成約価格は3,917万円(同0.8%下落)で5年ぶりに下落した。

2025年12月の中古マンション・戸建て成約件数が大幅増加 東日本レインズ(2026/1/13)

 

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古木氏(左)と清水氏  

〝テクノロジーで、住宅を変え、世界を変えていく。〟をミッションに掲げるrobot home120日、新サービス発表会を開催。同社代表取締役CEO・古木大咲氏(46)は、新たな展開として、AIレコメンド機能をアプリに実装することでポートフォリオ(PPM)全体を可視化し、賃貸アパート共用部カメラをAIが分析しリスクを回避し、IoT導入による再配達課題の解消や、入居者アプリを通じた入居者満足度の向上を図っていくと発表した。発表会では、ゲストとして招かれた一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科教授の清水千弘氏(58)と古木氏が「AIが変える不動産経営のスタンダードとは」をテーマにクロストークとモデルルーム見学会も行われた。

古木氏は、新たな展望として「AIエージェントの活用」により、AIレコメンド機能をアプリに実装することで投資家に最適な物件を提案するシステムを開発し、共用部カメラをAIが解析することで放置ごみや不審者、盗難などの異常を早期発見してリスクを回避、物件の美観維持や入居者満足度の向上を図り、新しいサービスの提供により様々な社会課題の解決につなげたいと語った。

クロストークでは、古木氏はAIがアセットマネジメントの役割を果たし、情報格差・非対称性の解消を図ることを強調した。清水氏は、古木氏とはシンガポール大学に勤務していた10年前からの付き合いであることを明かし、「われわれ教授が話すことの95%はAIで得られる」「1990年代のリート市場は投資利回りしか考えていなかったが、これからは管理が大事になってくる」「ポートフォリオに不動産を入れリスク分散を図るのは必須要件。良質な住宅は不足している」などと語った。

古木氏は鹿児島県出身で、26歳の2006年にrobot homeを起業、36歳の2016年に東証一部に上場。同社は2025年に土地から始めるアパート経営robot homeサービスを開始。管理戸数は約27,600戸/入居率は約98%。

〝土地を選ぶ-デザインを選ぶ-シミュレーション-建築進捗の確認-不動産経営売却〟までをアプリ一つで完了するのがビジネスモデルで、ターゲットは、5大都市を中心に、市場規模が949兆円、1,133.9万世帯のアッパーマス層から富裕層・超富裕層。

同社の202412月期決算は売上高13,157百万円(前期比52.6%増)、営業利益1,043百万円(同39.4%増)、経常利益1,018百万円(同38.0%増)、純利益912百万円(同3.0%増)。202512月期決算予想は売上高24,000百万円(同82.4%増)、営業利益1,400百万円(同34.1%増)、経常利益1,350百万円(同32.6%増)、純利益1,100百万円(同20.5%増)。

       ◆     ◇

 スマホを満足に扱えない記者だが、AI技術が長足の進歩を遂げているのはよくわかる。例えばChatGPT。記者は20234月、自治体として初めてChatGPTを採用した横須賀市のリリースの粗捜しをやったところ、A4一枚の短い文章で4か所の文法的なミスを見つけた。普及に課題があると思った。

 今はどうか。小生は月に400字原稿用紙にして200300枚、年間にして源氏物語の2,500枚くらいの「こだわり記事」を書いているが、この記事をChatGPTが〝読んでいる〟ことが分かった。いつも馬鹿な記事を書いている小生のような記者はもちろん、清水氏が話した大学教授や弁護士、裁判官もその職をAIに奪われる時代がやってくるかもしれない。恐ろしいの一言だ。

 ただ、AIは考える力がない、ものを見る目がない(いま、ChatGPTに「ChatGPTの欠点は、考える力がない、ものを見る目がないと思いますが、いかがか」と聞いたところ、「ご指摘はかなり本質を突いていると思います。結論から言うと、その認識は概ね正しいです。ただし、どういう意味で欠点なのか』を整理すると、誤解も減ると思います」と即座に答えた)。

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 取材の目的の一つに、LIFULL HOME'S総研の「Sensuous City(センシュアス・シティ)[官能都市] 2025」報告書に寄稿している清水氏の論文についていろいろ聞くことがあった。

 清水氏は論文で、首都圏の人口分布と様々な施設分布、子育てしやすい街、各国料理を楽しめる街、老後に安心して生活できる街の分布などを図示し、「東京駅から概ね10㎞圏内の都心部においては、(a)施設数が集中しているのみならず、(b)多様な種類の施設-すなわち都市機能の多様性-が高密度に立地している」「1990年から2020年の30年間における夜間人口の推移をみると、(千代田区・中央区・港区は)30年間でおよそ185000人の夜間人口が増加している」としている。

 これはこれで結構、よくわかるのだが、記者は東京駅を中心に都市の魅力を考えることはやめたほうがいいと思っている。都心3区のマンション価格は坪1,000万円どころか2,000万~5,000万円が当たり前になる。住めるのは東京都民の人口比率にしてほんの数%だろう。

 清水氏に聞きたかったのは、例えばわが多摩センター、この前取材した調布を中心に半径5キロ圏(清水氏は自転車で移動できる20分圏としている)にどのような施設が分布しているか分かる図はないのかということだった。清水氏はAIと同様即座に「私の研究室と日建設計総研が開発したものがある」と答えた。「無料ですか」と聞いたら「有料」だったが、これは使える。

 もう一つ、「Love of Variety」(都市アメニティの多様性=清水氏の造語ではないようだ)をひっくり返し「Variety of Love」にしたらどのような街になるかだったが、聞き忘れた。清水さん、是非、LIFULL HOME'S総研の島原万丈さんらと「官能都市」に関するシンポジウムを開いていただきたい。街づくりは劇的に変わるはずだ。

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 モデルルームは木造による23㎡。観葉植物は全て本物で、引き戸が多用されているのはいいと思ったが、外観・室内仕上げはケミカル製品ばかりだった。〝木質化を図った方がいい〟とAIもアドバイスするのではないか。

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モデルルーム

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ホームエントランス(宅配業者と外出先からでも会話ができ、オートロック開錠も可能)

「都市は、想像力を要求する。」 CCBT渋谷から原宿へ移転・リニューアル(2025/12/15

誰のための調査か 森記念財団「日本の都市評価特性」とLIFULL「官能都市」比較(2025/10/11

「Sensuous City(センシュアス・シティ)[官能都市] 2025」発刊 LIFULL HOME'S(2025/9/25

業務削減時間10%以上目指す 三井不 ChatGPT Enterprise導入(2025/12/23

驚嘆 2030年の年間DX投資額350億円に拡大三井不「DX VISION 2030」策定(2024/8/5

自治体初 横須賀市のChatGPT作成リリースの粗探し 文法・用法の誤り発見(2023/4/21

 

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「プラウドタワー相模大野クロス」(左)とエントランスホール

 野村不動産は1月19日、小田急線最高層の「プラウドタワー相模大野クロス」が2025年10月に竣工し、2026年1月から入居を開始したと発表した。

 物件は、小田急線相模大野駅から徒歩4分の伊勢丹相模原店跡地に完成した41階建て全687戸の万。入居開始に伴い、相模大野駅から続くコリドー街と相模大野中央公園の間をつなぐ、24時間通行可能な公共歩廊が開通するほか、低層階に位置する公共広場や店舗が一体となった複合施設「オーノクロス」も順次開業し、物件と駅をつなぐ賑わいの軸を形成する。

 また、2024年11月には相模原市と野村不動産ホールディングス、同社の3者間で地域経済の活性化・防災・スポーツ・街づくりなどの事項について相模原市と連携して取り組んでいくことに合意し、包括連携協定を締結したことを公表した。

◇        ◆     ◇

 記者は、この物件も、15年前に分譲し、圧倒的な人気を呼んだ「プラウドタワー相模大野」も見学取材している。双方の記事を添付する。この2つの物件が「相模大野」のイメージ゛を劇的に変えた。それが、今回の市との包括連携協定につながったはずだ。 

立地、性能、地域共生など評価される野村不「相模大野クロス」坪単価400万円超か(2023/10/31)

野村不動産「プラウドタワー相模大野」1期220戸が即日完売(2011/9/6)

 


 

 

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「多摩川シーズンズ」(左側が多摩川)

 積水ハウス、小田急不動産、長谷工不動産、長谷工コーポレーション4社JV(事業比率は非公表)の大規模建て替えマンション「多摩川シーズンズ」(1,217戸)のモデルルームを見学した。敷地面積52,000㎡超、緑化面積10,000㎡超のランドスケープデザインと多彩な共用施設を整備した街づくりが特徴で、昨年末に供給した第1期50戸を成約するなど順調なスタートを切った。坪単価275万円も圧倒的な安さがある。現在分譲されているこの価格帯の首都圏マンションで、これほどレベルの高いマンションはまずない。

 物件は、小田急線狛江駅から徒歩20~22分(バス便だと狛江駅から徒歩も含めて約10分、調布駅から約23分)、狛江市西和泉2丁目の第一種中高層住居専用地域(建ぺい率41%、容積率170%)に位置する敷地面積約52,353㎡、10~12階建て4棟全1,217戸(非分譲住戸404戸含む)。1月17日から登録を受け付ける第1期2次(27戸)の専有面積は55.61~81.88㎡、価格は5,128万~7,938万円(最多価格帯5,600万円台・5,900万円台)、坪単価は275万円。竣工予定はⅠ工区が2027年6月下旬、Ⅱ工区が2028年6月上旬。デザイン監修は環境デザイン研究所。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。

 昨年12月から第1期として50戸を分譲・成約。モデルルーム来場者は約280件。週に15~20件の来場があり、順調に進捗している。来場者の居住地は、狛江市が25%、世田谷区が13%、調布市が8%など。

 現地は、東京都住宅供給公社によって1964年から1968年にかけて建設された、調布市と狛江市にまたがる約48.9haの「多摩川住宅」の建て替え計画の第2弾。敷地南側には川幅300~400mの多摩川が流れ、周辺は低層住宅街。樹齢100年近いと思われる既存樹もたくさん残っている。

 主な基本性能・設備仕様は、長期優良住宅、ZEH-M Oriented、直床、ディスポーザー、食洗機、リビング天井高2500ミリ(一部2450ミリ)、リビング・洋室床暖房、スロップシンク、ユニバーサルデザイン(メーターモジュール廊下、ドアノブ壁面後退など)、大容量収納など。共用施設は無人決済コンビニ、スタバコーヒーが楽しめるカフェラウンジ、パーティルーム、ゲストルーム、シアター&カラオケルーム、キッズルーム、オープンライブラリーなど。

 積水ハウス東京マンション事業部の担当者は「ハウスメーカーとして培ってきた住まいづくりのノウハウを活かし、高品質な性能と12種類の共用施設で差別化を図りました。専有部も多様化するライフスタイルに対応できるよう、プランの選択肢を充実させています。ご来場いただいたお客様からの反響も大きく、住まいの価値をしっかりお伝えできていると感じています。狛江市民の方からは"あのマンションね"と言っていただけるようになりました」と話した。

 広域から集客できていることから、物件の魅力を伝えきれれば販売は順調に進むはずだ。

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南東向き住棟から1低層の住宅街望む

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南向き住棟

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フォレストプロムナード

◇        ◆     ◇

 記者は、結婚してから約3年間、調布市布田に住んでいたので「多摩川住宅」はよく知っている。昔の街づくりだから商業施設などが乏しいのは難点だが、敷地内の植栽が豊富で、何よりも多摩川に近いのが魅力だ。狛江市も好きな市だ。11年前に亡くなった大好きな作家・宮尾登美子さんが狛江市に住んでいたからだ。

 さて、価格。事前の予測では坪単価は300万円を超えると思ったが、外れた。275万円は超割安感があると思う。

 なぜか。東京駅を中心にマンションの価値を測るのはやめたほうがいいと思っているのだが、この物件の東京駅からの距離圏(時間)を50~60分とすると、京王線では聖蹟桜ヶ丘、京王多摩センター、小田急線なら新百合ヶ丘、中央線だと立川、西武線は所沢、東武東上線は志木、千葉県は総武線千葉、常磐線柏、神奈川方面は東海道線辻堂、根岸線磯子、京急線金沢文庫あたりか。これらの駅圏の駅近でマンションが分譲されたら、坪単価は間違いなく400万円を突破する。

 これほど安く分譲できるのは、建て替えだから土地価格が安いのと、近隣物件との競合関係、戸数の多さなどが考えられる。競合物件は、住友不動産「シティテラス多摩川」(900戸)や京王電鉄「京王多摩川ハモンズ」(265戸)があるが、同じ価格帯の住友の物件はともかく、京王多摩川駅2分の「京王多摩川ハモンズ」の平均坪単価は500万円を超えないと思うが、間違いなく450万円はする(これほど単価差があれば競合しないか)。

 同担当者は、来場者の25%を狛江市民が占めており「あのマンションね」と認知いただけていることに手応えを感じていると話した。また、同社が手がけた「グランドメゾン江古田の杜」「グランドメゾン狛江」「グランドメゾン仙川」についても言及があったため、これらの物件の記事も添付する。

 記者はこれまで同社のマンションを30~40件見学している。同業他社の物件と決定的に異なるのはランドスケープデザインとユニバーサルデザインだ。「狛江」は、敷地内にあった既存樹のヒマラヤスギの巨木を避けて住棟を配置している。中古はいま70㎡台で8,500~9,000万円しているそうだ。歩留まり率が高いのは、同社のブランドメッセージ〝経年美化〟に嘘はなく、物件の特性をきちんと伝えられている証左だ。

 小生の〝記事はラブレター〟にも嘘はないはずだ。「坪単価は兆割安」などと書くと-書くのは記者の勝手-社長などから〝安くし過ぎたのでは〟とスタッフが怒られるかもしれないが、仲井社長は絶対そのようなことは言わない。もし言われたら〝消費者に利益を還元したまで〟と言い返せばいい。

 かつて昔、三井不動産の幹部は「うちは高値追及などしない。腹八分目、残りは購入者の利益に取っておく」と話した-いま、そんな役員はいるのかいないのか。記者は、高額マンションはどこまで値段を釣り上げてもいいと考えているが、庶民向けは質を落とさず、利益率を抑えてでも安く供給すべきだと思っている。

 …と、書いたついでだ。記者は、今年の最大の注目マンションは同社の「千鳥ヶ淵」だと思っているが、坪単価予想を上方修正する。当初は2,500万円くらいだとよんでいたが、そんな安値で分譲したら「皇居」に失礼だ。最低3,500万円とみた。皆さんは馬鹿なことを言っていると思うかもしれないが、近接する三菱地所レジデンス「千鳥ヶ淵」の坪800万円を記者はズバリ的中させた。

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モデルルーム(吊戸棚付きL型キッチンとカウンター付きダイニング提案が人気とか)

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カフェラウンジを想定したマンションギャラリー(緑はフェイク)

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ユニバーサルデザインの一つ(トイレドアノブは壁面までセットバックさせている)

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完成後を想定したマンションギャラリーエントランス

三井不・経年優化&積水・経年美化先に発信したのは?〝三井のすずちゃん〟新CM(2025/2/27)

長期優良、ZEHに★3つの「みどり」住友不・長谷工の建て替え「多摩川」900戸(2024/3/30)

積水ハウス・小田急不・長谷工コーポ多摩川住宅ニ号棟建て替えへ(2023/8/7)

緑の質量に圧倒エントランスに樹齢100年巨木「江古田の杜」街びらきに千数百人(2018/9/23)

国分寺崖線の借景、「5本の樹計画」もいい 積水ハウス「グランドメゾン仙川」(2015/2/3)

里山を見るような見事な植栽 積水ハウス「グランドメゾン狛江」竣工(2013/9/12)

三菱地所レジデンス「ザ・パークハウスグラン千鳥ケ淵」が即日完売(2013/9/17)

 

2025年度上期末のマンション管理適正評価制度の受託組合数・登録数・登録率実績の高い管理会社

会員社名 受託組合数 登録数 登録率(%)
日本ハスズィング 9,146 1,326 14.5
東急コミュニティー 8,061 968 12.0
三菱地所コミュニティ 4,303 857 19.9
三井不動産レジサービス※ 3,107 1,078 34.7
長谷工コミュニティ※ 4,142 621 15.0
大和ライフネクスト 4,022 623 15.5
野村不動産パートナーズ 2,347 556 23.7
大成有楽不動産 753 89 11.8
近鉄住宅管理 797 196 24.6
阪急阪神ハウジングサポート 400 62 15.5
日鉄コミュニティ 619 79 12.8

※三井不レジサービス、長谷工コミニティは分社化会社の数字との合計
  マ2025年マンション管理適正評価.pdf

 マンション管理業協会が116日発表した「マンション管理適正評価制度」の普及・推進に貢献した会員社リストをもとに、2025年度上期末時点の受託組合数・登録数が多く、登録率が高い管理会社をリストアップした。なかなか興味深い結果が得られた。

受託組合数がもっとも多いのは日本ハウズィングの9,146組合で、以下、東急コミュニティー、三菱地所コミュニティの順となっている。登録件数が多いのは日本ハウズィングの1,326件で、三井不動産レジデンシャルサービス、東急コミュニティーの順だ。登録率がもっとも高いのは三井不動産レジデンシャルサービスの34.7%で、24.6%の近鉄住宅管理、23.7%の野村不動産​パートナーズと続く。

同協会が昨年の賀詞交歓会で公表した同制度の2024年度末の登録件数がもっとも多かった大京アステージ(登録件数1,130件、登録率15.1%)や穴吹コミュニティ(登録件数444件、登録率21.5%)が漏れているのは、今回は2025年上期の実績を対象にしたためだ。

記者は、2023613日に行われた同協会懇親会で副理事長・小佐野台氏(日本ハウズィング代表取締役社長CEO)が「2年後のマンション適正管理評価件数を1万戸にするには、会員354社の管理件数の1割で達成できます。ちょうど1割、たった1割(爆笑、拍手喝采)で達成できます」と呼び掛けたのを忘れない。

目標の1万戸達成は20253月末では達成できず、202511月にずれ込んだ。記者は、登録数1万件が多いのか少ないのか、判断材料を持ち合わせないが、みんなで決めた「ちょうど1割、たった1割」を守れなかったことは反省すべきだと思う。1割未達の管理会社は奮起しなければならない。

その反省の意味が込められているのか、賀詞交歓会で世古理事長は「管理の現状を〝見える化〟することで、その改善を促し、お住まいの方々の居住価値を高める」「仲介市場でこれを開示することでマンションの市場価値を高める」「管理会社の役割や貢献を〝見える化〟する」「有用なデータの活用にも今年からはさらに積極的に取り組む」と語った。また、副理事・問田和宏氏(野村不動産パートナーズ社長)は「管理会社の価値が問われる一年になる」と述べた。他の来賓の方々も同制度の普及は「安心・安全」につながると期待を寄せた。

記者は、この制度を飛躍的に伸ばすには、同協会の努力だけでは不十分で、不動産流通会社や住宅金融支援機構、物件情報サイトが連携することが不可欠だと思っている。

マンション購入者にしてみれば、同制度に登録されているかどうかで物件選びはしないだろうが、今はAIの時代だ。物件選考の指標として分譲会社、建設会社、管理会社などとともに「マンション管理適正評価」「管理業者管理者方式」「ZEH」「環境性能表示」「免震」などのキーワードで物件選びができるようにしなければならない。現在、管理評価が掲載されている不動産情報サイトは13あるが、多くのサイトは「物件名」を検索しないと、同制度に登録されているかどうかは分からない仕組みになっているようだ(「SUUMO」と野村不動産ソリューションズ「ノムコム」の「マンションデータPlus」は比較的検索がらく)。

評点が低い管理組合は〝劣等生〟であることを公表することには抵抗感はあるだろうが、マンションは商品でもある。商品価値を上げるためには、適正な管理が行われているかどうかを第三者に公開することは欠かせない。この制度のいいところは、少し頑張れは劣等生でも優等生になれることだ。登録に前向きに取り組んでいただきたい。

        ◆     ◇

 マンション管理適正評価制度と管理業者管理者方式の普及・推進を阻む〝壁〟についても考えてみた。

記者は、管理組合と管理会社の関係は「夫婦」に似ているのではないかと思う。どちらが男か女か、あるいは同性愛者か両性具有者かは分からないが、肝心なのは「愛」だ。愛があれば、WinWinの関係は構築できるはずだ。

しかし、管理組合と管理会社は良好な関係にないことをうかがわわせる情報がネットには氾濫している。

例えば、双方の関係性について。「マンションの管理の主体は、マンションの区分所有者等で構成される管理組合にあります」(マンション管理業協会)は当然として、「すべての業務が管理会社経由のため業務委託費が割高になることが多い」「管理会社自身も、外注した業務を専門業者に丸投げしていることも少なくないので、定期的に開催される理事会で執行状況をチェックすることが必要」(SUUMO)とある。

当事者である管理会社も、マンション管理会社を利用するデメリットとして「コストが発生する」「サービスの質にばらつきがある」「コミュニケーション不足」を上げ、マンション管理会社を選ぶポイントとして「実績や評判をチェックする」「サービス内容がニーズに合っているか」「管理スタッフの教育がしっかりしているか」「問題が起きたときにすぐ対応してくれるか」「お金の管理がしっかりしているか」などと発している(この会社の登録件数を知りたい)。

利益相反についても、「発注者たる管理者としてはなるべく安く発注することが利益となり、受注者たる管理会社はなるべく高く受注することが(株主)利益となる、構造的に利益が相反する関係」(香川総合法律事務所代表弁護士・香川希理氏)「発注者側である管理組合が、利益相反の構造を正確に理解し、それを踏まえて判断しているかどうか」「そのような説明が一切ないままに業者や方式が選ばれているとすれば、それは透明性に欠け、適正な意思決定とは言えません」(一般社団法人マンション適正管理サポートセンター)という声がある。

マンション管理会社変更のことを「リプレイス」と呼ぶそうで、これがまた凄い。「分譲マンション管理会社首都圏リプレイス満足度ランキング」が発表されている。1位・大和ライフネクスト、2位・東急コミュニティー、3位・日本ハウズィング、4位・合人社計画研究所とある(オリコン顧客満足度ランキング)。

個社のホームページでも「他社からの変更等の受託比率約60%」(管理実績約28万戸=大和ライフネクスト)「管理実績の約30%が他社からの切り替え-業界トップクラス」(マンション管理戸数約47万戸=東急コミュニティー)と謳っている。

――何をかいわんや。いつから管理組合と管理会社はこのような〝愛と憎しみは紙一重〟の関係に陥ったのか。国土交通省の「マンション基本調査」によると、平成20年度(2008年度)のリプレイ率は13.2%だったのが、令和5年度(2023年度)は24.5%に増加している。この数値からは、リプレイが増加したのはリーマン・ショック後であることが分かる。

断っておくが、記者はリプレイが悪いとは思わない。「女房と畳は新しい方がいい」(「糟糠の妻」「女房と味噌は古いほどいい」もあるし、記者は「女房」「妻」を「夫」に置き換えるのもありだと考える)ということわざもある。「愛」が冷めたのに、だらだら恋々と関係を続けるのは双方にとって不幸なことだ。

双方の関係が不安定になっているのは他にも要因がありそうだ。愛を育む温床であるはずの地域も家庭も、高度成長-バブルの発生と消滅-失われた35年で破壊されつくされた。マンション管理では、車の両輪の片方であるはずのコミュニティ条項が10年前に削除され、息の根を止められたのが決定的だった。証拠はある。国交省のマンション基本調査によれば、町内会・自治会などのコミュニティ活動へ参加していない管理組合は昭和49年以前の30.8%から令和2年以降は61.8%へ倍増している。居住者同士の触れ合いの場ともなる集会室が設けられているのは昭和49年以前は65.9%なのに対し、令和2年以降は36.5%激減している(最近の大規模物件ではコミュニティスペースなどは充実しているが)。

大越さん、それでも小生が管理業者管理者方式に賛成するのは、もう悪あがきはやめて、病葉のように時の流れに身を任すのが賢明と考えたからです。「愛」を語るには年を取り過ぎた。たまに「愛してるよ」と語りかけても「あなたは口先だけ」とそっぽを向かれる。〝二つの老い〟を劇的に解消する回春剤などありはしない。ならば、月額1,000円で済むのであれば、管理業者管理者方式(もっと気の利いた言葉はないのか)に任せようではないか。

マンション管理適正評価制度 普及・推進に貢献した会員表彰(2026/1/16表彰

「管理の〝見える化〟適正化に貢献」世古理事長 マンション管理協賀詞(2026/1/15

マンション管理業者管理者方式 記者の考えと真逆のジャーナリスト大越論文(2026/1/9)

マンション管理適正評価 登録率は遠鉄アシスト、登録件数は大京アステージ1(2025/1/19

星の数より件数 2年後の適正管理評価1万件目指す マンション管理協 総会・懇親会(2023/6/14

「管理者と管理業者は構造的に利益相反の関係」香川弁護士 旭化成不レジ 基調講演(2024/8/23

 

 

 

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「2026年 新年賀詞交歓会会員表彰」

 マンション管理業協会は1月15日、「2026年 新年賀詞交歓会会員表彰」を行った。2025年度上期時点の「マンション管理適正評価制度」の普及・推進に貢献した登録率が10%以上の会員社を対象に表彰するもので、昨年に続き2度目。

 今回は、前年度末の登録率と比較した2025年度上期末時点の登録率上昇幅により評価する「上期登録推進賞」、2025年度上期末時点で更新登録しているマンションのうち、更新時に評価ポイントの向上実績のあるマンションの割合による「評価向上貢献賞」、2025年度上期末時点におけるワンストップ(管理計画認定制度との両制度)申請率により評価する「ワンストップ申請推進賞」の3部門に分け評価された。ベスト3を獲得した会員会社には世古理事長からそれぞれ賞状が手渡された。

 上期登録推進賞で1位を獲得した朝日管理取締役副社長・早川敦氏は、「登録を伸ばすために、昨年の賀詞交歓会で表彰された遠鉄アシストさんにノウハウを教わろうと3人のスタッフを浜松に派遣した。遠鉄さんにも感謝したい」と喜びを語った。

 また、評価向上貢献賞1位の陽光ビルサービス代表取締役社長・新本起也氏は「とても光栄。社員の励みになる。(管理組合の)ベストパートナーであり続けたい」と話した。「ワンストップ申請推進賞1位を受賞した三井不動産レジデンシャルサービスの高林雄氏は「当初はなかなか丁寧な説明ができず理解してもらえなかったが、最近は理解が得られるようになってきた。今後もこの制度を活用して二つの老いに対応していく」と語った。

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左から早川氏、新本氏、高林氏

【上期登録推進賞】

順位 会員社名 受託組合数 2025/3末 2025/9末
登録数 登録率 登録数 登録率 上昇幅
1 朝日管理 272 12 4.4% 54 19.9% 15.5P
2 大成有楽不動産 753 30 4.0% 89 11.8% 7.8P
3 三井レジサービス東北 64 5 7.8% 10 15.6% 7.8P
4 三井レジサービス北海道 105 5 4.8% 13 12.4% 7.6P
5 三井レジサービス関西 433 123 27.9% 149 34.4% 6.5P
6 住商建物 328 24 7.3% 44 13.4% 6.1P
7 エム・エフ・リビングサポート 141 7 4.9% 15 10.6% 5.7P
8 三菱地所コミュニティ 4303 612 14.3% 857 19.9% 5.6P
9 野村不動産​パートナーズ 2347 427 18.3% 556 23.7% 6.4P
10 三井不レジサービス 2505 776 31.0% 906 36.2% 5.2P
10 陽光ビルサービス 116 7 6.0% 13 11.2% 5.2P

 

【評価向上推進賞】(2025年度上期末時点)

順位 会員社名 受託組合数
登録実績 登録率 更新数 Pアップ数 Pアップ率
1 陽光ビルサービス 116 13 11.2% 4 3 75.0%
2 東急コミュニティー 8061 968 12.0% 712 487 68.4%
3 エム・エフ・リビングサポート 141 15 10.6% 6 4 66.7%
4 日本ハウズィング 9164 1326 14.5% 942 589 62.5%
5 長谷工コミュニティ沖縄 117 37 31.6% 16 10 62.5%
6 近鉄住宅管理 797 196 24.6% 84 52 61.9%
7 大成有楽不動産 753 89 11.8% 10 6 60.0%
8 日鉄コミュニティ 619 79 12.8% 41 23 56.1%
9 住商建物 328 44 13.4% 9 5 55.6%
10 グローブシップ 147 23 15.6% 12 6 50.0%

 

【ワンストップ申請率】(2025年度上期末時点)

順位 会員社名 受託組合数
登録数 登録率 ワンストップ申請数 ワンストップ申請率
1 三井不動産レジサービス東北 64 10 15.6% 9 90.0%
2 大和ライフネクスト 4022 623 15.5% 504 80.9%
3 三井不動産レジサービス北海道 105 13 12.4% 9 69.2%
4 阪急阪神ハウジングサポート 400 62 15.5% 39 62.9%
5 エム・エフ・リビングサポート 141 15 10.6% 9 60.0%
6 三井不動産レジサービス 2505 906 36.2% 620 57.4%
7 イノーヴ 138 14 10.1% 8 57.1%
8 長谷工コミュニティ 4025 584 14.5% 239 40.9%
9 三菱地所コミュニティ 4303 857 19.9% 322 37.6%
10 野村不動産​パートナーズ 2347 556 23.7% 176 31.7%

 

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大手管理業者の中で断トツの「管理業者管理者方式」導入件数を誇る大和ライフネクスト(右から取締役上席執行役員・今西久典氏、齋藤栄司社長、マンション事業本部事業統括部契約管理・業務課担当部長・佐藤留美氏)

マンション管理業者管理者方式記者の考えと真逆のジャーナリスト大越論文全文(2026/1/9)

マンション管理適正評価登録率は遠鉄アシスト、登録件数は大京アステージ1位(2025/1/19)

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世古氏(第一ホテル東京で)

 マンション管理業協会は1月15日、「令和8年 マンション管理業協会賀詞交歓会」を開催した。関係者ら約470名が参加した。冒頭、同協会理事長・世古洋介氏(三井不動産レジデンシャルサービス取締役会長)は次のようにあいさつした。

 ご紹介いただきました理事長の世古でございます。一言ご挨拶申し上げます。

 本日はお忙しいところ、マンション管理業協会賀詞交歓会に多数ご参加いただきありがとうございます。

 国土交通大臣政務官の永井学様をはじめ多くのご来賓にもお越しいただきました。重ねて御礼申し上げます。

 さて、いわゆる「2つの老い」は年々進行しており、ますますマンションの管理・再生の円滑化の重要性が増しています。一方、人手不足や人件費上昇といった課題も継続しています。

 そんな中、昨年は、国会議員の先生がた、国交省の皆様をはじめ多くの方のご努力により、無事マンション関連の改正法が成立いたしました。改めて感謝申し上げます。

 当協会としても、会員各社を通して、その周知等に貢献してまいる所存であります。

 また、改正法においては、管理業者管理者方式についても様々な規定がなされました。

 議論の過程で、利益相反リスクについて多くのご意見があったことを肝に銘じ、当協会としても、改めて襟を正し、法規制やガイドラインの趣旨を踏まえ、適切な対応に努めてまいりたいと考えております。

 さて新年にあたりまして、今後の当協会が果たしていくべき役割について、3点申し上げたいと思います。

 第一に、会員会社が、培ってきた管理の経験や知見を活かし、マンションの長寿命化に向けて、管理組合に対して適切なサポートが行えるよう、協会としても様々な形で貢献してまいります。

 第二に、国その他の行政機関の政策立案や会員各社の事業活動に資するべく、現場の課題を的確に伝えられるよう、データ整備と情報発信力を高めていきます。

 第三に、そうした取組を通し、業界の社会的評価の確立を図り、当業界で働く人々が働き甲斐をもって働ける環境づくりを目指します。

 具体的な施策についていくつかコメントします。

 まずは、引き続き、適正評価制度の登録促進につとめ、国の認定制度との両輪で、管理の〝見える化〟適正化に貢献してまいりたいと考えています。お陰様で、昨年末には、登録数1万件を超えました。

 この制度は管理の現状を〝見える化〟することで、その改善を促し、お住まいの方々の居住価値を高めることはもちろん、仲介市場でこれを開示することでマンションの市場価値を高めることにも繋がります。

 さらに、管理組合の皆様と管理会社が同じ物差しで、管理の状況を把握することで、管理会社の役割や貢献を見える化し、管理会社の社会的意義についての理解を深めていただける、いわば管理会社の価値も高めていける仕組みだと考えています。

 昨年は、SUUMOにおいての掲載も始まりました、住宅金融支援機構様のご協力により、本年4月からは、すまい・る債の金利優遇の制度も始めていただけることになりました。改めてご協力に感謝いたします。

 こうした後押しも受けながら、引き続き伸長・定着に取り組んでまいります。

 また、この評価制度に登録いただいた1万件を超えるマンションの管理に関する情報、その他、協会で実施する各種調査により得られたデータ、これら有用なデータの活用にも今年からはさらに積極的に取り組んでまいりたいと思います。

 先ほども押し上げた通り、政策立案や会員各社の事業活動のサポートに資するデータ提供に、これまで以上に努力して参ります。

 さらに、こうした活動に加え、様々な協会としての広報活動にも工夫を凝らしながら、我我々業界の専門性や役割などを、マンションにお住いの皆様によく理解していただき、評価していただくことで、管理業界で働く人々が活き活きと働ける環境を整えていきたいと考えています。

 国としての課題である、マンションの長寿命化に、業界として貢献できるよう、しっかり取り組んでまいりますので、本日お集りの皆様におかれましては、引き続きのご指導・ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 結びに、本日お集りの皆様のますますのご健勝、ご発展を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

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◇        ◆     ◇

 上段は、先に行われた不動産協会とプレハブ建築協会の賀詞交歓会もそうだったが、賀詞交歓会の終了後、同協会事務局から理事長あいさつ文全文を送っていただき、そのまま転載したものだ。記事は鮮度が第一、どこよりも早いはずだ。あいさつは約6分40秒、文字数にして1,624字。話すのは1分間に300字が理想とされるので、1,624÷35.4分。やや長いが、ほぼ完ぺきだ。各団体もマンション管理協と世古氏を見習っていただきたい。

 腹を突きだし、腕組みをし、ふんぞり返り、メモなど取っていなかったメディア関係者も多かったが、記事にするのならクレジットなどいらないから、上段のあいさつ文を参照していただきたい。(以下、随時更新)

◇      ◆     ◇

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左から永井氏、小池氏、松島氏

 マンション管理協の賀詞交歓会には毎年多くの国会議員や友好団体の方が参加されるのだが、この日は、政局が揺れ動いていることもあってか、たくさんの方があいさつされた。一人ひとり詳しく紹介する余裕はないので最小限にとどめる。

 国土交通大臣政務官・永井学氏(参議院議員・山梨県選挙区)は、「国民の1割以上が住むマンションにとって適切な管理が行われるのはとても重要。今年4月には改正マンション法が本格施行される。国交省としても新築から再生まで安心・安全の住環境の整備に取り組んでいく」と述べた。

 東京都知事・小池百合子氏は「都民1,400万人のうちマンション居住者は900万人。住宅価格はうなぎのぼりに上昇しており、子育て、高齢者対応は重要なテーマ。また、各地で地震も多発しており、都は災害時対策として『東京とどまるマンション』登録制度を設け、12万戸の登録を目指している。出生率も昨年は9年ぶりに0.9%伸びた。人口を増やすのが基本なのに、国からはお叱りを受けている。誰が国を動かしているのか」と、国が進める税制改革をチクリと皮肉った。

 自民党の住宅土地・都市政策調査会長を務めるなどマンション政策にも深くかかわっている内閣総理大臣補佐官(外国人政策担当)・松島みどり氏(衆議院議員・東京14区)は、外国人対策と民泊対応が重要と話した。

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左から青島氏、宮崎氏、井上氏

 元ヤクルトスワローズの野球選手で、日本維新の会・青島健太氏(参議院比例区)は、「私は京都と東京都で二地域居住を行っているが、わが国のマンション管理は素晴らしい」と褒めた。

 公明党参議院議員・宮崎勝氏(比例区)は「昨年末から野党出発となったが、中道改革・人間主義の基本理念に変化はない」と語った。このほか同党からは山口那津男元代表、井上義久常任顧問も登壇しあいさつした(記者は、同党がマンション関連法の整備に深くかかわってきたことをよく知っている。記者は政治とは距離を置いており、30年くらい選挙を拒否しているが、日中関係の改善に同党は大きな役割を果たしてきた。三跪九叩頭してもいいから、原理原則・面子を重んじる中国との関係修復に努めていただきたい)

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左から毛利氏、間田氏

 〝宴会担当〟を自認する住宅金融支援機構理事長・毛利利信二氏は、マンション適正評価制度に対する支援や大規模修繕のローン金利優遇などの取り組みを強化すると述べたあと、「挨拶は短く、幸せは長く。今年はマンション再生元年にしよう」と呼び掛けた。

 中締めの音頭を取った同協会副理事・問田和宏氏(野村不動産パートナーズ社長)は「今年はマンション改正法が本格施行され、適正評価制度の登録も伸びている。管理会社の価値が問われる一年になる。一丸となって管理組合とのコミュニケーションを深め、信頼されるよう頑張ろう」と締めくくった。

 国土交通省・社会資本整備審議会「都市計画基本問題小委員会」は1月14日、「令和の都市(まち)リノベーション」の推進に向けた中間とりまとめを表した。

 小委員会は、現在、地方部を中心に人口減少が急速に進み、仕事やまちなかの魅力の不足によって若者の地方離れが深刻化し、地方都市の生活サービスの維持は一層困難な局面に差し掛かっていることから、都市計画に起因し、又は関連する基本的かつ構造的な諸課題の解決に向けた講ずべき施策の方向性を幅広く検討するため設けられたもの。令和7年2月から議論が行われてきた。中間とりまとめの主な内容は次の通り。

①働く場所を始めとした都市機能の更なる集積による地域活力の向上
 ・地域の稼ぐ力・賑わいの創出、職住近接での生活利便性の向上等を図るため、立地適正化計画に業務施設、業務支援施設、集客施設を新たに位置づけ、まちなかへの誘導を促進
 •立地適正化計画に係る都道府県の役割・権限を明確化し、広域的な調整を促進
②地域の歴史・文化や景観・環境等の地域固有の魅力に根ざすまちづくりの推進
 •地域資源の活用を通じたエリアの価値・魅力の向上を推進する区域を都市再生整備計画に位置づけ。既存建築物の改修や周辺での同様の取組を官民連携で支援
 •エリア一体のリノベーションを通じた景観の再生を推進するため、第三者による既存建造物群の連鎖的改修・利活用を協定に基づき行う制度を創設
③地域の付加価値を高めるマネジメントの強化
 •環境面やソフト面を含む多様な工夫を講じる貢献を積極的に評価。都市再生に貢献する公共公益施設の整備・管理運営を協定等の手法で担保しながら、管理運営に関するインセンティブを確保
・ウォーカブル政策とほこみち制度の連携強化等により、パブリックライフ(公共的空間での地域の人々の交流機会や繋がり)を育む空間の創出等を推進
④激甚化・頻発化する災害からの安全性の向上・防災力の強化
 
•都市の防災力の強化に資する民間の貢献を積極的に評価する等、幅広い災害への防災力の強化に民間投資を活用
⑤これらを推進するための政策間、地域間での連携
 
•互いの政策目的に対して相乗効果を図りながら、新たな政策分野とも連携
 •今後の政策の方向性等を適時情報共有できる場を活用する等、省庁・部局等の横串の関係を深化
 •各省庁・部局との連携により「まちづくりの健康診断」を更に活用しての立地適正化計画の実効性向上
・地域間連携の合意形成の円滑化に向けた政策効果の定量化と、指針や技術的助言への反映による自治体のまちづくりへの活用促進

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LIFULLグループの健美家は114日、202512月版の「収益物件 市場動向マンスリーレポート」で、投資用一棟アパートの首都圏平均価格が1億円超え、一棟マンションも全国平均価格が2億円を突破したと発表した、

レポートは、健美家に登録された全国の住宅系収益不動産3種別(区分マンション・一棟アパート・一棟マンション)のデータ(表面利回り、物件価格)を集計し、最新の市場傾向として公開しているもの。

レポートによると、「区分マンション」は東北と九州・沖縄で平均価格が下落したものの、全国平均価格は前月比4.93%上昇。利回りは6.52%と前月の6.60%から小幅な変動にとどまった。

「一棟アパート」は、全国平均価格が9,000万円を超え、首都圏の平均価格も1億円の大台を超え、前年同月比ではすべての地域で価格が上昇。利回りは前月の7.98%から7.90%に下落した。

「一棟マンション」は、全国平均価格が2億円を超え、前月比ではすべての地域で価格が上昇し、10%を超える大幅な上昇となった。利回りは前月の7.35%と同じ。

        ◆     ◇

アットホームが昨年12月に公表した居住用賃貸マンション・アパートの募集家賃動向によると、マンションは、カップル向き・ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回っている。東京23区の30㎡以下(シングル向き)は105,236円(前年同月比110%上昇)、3050㎡(カップル向き)は154,188円(同8.8%上昇)、5070㎡(ファミリー向け)は251,448円(同10.0%上昇)、70㎡超(同)は397,895円(同10.2%上昇)となり、5か月連続で全面積帯が最高値となっている。

アパートも、カップル向き・ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回、東京23区は2か月連続で全面積帯が最高値となっている。

 

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 三井不動産レジデンシャルは1月14日、2026年5月にリニューアルオープンする「三井のすまい 新宿サロン」を筆頭に、業界初となる営業社員の「土日祝定休」を導入すると発表した。

 同社は、社員のワーク・ライフ・バランス向上施策として、2021年秋より一部物件で「日曜日定休」のトライアルを実施しており、検証を進めた結果、オンライン商談をはじめとするデジタルツールを活用することで、時間や働き方に制約のある営業社員の柔軟な働き方が可能となり、顧客にとっても所要時間を最小限に抑えながら、効率的に住まい検討を進めてもらえるとしている。

 

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