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「ライオンズ岐阜プレ ミストタワー35」

 大京と大和ハウス工業は4月10日、岐阜県最大全335戸の官民一体の複合タワーマンション「ライオンズ岐阜プレ ミストタワー35」のマンションギャラリーをオープンする。

 物件は、名鉄名古屋本線・各務原線名鉄岐阜駅から徒歩11分(JR岐阜駅から徒歩13分)、岐阜県岐阜市徹明通二丁目に位置する35階建て全335戸(非分譲36戸含む)。専有面積は46.90~156.32㎡、竣工予定は2023年2月。施工は戸田建設。

 建物は、柳ケ瀬エリアのランドマークとして中心市街地活性化の実現を目指す高島屋南地区第一種市街地再開発事業(柳ケ瀬グラッスル35)の一環として建築中のもので、高さ約130m、制振構造を採用。1、2 階は商業施設、3、4階は岐阜市が整備する公益的施設となり、分譲マンションは5階以上。

 東・北側の上層階からは眼前に金華山を眺めることができ、西・南側は隣接建物がなく濃尾平野、名古屋方面見渡すことができる。間取りは1LDK、2LDK、3LDK、4LDK の全62タイプ。最上階35階には、スカイビューテラスを備えた100㎡超のトップグレード住戸を6 戸設けている。

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 このマンションのメディア向け見学会が4月7日に行われた。岐阜県は記者の故郷・三重県に隣接しているのだが、一度も訪れたことはなく、取材したかったのだが、コロナが心配で申し込まなかった。

 昨日(8日)の「NAGOYA the TOWER」見学の後にモデルルームを見せてもらえないか頼んだが駄目だった。

 デベロッパー各社にお願いだ。地方で見学会を行うときは、各社で話し合って2件、3件取材できるようにしていただきたい。そうすれば首都圏からの見学者も増えるのではないか。

「岐阜」を取材した方から聞いたのだが、坪単価は200万円台の前半だとか。県都・岐阜市の一等地でこの単価とは…複雑な気持ちだ。

 トーハン、三菱地所グループ、三菱商事都市開発の3者は4月9日、トーハンの現本社跡地の有効活用に関する基本協定書を3月19日付で締結したと発表した。

 トーハンは本社を移転し、新宿区東五軒町所在の現本社跡地に三菱地所、三菱地所レジデンス、三菱商事都市開発が2棟の賃貸用建物(オフィス1棟、住宅1棟)を建設する。竣工後は三菱地所リアルエステートサービスが同建物を賃借する。

 計画地は、東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩8分。計画建物はオフィス棟、住宅棟の延床面積約38,000㎡。竣工予定は2024年11月。


 

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「東京ミッドタウン八重洲」

 三井不動産は4月8日、参加組合員として事業参画している「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定したと発表した。「東京ミッドタウン」の名称は「東京ミッドタウン」(六本木)「東京ミッドタウン日比谷」(有楽町)」に続く3施設目となる。

 首都圏の大規模オフィスとしては初の「完全タッチレスオフィス」を実現するほか、様々なロボットや5Gを活用し、オフィスビル内でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進。「グリーン電力提供サービス」を導入する。

 施設は、JR東京駅地下直結(八重洲地下街経由)、中央区八重洲二丁目地内に位置する区域面積は約1.5ha。地上45階地下4階建て延べ床面積約283,900㎡のA-1街区と、地上7階地下2階建て延べ床面積約約5,850㎡のA-2街区で構成。基本設計・実施設計・監理は日本設計。実施設計・施工は竹中工務店。マスターアーキテクトはPickard Chilton。2022年8月竣工(予定)。

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5階屋上テラス

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 記者は、同社が「東京ミッドタウン日比谷」の内覧会を実施した2018年の段階で第3の「東京ミッドタウン」は「八重洲」であることを知っていた。「「書かないで」という約束を守ってきた。

さて、では第4、第5の「東京ミッドタウン」はどこか。これは記者も分からない。

3階のコンセプトが最高 「東京ミッドタウン日比谷」 プレス内覧会に1,000人超(2018/3/22)

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「NAGOYA the TOWER」

 総合地所は4月8日、同社をはじめとする名鉄不動産、京阪電鉄不動産、大和ハウス工業、三交不動産、住友商事の6社JVマンション「NAGOYA the TOWER」のモデルルームプレス向け内覧会を行った。名古屋駅から徒歩13分の名古屋駅圏最高層の42階建て全435戸で、「職住近接」「都心居住」のニーズに応える名古屋のランドマークを目指す。坪単価も〝どえりゃあ高い〟約400万円になる模様だ。内覧会には予定を上回る35人が参加した。

 物件は、JR名古屋駅から徒歩13分(名古屋駅ミヤコ地下街4番出入口から徒歩8分)、名古屋市中村区名駅南二丁目の敷地面積約5,898㎡、42階建て全435 戸。7月に分譲予定の第1期100戸の専有面積は54.25~135.45㎡、価格は未定だが坪単価は400万円になる模様。設計・施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は2023年4月。デザイン監修は光井純&アソシエーツ建築設計事務所。販売代理は長谷工アーベスト。事業比率は非公表。

 現地は、長谷工コーポレーションが2018年、パナソニックから取得した全15,000㎡の敷地の一角に建設するもの。名駅南地区まちづくり協議会が発足してから約10年、再開発プロジェクトの第一弾となる。名古屋駅から徒歩圏で、広大な敷地と過去4棟しかない40階建て以上のタワーマンションとなることから、〝日本に誇れる名古屋のランドマーク〟を目指す。ABINC認証も取得している。

 建物は制震構造で、主な基本性能・設備仕様は、無勾配排水工法「サイホン排水システム」、ガス発電システム、ロボット掃除、地下駐車場、専用エレベーター、100㎡のラウンジ、二重床・二重天井、リビング天井高2.5~3.0m、ディスポーザー、Low-Eガラス、コーナーサッシなど。

 100㎡以上が98戸で、30階以上は顧客の要望に応えるフリープランとする予定。20~30戸ある35~50㎡プランは、投資用として不動産会社などに一括で分譲する可能性が高いそうだ。

 これまで1,500件を超える反響を集め、300組の来場があるという。

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空撮

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スカイラウンジ

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フラワーガーデン

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 記者は名古屋弁をまねて単刀直入に坪単価について質問した。「同じ名古屋駅から徒歩12分の三菱地所レジデンスは坪270万円げな。こっちはそれと比べるとどえりゃあ高いと聞いている。どれくらいするんか、教えてちょう」と。これに対して、総合地所名古屋支店部長・有本光男氏は坪単価400万円であることを明らかにした。

 記者は名古屋駅圏の将来性を考慮すれば、坪400万円は決して高くなく、三菱地所レジデンス、三菱商事都市開発、野村不動産の3社JV「ザ・パークハウス 名古屋」462戸の坪270万円が安すぎるから高く映るのだと思う。

 その影響も聞いたが、コンセプトが異なるためかほとんど競合はしていないという。地所レジのマンションはモデルルームを観ていないので何とも言えないが、仕様レベルも異なるようだ。

 3つのモデルルームのうちプレミアム住戸の150㎡タイプは鈴木ふじゑ氏がコーディネートしたもので間違いなく億ション仕様だ。価格はオプションを含めて4.5億円超というのも納得する。

 それより注目したいのが67㎡のタイプだ。ほぼ正方形で間口は8.5m以上あり、廊下幅もメーターモジュールを採用している。価格は7,000万円台に抑えられるというから人気になりそうだ。

 気になるのは、全体敷地約1.5haのうち今回のマンションの敷地を除く1ha近くの敷地の用途が未定ということだ。何になるのかユーザーも気になるのではないか。

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現地

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67㎡のモデルルーム

67㎡のプラン  H-8タイプ図面.pdf

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 コロナを避けるため、昼食は堀川沿いの公園で摂ることにした。スーパーで東京クラフトビール(これが実においしい)とハーフの白ワインを買い、三重県産とあったミニトマト(10個入りで550円だったか)と、これまた三重県産のミカンを自宅用に買った。

 記者は毎日のようにトマトを食べるが、このミニトマトは最高においしい。OSMICが生産しているもので、三交不動産も提携企業になっている。三重が誇れるトマトだと思う。記者ならこのミニトマトをモデルルーム来場者に配る。間違いなく販促につながるはずだ。

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堀川沿いのミニ公園(ここで食事)

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堀川

三菱地所レジ他 名古屋駅圏の複合「ノリタケの森地区」第1期200戸に2.1倍登録(2020/11/13)

総合地所など6社 名古屋駅徒歩圏で42階建てタワーマンション441戸着工(2020/8/17)

 

 

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「ニュートラル・イノベーション・ベース(NIB)」

 東急不動産は4月6日、「渋谷桜丘エリアにおける 企業間連携の取り組みに関する記者発表」イベントをZOOMウェビナー形式で開催。同社の広域渋谷圏戦略の新コンセプト「未来シェアリング」をスタートさせ、その第一弾として桜丘地区の様々な企業と連携するプラットフォーム「ニュートラル・イノベーション・ベース(NIB)」を紹介した。

 同社都市事業ユニット都市事業本部長 執行役員・鮫島泰洋氏は、「コロナ禍でもあるにもかかわらず、当社が実施した経営者インタビューでは、実に65%を超える企業が『渋谷でのオフィスは現状維持または増床』と回答。何よりも『創業・起業の息吹が感じられるエネルギッシュさ』に魅力を感じていただいている結果」などと、「未来シェアリング」「NIB」を立ち上げた背景について語った。

 続いて登壇した一般社団法人渋谷未来デザイン プロジェクトデザイナー・金山淳吾氏は「桜丘は渋谷駅周辺の再開発プロジェクトの文化の中間地点。横の連携を通じて未来をシェアリングしていく」と語った。

 コンソーシアム参加企業としてあいさつしたのはアカツキ執行役員・石倉壱彦氏、貝印上席執行役員・遠藤加奈子氏、cinra代表取締役・杉浦太一氏、FIREBUG代表取締役 プロデューサー・佐藤詳悟氏、Loohcs代表取締役・斎木陽平氏、MIRAI-INSTITUTE代表取締役・小柴美保氏、令和トラベル代表取締役社長・篠塚孝哉氏。

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 イベント開始の14:00から終了時間の14:35まで、登壇者・参加者は前段で紹介したように9社・団体。このほかにも各社の担当者が2人と長谷部健・渋谷区長の応援メッセージも紹介されたので、登場したのは12人。1人当たりにすると〝3分クッキング〟より短かった。各社を紹介すると、アカツキは90社に投資している会社で、貝印は発酵食品を新しいスタイルで発信するそうで、FIREBUGはアーティスト、タレントのスタートアップなどを支援しており、Loohcsは高校生起業家を応援し、MIRAI-INSTITUTEはオフィスフリーのマーケティング会社、令和トラベルは、前日に行代理業の免許を取得したばかりの創業2日目の会社だった。

 記者は、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、アクセラレーターなどよくわかっていないにもかかわらず、横着にも事前に参加会社の概要などをチェックしなかったので、ほとんど何のことかわからなかった。質疑応答もなかったが、あったとしても多分、何を聞いていいかわからなかったはずだ。

 長谷部区長のメッセージ「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」も分かるようでよくわからなかった(ダイバーシティの街づくりを推進するという意味か)。

 一つだけよくわかるのは、「ちがいを ちからに」というのは渋谷区の専売特許ではないということだ。東急不動産はもう10年も昔から〝平均点主義〟の新卒採用をやめている。話すとよくわかる。ユニークな考えの人がたくさんいる。

 メールで東急不動産に「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」で予定されている住宅約170戸は分譲なのか賃貸なのか質問したが、「現時点では決まっていない」とのことだった。記者は分譲を期待しており、そうなれば「目黒」の少なくとも2倍以上の坪単価でも売れると思うのだが…。

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食事もできる「ラスカ平塚」の屋上庭園

 日本テレビの昼の番組だったと思うが、この日(4月5日)、大阪府(あるいは市か)の3月の新型コロナ感染者経路判明者2,208人の感染経路別内訳が報じられていた。

 もっとも多いのが家庭内で42.1%、以下、その他職場などが29.1%、施設内21.2%で、飲食関係は0.9%だった。この0.9%に報道スタッフは怪訝な表情を浮かべていた。

 記者は、大阪府、あるいは大阪市の状況はよくわからないが、大都市圏での感染経路不明者が多いのは常識だ。東京都の場合は、累計感染者約12.3万人(4月4日現在)のうち経路不明者は約6.5万人、経路不明比率は53.2%に達している。この6日間は55~59%と増加傾向にある。大阪府(または市)もほぼ同様のはずだ。

 もう一つは、職業など属性不明の問題だ。今年1月10日に書いた記事を添付する。昨年10月1日から1月3日までの都の感染者36,858人のうち職業不明者は15,448人で、不明率は実に41.9%に達している。こんなことがあり得るか。

新型コロナ 爆発的に増加 感染者の〝職業不明〟割合 都は40%超(2021/1/10)

 経路判明者のうち内訳が家庭や職場、施設、学校などが多いというのは当然だ。それらの場で新型コロナが自然発生するわけはないからだ。第一波のときから、感染経路を徹底してたどるというのが感染を抑制する基本のはずだった。経路不明者がなかなか減らないからこそ、政府も法律を改正し、積極的疫学調査を強化しているのではなかったか。

 テレビが調査して報じるべきなのは、菅総理も「経路不明者の大半は飲食関係という専門家の知見がある」と話した、その飲食関係の実態だ。(因果関係がはっきりしないのに、飲食だけが責められるのは気の毒だと思う)

 記者は、もう1年以上も外食はしなくなったのでどのような状況なのかはわからないが、外から眺める限りでは昼食時などはどこも混みあっている。夜の会食も多いような気がする。(いつもの馴染み同士だったら大丈夫なのかもしれないか)

 しかし、それらの飲食店が感染源なのかどうかはどこもよくわからないのではないか。無症状の人が感染を拡大させているといわれるが、これまた徹底した検査を行わないと正確なデータは集まらないはずだ。

 記者は、緊急事態措置として一部の自治体が実施しているように公園を開放し、飲食や喫煙を可能にし、国交省も推奨している道路での営業をどんどんやるべきだと思っている。この前、「ラスカ平塚」の屋上庭園で久々に外食したが、人はまばらで感染リスクは全くといっていいほどないはずだ。コンビニでおにぎりを買って公園などの野外で食べるのもいい。

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「ラスカ平塚」の屋上庭園

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夢をつなぎ削り出した宮沢社長

 “カンナ社長”で知られるアキュラホームとアキュラホームグループ、スマートアライアンスビルダーは4月1日、「カンナ削り入社式」を開催した。

 今回は、新入社員85名から多く寄せられた「コロナ禍でも繋がりやコミュニケーションを大切にしたい」「対面の入社式を希望したい」という声を受け、昨年実施したオンライン入社式ではなく、同社グループとしては初めてとなる新入社員とともに作り上げる入社式とした。

 実施に当たっては、新入社員全員が所信表明として漢字1文字(合計85文字)を全長3メー トルに及ぶ木材に書き、宮沢俊哉社長が大鉋(おおがんな)で削り出した。入社式後には、85名で「絆」の人文字を描き、「全員が力を合わせて1つのものを作りあげる」決意を固めあった。

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カンナ削りの実習

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 同社からプレス・リリースが届いたとき、せっかく新入社員が書いた全体で85の漢字を宮沢社長が削り取ったら何も残らないではないかと思った。すぐに問い合わせた。宮沢社長は夢を消しさったのではなく、85の漢字が書かれた木の薄皮をはぐようにして全てつなげたのだという。さすが!宮沢社長!

 漢字でもっとも多かったのは「挑」で、進、楽、成、気、希なども多くみられたそうだ。

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 宮沢社長は、以下の祝辞を述べた。

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、学生生活や就職活動など大変苦労されたと思いますが、数ある企業からアキュラホームグループを選んでいただき、大変うれしく思います。

 今年度は5,589名のエントリーの中、新入社員85名を新たに仲間として迎えることができました。昨年はコロナ禍の中で日本全体、世界全体が厳しい状況におかれた年でしたが、アキュラホームグループは、「ESG(環境、社会、企業統治)に優れた日本一の注文住宅・まちづくり企業といえばアキュラホームグループとなっている」というビジョンを掲げた中期5ヵ年計画の初年度でもありました。昨年は突然の環境変化の中でも、逆境をチャンスと捉え、ITを駆使した遠隔操作のロボットによる展示場案内、WEBを活用したイベント開催などへの営業面のシフト、新型コロナウイルスを前提とした新生活様式を代表とする商品開発など、様々な施策を打ち出すことで当初の事業計画以上の業績を収めることができ、結果として、決算賞与の支給など社員への還元も行うことができました。

 今後も、新たな取組として総合展示場ではない「まちかどモデル」の展開やWEBを活用した販売戦略、リフォーム事業・土地仲介事業の立ち上げ、お客様から大工さんを指名していただく大工指名制度など様々な取り組みを予定しています。働く社員にも幸せになってもらうために、物心両面の充実も図っていく予定です。中期5ヵ年計画では売上1,000億円企業を目指し、全国のホームビルダーとの賢い連携をはじめ、社員一人ひとりの専門性を活かしてその知見を最大限に活かす専門チームという独自の取り組み、分社化により子会社社長など、社員の活躍する場、挑戦する場を次々と用意しています。

 皆さんにも、このような取り組みの実現のため、また皆さんの成長に向けて、当社が大切にし、根幹となる「匠の心」をもち、お客様に喜んでもらうために努力し、つくる喜びを感じながら仕事に取り組んでほしいと考えています。

 幸せを提供し続けるためには、現状維持ではなく常に進化し続けることが重要です。また当社が大事に思う、失敗を恐れず挑戦すること、挑戦を通じて気づきを得て成長するという経験を是非たくさん積み重ねてほしいと思っています。

 昨今の変化し続ける時代において、新しい価値観が生まれていますが、このコロナ禍という苦境を乗り越え、入社してきた皆さんだからこそ、新しい価値観、時代の変化を捉え、柔軟に対応し、未来に向かって力を発揮してくれると期待しています。

 本日は様々な感染症対策により、新入社員85名が一堂に会することができました。本日の入社式では、入社した皆さんの意見やアイディアもたくさん盛り込んだ内容となっています。かけがえのない仲間となる同期との「絆」を大切にし、お互い切磋琢磨しあい、様々な経験を重ねながら、一人ひとりが成長することで会社の成長・発展につながり、アキュラホームグループの未来を創っていきます。今日から社会人として、アキュラホームグループの一員としての自覚をもち、社会人としての第一歩を踏み出してください。

 皆さんのこれからの社会人生活が、公私ともに輝か しいものになることを祈念して、私の祝辞とします。

◇ 

 リリースには、次のような新入社員のコメントも寄せられている。

 一年前のちょうど今頃、新型コロナウイルスが流行し始め、これまで当たり前に過ごしてきた日々ががらりと変わってしまいました。就職活動においても、自分自身が一体何をしたいのか、これから先、何を大切にすべきなのか、改めて考えさせられるきっかけとなったと同時に、慣れないオンラインでの選考は、失敗や発見の連続でした。そうして、いくつもの壁にぶつかり、悩みながらも就職活動を進めていたとき、アキュラホームグループに出逢いました。

 住まいづくりへの情熱、信念、そして誇り。住まう人の喜びのために精進し、努力を惜しまない「匠の心」はもちろん、いち早くコロナ禍でも安心して快適に暮らすことのできる住まいを提供できる行動力に感銘を受けたことを今でも覚えています。住まいに関することだけでなく、カンナ削りの木のストローをはじめとする社会貢献活動など、「日本の住まいづくりを変える」という、その強い想いと高い志に惹かれ、いつしかその一員になりたいと願うようになっておりました。

 このたびの新型コロナウイルスで、世の中では様々な活動が自粛などとなっています。今後、働いていくにあたって予想もつかないような事態が起きることもあると思いますが、ピンチをチャンスに変えられるよう柔軟な発想をし、トライ&エラーで実践していきたいと思います。これから先、一年前のあの頃のように悩み、戸惑い、壁にぶつかって立ち止まってしまうことも多々あるかもしれません。そんな時は今日の喜びを思い出し、何事にも全力投球で取り組 み、前に進んでいきます。そして、新入社員一同、アキュラホームグループの一員として恥ずかしくない社会人となるため、日々高みを目指し、精進して参ります。これから、同じ想いを持ち共に入社した仲間たちと切磋琢磨しながら成長し、会社の発展のために努めさせて頂くことをここに誓い、決意表明と致します。

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完成予想図

 野村不動産と阪急阪神不動産は4月5日、JR総武線平井駅から徒歩2分の再開発「平井五丁目駅前地区第一種 市街地再開発事業」の新築工事を2021年3月23日に着工したと発表した。参加組合員として事業に参画しているもので、竣工は2024年度内を予定。

 事業は、JR平井駅北口駅前広場に面した約0.7haの規模で、本再開発組合は2014年12月に再開発準備組合が設立され、2017年9月に都市計画決定、2018年11月に再開発組合の設立認可を受けていた。計画では、計画地の北西側に広場を設けるとともに、大規模災害時にも対応できる防災設備を設置し、都市型住宅の供給、地域拠点としての街づくりを進める。施工は前田建設工業。

 建物は地上29階建て。1・2階は商業施設、3階は子育て支援施設(認可保育園)、5階以上に約370戸のマンションを配置する。

 マンションは、免震構造、長期優良住宅の認定(一部住戸除く)を取得し、分譲戸数はファミリータイプ(3LDK)中心に約270戸(地権者住戸除く)を予定。3階共用部には多様化するライフスタイルに合わせたライブラリーラウンジ、個別ワークスペースなどを導入する。2022年度中に販売を開始する。

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「平井」は好きな街だ。ただ、プレス・リリースからすると、マンションは「亀戸」のように「床快full(ゆかいふる)」とZEHを採用しないようだ。なので、予想単価は350万円から340万円に下方修正した。そんなに安くないか。

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共用部分ライブラリー


 

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 大和ハウス工業の最高顧問(前代表取締役会長)・樋口武男氏が編著した書籍「積極精神に生きる―創業の人・石橋信夫の心とともに」(PHP研究所、価格:1,100円・税込み)が3月22日発刊された。

 同社創業者・石橋信夫の生誕100周年を今年9月に迎えるのを記念して、石橋が遺した50の言葉を厳選し、書籍化したものだ。

 創業者から薫陶を受けた樋口氏は本著で、「創業者精神が息づく言葉を、現代の表現にして取り上げ、私なりの理解と解釈を添えたが、私は著者ではなく、編著者としてこの本を書いた。この本の著者は、私であって私ではない。『創業の人・石橋信夫』と私の『同行二人』による成果物としたかったったからだ」とし、「『石橋信夫』という唯一無二の存在によって育まれた創業者精神は、当社グループの社員だけでなく、世の中でいま活躍されていて、これからの経営を担う多くのビジネスパーソンにも参考になると信じている。それだけの普遍性と不変性があると思うからである」と述べている。

 樋口氏は1938年、兵庫県生まれ。1961年、関西学院大学法学部卒業後、鉄鋼商社に勤務。1963年、同社入社。1984年に取締役、1991年に専務取締役、1993年、経営不振に陥っていたグループ会社の大和団地代表取締役社長に就任 し、再建を果たす。2001年、合併により大和ハウス工業代表取締役社長に就任。2004年、代表取締役会長兼CEO。2020年、最高顧問。著書に「熱湯経営―『大企業病』に勝つ」(文春新書)など多数。

◇      ◆     ◇

 記者は、小説はよく読む方だと思うが、ビジネス書とか自己啓発・箴言本などはほとんど読まない。

 しかし、この本は石橋を「経営の師とも、人生の師とも、父ともいえるような大きな存在」という樋口氏の経営哲学、人生観がストレートな言葉で語られている。実践の裏付けもある。よくあるその種の本とは異なると思う。

 なによりいいのが読みやすいということだ。小難しい観念論でもって読者を混乱させるこの種の本と一線を画す。50の言葉(テーマ)はどこから読んでも不都合は生じない構成になっている。それぞれのテーマは、1ページ分の見出しと、3~5ページの本文からなり、1ページは12行(通常の文庫本は17行前後)、1行は33字(同40字前後)と短く、1文当たり多くて5行、ほとんどが1~2行だ。年寄でもらくに読める。

 さらにうれしいのは、文庫本サイズで、ページ数も256ページと手ごろ、しかも、帯付き、ビニールカバー付きなので、ポケットに入れて持ち運べるということだ。

 しかし、文章が短くすらすらと読めるからといって読み捨てるような本でもない。それぞれの言葉には深い意味が込められてはいるからだ。

 例えば154ページ。「社会に出て、企業で働くようになったら、会社よりも仕事よりも、まずは自分を愛することを大切にしたい」と石橋、または樋口氏はいう。これは文字通り読めば、いわゆる自己中心、ナルシストに陥りかねないが、そうでないことは他の言葉をよめばすぐわかる。人を愛せない人は自己を愛することはできないし、自分自身が愛せる人に値するかどうか冷徹な目で自分を見つめることも必要だと石橋も樋口氏も他の項目で説く。若い人に薦めたい本だ。

 分かりやすいといえば、同社芳井敬一社長の今年の入社式訓示もそうだ。芳井氏は新入社員に対する希望と期待について「1つ目は、挨拶の徹底」「2つ目は、知識の蓄積」「3つ目は、感謝の気持ちを表すこと」「4つ目は、『リセットキー』を持つこと」と呼び掛けた-難しいことではあるが、これは社会人としての基本だ。


 

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4月1日写す

 記者の今春の最大の注目物件の一つ、東京建物・東栄住宅・京王電鉄・伊藤忠都市開発4社JVのZEH-M Oriented免震タワーマンション「ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス」の第1期170戸の登録申し込みが4月3日から始まった。物件ホームページによると総来場数が延1,200組を突破したようだ。

 物件は、京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩4分、多摩市関戸一丁目の第二種住居地域(建ぺい率90%、容積率452%)に位置する敷地面積約8,556㎡、33階建て全520戸。第1期(170戸)の専有面積は54.93~124.14㎡、価格は3,998万~12,598万円(最多価格帯5,000万円台)。登録受付は4月3日~4月12日。抽選日は4月12日。竣工予定は2022年9月中旬。設計・施工は三井住友建設。デザイン監修は光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所。

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 取材をしていないので何とも言えないが、坪単価はずいぶん安いという印象を受ける。価格帯からして坪300万円には届かないようだ。駅周辺には生活利便施設が整っており、京王線初の免震でZEH、散歩に最適の多摩川がすぐそば…などを考慮すると、この値段は安い。

 聖蹟桜ヶ丘駅も含め、どうも京王線は他の沿線と比べ〝割り負け〟していると思わざるを得ない。新宿から15分の調布駅圏でも坪300万円台の中盤から後半が相場だ。小田急線には圧倒的に負けるし、北千住にも勝てない。

 記者は、多摩センターの住民だが、かつて、聖蹟桜ヶ丘駅の一駅先の百草園に住んでいたとき、聖蹟桜ヶ丘駅前の「ザ・スクエア」の中古や戸建ての購入も検討したことがある。交通利便性より子育て環境を重視したので多摩センターのマンションを選んだ。当時、調布は中古でも坪500万円を突破していた。

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 爛漫の春だ。聖蹟桜ヶ丘ではないが、わが多摩センターの「春」を写真で紹介する。多摩市に住むとこんな風景が日常にある。

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「旧富澤家」として多摩中央公園で公開されている江戸時代の名主富澤家の居宅

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多摩グリーンライブセンター(右はボレロ)

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ヤマブキ(左)とシャガ

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竹林と公園トイレ

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カモと遊歩道

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わが家の専用庭

 

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