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 マンション管理業協会がマンション居住者や管理組合などによるマンションライフを豊かにする様々な工夫や活動を応援するマンションライフ総合支援キャンペーンの第2弾として「マンションいい話コンテスト2015」を実施する。

 マンションを舞台に、管理組合や居住者がマンションライフを豊かにするための様々な工夫や活動を通して、人と人とのつながりの中から生まれた「よろずエピソード」を広く集め、これを顕彰することで、管理やコミュニティの重要さについて普及啓発をするのが目的。

 募集期間は平成27年5月1日(金)から7月31日(金)まで。9月に入賞作品を発表し、12月10日(木)の表彰式でグランプリの発表を行う予定。

 詳細は、「マンションのWa」ホームページ内の「マンションいい話コンテスト2015」特設サイトhttp://mansion-wa.com/へ。

 

 住友不動産販売の仲介事業「ステップ」と三井不動産リアルティの「三井のリハウス」の取扱件数の差は約3,000件に縮小--住友不動産販売は5月12日、平成27年3月期決算を発表。仲介取扱件数は33,968件(前期比4.2%減)と過去最高だった前期には及ばなかったものの、リテール部門における消費税増税の反動減をホールセール部門の大型取引でカバーし、取扱高は1兆656億円(同7.9%増)と7期振りに1兆円の大台を突破、営業収益は543億円(同3.1%増)と6期連続の増収となり、過去最高を更新した。

 一方、「三井のリハウス」の平成27年3月期の取扱件数は37,156件(前期比12.7%減)で、取扱高は1兆2,731億円(同9.2%減)だった。

 この結果、「三井のリハウス」は大幅に件数を減らしたものの29年連続で取扱件数全国トップの座が確定した。13日行われた三井不動産グループ中期経営計画「イノベーション2017 ステージⅡ」(2015~2017年度)発表会で、菰田正信社長は三井のリハウスについても触れ、「仲介取扱は28年連続でトップ(2013年度末)。当社の既存の住宅、注文、賃貸などの顧客は合計で50万戸もある。ストック事業でも質・量とも圧倒的な優位性を保っていく」と話した。

 全国店舗数は「三井のリハウス」が275店に対して住友不販の「ステップ」は255店。1店舗当たりの取扱件数は「リハウス」が135件に対して「ステップ」は133件とほぼ互角-件数の差は店舗数の差だけとは思えないがどうなのか。住友不販は激しく追い上げているが、その差は大きいのか小さいのか。縮まるのか拡大するのか。

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「ウエリス銀座二丁目」

 NTT都市開発が6月中旬に分譲する「ウエリス銀座二丁目」を見学した。「銀座アドレス」で所有権分譲としては10年振りで、初の80㎡台があるマンション。問合せは北は北海道から南は沖縄まで2,500件に達している。建物は2015年2月に竣工済み。

 物件は、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅から徒歩6分、中央区銀座2丁目に位置する14階建て54戸(事業協力者住戸1戸含む)。専有面積は40.07~80.21㎡、価格は未定。施工はアイサワ工業。販売代理は三井不動産レジデンシャル。

 最大の特徴は「銀座二丁目」アドレスでは10年ぶりの所有権分譲だ。敷地は東南の角地で、建物の共用部分はフォワードスタイルがプロデュース。モデルルーム専有部分のインテリアは三井デザインテックの竹下英南氏が担当。逆梁純ラーメン構造を生かしたカウンターサッシを多用しているのも特徴の一つ。

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エントランスホールの天井

◇        ◆     ◇

 銀座のマンションと言えば、今から15年位前、三菱地所レジデンスが分譲した定期借地権付き「銀座タワー」(180戸)を思いだす。坪単価は250万円くらいだったはずで、圧倒的な人気を呼んだ。

 このほか、銀座では中堅デベロッパーによるコンパクトマンションが結構分譲されているが、大手デベロッパーでは「銀座タワー」以来ではないか。

 最大の特徴は、「銀座アドレス」ではあるがコンパクトではなく80㎡台も8戸あることだ。共用、専用部分の設備仕様レベルも高い。

 同社の億ションでは2年前分譲された「代官山」と「有栖川」を見学した際、グレードの高さにびっくりした。今回は億ションというわけではないが、風除室から2層吹き抜けのエントランスホールの演出がいい。ホールはシンメトリーデザインが施されており、壁には無垢材や高級材のシャム柿、大理石の光壁もさることながら、横幅にして2~3m、縦は天井まで細かな大理石のチップが張り巡らされたデザイン壁が圧巻。 

 専有部では、大日本印刷のアルテレリーフ(型押化粧版)が建具・ドアに採用されており、ナグリ仕上げに似た凹凸の表面が高級感をかもし出している。把手はレザー。キッチン天板は御影石で、同じ御影石を用いたバックカウンターも標準装備。

 これまで問い合わせは、北は北海道から南は沖縄まで2,500件を突破しているという。販売を担当する現地レジデンシャルサロン・池谷亮所長は「さすが銀座アドレス」と自信を見せていた。

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小さな大理石のチップを張りつめたデザイン壁

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 以下の※印の文章は、取材に同行させた新米の女性記者が書いたものだ。素人の目からして設備仕様、デザインなどがどのように映り、どのように表現するか興味があったので、好きなように書かせた。ほとんど手を加えていない。

 まずエントランスをくぐり、目に飛び込んできたのはバニラホワイトの大理石を薄くスライスして作ったという光りの壁だ。その非常に柔らかな明かりが心を癒す。

 上を見上げると、天井の梁と照明はシンメトリーになっており、見る者に安心感と調和を与える。

 また、側面のシャム柿の突板パネルの持つ模様が美しく、その重厚感とは対照的に背後から溢れる柔らかな間接照明の光もまた、美しい。

 そして、エレベーターホールへと続く通路の壁面は、手で一枚一枚埋め込まれたという天然大理石でできており、「エントランスが2層になっていることで、銀座の隠れ家的な雰囲気を演出しているんですよ」と池谷所長はいう。

 安全面でいえば、オートロックはもちろんのこと、エレベーターには住んでいる部屋の階以外には止まらない着床制限があり、室内には防犯センサー、火災報知設備があり、万全の対策が取られている。

 室内に入り、記者が一番気に入ったのはオープンキッチンからの動線に配慮された設計だ。どこで誰がいて何をしているのか一目瞭然であり、家事をしながら家族の会話を楽しむこともでき、寛ぎの空間を演出している。

 バス(1620=記者注)はサーモバスを採用。大人がゆったりと(つかり)疲れを癒すには最適な大きさ。水回りは天然御影石を採用。簡単な手入れで清潔感が持続する。

 建物全体から、銀座2丁目の南東角地に永住レジデンスとして住まう贅沢さを随所に感じた。

 そしてなによりも、供給数の少ない“銀座アドレス”という希少性の魅力的価値と上質な住み心地を感じたのであった。

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 「心を癒す」「見る者に安心感と調和を与える」「万全の対策」「永住レジデンスとして住まう贅沢さ」「寛ぎの空間」「上質な住み心地を感じた」-何だかパンフレットの引き写しのようにも感じるのだが、本人がそのように感じたのならそれはそれで第三者がとやかく言う問題ではない。マンションの宣伝やパンフレットにはこのような文言があふれかえっている。

 それより記者が驚いたのは、この女性記者が喜々としてあちこち写真を撮り、「素敵、素晴らしい」を連発し、池谷亮所長にあれやこれや質問を浴びせかけ、ピンク色のサインペンで字もピンクのメモを取ったことだ。

 記者は「素敵、素晴らしい」にはさすがに我慢がならず「年間100件も200件も見学する私が言うのはいいが、あなたはマンションなど見たことがないはず。軽率なことを言うもんじゃない」とたしなめた。

 

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シャム柿の壁

驚!問い合わせ4500件突破 野村不動産「プラウド日本橋三越前」(2015/2/27)

本物の億ションを見た NTT都市開発「ウエリス代官山猿楽町」(2013/9/20)

 

 

 

 

 

 

 

 三井不動産は5月11日、平成27年3月期決算を発表した。当期(平成26年4月1日~平成27年3月31日)は、連結売上高1兆5,290億円(前期比137億円、0.9%増収)、営業利益1,860億円(同135億円、7.8%増益)、経常利益1,633億円(同187億円、13.0%増益)、当期純利益1,001億円(同233億円、30.4%増益)。期末配当を3円増配し14円(年25円)とする予定。

 売上高、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも過去最高を更新。「賃貸事業」における商業施設事業が好調に推移したことに加え、「分譲事業」における個人向け住宅分譲の利益率の上昇、投資家向けの分譲が伸長した。 

 次期については、売上高1兆6,100億円、営業利益1,950億円、経常利益1,710億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,070億円を見込む。1株当たりの配当金は年28円に増配を予定。                              

 (岡田寛子)

 野村不動産の分譲戸建てがついに三井不動産レジデンシャルを捉え、今期は追い越す可能性が高まった。

 三井不動産が5月11日発表した平成27年3月期決算によると、三井不動産レジデンシャルの戸建て分譲は売上高485億円(前期比10億円減)で、戸数は899戸(同17戸減)、1戸当たり単価は5,406万円(同19百万円減)、完成在庫は100戸(同18戸増)となった。平成28年3月期は戸数800戸を見込んでいる。

 一方、先に決算発表を行なっていた野村不動産の戸建て住宅は計上戸数859戸(前期比141戸増)、完成在庫64戸(前期は5戸)で、戸数で三井不レジにあと40戸まで迫った。平成28年3月期は850戸を予定しており、目標通りだと三井不レジを抜くことになる。

 大手デベロッパーの戸建ては三井不レジがトップを独走していたが、ここ数年、野村不が急追。ついに並び、今期は抜き去る可能性が高まった。

 トップの座を明け渡すことになりそうなことについて三井不動産・富樫烈経理部長は「他社に抜かれるかもしれないが、そんなに意識しているわけではない」と余裕を見せた。ただ、野村不も年間1,000戸くらいをコンスタントに供給していく構えだが、それ以上は難しいとしており、当面は〝2強〟のつばぜり合いが展開されそうだ。

 三井不と野村不に大きく引き離されている住友不動産、三菱地所レジデンス、東急不動産なども供給を増やしている。

 三井ホームは5月7日、2015年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比2.3%増の2,529億円、経常利益は同6.6%減の42億円、純利益は同1.5%減の18億円。

 昨年4月の消費税増税の反動などにより一時的な落ち込みが続いたものの、政府の各種景気刺激策の効果に加え、株高の影響等もあり、年末にかけて穏やかな回復基調がみられたのが業績を下支えした。

 こうした環境の中、同社は独自技術による付加価値をもたせた「プレイアム・モノコック構法」の基本構造を2×6(ツーバイシックス)ウォール」とすることにより、より高い建物性能を訴求し、「オーダーメイドプライド。」をコミュニケーションワードにイメージアップを図ってきた。

 今後は、同社の強みであるオーダーメイドの家づくりによるデザイン性を訴求するともに、営業力と施工能力の最大化、効率化を図っていく。

 2016年3月の連結業績予想は、売上高は0.4%増の2,520億円、経常利益は同12.5%減の37億円、純利益は8.2%減の17億円を見込んでいる。

◇     ◆     ◇

 市川俊英社長が決算説明会の席上で大規模木造施設について「フォローウインド」と形容したように、木造による施設受注は間違いなく増える。

 記者はその風に乗るだけではなく、さらに「木」の勢いを加速させるために建売住宅の請負を増やすべきだと思っている。現在の数字はあまりにも小さすぎる。売り上げの1%もない。少ないからこそ伸びる可能性も秘めている。

 このことと関連することだが、昨年、流山おおたかの森でハウスメーカー各社が共演した建売住宅団地を見学したが、真っ先に売れたのは同社と住友林業だった。

 この例がよく示している。「木」が他の鉄やコンクリートよりいいのは言うまでもない。最大手の積水ハウスだって鉄は伸び悩むどころかここ数年は減少しており、木の「シャーウッド」がほぼ一貫して伸ばしている。積水ハウスのよさは「5本の樹計画」にもあるのだが、記者はそのうち鉄に並ぶのではないかとさえ思っている。

 その点で、三井ホームも引けを取らない。デザイン力が抜群だからだ。展示場での顧客を獲得するのも結構だが、一番わかりやすいのは実際に分譲されている住宅を見てもらうことだ。展示場よりよほど効率がいいのではないか。

 これまで三井不動産や野村不動産に大きく後れを取ってきた東急不動産や三菱地所、住友不動産などはそれぞれ子会社の施工による建売住宅の供給を増やしている。

 三井ホームは三井不動産に売り込みを強化すべきだし、施工部門を持たない野村不動産に攻勢をかけたらどうか。多少価格は高くても評価されると確信している。依拠すべきは一般のユーザーだ。アッパーミドル・富裕層向けでは互角以上に戦えるはずだ。

 

 

 

 

 豊島区新庁舎が本格稼働した5月7日、マンション管理推進条例の取材のために訪れた。完成してから2度目の訪問だった。条例の記事を書く前に横道わき道回り道。

 新庁舎が立派なビルであるのは完成時も書いた。環境に配慮し、ユニバーサルデザインにも工夫を凝らしている。オフィス全体もゆったりしていていい。しかし、どうしても納得できないことが2つある。

 ひとつは職員食堂がないことだ。新庁舎の2階には飲食店が和食の「季の庭」と中華の「梅蘭」(現在は工事中)が入居するが、あとはコンビニのみ。庁舎外の近くには飲食店は少なくとも徒歩数分圏内には記者が歩いた限りほとんどない。

 区によると、職員が食堂を利用するのは限られた時間で効率的でなく、近隣の飲食店にも配慮して設けなかったという。旧庁舎時代でも職員食堂はなく、23区では唯一職員食堂がなかったそうだ。

 しかし、職員食堂がないというのはいかがなものか。もちろんコンビニで弁当を買おうが、飲食店を利用しようが、自宅から弁当を持参しようが職員の勝手だし、オフィスワーカーの昼食がどのようなものか記者は知らないが、豊島区新庁舎には約1,300人が働き、一般の人も利用する。職員も一般の人も安い料金で利用できる食堂くらい設置していいのではないかと思った。職員食堂はコミュニケーションの場でもある。

 他の庁舎はどうか。農水省はごはんがおいしい。国交省もまずまず。国会図書館は全然改善されていない。港区はもちろん一般の人も利用できる職員食堂があり、庁舎外の提携している飲食店を職員が利用した場合、割引料金になるそうだ。豊島区は職員が庁舎内の飲食店を利用しても一切割引はない。

 丁度昼時だったので、庁舎から徒歩数分のタバコが店の外で吸える小さなラーメン屋さんでラーメンを食べ、店の人に聞いた。「お客さんが増えると期待していたが、1割くらい増えたのみ」と話した。職員はいったい昼食をどうするのだろうと気になった。多目的スペースが1階にあるはずだが、全然気が付かなかった。

 もう一つは喫煙室が全くないことだ。これについては多く触れないが、都庁はタバコが吸える食堂もあるし、喫煙室も随所に設けられている。最近のオフィスビルは喫煙室を設置するのが常識だ。2階のコンビニには喫煙室があるそうだが、まさかタバコを吸うためにコンビニを利用するわけにはいかない。何か買うことになる。

 職員食堂も喫煙室もない豊島区新庁舎で働く職員の仕事の能率が下がるのではないかと心配になってきた。労働環境としてはいかがなものか。「自然環境」も大事だが、そこで働く「人」の環境も重視すべきだ。隈研吾氏はこのことを知っているのだろうか。「盲導犬」のトイレは設置されていた。

屋上に里山とせせらぎ、格子デザインも美しい豊島区新庁舎が完成(2015/3/26)

 

 

 

 

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「ヴェレーナ国立大学通り」完成予想図

 4月1日付で日本綜合地所から大和地所レジデンスに社名変更になった同社の「ヴェレーナ国立大学通り」の現地を見学した。立地条件は間違いなくいい。4月半ばから販売開始しており、売れ行きも好調のようだ。

 物件は、JR国立駅から徒歩16分、国立市東四丁目の第一種低層住居専用地域に立地する三階建て全14戸。専有面積は55.22~104.24㎡、現在分譲中の1期3次(3戸)の価格は4,840万~7,840万円(61.24~98.30㎡)、坪単価は260万円前後。竣工予定は2016年1月下旬。施工は中野建設。

 現地はイチョウ並木が美しい大学通りに面しており、国立高校に隣接。対面は国立マンション裁判で〝全国区〟になった明和地所の「クリオㇾミントンヴィレッジ国立」が建っている。間違いなく一等地だ。

 4月半ばから販売が開始されており、これまで6戸が販売・申込済み。プランやカラーだけでなく、設備仕様も選べる「プラスオーダーシステム」を採用している。キッチン天板は天然御影石、床暖房、食洗機も標準装備。モデルルームは開設していないが、駅前にマンションギャラリーを設けている。

 

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「HOMETOWN MEETING vol.2」

 三菱地所レジデンスは5月3日、現在分譲中の「ザ・パークハウス西新宿タワー60」のエリアコミュニティイベント「西新宿CLASS in the forest」の第二弾「HOMETOWN MEETING vol.2」を開催。参加者はマンション契約者・申込者を含む40名を超えた。

 荒昌史・HITOTOWA INC.代表がファシリテーターとなり、このマンションの開発担当の同社街開発事業部・柴田純氏や、パネリストのNPOえがおつなげて代表・曽根原久司 氏、NPO生態教育センター・奇二(きじ)正彦氏、Community Crossing Japan研修ディレクター・吉高美帆氏、フォーシーカンパニー取締役・鎌田菜穂子氏が「新宿をホームタウンにしよう」と語り合った。

 参加者の一人で旅行会社を経営する50代の夫婦は、「とても良かった。緑を豊かにするのはいいことだし、防犯・防災をどうすればいいか、田舎もいい。山梨はよく行く。娘と婿もこのマンションを買った。二世帯(隣居)だよ。資金援助? 別々。婿さんは医者」と話した。

 イベントは、防犯・防災、子育て、コミュニティ、サークル、管理などについて「きっかけがあれば参加したい」という意向があることに着目し、6名・団体がナビゲーターとなって、よりよいマンションライフ、地域とのつながりをサポートする目的で設けられたもの。2020年まで合計60回開催する予定だ。

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〝新宿モリモリ〟の掛け声をかける左から曽根原、奇二、吉高、鎌田、荒の各氏(身長の差だけではありません。足腰の鍛え方が違うんです)

◇     ◆   ◇

 曽根原氏と奇二氏の話に会場が沸いた。二人に共通するのは強靭な実践力だ。だから人を感動させるのだと思う。座学では想像もつかない強い言葉がぽんぽんと飛び出した。

 まず曽根原氏。〝ウッドマンションにしよう〟〝しいたけマンションがいい〟などと、マンションに森をつくり、しいたけを植えようと提案した。〝開墾モリモリ〟なる景気づけの掛け声を〝新宿モリモリ〟に置き換えてパネリストを引き込んだ。

 一昨年発売された「里山資本主義」(藻谷浩介著)が爆発的な売れ行きを見せた。都市と里山(山林)を対立軸として捉えるのではなく、それぞれの課題・問題を補完しあう関係として捉え、持続可能なバックアップシステムを描いてみせたのがヒットした大きな要因だ。

 曽根原氏はその「里山資本主義」の先駆者だ。もう10数年も前に山梨県北杜市に移り住み、高齢化率62%、耕作放棄地44%という壮絶な限界集落を都市とつなぎ見事に再生して見せた。

 三菱地所グループが展開する「空と土プロジェクト」と連携した活動も行なっている。記者は3年前、三菱地所ホームの稲刈りツアーに同行取材したのだが、携帯もつながらない山ヒルがうようよいそうな寒村で活動している曽根原氏らを目の当たりにして感動したものだ。

 今月末には純米酒「丸の内」の種米の田植えツアーを行なうが、定員40名に対して応募は10倍もあったという。

 奇二氏も同様だ。今回のプロジェクトに際し、新宿界隈の自然と生き物を8回にわたって観察したのだが、その活動を奇二氏は「歩き倒す」という言葉で形容した。記者は「歩き」に続く言葉は「回る」「ながら」「疲れ」「タバコ」くらい、「倒す」の前には「張り」「突き」くらいしか浮かばない。どうして「歩く」と「倒す」がつながるのか。これが強さなのだと納得するしかなかった。記者も虫の視線と鳥の視線を心がけているが、奇二氏にはかなわない。名前の通り奇人、奇才と言ったら失礼か。

 西新宿を「歩き倒した」結果、23種もの野鳥や様々な虫などを見つけたという。「足元の自然に価値がある」と奇二氏は強調した。

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 いい取り組みだ。初回も取材したが、建物が完成するのは2017年だが、その後も2020年まで60回も開催するという。イベントは主催者からの一方通行ではなく、「主役は住民」という趣旨から居住者の提案などにも応えていくのがいい。

 どこのデベロッパーもコミュニティの取り組みを強化しているが、ここまで徹底しているものはほかにない。物件名のサブに〝ザ・パークハウス ウッドマンション〟あるいは〝ザ・パークハウス しいたけマンション〟を追加して欲しいくらいだ。

 イベント全てに参加した人には、マンション1戸を抽選でプレゼントはできないだろうが、せめて皆勤賞として「博士号」の称号くらい与えてもいいのでは。

◇   ◆   ◇

 マンションギャラリーがある「新宿フロントタワー」に面している青梅街道の緑地帯にたくさん咲いていた「ハルジオン」か「ヒメジョオン」を摘み取り、奇二氏らにどちらか聞いてみた。

 ハルジオンであることが分かったのだが、茎が中空で葉っぱが抱き込むようになっているのが特徴だという。この雑草の区別は小さい頃に教わっているはずだが、いまはまったく分からない。これからは間違えることはない。草の名前を覚えるのは楽しいものだ。

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青梅街道に咲き乱れる「ハルジオン」

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同じ青梅街道に咲くこの花の名前は? 「シラン(知らん)」

三菱地所レジデンス「西新宿タワー60」第1回コミュニティ支援イベント公開(2015/1/12)

三菱地所グループ「空と土プロジェクト」体験ツアーに同行取材(2012/10/19)

 旭化成リフォームは4月30日、2階建ての1階部分を全改装したリフォーム商品「家事郎(イエジロー)の一日」を5月1日発売すると発表。

 「家事郎(イエジロー)の一日」は、定年退職期を迎える世代の夫が今以上に簡単・便利・快適に家事に参加できるアイテムをパッケージ化。

 具体的には、旭化成ホームズが過去に供給した戸建住宅「へーベルハウス」の2階はそのまま、1階の間取りを全面リフォームすることで「快適ワンフロア生活」を提案。キッチン、浴室、洗面、トイレなど基本設備を含む1階の基本改装工事を行い、調理・収納・洗濯・掃除・DIY・庭仕事をサポートするアイテムを用意する。

 現在ある「へーベルハウス」24万棟のうち、60代以上が居住する戸建ての数は10万棟。この10万棟を対象に、1年間で200棟ずつ販売する目標、980万円で発売する。今後は「へーベルハウス」の戸建て住宅だけでなく、旭化成不動産レジデンスのマンションや二世帯住宅にも本商品の販売を展開する予定。シニアのリフォームマーケット拡大を狙う。

(岡田寛子)

 

 

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