NTT都市開発 新たなワークスタイルの場を提供する「LIFORK 大手町」公開

「LIFORK 大手町」ワークラウンジ
NTT都市開発は2月22日、先に発表した新たなワークスタイル・ライフスタイルを実現する場「LIFORK 大手町」のメディア向け内覧会を行った。
「LIFORK 大手町」は、地下鉄大手町駅直結の「大手町ファーストスクエアウエストタワー」1・2階に設けた延床面積約830㎡のコワーキング施設。「Creative Platform〜自分らしく、はたらく、つながる〜」をコンセプトに、コンシェルジュサービス付きの多彩なワークスペースやイベントスペース、ロ ードバイク用室内駐輪スペース、保育所などを併設している。
クリエイティブディレクションは「トランジットジェネラルオフィス」、設計は同じ「トランジッ トジェネラルオフィス」と「KOKUYO」、グラフィックデザインには「STUDIO NEW WORK」、フードディレクションに「EAT TOKYO」、コーヒー監修に「OBSCURA COFFEE ROASTERS」などが担当する。
「ワークラウンジ」の賃料はラウンジ会員が3万円/月、オフィス会員は38.4万~115.8万円/月、ドロップインが3,500円/日。ミーティングルームの使用料は2,200円/30分から。51.9㎡のイベントスペースの使用料は16万円/日。バイクポート使用料は15,000円/月から。
高速Wi-Fi、翻訳・通訳、印刷・製本、資料リメイク、宅配ボックス、コーヒーサービス、飲食・カンファレンスなどのサービスが受けられ、ワークラウンジとバイクポートはシャワールーム付き。
施設は、秋葉原駅前の「LIFORK 秋葉原」とともに4月2日にオープンする。

「LIFORK 大手町」ワークラウンジ

ステップ
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施設は最高だ。もともとNTTの展示場などに使われていたのを改修したもので、1~2階の天井高は8mくらいある。1階の床はチーク材の突板で、ベンジャミンなどの観葉植物は本物が使われている。ソファーはもちろん本皮だ。
提供されるコーヒーも飲んだが、こちらも記者がいつも利用するカフェより数段美味しい。料金も安く、自分で淹れる場合は100円くらいになるという。
企業主導型保育園は、顔認証システムを採用し、子どもを抱えながら入退園できる。ラウンジ会員はシャワー室も利用できる。
難点は酒やタバコがダメなことだ。これは「自分らしく人生を過ごすことができる」LIFORKの主旨とどう整合するのか。「秋葉原」担当の女性は「使い倒す」と表現したではないか。自己を管理できないような人は絶対にLIFORKを使いこなすことも使い倒すことはできないと思うがどうだろう。
賃料・利用料金が高いか安いかよくわからないが、三菱地所が先に公開した新本社オフィスは仮に賃借すると社員一人当たりの賃借料は20万円/月と記者ははじいた。「LIFORK 大手町」の12.6㎡のオフィス賃料は3名定員で38.4万円/月だ。
◇ ◆ ◇
スマートフォンすらまともに使えない記者はちんぷんかんぷんだが、自由な働き方が加速度的に進み、自分が場所・時間を選び管理する従来のオフィスとはちがったニーズが拡大するであろうということは容易に想像できる。
いま国会で論議されている裁量労働制はそうした自由な働き方を進めるうえで極めて有効な制度だと思う。もちろん職種にもよるが、そのうちに労働時間という概念すらなくなる時代がくるような気がしてならない。労働者を時間で縛るような企業は生き残れないのではと思う。制度改革を進め、環境を整えるべきだ。
保育施設については、電車を利用して子どもの送り迎えをする場合、駅にエレベータが付いていないとか、ラッシュ時に乗り切れないなどの課題もある。ユニバーサルの取り組みも加速させないといけない。女性だけに負担がかかるようにしてはならない。

保育園(右は顔認証システム)

バイクポート
NTT都市開発 企業主導型保育園併設のシェアオフィス「LIFORK(リフォーク)」始動(2018/2/10)
三菱地所の本丸を見た 機能一新 士気高揚 トマト最高 地所が新本社公開(2018/2/12)
マンションは愛だ 中四国・九州 最高階数の地所レジ他「hitoto 広島The Tower」始動

「hitoto 広島The Tower」(左右の樹木がアメリカフウ)
三菱地所レジデンスは2月21日、中国・四国・九州地区で最高階数となる広島大学本部跡地の53階建て免震タワーマンション「hitoto 広島The Tower」のプロジェクト発表会・モデルルーム内覧会を行い、モデルルームを2月24日(土)にオープンし、4月上旬に販売開始すると発表した。
物件は、広島電鉄宇品線日赤病院前電停より徒歩5分、広島市中区東千田町1丁目に位置する19,869.35 ㎡の53階建て全665戸。専有面積は55.04~143.78㎡、価格は未定だが、80㎡台で5,000万円台(坪単価200~210万円)の予定。設計監理は三菱地所設計。施工は前田建設工業。竣工予定は2020年4月下旬。
現地は広島大学本部跡地で、広島市と広島大学が行った「知の拠点」をテーマとした公募型プロポーザルに応募した4グループの中から選定されたプロジェクト。事業主は同社のほか三井不動産レジデンシャル、菱重プロパティーズ、トータテ都市開発、広島電鉄の4社。
全体敷地約3.8㏊にマンションのほか学生・留学生向け賃貸住宅、学生の就職・アルバイト・ボランティア活動支援窓口、ベンチャー支援オフィス、スポーツクラブ、病院、シニア向け住宅などを整備する。総事業費は約300億円。
マンションは隣接する約30,000㎡の公園と一体として開発し、タワー形状にたことから空地率70%を確保し、37タイプの多彩な住戸プランを北東向き、南東向き、南西向き、北西向きにバランスよく配置しているのが特徴。環境に配慮したランドプランによりいきもの共生事業所認定証(ABINC認証)を取得したほか、openA監修による共用棟を整備、共用施設の充実も図っている。
プロジェクト発表会で同社広島支店長・小玉英司氏は「広島市の昨年のマンションマーケットは供給量が約1,800戸で予想より15%下回ったが、坪単価172万円、平均価格4,030万円はほぼ前年通り。当プロジェクトは〝広島で一番愛されるマンションにしよう〟というのが基本コンセプト」と〝愛〟に力を込めた。
これまで約1,600件の反響があり、3月中旬までモデルルーム見学予約は満席という。

響生の森
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コミュニティプラザ
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広島のマンション・戸建ての取材は今回で3回目。まったくの素人だが、それなりに感じたことを述べる。
驚いたのは、30名はいたと思われる取材記者の数もさることながら、発表会の前後に拍手喝さいが沸き上がったことだ。まず首都圏ではありえない。司会を務めた同社・U氏の男前にほれ込んだのだろう。
感動したのは、やはり小玉氏やその他の関係者が何度も「愛されるマンション」と「愛」を語ったことだ。今年の年初、大和ハウス工業がTVCMで「流通に愛(AI)を」謳ったが、今度はズバリ「愛」だ。
記者のモットーは〝記事はラブレター〟。〝返しのない愛ほど悲しいものはない〟と言ったのは確かレーニン。取材のお礼も兼ねてたっぷり「愛」を込めて返そうと考えた。
そこで一発。「これまでの広島のマンションは愛がなかったのか」と質問した。小玉氏は明確に示さなかった。当たり前だ。〝これまでは愛がなかった〟と答えたら、同社も同業他社も袋叩きにあう。小玉氏は記者の挑発に乗らなかった。
が、しかし、高さが中国・四国・九州最高階数の免震で共用施設の充実を図り、他の複合施設と合わせ「知の拠点」を作ろうという熱意は十分伝わってきたし、ワイドスパンのプランがいい。
モデルルームは3タイプで、直床だが標準階の天井高は2500ミリ(50階以上は2600~2700ミリ)、ディスポーザー、食洗機、浴室シャワーの2か所スライドバーなどが標準。億ションタイプは小上がりの和室提案をするなどよくできていた。
広島を愛するが故の異議も申し立てたい。マンション敷地内には既存樹のアメリカフウ(モミジバフウ)の高木19本を残す計画だが、「アメリカ」の言葉を聞いた途端、むらむらと反米感情がこみ上げてきた。その名の通りアメリカフウはわが国の在来種ではない。よしんば戦前から植えられていたとしてもあの原発で死滅したはずだ。戦後、アメリカから持ち込まれたのはほぼ間違いない。
アメリカフウに思想があるわけではなく、三菱地所にも責任はないが、寄りにもよってなぜ広島の「知の拠点」広島大学に植えられたか(先日、ポラスの北越谷取材では、宮内庁「鴨場」にメタセコイアが植えられていたのと同じ)。市民感情を逆なでするものではないか。
腹の虫がおさまらない記者は、取材の後、原爆記念館を訪れた。修学旅行で長崎の原爆記念館を見たときはとめどもなく涙が流れたのをよく覚えている。今回もまた慰霊碑をみたとたん景色がぼやけた。

慰霊碑

原爆ドーム

資料館(外国人の姿が目立った)

被爆した少年の学生服
平和記念公園内には被爆したアオギリとハマユウが植わっていることは、資料館で自ら「原爆二世」と名乗った女性スタッフから聞いていたが、予想した通り外来種の樹木はほとんど見当たらず、圧倒的に多いのはクスで、ほかはマツやケヤキ、サクラなど普段見る樹木だった。
原爆ドームを見て、外来種がないことを確認して資料館に戻ろうとしたときだ。それまで気が付かなかったカイズカイブキが異形の形で迫ってきた。数十本もの「きのこ雲」が一斉に〝わたしを忘れないで〟と呼び掛けてきた。息が詰まりそうになった。
先の原爆二世の女性にまた聞いた。彼女は「職人さんによると特別の意図はないと話しています。管理する市も問題視していないようです。きのこ雲に見えました? 父? 鬼畜米英と罵った世代です」と笑った。

被爆アオギリ(左)とハマユウ

カイズカイブキ

ヒマラヤスギ
取材を終え、タクシー乗り場の近くにある喫煙所でタバコを吸った。その傍には在来種ではない差し渡し1mはありそうな「ヒマラヤスギ」が植わっていた。資料館でコピーしたピース・ボランティアの恵美勇作氏による「平和記念公園の樹木マップ-寄贈樹・記念樹・被爆樹篇-」には昭和32年に広島を訪れた「ネルー首相より贈られた記念樹」として「ヒマラヤスギ」が紹介されており、「私は心から皆さんに共鳴して戦うつもりである…私は『ヒロシマに学べ』と世界に訴える…九日間の滞在スケジュールのうち、広島訪問の一日が特にネルー首相の要望で組まれたという」と述べている。
駅に向かうタクシーの中で、「オバマさんはたった30分しかいなかった。市民との交流もなかった。警備の異様さにびっくりした。あのときもオバマさんは核のボタンを持っていたはず。日本がまだ植民地であるような気分にさせられた」と運転手さんが語った。
パンフレットが入った紅白の紙袋の「赤」は三菱地所の赤ではないので、赤ヘルと一緒かと駅で聞いた。カープ女子は「そうかも」と話したが、おじさんたちは首を傾げた「もっと明るい」と。お土産に「カープの鯉人」のお菓子を買った。広島頑張れ!

手前の紙袋はカープのレッドか
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駅前では現在、住友不動産が2016年12月に入居が始まった免震の52階建て「シティタワー広島」513戸(非分譲42戸含む)を分譲中で、坪単価は300万円近いが9割が契約済み。契約者は6割が経営者・医者・弁護士で、50歳代以上の層が過半を占める。地所のマンションに抜かれるまではここが最高層だった。

本屋に了解の上撮った広島カープコーナー(お菓子から塩まで売っていた)

「シティタワー広島」
「女性には体内マーケがある」〝業界のレディ・ガガ〟タカラレーベン高荒氏
当欄既報のタカラレーベンが銀座に開設したコンパクトマンション常設サロン「SALON DE NEBEL」の記事の中で、コーディネートを担当した同社取締役執行役員営業統括グループ統括部長・高荒美香氏を〝業界の革命児〟〝レディ・ガガのよう〟と書いた。
高荒氏からクレームが付くかと思ったら、そのまま通った。記者は音楽などまったく解さない。カラオケで歌えるのは三波春夫か小椋佳の5曲くらいしかない。ひどい音痴だ。
レディ・ガガだって知っているわけではない。あの度肝を抜く衣装と圧倒的な表現力にただただあきれ返るだけだが、一方で社会貢献活動に熱心なのに感服している。
高荒氏に最初に会ったのは7年前だが、強烈なオーラを感じた。そのときの印象を今風に言えばレディ・ガガそのものではないかと。
そこで、記者の記憶に深くとどめるためと、もう一つ、あること(本当はこちらのほうに狙いがあるのだが、いまは言えない)の同意を得るためにインタビューを申し込んだ。高荒氏は快く受けてくれた。以下、高荒氏と記者のやりとり。( )内は記者。
(素敵な洋服ですね。ゼブラ柄の。普通の女性社員は着ませんよね。わたしも、今日はレディ・ガガさんと同じ高荒さんにお会いするので、ほら、このネクタイ、わたしの好きな画家の絹谷幸二さんがデザインしたネクタイです。この前、大阪に行ったときに積水ハウスさんの「絹谷幸二 天空美術館」に寄って買ったんです。昔も同じものを買ってボロボロになるまでいつも身に着けていました)
「素敵ですね!良くお似合いです。わたしのは、そうですね、ゼブラ柄ですね。たしかに普通の女性とは少し違うかもしれないですね」
(高荒さん、最近、御社の真似をするデベロッパーがずいぶん増えてきました)
「承知しています。ただ、伝えたいのが〝好き勝手やってる〟と思われている様ですが、個人的趣味で自由にしている訳ではないです。きちんとリサーチし、ストライクゾーンのど真ん中で勝負しています。女性には、男性にはない体内マーケティング能力があると思います。だから流行は女性から作られると言われるんです。綺麗とか好きとかかわいいとか、これは流行しそうだとか時代の流れを身体で敏感に受け止められるんです。女性の感性を侮っちゃいけない。調整力だってちゃんと持ち合わせています」
(なるほど、わたしも最初に見学した「巣鴨」は〝好き勝手〟やっているとそう思いましたが。あのナイフとフォークのシャンデリアにはびっくりしました)
「あのナイフとフォークだって、当時、あまり話題にもなっていなかったトーヨーキッチンの青山のショールームで見て、これだと思い採用したんです今ではキッチン業界の革命児ですよ!流行るものを世間の5年くらい前にみつけちゃうんです私・・・・・・!」
(そうだったんですか。確かに。トーヨーキッチンはいいですよね。わたしもショールームをみてびっくりしました)
(嫌な言葉ですが、「女性活躍」についてはどうですか)
「女性活躍? できていないと思います。男性と対等に働くとしたら、それこそ腹をくくって5倍、10倍働かないときつい。男性もまた女性がずっと働くことを期待しない、よしとしない雰囲気を漂わせ、それを女性が感じ取ってしまう側面もあります」
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高荒氏が「男性と対等に働くとしたら、それこそ腹をくくって5倍、10倍働かないときつい」と話したことについては、別の機会に書く。「女性活躍」なる言葉はいつの間にか「一億総活躍」に代わり、問題の所在、核心がぼやけてしまったが、記者も勝間和代氏のように、髪を振り乱して男勝りの八面六臂の四面楚歌の活躍をするのが「女性活躍」だとは思わない。
今回のインタビューの目的も「女性活躍」ではない。同社のマンションの商品企画を劇的に変えた高荒氏とはどのような人で、変わる前はどんな会社だったかを紹介するためだ。
ご存じない方もいらっしゃるはずだから、少し同社のビフォアについて書く。記者は同社が板橋区中板橋に本社を構え、社名が「宝工務店」だったころからずっと取材してきている。30数年前からだ。
創業社長(当時)の村山義男氏(現取締役会長)は、馬主としても知られており、1986年のマイルチャンピオンシップの優勝馬タカラスチールなどたくさん競走馬を所有していた。(不動産業界の馬主は、大京の創業者・横山修二氏、元興和物産社長・梅崎敏則氏、元リテック・コンサルタンツ社長・齋藤敏博氏、富士開発会長・小尾洸氏などがいる)
馬主だから派手な格好をしていると思われがちだが、村山氏は全然そうではない。ごく普通だった(私服のときは、黒い襟のシャツに黒いネクタイなどを締めてダンディな格好をしていたが)。
もう時効だから書く。同社が池袋に本社を移転し、JASDAQに上場したあとだから15年くらい前か。社長室で歓談し、昼食時になったので幕の内弁当をご馳走になり、一緒に食べた。これまたごく普通の弁当だった。内心〝上場会社の社長になったのにこんなものを食べているのか〟と思ったが(意外とデベロッパーの社長は粗食が多い)、何より驚いたのは村山社長がものの5分くらいで平らげたことだ。食べるのが遅い記者は社長にペースを合わさないと失礼だと思って必死に食べたが、それでも20分くらいかかった。
そんな社長だ。〝良きに計らえ〟というタイプかもしれない。今の島田和一社長も、村山氏と苦楽を共にしてきた方だ。全然派手ではない。タカラレーベンのイメージも会長、社長そのものだ。
◇ ◆ ◇
そんな同社のイメージを高荒氏は劇的に変えた。それが7年前の同社初の高額マンション「ディプティエレメンツproject」だった。「全て女性が担当した」と当時の島田副社長に勧められて見学した。その時の記事に次のように書いた。
「責任者は同社に入社9年目の第4営業部次長兼第4営業部1課課長の高荒美香さん」
「販売事務所もモデルルームもかなりこだわりを見せたものだ。カラーリングはシルバー、グレー、黒などで統一。商談の机はステンレスシルバーで、引出しの中底も黒だった。電卓はゴールド。花瓶は中東によくありそうな曲面が美しい黒。壁は「アルハンブラ」の建物をイメージさせるクロス。収納の把手は鋳物製で、ドアの把手も…『スワロフスキー』を思わせる細工がされたものだし、 シャンデリアは、ナイフとフォークをデザイン処理して吊り下げたものだった」
「高荒さんのスーツも黒で『それも意識して着ているのか』と聞いたら、『これは会社の制服ですから。普段は黒ばかり着ているわけではありません』とのことだった。爪にはネイルアートが施されていた」
話が飛ぶ。マンションや一戸建ての販売事務所、モデルルーム・ハウスに観葉植物はつきものだが、なんとフェイク(偽物)が多いことか。せっかくの本物の突板が台なしだ。「画竜点睛を欠く」意味をよく考えてほしい。
高荒氏が100円ショップで買ったナイフとフォークでシャンデリアを作ったら、それはそれで称賛されるかもしれないが、来場者に「これって、トーヨーキッチンのものですよ」と話す場面を考えていただきたい。これだけで来場者は感激するはずだ。マンションも一戸建てもある意味では「感動を売る」商品のはずだ。
話が右往左往して申し訳ないが、〝業界の革命児〟〝レディ・ガガのよう〟と高荒氏を評したのは我ながら的確だと思う。感性は好き勝手で体得できるはずはない。レディ・ガガも大変苦労されたようだ。
タカラレーベン コンパクトに参入 業界の革命児 高荒美香氏がコーディネート(2018/1/13)
タカラレーベン 小金井CCに隣接「レーベンリヴァーレ サレムヴィスタ」(2012/2/24)
タカラレーベン新ブランド「THE LEBEN」第一弾「G/CLASSIC 山の手PJ」(2014/3/28)
タカラレーベン 「巣鴨」で同社初の高単価マンション(2011/2/7)
「健康経営優良法人2018」 一条工務店、住友不動産販売など認定

経済産業省は2月20日、健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」する制度「健康経営優良法人認定制度」により「健康経営優良法人2018」として大規模法人部門541法人を認定したと発表した。住宅・不動産業界は次の通り。
一条工務店、住友不動産販売、住友林業、大京、大和ハウス工業、東急不動産、東急不動産ホールディングス、東急リバブル、東京建物、長谷工コーポレーション、フジ住宅、ポラス、三井不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、LIXILグループ、レオパレス21。
負けへんぞ横浜北仲に ここは〝北浜〟の一等地 三井レジ他「北浜ミッドタワー」

「北浜ミッドタワー」
先ほど「ザ・パークハウス 中之島タワー」の記事を書いた。片道3時間、高い交通費を掛けてこの1物件だけを見て手ぶらで帰ってくる記者ではない。高さや規模はかなわないが、立地や質では勝るとも劣らないもう一つのマンションを見た。三井不動産レジデンシャル(事業比率45%)・京阪電鉄不動産(同45%)・積和不動産(同10%)3社JVの「北浜ミッドタワー」だ。〝負けへんぞ横浜北仲に〟と言いたげなマンションだ。
物件は、京阪電鉄北浜駅直結、御堂筋線淀屋橋駅から地下直通6分、大阪市中央区北浜2丁目に位置する免震の43階建て311戸(販売戸数306戸、事業協力者戸数5戸)。専有面積は43.12~155.51㎡、坪単価は340万円。竣工予定は2019年1月下旬。施工は竹中工務店。
現地はわが国の証券取引発祥の地「北浜」。一つ道路を隔てた角地には昭和10年に建設されその基壇部を再現した大阪取引所がある。敷地は元銀行跡地。
建物は「中之島」と同様、竹中の免震構造。大阪では少ないという二重床・二重天井で標準階のリビング天井高は2550ミリ(最上階は2700ミリ)。食洗機、ディスポーザー、御影石キッチンカウンタートップなどが標準装備。
販売を担当する首藤太一氏は「2016年12月から販売を開始しており、3億円超の最高価格住戸を含め供給した8割強がほぼ完売。未供給の住戸は面積が狭いタイプが中心で、これから価格を決定する。東京からの富裕層を含め、来場者の評価は高い」と話した。

基壇部

モデルルーム

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記者は大阪にはうといが、「株」をやっていたので「北浜」が金融街であることは知っていた。小説にもたびたび登場する豪商の街だ。
物件から歩いて数分の目抜き通り「御堂筋」は風格があり、幅43.6mの道路は日本の道100選に選ばれているだけのことはある。イチョウ並木が見事だ。
物件の基本性能、設備仕様は単純比較できないが、億ションタイプは東京にこのまま持ってきても見劣りは決してしない。
まだまだ書きたいことはあるが、シアターのナレーターが「飾る言葉はいらない」と締めくくったのでそうする。明日は広島だ。野球じゃないですよ、マンションの取材。

大阪取引所

御堂筋

京阪中之島駅
負けたらあかんぞ東京に わが国初 免震最高階数55階建て 地所レジ他「中之島」竣工(2018/2/20)
坪260万円はすごく安いと感じたが…東急不他「心斎橋SOUTH」竣工 見学会(2017/12/21)
負けたらあかんぞ東京に わが国初 免震最高階数55階建て 地所レジ他「中之島」竣工

「ザ・パークハウス 中之島タワー」
三菱地所レジデンスは2月19日、免震構造マンションとして日本最高階数の55階建て「ザ・パークハウス 中之島タワー」の竣工見学会をメディア向けに行った。市内で4例目となる「CASBEE大阪みらい」最高Sランクを取得し、火災避難時に非常用エレベーターが利用できるようにしたわが国初のマンションでもある。
物件は、京阪中之島線中之島駅から徒歩2分.大阪市北区中之島6丁目に位置する55階建て全894戸。専有面積は40.77~148.51㎡、坪単価は250万円台。売主は同社のほか住友商事、京阪電鉄不動産、アサヒプロパティズ。設計・施工は竹中工務店。竣工は2017年10月26日。2015年11月、第一期販売開始、2017年12月に完売。
中之島は大阪都心の梅田に近く、ビジネスや文化など多彩な都市機能をそなえた施設が集積。今後も中之島の地権者企業である朝日新聞社、関西電力など30社からなる「中之島まちみらい協議会」が官と連携して文化・国際・業務ゾーンとして街づくりを進めていく。市は2020年までに大阪新美術館を建設する。
見学会に臨んだ同社常務執行役員・森克明氏は大阪圏のマンション市場について、「マーケットは現状が続くとすれば年間1.8万戸くらいの供給。駅近、再開発など魅力のある用地にはホテルも含めデベロッパーが殺到しており、取得環境は厳しい。しかし、都心部も郊外部も需要は底堅いものがあり、今後も引き続き堅調に推移する。当社も積極的に展開していく」と話した。

40階ビューラウンジ
◇ ◆ ◇
大阪は、修学旅行を含めても10回も行っていない。再開発などで都心部の人口は増えているものの東京に圧倒的な差をつけられ、経済は停滞し、財政力が弱く、阪神タイガースも相変わらずで、元気なのはお笑いタレントくらいというイメージしかない。
マンション市場も首都圏と比べ規模は2分の1くらいで、一等地の価格は3分の1くらいのようだ。しかし、東京の市場と比較しても意味がない。率直に坪単価250万円台の894戸の免震タワーが2年間で完売というのはやはりすごいというべきだろう。リビング天井高も2500ミリ確保されていた。
同社関西支店事業企画部長・ 林祐輔氏らによると、中之島は東京でいえば「湾岸エリア」に近いイメージだという。確かに北に堂島川、南に土佐堀川が流れ、今後の発展が期待できるという点では湾岸に似ている。坪単価も数年前の豊洲に近い。
しかし、中之島はそれ以上だ。同世代の作家、宮本輝氏の「泥の河」「道頓堀川」の舞台にもなった。なにより大阪市庁舎があり、ネオ・ルネッサンス様式の日銀大阪支店、国の重要文化財に指定されている大阪市中央公会堂、立派な国際会議場もある。中之島フェスティバルタワーにはコンラッド大阪も昨年開業した。中之島の駅舎はふんだんに天然木が採用されており、ホーム側壁も不燃木材だという。最高に美しい。
そういえば、ニューヨークもシンガポールも香港もストックホルムもみんな島だ。独自の文化・歴史を生かせば東京とはまた違った味が出せるのではないか。地価が安い分競争力もある。「負けたらあかんぞ東京に」中之島にエールも送りたくなる。

3階オーナーズラウンジ

モデルルーム

外観(手前が堂島川。阪神ファンはここには飛び込まないとか)
元荒川リバーサイド 対岸に宮内庁「鴨場」ポラス「パレットコート北越谷」分譲開始

「パレットコート北越谷 フロードヴィレッジ」モデルハウス
ポラスグループの大型分譲住宅地「パレットコート」シリーズの企画・開発、設計、販売をする中央グリーン開発は2月17日、元荒川沿いの「パレットコート北越谷 フロードヴィレッジ」の第1次販売を3月3日から開始すると発表。同日、地域自治会、越谷市と協力して進めているワークショップ「未来会議」も含めてメディアに公開した。
物件は、東武スカイツリーライン北越谷駅から徒歩13分~、越谷市大字南荻島字出津に位置する信用金庫研修所跡地の全64区画。敷地面積は135.30~150.11㎡、建物面積93.77~116.29㎡、価格は未定だが3,000万円の半ばから4,000万円台の半ばの予定。建物は木造在来工法2階建て。
現地は、元荒川の川沿いに位置することから、北欧の「PASSIVE DESIGN」、「HYGGE(ヒュッゲ)」、「SUSTAINABLE」を採用。川沿いの自然を感じるランドスケープを取り入れ、家族とゆったりと過ごす住空間を提案し、地域の新しいコミュニティづくりを支援する街づくりを目指している。
見学会に臨んだ同社開発取締役事業部長・戒能隆洋氏は、「昨年行った棟下式には700名を超える方が参加し、施設内の食器・家具などが持ち帰ることができる『お宝発見ツアー』では8割以上がリユースされた。反響は現段階で地元以外には広がっていないが、紹介による来場が多く、手応えは十分。7期に分けてこの1年間で完売したい」と話した。

23号棟 モデルハウス

12号棟 モデルハウス
◇ ◆ ◇
記者は昨年の「棟下式」も取材している。その時の記事を参照していただきたい。
元荒川は名前の通り昔は本流だったのが、江戸時代に熊谷あたりで締め切られ、入間川に付け替えられたためにこのように呼ばれるようになったようだ。北越谷駅とは直線にしたら数分くらいの距離だが、川はかなり蛇行しているため徒歩13分の表示になっている。(渡しを付ければ「矢切の渡し」に対抗できるが)
モデルハウスの2棟はよくできている。同社の戸建てはたくさん見ているのでもう書かないが、さすが年間3,000戸を販売する会社だ。同業がみたら腰を抜かすはずだ。男性向けのモデルハウスは高さ3mくらいの書棚(ギャラリー)と小上がりの「スタディコーナー」が圧巻。一方の女性を意識したプランは、家族それぞれが多様な用途に使えそうなスペースをリビング周りにたくさん用意しているのが特徴。
元荒川の冷風を取り込むパッシブデザインもいい。冬は北風が寒いが、夏場は体感温度にして数度は低くなるはずだ。

街並みパース
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「未来会議」の取り組みも大賛成だ。どこかに意見を誘導する会議でなく、ワークショップ形式なのがいい。
この日は、ポラスや市の関係者も含めて20数名が参加していた。「河川敷を公園にしよう、桜を植えよう、遊具を設けよう」「集会所には食堂や居酒屋、カフェが欲しい」などの意見が飛び交った。
河川敷を管理するのは国か県だ。そこを公園にしたり、占有使用したりするこることはまず許可されない。
また、「集会所」の定義は明確ではないが、「越谷市まちの整備に関する条例」では公共施設扱いとなり、帰属は市となり、「食堂」「居酒屋」「カフェ」などは許可を得ないと設置できない。当然に建築基準法の建蔽率、容積率(該当地は50%、100%)や用途規制により店舗などは許可されない(非住宅部分が50㎡以下は可能だが)。
「未来会議」は今後、これらの法律・条例の壁にぶち当たることになりそうだ。あらゆる手法を駆使してこの壁を乗り越えてほしい。近接する文教大学と連携するのもいいし、同社がまとめたCSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)の小冊子も参考になる。この前、取材し記事にした横浜市金沢区の「さくら茶屋」に学んでほしい。基本は「自助」だ。
市もまた、条例の目的である「長年にわたり育まれた本市の歴史、地勢、社会的環境等に根ざした都市施策の継続及び計画的なまちの整備の推進を図る」(第1条)ことに背馳しないでいただきたい。

「未来会議」
◇ ◆ ◇
理解できなかったこともある。物件名だ。「フロード(FLOD)」はスウェーデン語で、「川」という意味だそうだ。スウェーデンといえは、全世界で8,900万部(シリーズ全体)が売れた、処女作品にして絶筆となったスティーグ・ラーソンの小説「ミレニアム」を思い出すが、いま戸建てもマンションも北欧ブームだ。各社が競って北欧をテーマにした商品を発売している。
しかし、ここはストレートに「パレットコート 川沿い(リバーサイド)北越谷」とでもしたほうがよかった。井上陽水の「リバーサイドホテル」が大ヒットしたではないか。
「毎年1万羽を超える野鴨などの渡り鳥が越冬のため飛来し」「鴨の狩猟期間(11月中旬から翌年2月中旬)に,天皇陛下の思召しにより内外の賓客の接遇の場として使用」(宮内庁ホームページ)されている、対岸の約12,000㎡の宮内庁「埼玉鴨場」にも一言。
「棟下式」にも思ったのだが、この「埼玉鴨場」には北米などに広く分布する見事なメタセコイアの高木が植わっている。これはこれで美しいが、わが国では絶滅種のメタセコイアが植えられているのは、「1949年、日本と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、全国各地の公園、並木道、校庭などに植えられている」(ウィキペディア)ためのようだ。地元の人によると戦後、進駐軍が利用していたともいう。
なるほど。メタセコイアは、わが国がアメリカの軍門に下る象徴的な樹木であるということだ。記者は国粋主義者ではないし、日本国憲法の精神は美しいと思うが、その理由を知ってしまった以上、反米感情が沸々と湧き上がる。「隠された日本の財産」という意味の日本の固有種のスギ(学名:Cryptomeria japonica)に植え替えてはどうか。どう見てもあの大男のメタセコイアは見事に腰が据わったサクラと似合わない。

このメタセコイアそのものは美しいが、宮内庁「鴨場」にそぐわない
大京グループ 親・子 双方向でコミュニケーションできる見守りサービス開始
大京グループのマンション管理事業を手掛ける大京アステージ穴吹コミュニティは2月15日、クオリカが提供する見守りサービス「あんしんリンク」を2 月21日より提供開始すると発表した。
「あんしんリンク」は、離れて住む親に対して不安を持つ居住者に対して、スマートフォンやタブレット、パソコンなどから簡単に双方向でコミュニケーションを取ることができるサービス。
例えば、親は家族からの問いかけに対して○×△マーク(「元気です」「すぐに連絡をください」「後で連絡をください」など)を押すことで簡単に回答できる。また、親世帯が外出しているのに人感センサーが動きを感知した場合や、親世帯の在宅時に、あらかじめ設定した温度以上に室温が上昇した場合、通報メールを発信する。
料金は、両社の管理受託物件に入居する人は初期費用0円、月額1,944円(消費税など込)。
◇ ◆ ◇
結構なことだと思う。しかし、スマートフォンからかかってくる電話をまともに取れない記者のような高齢者はどうするのか。音が鳴るだけで心臓麻痺を起こしそうになる人もいるはずだ。親から頻繁にメールが届いたらノイローゼになる子世帯もいるのではないか。
いっそ、もちろん双方の了解の上だが、親の身体のどこかにタグを埋め込んで365日24時間、監視できるようにしたらどうか。人権団体から猛反対されそうだが。
そのうちに、競走馬や肉牛と同じように生まれたときから識別番号を装着することが義務付けられる世の中にならないか。そうすれば犯罪は激減し、去勢馬のようにおとなしい平和な世界になる。
三井不動産 京都市内で5軒目のホテル「京都駅前」決定
三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは2月15日、「(仮称)三井ガーデンホテル京都駅前」計画の概要を決定したと発表した。
萩乃家が所有する土地に三井不動産がホテルを建築し、三井不動産ホテルマネジメントが三井ガーデンホテルとして運営を行うもの。開業は2019年夏を予定している。
計画地は、JR京都駅(中央口)から徒歩3分、京都市下京区東洞院通七条下る東塩小路町に位置する敷地面積782.66㎡の10階建て延床面積5,212.53㎡。客室数136室(予定)。設計・施工は佐藤工業。
これにより、同社グループの京都市内でのホテルは「京都三条」、「京都四条」、「京都新町 別邸」、「京都祇園」に続き5軒目となる。
いでよ 商品企画を世に問うマンション このままでは底這い市場必至
昨日(2月14日)、不動産経済研究所が今年1月の首都圏マンション市場動向調査をまとめ発表した。
新規発売戸数は1,934戸(前年同月比39.7%増)で、月間契約率は65.2%(同3.6ポイントアップ)となった。1戸当たり価格は5,293万円(同23.4%ダウン)、坪単価は260万円(同19.3ポイントダウン)となり、即日完売は三井不動産レジデンシャル「パークホームズ山王二丁目ザ レジデンス」1期4戸の1物件にとどまった。
この数字をどう読むかだが、その前に、この種のマクロデータに一喜一憂してはならず、慎重に読む必要があることを示そう。
同研究所の前月2017年12月の首都圏マンションは6,480戸の供給量に対して月間契約率は72.5%となり、好不調ラインの70%を上回った。しかし、この中には、即日完売した「ザ・タワー横浜北仲」1 期730戸と、大和ハウス工業他「プレミスト湘南辻堂」1 期120戸が含まれており、この2物件を除くと月間契約率は68.3%となり、「マンション市場は不調」となる。
マクロデータをそのまま鵜呑みにすると間違った判断をしてしまう好例だ。
話を戻すと、1月の即完物件が1物件、しかも4戸のみとは情けない。記者もいやな予感をしていたのだが、このままではこの先悲観的な見方をせざるを得ない。年初は株価の上昇で始まり、日経平均は3万円もあるのではといった景気のいい観測も流れ、デフレ脱却宣言も近いと思われたが、世界同時株安に引きずられるように日経平均株価も急落した。
それでもわが国のファンダメンタルズは悪くないので、これ以上マンション市場が悪化するとは考えていないが、目先市場は、安倍総理が経済界に要請している春闘の「3%の賃上げ」が実現するかどうかにかかっている。
実現すれば、3月末に発表される地価公示も上昇・回復基調であるのは間違いなく、過去もそうだったように、市況は活気づく。
逆に賃上げが不調に終われば、期待感は一挙にしぼみ、このままの底這いが続くのではないか。消費増税は再々延期というわけにはいかないだろうが、10%増税が実施されることになれば多少の駆け込み需要は期待できるかもしれないが、その反動のほうが怖い。
そうなると、それはそれで結構なことだが、消費者は価格が安い中古(既存)市場に向かう。不動産流通各社も必死で攻勢をかけている。政府の「流通倍増」の後押しを受け、新規店舗の開設からインスペクションやら買い取り保証、つなぎ融資、ホームステージング、ハウスクリーニング、設備保証などなど至れり尽くせりのサービスメニューを用意。新規需要層への切り崩しを狙う。
そこで、マンションデベロッパーにお願いだ。ビルや商業施設の見学会はたくさん行われているが、マンション見学会は最近減っているような気がしてならない。価格競争ではなく商品企画力を問う見学会を頻繁に行えば、業界は活気づき消費者にも伝わる。需要は創造するものだ。

