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「デュオセーヌ横濱二俣川」 

フージャースコーポレーションは316日、シニア向け所有権付きマンション「デュオセーヌ横濱二俣川」の関係者・報道陣向け竣工見学会を行った。準工地域だが緑環境に恵まれており、敷地内に豊富な緑を配した外構、二層吹抜けのラウンジとレストラン、中庭、大浴場など同社のこれまでの〝デュオセーヌ〟でもトップクラス。竣工時点で7割が成約するなど順調な進捗を見せている。入居条件が40歳以上であることから、成約者は70代の夫婦が多いというのも特徴だ。

物件は、相鉄本線鶴ヶ峰駅から徒歩22分(二俣川駅まで110便専用シャトルバス運行)、横浜市旭区今宿南町の準工業地域に位置する敷地面積約7,837㎡、7階建て全住戸213戸。第23次(30戸)の専有面積は50.3565.45㎡、販売価格は3,498万~6,398万円(最多価格帯3,900万円台)、坪単価は290万円。入居条件は満40歳以上、自身で身の回りのことができ、共同生活が可能な人。竣工は20262月。売主は同社のほか相鉄不動産。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。

現地の用途地域は準工業地域だが、嫌悪施設はほとんどなく、道路を挟んだ敷地は帷子川、北側は帷子川緑道。建物は3棟構成で、南向き中心に東向きと西向き。内廊下方式を採用。主な基本性能・設備仕様は、内廊下方式、直床、リビング天井高2400ミリ、玄関ベンチ、メーターモジュール廊下など。共用施設は二層ラウンジ、二層レストラン、大浴場、マッサージラウンジ、多目的室、麻雀室、カラオケルーム、ビリヤードラウンジなど。他に介護事務所。

202412月から販売を開始し、これまで約7割が成約済み。同社は「購入者の前住居エリアは横浜市内からが60%、川崎市・平塚市・横須賀市を筆頭に県内広域からが25%、都内を含む県外からが15%と幅広く、年齢層も50代~90代を中心に、お一人暮らしやお二人暮らし、親子でのご入居など幅広い方々にお選びいただいています」としている。70代の夫婦が多く、孫と住む棟内近居世帯もあるという。

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ラウンジ

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レストラン

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現地

        ◆     ◇

 同社の〝デュオセーヌ〟はこれまで10件くらい見学してきたが、今回の物件は間違いなくベスト5に入る。この単価で、これほど充実したファミリーマンションなどどこにもない。坪単価は超割安だ。記者は坪単価330万円とよんだ。間違っていないはずだ。

 年齢制限を40歳以上としたのも大正解。孫と棟内近居世帯もいるということが、年齢制限を引き下げたことが正解だったことを物語っている(かつてバブルの時、東急不動産が「磯子」で同居・隣居・近居タイプのマンションを分譲したことがある)。

 記者はむしろ年齢制限を取り払ってもいいと思う。管理費やその他の様々なサービス料金などは、利用するごとに課金するようにすればスムーズに運営できるのではないか。

        ◆     ◇

 同社の〝顔〟だと思っている広報担当の管理本部ブランド・組織開発不動産部長代理・友野珠江氏から「わたしより上」という女性を紹介された。神谷友子氏だ。入社22年目で、最初の10年間はファミリーマンションを、その後は〝デュオセーヌ〟の営業一筋。桁違いの営業成績を残していることから社員がみんな〝伝説の神〟と呼ぶそうだ。

 いつも明るく笑顔で対応し、様々な不安を抱えている購入検討者の人生相談にも応じていることから、歩留まり率がとても高いという。

 その神谷氏としばし歓談した。すぐ打ち解けることができた。真骨頂は謙虚さだと思う。みんなから〝神〟とあがめられても、本人は「成績? 覚えていない」とあっけらかん。驕りのかけらすらない。

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神谷氏

        ◆     ◇

 取材を終えてから約1時間かけて、帷子川緑道(全長は約1.1キロ)を少し歩き、帷子川沿いに鶴ヶ峰駅まで歩いた。桜はまだで爛漫の春とはいいがたいが、至るところに中低木や雑草が花を咲かせていた。時間がゆっくりと流れた。写真に収めたので紹介する。

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帷子川から現地を望む

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ボケ

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カワヅザクラ

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モクレン

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菜の花

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ヒメオドリコソウ

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摘んだハナニラなどを拾った紙コップに入れてカフェで一服(そのまま家に持ち帰った) 

新卒女性〝めっちゃ住みたい〟フージャースコーポ シニア向け「千葉蘇我」完成(2026/2/21

垂涎の的巨人2軍戦がタダで観戦可フージャースコーポ「東京ジャイアンツ」(2025/10/16)

フージャースシニア向け分譲 10年間で15棟約2800戸「さいたまサウス」見学会(2025/3/15)

. ファミリーとシニア向け一体開発フージャース「蘇我」「オハナ」と合わせ500戸超(2024/6/21)

他に比肩するものなし三井不レジシニア向け「パークウェルステイト西麻布」開業へ(2024/7/30)

ファミリーとシニア向け一体開発フージャース「蘇我」(2024/6/21)

フージャースHD シニア向け「デュオセーヌ豊田」竣工半分強が契約済み(2019/8/7)

フージャースシニア向け「ちはら台駅前」入居前に6割が契約・申し込み済み(2018/1/22)

高級住宅街の一角にシニア向けフージャース他「デュオセーヌ緑山」(2016/10/11)

根づくかシニア向け分譲マンション年間500戸の市場へ(2015/1/26)

 

 

 

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「OMO7横浜by 星野リゾート」

 星野リゾートは4月21日、同社が全国で展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル『OMO(おも)』の18施設目となる「OMO7横浜by 星野リゾート」を開業する。JR関内駅前の旧横浜市庁舎跡地を活用した大規模プロジェクト「BASEGATE横浜関内」に位置し、建築家・村野藤吾が設計した旧横浜市庁舎行政棟の歴史的価値を継承するもので、コンセプトは「気分上々、ハマイズム」。村野のデザインをそのまま継承したり意匠を再構築したりして「歴史継承・新旧融合」のレガシーホテルにしている。

 旧横浜市庁舎は、横浜開港100周年記念事業として1959年に村野藤吾の設計により竣工。市民に親しまれた旧市庁舎の景観を継承するため、行政棟を原位置に残し、観光の賑わいの拠点となるようレガシーホテルとして活用するもの。

 パブリックスペース「OMOベース」には、1階と2階を繋ぐシンボリックな大階段には、旧横浜市庁舎の象徴であった旧市民広間 大階段のデザインを継承し再構築。村野のデザインを象徴する、滑らかな曲線を描く手すりの一部も再活用し、2階の窓際の椅子には旧市会棟本会議場の議員席を再利用している。

 また、横浜で生まれた文化や歴史背景を知ることができる「ハマイズムコレクション」をOMOベースに展示。村野がデザインしたフロア階数の数字デザインを継承・発展させ、「エレベーター内階数ボタン」「各階階数サイン」「客室番号サイン」に再デザインしている。

 客室は全276室、広さ20㎡から73㎡の全9タイプを用意。客室のテーマカラーである赤・青・緑は、それぞれ旧横浜市庁舎内で使用されていた色を落とし込んだもの。最大4名定員の「かたりばルーム」も用意。

 愛犬との宿泊も可能で、客室タイプには「ドッグフレンドリーダブルルーム」「ドッグフレンドリーデラックスルーム」「ドッグフレンドリースイート」の全3タイプを用意。屋外ドッグランと屋内ドッグラウンジも備えている。

 「食」では、「OMOダイニング」の朝食ビュッフェ「Yokohama Morning Specialties」を提供。夜は、横浜らしいナポリタンやドリアの他、オマール海老の麻婆ポットパイや、スパイシーなラムを包んだ赤の餃子など中華メニューも用意。街歩きの前後に「ちょい飲み・ちょい食べ」が楽しめるラインナップとなっている。

 このほか、「ご近所マップ」「横浜レガシーウェーク」「野毛ホッピングセレクション」「気分上々、ハマナイト」等様々な展示や企画を用意し、宿泊者の多様なニーズに応える仕掛けを施している。

 施設は、JR根岸線関内駅から徒歩1分、横浜市中区港町1丁目に位置する客室数276室。客室料金:1泊1室36,000円~(2名利用時、食事別、税込)。事業者は竹中工務店、東急、京浜急行電鉄。設計:当初設計…村野、森建築事務所、改修基本設計・実施設計…竹中工務店。ホテルFOH部 インテリア基本設計・インテリアデザイン監修は成瀬・猪熊建築設計事務所、ホテルFOH部 造作家具実施設計はアイリスオーヤマ・I.P.Mプロジェクトマネジメント合同会社。ホテルサインデザインはUMA / design farm、数字フォントデザインは村野、森建築事務所・MURANO design、FFE設計・監理は成瀬・猪熊建築設計事務所。当初施工は免震改修工事:戸田組(現・戸田建設)、改修施工は竹中工務店。

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左からSTELLAR SCIENCE FOUNDATION 代表理事・武部貴則氏、三井不動産代表取締役社長・植田俊氏、ディー・エヌ・エー 代表取締役会長・南場智子氏、星野リゾート 代表・星野佳路氏

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大階段室

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エレベーターホール

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屋上

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ドッグラン

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1階

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手摺り

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2階窓際の椅子

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木製サッシ

◇        ◆     ◇

 見学取材の時間を間違えたため、星野佳路代表のあいさつは聞けなかったのだが、同社広報から発言要旨を箇条書きの形で送っていただいた。そのまま紹介する。

・OMOというブランドは観光客がターゲット
・日本全国には多数の観光地があるが、数字的に観光客を一番集めているのは都市
・都市こそ観光の拠点
・都市にこそ観光客に楽しく滞在していただけるホテルがあるべきと考える
・関内を含めた横浜エリアをリゾートととらえて、今までビジネスホテルに宿泊していた方へ、都市観光でも「楽しむための」ホテルがあることを知っていただきたい
・モダニズム建築の巨匠が設計した建築を残すことはとても大事。そのため、この旧市庁舎をホテルにコンバージョンできる、という本プロジェクトはやりがいがある
・歴史的建造物を残すことはとても大切であると考える
・観光について:東京というブラックホールのような街が近くにある横浜は日帰りの方が多い。どうしたら泊まっていただけるサービスができるか、を考えていくことが重要と考える→横浜スタジアムにいらした236万人の方が全員宿泊をしてくれたら問題は解決する
・横浜のホテルに泊まっていただくためのサービスを引き続き考えていく→朝早いサービスは泊まっていただける理由になるかもしれない

以上

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星野氏

 記者は「横浜スタジアムにいらした236万人の方が全員宿泊をしてくれたら問題は解決する」がとてもいいと思う。約236万人がよこはまのホテルに宿泊すると仮定した場合、1日当たりの宿泊客は約3.3万人だ。野球観戦者がホテルに宿泊する確率はどれくらいあるだろうか。

 記者には苦い思い出がある。仕事仲間数人と一緒に西武球場に行ったバブルの頃だ。序盤から西武打線が好調だったので勝利を確信し、仲間に〝西武が1点取るごとにビール1杯をおごる〟と声を掛けたのがいけなかった。確か8点くらい奪ったのだが、終盤に追いつかれたのまでは覚えていたのだが、〝お客さん、終電ですよ〟という声に目を覚ました。仲間はもちろん誰一人周囲にいなかった。つまり、西武多摩湖線を行ったり来たりしていたらしい。家に帰るお金がもったいなくて、ホテルも夜中では泊めてくれそうもないので、タクシーに乗り所沢市のラブホテルに泊まったことがある。

 旧横浜市庁舎には若いころよく取材で訪れた。当時のままの素材がたくさん利用されており、とても懐かしく思った。さすがだと思ったのは客室は二重サッシになっており、客室側は木製サッシが採用されていたことだ。

 残念だったのは、共用部分の観葉植物はみんなフェイクで、ドッグランの芝も人工芝だったことだ。

大ヒットするか DeNA 「BASEGATE 横浜関内」にライブビーイング&没入体験施設

 

 

 

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「THE LIVE Supported by大和地所」

 三井不動産を代表企業とするコンソーシアム8社は3月12日、横浜市役所跡地の大規模複合施設「BASEGATE 横浜関内 内覧会・記者発表会」を開催。記者は、このうちディー・エヌ・エー(DeNA)が主催したライブビューイングアリーナ「THE LIVE Supported by大和地所」と没入型体験施設「ワンダリア横浜Supported by Umios」、既存施設をリノヘーションしたホテル「OMO7横浜by星野リゾート」を見学取材した。ホテルはともかく「THE LIVE」「ワンダリア横浜」は初めて経験するものなので、ただただ驚くばかりだった。取材の帰りの電車の中で高校生と思われる女性二人が〝マジ〟〝ヤバイ〟を連発していたので、それに倣って〝マジ〟〝ヤバイ〟施設というのが率直な感想だ。

 DeNAの記者発表会の冒頭、同社代表取締役会長・南場智子氏は次のように語った。

 「私は今日、特別な気持ちでここに立たせていただいております。今年は、横浜のシビックプライドである球団を取得してから15年目、横浜スタジアムの株式を取得してから10年目の節目の年になります。球団取得が第一幕、球場取得が第二幕とすれば、今日は、我々としては初めて街づくりに参加するという意味で第三幕の始まりとなります。

 1978年に完成した横浜スタジアムは、市民有志の方々が発案し、市民の方々が出資し、市に寄贈するという当時としては画期的な公営民設の取り組みでした。大変な道のりだったわけですが、自分たちの手で横浜を盛り上げるんだという強い思いと決意が、行政を動かしました。

 その運営を任せていただいてから10年、安心・安全の環境で観戦していただき、楽しんでいただくだけでなく、試合のない290日をどうするのか、どう盛り上げていくのか、建物を作り上げてきた皆様の思い、苦しみ、感動をどう具現化するかを考えて運営してまいりました。そして今回、新たなプロジェクト『BASEGATE横浜関内』に参加させていただき、2つの施設を完成させました。

 『THE LIVE』に関しては、私も海外のスタジアムやアリーナ、チームを見てまいりました。その中から、スタジアムの横でやるということ、関内でやるということを考え、胸を膨らませて作ったものです。ライブ会場としてはおそらく世界最高のものができたのではないかと思います。これだけの大きさのビジョン、関内への街への溶け込み、素晴らしいものができたと思います。

 没入型体験施設『ワンダリア横浜』は、お子さんに笑顔を届けようと作ってまいりましたが、カップルの皆さんも、いろんな世代の方も楽しんでいただけるものです。

 わたしたちIT企業は、プロダクトを作って世の中に出した、その瞬間が始まりなんです。そこからお客さまからフィードバックをお受けしてどんどん進化させていただくのが我々の強みになります。今日、皆さんから、そしてお客さまからフィードバックさせていただき進化させていく、そのスピード感も見ていただきたいと思います。

 本日、本当に球団運営、スタジアム運営から街づくりへの第一歩を踏み出した記念の日を皆様とともに迎えられること感謝申し上げます」

 続いて登壇した同社ディー・エヌ・エー スポーツ・スマートシティ事業本部 本部長・對馬誠英氏は、「ホームゲームでは試合前、試合中、試合後も様々な企画を準備しており、大変なにぎわいになるはずです。ビジターの試合も全試合放映することが決まっており、このほかサッカーやバスケットなどのスポーツはもちろん365日楽しんでいただける仕掛けを準備しています。デベロッパーの街づくりは、集客力のあるテナントを誘致して収益を上げるのが基本でしょうが、我々はコンテンツをアップさせ、場所と掛け合わせることで足し算ではなく掛け算で収益増を図るのをポイントにおいています。目指すのはDelightfull Cityです」と語った。

 また、横浜DeNAベイスターズ取締役副社長・林裕幸氏は、「球団設立から15年目を迎える今シーズンのコーポレートビジョンは『〝The 〟STAR』-唯一無二の存在になるべく新たな挑戦として今回の施設をオープンする。3つのフロアで見て、食べて、グッズで楽しい価値を提供する。その熱量、歓声が地域に広がる空間を演出する。常にアップデートさせていく」と話した。

 「THE LIVE Supported by大和地所」は、「毎日が〝LIVE〟で満たされる、訪れた人々が心をひとつにする街の新しい居場所」をコンセプトに、横浜スタジアムでのプロ野球試合(年間71試合)のほか、ビジター試合(同)やその他のスポーツ、ライブエンターテイメント、飲食が楽しめる日本最大級のライブビューイングアリーナ。店舗面積は約2,800㎡。

 1階の「LIVE FOOD HALL」は、日本最大級のライブビューイングアリーナで、入場無料。幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと9つの飲食店舗から構成。客席数はビジョンを直接鑑賞可能な246席と、FOODHALL内の座席の80席。「CENTRAL BAR」では球団オリジナルのクラフトビール「BAYSTARS SESSION IPA」が提供される。球団オフィシャルパフォーマンスチームdianaのOG4名が、MCとして毎試合2名ずつ登場する。ビジターゲームも放映するほか、バスケットボールやサッカー、音楽ライブなどのコンテンツも放映し、年間を通じて横浜の街の賑わいを生み出す。

 2階の「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」は、約2,000アイテムの球団オフィシャルグッズを販売。

 3階の「FOOD TERRACE」は、テラス付きのレストランで、バーベキューコーナー(最大利用人数56名)の利用料金は大人2,000円(平日)、小学生1,000円(同)。

 全ての飲食店舗では、モバイルオーダーシステムを導入する。

 「ワンダリア 横浜 Supported by Umios」は、DeNAが手掛ける没入型体験施設で、施設面積は約4,200㎡。営業時間は月曜日から木曜日が10:00~19:00、金曜日から日曜日/大型連休等が10:00~21:00。チケット料金は大人(18歳以上):2,900円~、中学生・高校生:2,200円、幼児(4歳以上):1,000円。3歳以下:無料。

 没入空間は「高原」「深海」「原生林」「洞窟」「湖と大空」「都市」の6つのゾーンで構成し、日常では体験できないような生き物や自然との出会いを楽しむことができる。また、施設公式「ワンダリアアプリ」を使うことで、映像に登場する生き物の情報を入手することもできる。ワンダリアカフェも併設されている。

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南場氏(左)と對馬氏

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「LIVE FOOD HALL」

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「LIVE FOOD HALL」

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「CENTRAL BAR」

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このクラフトビールが最高においしい

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「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」

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「FOOD TERRACE」

◇        ◆     ◇

 プロ野球に興味のない方も多いだろうから少し説明する。横浜DeNAで特筆できるのは観客動員数だ。2025年は全71試合満席の約236万人(1試合平均約3.3万人)。12球団トップ阪神の約296万人、2位・読売の約282万人、3位・ソフトバンクの約272万人、4位・中日の約252万人に次ぎ5番目だ。これは収容人員によるもので、DeNAファンからは〝チケットが取れない〟などと贅沢な不満も聞かれる。わが西武は約173万人で、最小の東北楽天の約171万人に次ぐブービー。

 DeNAの成績はどうかというと、12球団最低で通産勝率は.451。勝率トップは巨人の.579、わが西武はソフトバンクに続いて3位で勝率は.525。それまでは、球団名が大洋だった1960年、三原脩が監督に就任し優勝たのが最初で、1998年に権藤博監督のもとで優勝し、日本シリーズを制した。

 ただ、DeNAが球団を取得してからの14年間を見ると、最初の4年間は5~6位に低迷していたが、その後の10年間はBクラスになったのは3度だけで、この4年間は連続してAクラス入りしている。一昨年の2024年はセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを制し、日本シリーズでも福岡ソフトバンクホークスを下して1998年以来26年ぶり3度目の日本一に輝いている。

 これらからすると、プロ野球球団の事業収益は、立地条件に恵まれていることは必須要件だろうが、観客動員数と成績の相関関係はあるようでないともいえる。一昨年亡くなった元巨人軍オーナーの渡邉恒雄氏は「野球は興行」として観客動員数を増やしてきたのは、ある意味で正解かもしれない。東京ドームシティの年間来街者は約4,000万人だ。DeNAがこのところ全試合満席なのもその運営手腕が奏功しているのかもしれない。観客動員数は球団取得前は約110万人だったのが、その後は、コロナ禍の3問間を除けば増え続けている。南場氏の人気も高いようだ。

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没入空間

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没入空間

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没入空間

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 施設について。どうしてもわが西武や巨人と比較してしまう。球場そのものは屋根付きの西武が勝るが、立地条件と顧客満足度の視点からすれば、西武の完敗を認めざるを得ない。記者はゲームやエンターテイメントには全く興味がなく、DeNAの売上高は他のプロ野球球団を所有する企業とは大きな差があるので甘く見ていたようだ。大型LEDビジョンや2,000種ものグッズ、眼がくらむような没入空間の演出などを目の当たりにして、この種の事業は無限の可能性を秘めていると考えを改めるに至った。

 外野席で応援するより、この施設で応援したほうが安上がりで、飲食に回せる。喫煙ルームも完備している。映像・音響も素晴らしい。大ヒットする予感がする。

 ただ一つ、課題もある。登壇者の話を座席で聞いていたのだが、外からの〝浜風〟(冷気)がストレートに入ってきた。震え上がるほどの寒さだった。「LIVE FOOD HALL」エントランスの風除機能は働いていないと感じた。これでは、夏場の熱波も防げないのではないか。

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時とともに成長する「うめきた公園」美しい「JAM BASE」先行街びらき(2024/9/4)

記者動員力は西武が完敗東京ドーム&三井不オープン戦前のプレス内覧会に98人(2022/3/11)

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開幕前に西武〝日本一〟素晴らしいボールパーク化工事完了人材流失に終止符更新(2021/3/9)

 

 


 

 

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「ギャラリー一平左衛門」エントランス

 ポラスグルーブの分譲戸建て「ミライネス流山サード」の取材の帰り。他の記者の方はみんな、同社が用意した車で駅まで送ってもらった。〝右向け左〟のへそ曲がりの記者は、利根運河を見ないと取材したことにならないと判断し、運河に沿って整備されている遊歩道を歩くことにした。ものすごく寒かったが、運河の土手には春を告げるスイセンや、千葉県花の菜の花がたくさん自生していた。桜並木は160本あるそうで、散歩している人に聞いたら「とても楽しいですよ」ということだった。

 運河駅まであと数分のところにカフェ「ギャラリー一平左衛門」があった。かなり古い屋敷だとすぐ分かった。見事な竹林と、庭石に大谷石や古色蒼然としたレンガが敷かれており、年代物の巨木もたくさん植えられていた。

 次の取材まで時間があったので、一服してビールでも飲もうと入った。内装も全て本物の木が使用されていた。店の人は「窓の外の木は樹齢200年の梅の木。関ヶ原の戦いで敗れ、ここまで逃げてきた落人の末裔が建てた蔵もありますので是非見てください」と話した。

 「蔵」といえば、そのままタイトルになっている宮尾登美子「蔵」もあり、ポラスが保存した越谷駅近くの「蔵」を見学取材したことがあるが、ここの「蔵」も素晴らしい。この蔵と庭、竹林などを見て回り、帰ろうと思ったら、店の人から「オーナーがもうすぐ戻りますので、少し待たれたらいかがですか」と声を掛けられた。しばらくしてオーナーの山田恵美子さんが現れた。年齢はもうすぐ喜寿を迎える記者と同じくらいか。「恵」は当時はやった名前だ。しばし歓談した。

 山田さんからは、関ケ原の戦いで徳川家康に破れた石田三成の重臣だった山田上野之助の子孫が書き残した古文書が残っており、途中の家系図は一部不明だが、山田さんは15代目に当たり、「ギャラリー一平左衛門」は20年前に地域遺産として残そうと蔵の改修を行い開設したこと、敷地内で収穫したタケノコ、梅は食材やジュースとして提供し、隣接地にある平屋建て19戸の住宅地「TAKUMI流山運河」は、従前は山田家が所有していた畑だったこと、土手のヨモギは草餅にしたことなどを聞いた。

 時間がたつのも忘れた。1時間半はここで過ごしたか。額縁のような竹林や梅野木を眺めながら、獲れたてのたけのこご飯を食べ、梅酒が楽しめる-この前のポラスの「矢切の渡し」もそうだったが、デベロッパー(メディアもそうか)はその地域の歴史や文化を検討者にきちんと伝えないといけない。

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まるで額縁画(左が梅、右が竹林)

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店舗内(周り縁を含めすべて本物の木)

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竹林

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明治時代の消防ポンプ

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蔵の1階

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屋根(窓は後付け)

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1階の引戸

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格子には防犯対策として上から下まで鉄の棒がはめ込まれている(隙間にはネズミ対策として金網が張り巡らされていたとか)

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根太(触ると手斧で削ったことが分かる)

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 それにしても、今から約450年前、交通手段も通信手段も十分でなかったはずなのに、西軍の石田三成の家臣の子息が、滋賀県彦根から10年間もかけて、よりにもよってどうして東軍の牙城・江戸の近くの流山にたどり着き住むようになったのが。5人組や年貢米を通じて住民支配は徹底されていたはずだ。江戸幕府は知らぬふりをしたのか、村人がかくまったのか。

 明治に入って蔵を2つも建てられるようになったのはなぜか。正業は何だったのか…昨年発刊された田村哲三著「『佐和山落城記』を読む 石田三成の重臣・山田家に残された古文書の謎」(図書出版みぎわ)を読めば謎は解けるのか。

桜並木が美しい運河に近接 4,000万円前後の価格が訴求ポラス「流山」(2026/3/14)

滂沱の涙「野菊の墓」の「矢切の渡し」近接ポラス「ノエン市川」リテラシーは?(2026/2/22) 

唯一無二街の歴史・文化を継承ポラスの最高傑作蔵のある「ことのは越ヶ谷」第2弾(2025/9/19)

ポラス越ケ谷小3年生107人を対象に「蔵の曳家」体験イベント(2014/10/7)

 


 

 

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「ミライネス流山サード」

 ポラスグループのポラスガーデンヒルズは3月13日、分譲戸建て「ミライネス流山サード」(全41戸)の現地見学会を開催。最寄り駅の運河駅からは徒歩17分とややあるが、桜並木が美しい利根運河に近接する立地、4,000万円前後という価格帯が訴求して、これまで23戸を成約。全戸が完成する夏までの完売に自信を見せていた。

 物件は、東武アーバンパークライン運河駅から徒歩15~17分(自転車6分)、流山市東深井字大橋の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%・150%)に位置する開発面積約8,700㎡の全41戸。土地面積は135.00~160.15㎡、建物面積は98.95~105.53㎡、価格は2,980万(路地上敷地55㎡含む)~4,480万円。施工はポラテック。構造は木造在来工法2階建て。入居予定は2025年12月から2026年8月。

 現地の従前は森。2023年11月に用地を取得。特徴は、全戸敷地面積が135㎡(40坪))以上、断熱等級5、UA値0.54、階段とリビングの温度差を軽減するPASシステム、ウルトラファインバブル、突板フローリングなど。「WOOD」街区の8戸は利根運河の眺望が望める。

 2025年8月から分譲開始し、来場者は約50組。これまで23戸を成約。契約者の属性は松戸・流山・柏エリア居住、年齢30歳前後。家族数2~3人、地域に地縁ある人が中心で、つくばエクスプレス沿線で検討していた人が最終的に価格的に折り合ったというのか訴求ポイント。

 同社設計部企画設計課係長・水野貴裕氏は、「『ミライネス』は2020年の『市川』を皮切りに、今回が第5弾目。流山市内では3現場目。住宅性能を上げ、なおかつ外部環境も整えて、一歩先を目指すのがコンセプト。街区は、1街区の『CONNECT』(14戸)、第2街区の『MODERN』(8戸)、3街区の『WOOD』(14戸)、4街区の『YUTORI』(5戸)の4街区構成。市内ではこれほどの規模の開発は少なく、駅からの距離はあるが値ごろ感が評価されている。売れ行きは順調。全体建物が完成するころまでに完売を目指す」と語った。

 同社設計部街並みデザイン室プロダクトコントロール係係長・小山慶氏は、「従前は森そのものだったことから、市の『流山グリーンチェーン戦略』に基づき、既存樹を残そうと10回くらい現地に通い、近隣の方たちとも話し合い、5本を残そうと準備を整えたが、市と協議した結果、残ったのはシロモジの1本のみ」と、悔しさをにじませた。

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モデルハウス

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モデルハウス

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「WOOD」街区モデルハウス

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 「ミライネス」シリーズは昨年に「柏の葉キャンパス」を見学している。今回は、駅からの距離が課題ではあるが、レベルは高い。駅前にはマンションが分譲されているが、坪単価は230万円くらいだろうから、20坪で4,600万円だ。マンションと比較検討している人はいないようだ…悩ましい選択だ。

 現地をみで、驚いたことが1つある。街区は4構成であることは前段で紹介したが、1~3街区と、4街区・街区公園の間には南北に走る幅員16mの都市計道路がある。北側には民家が建っており、その先は運河。南側は長さ約300m。車はほとんど走っていない。いっそ廃道にして、公園広場などにしたらどうか。テニスコート場にしたら何面も取れる。

 「流山グリーンチェーン戦略」について。同制度は、開発指導等要綱で規定している「緑の価値」づくりの取り組みで、2006年から2024年度まで認定件数は戸建て住宅、マンションなど399件、9,576戸、敷地面積は約1,928,017㎡、緑化面積は約317,951㎡(緑化率16.5%)、一人当たり緑化面積は約66.4㎡だ(全国の都市公園1人当たり面積は10.9㎡)。この数値が高いのか低いのか分からないが、緑化率16.5%は決して高くない。井崎義治市長、緑化率30%を目指し舵取りされてはいかがか。ポラスが5本の木を残したいと言ったのに、1本しか認めなかった理由を聞きたい。積水ハウスの「5本の樹計画」を見習ってほしい-他を圧するから〝母になるなら流山市、父になるなら流山市〟が支持されるのだと思う。

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利根運河遊歩道に咲いていたスイセンと千葉県花の菜の花

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利根運河の桜並木

ライフサイクルに対応した1.5階プランポラス「流山市松ヶ丘・南柏」好調(2025/8/2)

目を引く巧みなランドプラン、個性的な住戸プランポラス「流山おおたかの森」(2025/6/21)」

コミュニティ醸成へ中庭を取り囲む配棟計画ポラス全5棟の「柏の葉キャンパス」(2025/5/10)

 


 

 

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「Cell Tree・名和晃平」 

三井不動産は313日、賃貸ラボ&オフィス事業の「三井リンクラボ」シリーズの一つである「三井リンクラボ新木場3」に設置した名和晃平氏のアート作品のプレス向けお披露目会を開催し、E&K Associates代表・長谷川 一英氏をモデレーターに、名和氏と同社常務執行役員イノベーション推進本部長・山下和則氏、Dioseve代表取締役社長・岸田和真氏の3氏によるトークセッションを行った。

お披露目会の冒頭、山下氏は「三井リンクラボ」事業を説明。「場」の提供と「資金」の提供を通じてライフサイエンス産業の発展に寄与する「LINK-J」の取り組みを10年前から開始し。現在、特別会員数は12,021人(企業・団体・個人)、イベント実績は1,254件に上っていると紹介。施設は、都心近接型の「葛西」「新木場1」「新木場2」「新木場3」「大阪・中之島」のほか、「横浜関内」(今年4月開設予定)「日本橋1」(20271月竣工予定)、シーズ近接型として「柏の葉1」「柏の葉2」で展開しており、今回敷地内に設置した名和氏の作品「Cell Tree」は、アートが研究者などの思考を刺激し、イノベーションを育む環境を創出すると語った。作品は一般にも公開する。

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左から長谷川氏、岸田氏、名和氏、山下氏

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「三井リンクラボ新木場3」

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「Cell Tree・名和晃平」 

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 トークセッションは、必死でメモを取ったのだが半分も聞き取れなかった。テープにもとったので聞き直した。名和氏は「この場所を何度も見て、どのようなものが合うか考えたのだが、ラボはいろんなものが出逢ってリンクしているのでサイエンスとアート、サイエンスとサイエンスの関係を考えてCell(細胞)の概念から『Cell Tree』にした。木のように自立し、周囲の木とも馴染んで、生命の継承と変化を表現する普遍的な彫刻にした。制作に当たっては、子どもでも記憶に残るようにシンプルな形にした。シームレスに交歓し、集合し歩み寄って成長していく、100年後の未来を描いた」と語った。

 記者は、街を歩くときはいつも街の景観を眺め、街路樹と会話し、ビルやマンションは外観デザインが美しいかそいでないかを判断し、内観は使用されている素材が本物か偽物か、自然素材かケミカル製品かをチェックする。

 今回の作品は、確か山下氏も同じような感想を述べたような気がするが、記者はすんなりと受け入れられた。既視感すら覚えた。なぜかは分からないが、小生と作品が音叉のように共鳴し合っているのかもしれない。名和氏のアート作品を見るのは今回で3回目だ。記事も添付したので参照していただきたい。

 トークセッションでは「街づくり」についても語られたが、記者は、151haにもわたる「新木場」エリアが地区計画により「住宅不可」となっているのが解せない。人が住むことを許されない「街」は「街」と言えるのか。

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「三井リンクラボ新木場3」 

大阪の市場を劇的に変えた 東京建物&HPL「ONE DOJIMA PROJECT」竣工(2024/5/18

目の前は海 賃貸ラボ&オフィス最大規模 三井不「リンクラボ新木場2」竣工(2023/5/19

様々な目線でかつてない試み実現 東大・藤田誠卓越教授 「三井リンクラボ柏の葉1」(2022/6/22

第6のアセットクラス「三井のラボ&オフィス」 住宅不可の新木場に開業(2021/7/8

らしき建築物発見!住宅不可の151haの江東区・新木場に88人が住む不思議(2019/6/4

住宅不可の151ha〝処女地〟新木場にライフサイエンス拠点 三井不の新事業(2019/6/1

街路樹に溶け込むアート 三菱地所&彫刻の森 第43回「丸の内ストリートギャラリー」(2022/6/29

 

 

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は3月10日、首都圏の2月の中古住宅市場動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は4,241件(前年同月比2.1%増)で24年11月から16か月連続の増加、坪単価は282.5万円(同8.2%増)で20年5月から70か月連続の上昇。価格は5,458万円(同9.5%増)で24年11月から16か月連続の上昇、専有面積は63.75㎡(同1.2%増)となった。在庫件数は45,112 件(同0.2%減)で7か月連続の減少となった。

 中古戸建ての成約件数は1,910 件(同13.0%増)で24年11月から16か月連続の増加、成約価格は4,115万円(同5.0%増)、土地面積は146.11 ㎡(同0.2%増)、建物面積は103.50㎡(同0.8%減)となった。在庫件数は23,685 件(同0.1%減)でほぼ横ばいながら22年8月以来42か月ぶりに減少した。


 

 

 一般財団法人建設物価調査会は3月10日、2026年2月の建設物価建築費指数(東京:2015年平均=100)をまとめ発表。工事原価は、集合住宅(鉄筋コンクリート造)が143.2(前月比0.1%増、前年同月比5.9%増)、事務所(鉄骨造)が140.9(同0.3%増、同3.6%増)、工場(鉄骨造)が139.5(同0.3%増、同3.7%増)、住宅(木造)が149.2(同0.1%増、同6.2%増)となり、いずれも上昇した。電線・ケーブル(材工)、型枠(材工)、鋼材(材)などほとんど全てが上昇のプラス要因となった。

 

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被災地人口推移.pdf
 

2011311日の東日本大震災から明日で15年目を迎える。被災した太平洋岸39市町村の2月現在の人口は約238.7万人で、前年同期の約241.0万人から0.9%減少、4県平均の減少率0.9%とほぼ同じとなった。人口が増えたのは宮城県利府町の0.1%増のみで、仙台市は3年連続で減少、名取市も再び減少に転じた。震災前と比べると、福島県楢葉町、宮城県女川町、南三陸町、岩手県大槌町、山田町、陸前高田市などの減少が目立つ。

令和82月現在の太平洋岸被災39市町村の人口は約238.9万人で、前年同期の約241万人から0.9%減少している。県別では、岩手県が20.0万人で前年同期の約20.5万人から2.5%減、宮城県が約167.1万人で前年同期から0.5%減、福島県が約45.3万人で、前年同期の46.1万人より1.8%減少している。

昨年より人口が増えたのは昨年同期の35,018人から35,066人へ48人増加した利府町のみ。仙台市は昨年より969人減の約109.4万人と、3年連続の減少。名取市も減少に転じた。

震災時から人口が増えているのは、1,045,986人から1,093,769人へ4.6%増の仙台市、73,134人から78,348人へ7.1%増の名取市、33,994人から35,018人へ3.2%増の利府町のみ。

他は58.8%減の楢葉町をはじめ41.5%減の女川町、38.2%減の南三陸町、36.3%減の大槌町など3割以上減が12市町村に上っている。ただ、仙台市などの人口が増えているため。震災前からの減少率は8.0%で、4県平均の減少率9.5%より数値は小さくなっている。県別では岩手県は28.6%減で、県全体の減少率15.5%より13.1ポイント高いのが目立つ。 

3.11から14 仙台市も2年連続人口減 増加は名取市のみ 太平洋岸39市町村人口(2025/3/9

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「BLUE FRONT SHIBAURA」に植えられているヒトツバタゴ

 昨日(3月9日)、槇総合計画事務所の創立60周年記念展覧会 「Vernacular Humanism/人と社会と建築と」プレス内覧会で、「BLUE FRONT SHIBAURA」のランドスケープデザインについて同社代表取締役・亀本ゲーリー氏としばし話し、その後、駅までの植栽計画などをみて回った。〝なんじゃもんじゃ〟の木として知られるヒトツバタゴの成木が植えられているのを発見した。最近か、巣箱もあちこちの樹木に設けられていた。

 記事化は考えていなかったのだが、家に帰り、国土交通省の優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)のホームページを見て、いささか腹が立った。看過できない。稿を改めて以下に書くことにした。

 〝腹が立った〟というのは、同省が昨年12月に開催した「TSUNAG」の評価基準の見直しについて「優良緑地確保計画認定制度における評価の基準に関する有識者会議」(座長:柳井重人千葉大学大学院園芸学研究院教授)での各委員の発言についてだ。

 問題発言の第一は、「確認しなければならない資料が膨大であるため、審査委員の負担になっている」だ。これは笑止千万。この発言からは、各委員は審査に当たって、現地を確認していないことをさらけ出しているし、そもそも負担を感じるのであれば委員など受けなければいいではないか。早川和男「権力に迎合する学者たち――『反骨的学問』のススメ」(三五館、2007年)を思い出した。

 第二の「日本は緑地の評価については世界に先駆けて取り組んでいる」-この発言もまたひどい。その根拠を示すべきだ。大都市圏の公園など緑地面積はどんどん減少しているではないか。世界的潮流である樹冠被覆率を採用する動きはいまのところないし、i-Tree Ecoシステムの採用も限定的だ。

 まだある。「SEGESは常に上を目指し、最後殿堂入りとなる制度設計としている。安易にトリプルスターが取れるような設計だと事業者がわざわざ取りに来なくなる」-これはいったい何を言いたいのか。「TSUNAG 認定」第1号に認定された14件のうち記者は8件を見学しているが、「TSUNAG」制度の認定を受けるために設計したプロジェクトなど一つもないはずだ。国のお墨付きをもらうためにデベロッパー各社は街づくりを行ってなどいない。極めて不愉快な発言だ。

 しかし、納得できる発言もある。「シンガポールの例では敷地面積の140%が緑化されている物件もある」という。これはおそらく、壁面緑化、屋上緑化が施されているからだろうが、わが国でもどんどん壁面緑化、屋上緑化に取り組むべきだ。

 このほか、「現状は申請書類から審査委員がアピールポイントを読み取り、妥当性を評価する必要があるが、良質な緑地を評価するという観点からも、申請者が自らのアピールポイントを説明するというスタンスであるべきではないか」「目標設定およびそれに対するモニタリングに関しては、科学的根拠が不明確であり、指標設定の妥当性についての検討が不十分」「沿道からの景観など地域側の視点をより一層取り入れた評価基準とすべき」というのはその通りだと思う。

 冒頭、ヒトツバタゴを紹介したが、この樹木は神宮外苑の再開発で伐採・移植が注目されている。「BLUE FRONT SHIBAURA」に植えられているのは、「グラングリーン大阪」や「赤坂グリーンクロス」に植えられているのとほぼ同じ太さで、成木だった。樹木一本一本に各社は「心」を込めている。問題発言した委員の方はリテラシーに欠ける。

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緑道

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この小鳥の名前は知らないが、人の動きには無関心な様子だった

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 国土交通省昨年3月、令和6年11月に施行された都市緑地法に基づく優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)の「TSUNAG 認定」第1号に14件を発表した。認定ランクは★3つから★1までで、★3つには「大手町タワー」(東京建物)、「赤坂インターシティAIR」(日鉄興和不動産など)、「麻布台ヒルズ」(森ビル)、「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(東急不動産)、「グラングリーン大阪」(三菱地所など)、「新梅田シティ」(積水ハウスなど)の6件と、★2つに「大丸有地区 ホトリア広場・一号館広場・丸ビル外構」(三菱地所)、「BLUE FRONT SHIBAURA」(野村不動産、東日本旅客鉄道)の2件が認定された。

 記者は、「TSUNAG 認定」が発表された時も書いたが、どうして「BLUE FRONT SHIBAURA」が★2なのか、★5の6件と比べどこが劣るのか理解できない。全体計画からして「BLUE FRONT SHIBAURA」の進捗はまだ半分くらいだろうが、完成したら★3つにまず負けないと思う。浜松町駅を中心に「旧芝離宮恩賜公園」-「新浜公園」-「BLUE FRONT SHIBAURA」に至る広場・公園面積は10ha近くになる。面積的には「グラングリーン大阪」の次だ。

 いずれにしろ、制度の見直しにより「BLUE FRONT SHIBAURA」と「大丸有」(仲通りはわが国を代表するウォーカブルでウェルビーイングの街づくりが行われていると思う)が★3つに格上げされることを期待したい。

槇総合計画事務所創立60周年展覧会「人と社会と建築と」3/10~4/5(2026/3/10)

国交省「TSUNAG 認定」トリプル・スター 東京建物/三菱地所など/積水ハウス(2025/3/19)

国交省「TSUNAG 認定」に異議あり「BLUE FRONT SHIBAURA」★2つはなぜ(2025/3/18)

 

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