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 三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンスは6月21日、事業協力者として参画している「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」の都市計画が同日決定されたと発表した。住宅予定戸数は約760戸(一般住宅、シニア住宅)。2026年度の竣工を目指す。

 同事業は、JR常磐線三河島駅北側に位置する老朽化した木造建築物が多い約1.5haの区域で、再開発により駅前にふさわしい拠点性・利便性を備えた施設として住宅・商業・業務施設・体育館を一体で整備する。

 これまでの経緯は、1999年1月に協議会発足、2004年6月に準備組合設立が設立されている。2022年度に再開発組合設立認可(予定)で、2023年度に建築工事着工(予定)、2026年度に竣工(予定)する。

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 三菱地所と彫刻の森芸術文化財団は6月21日、「第42回丸の内ストリートギャラリー」の作品全16点中13点を対象に、有楽町に本社を構えるニッポン放送の「オールナイトニッポン」とのコラボ企画として、同番組パーソナリティによるアート作品の音声ガイダンスサービス「丸の内ストリートギャラリーガイダンスproduced by オールナイトニッポン」第3弾を開始したと発表した。

 同企画では、丸の内仲通り各所に配置されたアート作品の台座にある二次元コードをスマートフォンで読み取ることで、各パーソナリティが作品を紹介する音声ガイダンスを聴くことができる。

 音声ガイダンスを担当するのは女優・歌手・タレントのファーストサマーウイカ、HIPHOPユニット・Creepy Nuts、フリーテレビプロデューサー佐久間宣行、お笑いコンビ・三四郎、お笑いコンビ・マヂカルラブリー、YouTuber芸人のフワちゃんの各氏。

 三菱地所は、1972 年から丸の内仲通りに彫刻を展示する「丸の内ストリートギャラリー」を実施しており、「第42回丸の内ストリートギャラリー」はその一環。

 同企画は2022年3月末まで実施する。公式サイトはURL:http://www.allnightnippon.com/project/marunouchi/

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「われは南瓜」(草間彌生)
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「コズミック・アーチ'89」(鹿田淳史)

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Hard Boiled Daydream (Sculpture/Spook) #1」(金氏徹平)
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 いい企画だ。コロナ禍で外出もままならないが、記者は東京駅に行ったら、三菱一号館美術館の広場に面した丸の内ブリックスクエア1階のワインバー「マルゴ丸の内」に寄ることにしている。オープンタイプなので安心して安くておいしい、ほかなら倍くらいの値段のワインが飲める。

 この広場には、公式サイトにも紹介されているアギュスタン・カルデナスの「拡散する水」(カラーラ産 白大理石)、エミリオ・グレコの「うずくまる女」(ブロンズ)、バーナード・メドウズの「恋人たち」(ブロンズ)が展示されている。

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バーナード・メドウズ「恋人たち」

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エミリオ・グレコ「うずくまる女」

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アギュスタン・カルデナス「拡散する水」

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「街の欠片」(記者写す)

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「街の欠片」(記者写す)

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三菱一号館美術館前の広場(「マルゴ丸の内」から撮影。「拡散する水」も写っている)

ポップでカラフルなアート「街の欠片」で有楽町をラッピング 三菱地所(2020/3/16)

アートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」第3弾11/29まで期間延長 三菱地所(2020/11/11)

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写真①(左側が「KITATODA  SOLID」の建設現場)

 タカラレーベンが分譲中の埼京線「北戸田駅」圏3物件を見学した。駅から徒歩12分「KITATODA  ATOMOS」72戸、駅から徒歩9分「KITATODA  LUMINOUS」33戸、駅から徒歩7分「KITATODA  SOLID」36戸だ。いずれもよく売れているのだが、面白いことに、この3物件の所在地は「ATOMOS」がさいたま市、「LUMINOUS」が戸田市、「SOLID」が蕨市と全て異なる。行政界が異なることで価格、購入者にも微妙な影響を与えているのだが、3物件の現場を歩いて、街並みの違いにも気づいた。その量と質の違いから先に書く。

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写真②(左の「KITATODA  SOLID」側と道路を挟んだ対面の街路樹の樹種が異なるのか剪定前なのか)

◇       ◆     ◇

 西武池袋線秋津駅は、駅そのものが東京都と埼玉県の都県またぎになっており、さらに東村山市、清瀬市、所沢市の3つの市境にもなっているのはよく知られているが、今回の「北戸田」駅もよく似ているのはまったく知らなかった。

 3物件間の距離はそれぞれ歩いて10分前後か。道に何度も迷い、休憩を挟みながら歩いたために2時間くらいかかり、万歩計は1万歩を軽く超えた。

 戸田市の「LUMINOUS」、さいたま市の「ATOMOS」の見学を終え、最後の「SOLID」に向かう途中、行政界が変わったためか、街路樹に明らかな変化が表れた。

 写真①②③は、敷地東側と南側に都市計画道路が走っている「SOLID」の東側道路の南北に伸びる錦町富士見線の街路樹を写したものだ。コンクリートの植栽マスにサツキツツジとは異なる低木が植えられており、その上に丸く剪定されたサザンカが植えられていた。

 冬場に美しい花を咲かせるサザンカは歩道や垣根などにはよく用いられるが、街路樹として植えられているのを見たことはない。垣根などで見る樹高はせいぜい2~3mだ。樹形も面白く、葉っぱは丸く剪定されていた。

 このような街路樹もありかと不思議に思いながら、道路を右折した。「SOLID」の所在地は蕨市だが、敷地のすぐ裏に戸田市との市境が走っており、敷地南側は東西に伸びる蕨中央通り線だ。

 これまた不思議なことに、錦町富士見線には先に紹介したサザンカの街路樹が植わっているのに、蕨中央通り線の蕨市の中心街に向かうところには最近植えられたような〝貧弱〟な街路樹しかないことだ。(写真④)

 ところが、数十歩も歩かないうちに、だしぬけに立派なブルーパシフィックと思われる地を這う樹木とカツラの街路樹が目に飛び込んできたる。(写真⑤)

 行政界が異なるといってしまえばそれまでだが、街並みの連続性は無視されていた。

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写真③

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写真④(蕨市側)

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写真⑤(戸田市側)

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 これまで埼玉県の貧しい「緑」環境については戸田市、三郷市、越谷市、八潮市、白岡市などを記事にしてきた。県の「緑の量と県民意識の相関関係の調査」の市町村別緑被率によると、前段で紹介した蕨市は0.04で圧倒的な最下位だ。以下、ワーストランキングは0.11の草加市、0.15の川口市、0.18の戸田市となっており、さいたま市も下から13番目の0.37となっている(県平均は0.67)。

 緑被率の低さは住民の緑の満足度にもストレートに表れており、最低が八潮市で草加市-蕨市-桶川市-川口市-越谷市-戸田市-久喜市などとなっている。

 ところが、不思議なもので、蕨市民のアンケート調査では環境に対する満足度は高く、「公園や街路樹等の緑が豊か」とする意見が176 件(有効回答573件)ともっとも多く、「公園や緑の不足」を指摘している人は15件しかない。

 県と蕨市のアンケート調査結果がこれほども差が出るのかはともかく、市が行った事業者アンケートでは、環境に配慮した取り組みを実施する上での問題点として「手間や時間がかかる」が42.4%、「費用がかかる」が39.4%もあったのは残念だ。

 「緑」に関する意識の差なのだろうが、蕨市、戸田市、北戸田が最寄り駅のさいたま市南区には第一種も第二種も低層住居専用地域は1か所もない。アルヒ「本当に住みやすい街大賞2020」第1位の川口にも、川口駅から徒歩圏には低層住居地域はない。逆に、これらの市には工業系用途地域はかなりの比率を占める。

 住宅地として人気が高い東京都世田谷区と比べてみよう。同区の用途地域は、第一種低層住居専用地域が全体の51.3%を占め、第二種低層住居専用地域の1.5%を合わせ52.8%が低層住居専用地域で、その他の住居系を合わせ実に91.3%を占める。商業地域は7.7%で、工業系は1.0%にしか過ぎない。緑被率は平成28年度時点で23.56%。同市は2032年度までに33%を目指している。

 区は2018年から都市緑地法に基づく緑化地域制度を導入しており、建ぺい率60%地区の敷地面積300㎡~500㎡には10%以上の緑化率を、敷地面積150㎡~200㎡未満には中木3本の植栽をそれぞれ求めている。

 蕨市はどうか。同市の開発指導要綱では、500㎡以上の開発行為に対して事業区域の5%以上の緑化を求めている。つまり世田谷区の半分だ。

 緑の多寡が街のポテンシャルを大きく左右する。埼玉県には県を挙げて緑化に取り組んでほしい。

〝都心に戸建てを〟オープンハウス 〝一家に1本の樹を〟プロジェクト始動(2021/6/15)

貧弱な戸田市の緑・街路樹 市民の満足度が上がらないのは行政の責任(2012/3/13)

街路樹比較 戸田市は35人に1本 多摩市は15人に1本の割合(2012/3/14)

続々「街路樹が泣いている~街と街路樹を考える」 支離滅裂の「新三郷」(2014/10/24)

続「街路樹が泣いている~街路樹と街を考える」流山と越谷、三郷の差(2014/10/17)

貧しい街路樹 低い緑被率 「緑」に対する市民の不満率44% 「八潮らしさ」を考える(2020/2/15)

樹齢30年以上 戸建てより低く〝伐採〟された「白岡ニュータウン」のケヤキの街路樹(2016/4/27)

 

 三井不動産リアルティは6月18日、代表取締役副会長・山代裕彦氏が6月25日付で任期満了により退任すると発表した。

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「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」

 三井不動産レジデンシャルは6月17日、同社が参加組合員として事業参画している「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画が6月16日に東京都から許可を受けたと発表した。

 同プロジェクトは、JR新宿駅から北西約1.2㎞(15分)に位置する約0.8ha の規模で、1992年6月に「けやき橋地区街づくり有志会」が発足して以来、2014年4月に不燃化推進特定整備地区に指定され、2017年12月に都市計画決定、2019年7月に再開発組合が設立された。

 計画では、40階建て免震構造の住宅棟に住宅470戸を設けるほか、商業・業務・保育所からなる4階建ての施設棟を整備する。事業推進コンサルタントはINA新建築研究所。特定業務代行者は熊谷組。2024年度の竣工を目指す。

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 近接する三菱地所レジデンス他「ザ・パークハウス西新宿タワー60」が完成してから4年が経過する。竣工は3年先だ。住宅は分譲されるはずで、価格はそんなに高くならないと読んだ。

日本最高階数 三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス西新宿タワー60」竣工(2017/10/24)

 


 

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「Park Nova(パーク・ノヴァ)」

 ロンドンを拠点にする建築家・リサーチャー集団・PLPアーキテクチャー(日本事務所所在地:東京都、駐日代表:中島雷太氏)6月17日、「ガーデン・シティ」として名高いシンガポールの一等地・オーチャードに建設する21階建て高級タワーマンション「Park Nova(パーク・ノヴァ)」のデザインを公開した。

 「バイオフィリア(生命愛)」や「ウェルネス」をキーコンセプトに、タワー全体を緑で覆い、オーチャード(英語で"果樹園")という街の歴史コンテクストや緑豊かな立地に寄り添い、最大54世帯収容のビルを騒音や大気汚染から守るためのデザインとなっているのが特徴。

 2〜5室からなる各住居は、床から天井まで続く開放的な掃き出し窓により、室内外がシームレスに繋がり、太陽の光を取り込みながらも緑化によってプライバシー空間を確保している。共用施設に瞑想スペースやジム、スカイテラスなどを整備。シンガポールの建築物環境性能評価システム「Green Mark」のゴールド認証を取得する予定。

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 海外のマンションは、中国とモンゴル以外は全く知らないが、シンガポールには凄いマンションがあるものだ。いったい価格はいくらになるのか。わが国でもどこかがやらないか。外観はこの前見学したサンフロンティア不動産「+SHIFT NOGIZAKA」に似ているようで似ていない。「パークノヴァ」は三井不動産レジデンシャルがかつて分譲していたマンションブランドの一つだ。

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 同社に価格、面積などについて問い合わせた。その回答があった。「一番小さいマンションの床面積は133㎡、1番大きいペントハウスで548㎡。販売価格については、270㎡で約1400万シンガポールドル、548㎡のペントハウスで約3400万シンガポールドル」とのことだ。1 シンガポールドル=約82 円とすると、ペントハウスは日本円にすると27.9億円か、坪単価は1,679万円。

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「+SHIFT NOGIZAKA」

駅1分 乃木神社に隣接 建築・内装費に315万円/坪 サンフロ「+SHIFT NOGIZAKA」(2021/4/21)

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 新型コロナの緊急事態宣言期限の6月20日まであと3日となった。政府は、沖縄を除く他の都府県の宣言を解除し、まん延防止等重点措置に切り替えると伝えられている。記者が気掛かりなのは、感染経路不明比率がこのところずっと6割を超えていることだ。

 6月8日(火)から6月15日(火)の8日間の東京都の感染者は3,000人で、このうち感染経路不明者は1,927人、経路不明比率は64.2%に達している。国の基準では「感染者が急増」「医療供給体制に支障」段階のステージⅢに該当する。

 経路不明比率は、大阪府が60%を超えるなど他の道府県でも上昇傾向にあり、気になる材料だ。その理由は、感染率が高いとされる変異株の影響なのか、あるいは感染症対策業務に追われている医療・介護現場や保健所が疲弊しているためか、積極的疫学的調査に限界があるのか、厚労省はきちんと説明すべきではないか。

 この問題について考えるヒントを日本看護協会が与えている。同協会会長・福井トシ子氏は4月23日、国民と同協会会員向けに発信したメッセージの中で、医療・介護現場からの「悲痛な叫びに胸が締め付けられる」「(医療・介護現場は)限界に近付いている」と語っている。

 また、同協会は令和4年度税制改正要望の中で、看護職員は2人にひとりの割合で何らかの暴力・ハラスメントを受けており、さらに労災支給決定事案のうち看護師の精神障害割合が高く、そのほとんどが女性で約半数は30代以下としており、ストレスの要因は患者からの暴力や悲惨な目撃が8割、発生時刻は深夜が多いと、深刻な勤務環境の改善を求めている。

 経路不明比率が5割を割らないのは、このような保健所を含めた過酷な医療・介護現場の労働環境にもあると思わざるを得ない。

◇       ◆     ◇

 高齢者のワクチン接種が進むにつれて感染者に占める高齢者の感染比率が低下傾向にあるなど、光明も見えてきた。

 別表・グラフに70歳以上の感染者と感染比率を示した。これによると、5月下旬までの比率は10%前後で推移していたが、6月に入ってからは7%を割る日が多くなっている。今後は職域接種の効果も期待できそうだ。

 大和ハウス工業は6月16日、同社の環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」の実現に向けた新たな取り組みとして、森林破壊ゼロの達成に向けた4つの木材調達の方針を策定したと発表した。

 今回策定したのは、①森林破壊ゼロの方針を策定しないサプライヤーからの木材調達は原則禁止②人権問題に関する方針を策定しないサプライヤーからの木材調達は原則禁止③トレーサビリティが確保された木材のみを調達④これまで木材調達調査の対象としてきた構造材や下地面材、桟木、フロア材に加えて、型枠合板パネルや主要設備、建具、クロスも追加-の4項目。

 同社は2010年10月、森林破壊ゼロに向けた木材調達の取り組みを開始。森林管理の国際機関による認証を受けた木材や再生木材などの利用を推進しており、同社グループの評価基準に基づくSランクの木材比率は2019年度には約94%まで向上している。

 「Challenge ZERO 2055」では、創業100周年となる2055年までにグループ、グローバル、サプライチェーンを通じて「環境負荷ゼロ」の実現を目指しており、2030年までに建設する建物における木材の調達に伴う森林破壊をゼロにし、2055年までに全事業における材料調達による森林破壊を根絶することを目指している。


 

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 オープンハウスは6月14日、ユニバーサル園芸社と協働して「ONE TREE MAKE A FOREST PROJEKT」を5月から始動したと発表した。
 同プロジェクトを通じ戸建てに住むすべての家庭が一本以上の木を持つことが当たり前になることを最大の目標としており、植栽の品質管理・施工・アフターサービスはユニバーサル園芸社が担当する。植栽に当たっては、単なる戸建ての緑化だけではなく、「アイキャッチ」「目隠し」「シンボルツリー」といった機能を持たせる。初年度の植樹目標は1万本。

◇       ◆     ◇

 記者は緑が街のポテンシャルを左右する重要な指標の一つであることを信じており、積水ハウスの「5本の樹計画」をほめたたえてきた。10年近く前からはタイトルに「街路樹が泣いている」を付けた記事も書き、マンションや戸建ての植栽についてもその都度優れたものを紹介してきた。モデルルームの観葉植物も〝フェイクをやめろ〟などとしつこいほど記事にしている。

 今回のオープンハウスの「家庭に1本以上が目標」というのは、積水ハウスが昨年、植樹累計が1,600万本に達したと発表したのと比べると、売上げ1兆円を目指す企業としてはいかにも少ないとは思うが、いわゆるパワービルダーが分譲する戸建ての猫の額もない庭はコンクリートで固められ、ぺんぺん草も生えないものが圧倒的に多いことを考えると、業界の流れを変えるプロジェクトになることを期待したい。

納得の即日完売 デザイン・設備仕様レベル高い ポラス「市川菅野」16棟(2021/5/2)

積水ハウス 「5本の樹」計画 植樹累計が1,600万本突破(2020/4/14)

またまた「街路樹が泣いている」 千代田区 街路樹伐採で賛否両論(2016/9/8)

越谷レイクタウンで見た雑草すら生えない建売住宅の一群(2014/4/29)

街路樹が泣いている ~街と街路樹を考える~⑧(2012/6/5)

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「ピアース渋谷」

 モリモトが7月下旬に分譲する予定の「ピアース渋谷」の現地を見学した。2023年11月完成予定の「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」に近接する全67戸で、周辺には近年の分譲事例がほとんどないことから、価格(坪単価)がいくらになるか注目される。

 物件は、JR渋谷駅から徒歩7分、東急東横線代官山駅から徒歩12分、渋谷区桜丘町の商業地域(建ぺい率80%、容積率500%)に位置する敷地面積約594㎡、15階建て全67戸。専有面積は27.66~69.33㎡、価格は未定。竣工予定は2022年11月下旬。設計・監理はIAO竹田設計。デザイン監修はA.A.E.一級建築士事務所。施工は日本国土開発。販売予定は2021年7月下旬。

 現地は、施行面積約2.6haの「渋谷駅桜丘口地区」、2.1haの「ネクスト渋谷桜丘地区」再開発事業地やセルリアンタワー、渋谷インフォスタワー、渋谷区文化総合センター、「センチュリーフォレスト」などに近接する商業地エリアの一角。敷地は南側と北側に接道。

 住居は3階~14階が1フロア5戸、最上階が1フロア5戸構成。角住戸比率は80%超、専有面積は27・34・35・45・69㎡。

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建築現場(南道路)

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建築現場(北道路)

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 見学する前は、立地条件によっては坪単価800万円もありうると考えていたが、敷地規模、道路付け条件、高値追求しない同社の販売戦略などから、最上階は坪800万円もありうるが、平均坪単価は最低で650万円、アッパーで坪700万円と読んだ。

 的中するかどうか、自信はない。外れたら謝るほかない。コンパクトマンションは単価よりグロスが重視されるので読みづらい。

〝ちがいを ちからに 変える街。渋谷区〟に沿う 東急不などコンソーシアム連携(2021/4/6)

感動的ですらある鹿島建設「センチュリーフォレスト」(2012/1/25)

 

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