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「マインドスクェア ヘリテージ光が丘 つむぎのまち」

 ポラスグループ中央住宅は12月3日、近代建築家・木下益治郎が手がけた昭和初期の農園別荘(旧邸宅)の意匠デザインなどを引き継ぎ、敷地内にあった樹齢約100年(記者の推定)のイロハモミジを住戸の商品企画に取り込んだ「マインドスクェア ヘリテージ光が丘 つむぎのまち」(全9戸)の販売が好調と発表。同日、報道陣に現場を公開した。

 物件は、都営大江戸線光が丘駅から徒歩19分、練馬区旭町1丁目に位置する全9戸。土地面積は100.00~128.32㎡、建物面積89.25~103.27㎡、価格5,990万~7,590万円、平均6,723万円。建物は木造2×6工法2階建て。建物は竣工済み。

 主な基本性能・設備仕様は、2×6工法、リビング天井高2.7m、スキップDEN(ワークスペース)、ウイルス除去効果がある「可視光線型光触媒」床、珪藻土塗壁、シダーパネル「木もれ美」壁、つむぎケーシング、スピーカー付きダウンライトなど。

 9月19日に広告を10月10日に販売をそれぞれ開始。これまで148件の反響を集め9戸のうち8戸を成約。購入者の平均年齢は41歳、世帯年収は1,000万円前後。

 旧邸宅は、三菱財閥創業者・岩崎弥太郎の姻族である各務鎌吉が昭和8年に建設した敷地面積約1,000㎡、延べ床面積423㎡。アメリカン・アール・デコ様式の設計を得意としていた近代建築家・木下益次郎が設計を担当した。

 同社は昨年末建物ごと用地を取得。屋敷に刻まれた歴史と記憶を後世につなげる商品企画にするため解体を3週間延期し様々な調査を行うとともに、旧所有者の親族縁者や郷土史家研究者などを招き、神職による棟下式(むねおろしき:建物への、感謝とお別れの儀式)を実施した。

 商品企画には、邸宅にあった樹齢約100年のイロハモミジをそのまま残し、旧邸宅の石畳などの古材も配置した小庭園「槭樹(もみじ)の間」「道しるべの小径」(60.17㎡)として整備。「槭樹(もみじ)の間」「道しるべの小径」に面する5戸の敷地の一部に地役権を設定し、共同で管理するように定めている。3年間はポラスが剪定費を負担する。

 さらに、旧邸宅の格式、佇まいを記憶として残すため、特徴的だったいぶし瓦の屋根をモダンな和瓦で表現し、縦格子、丸窓、造作門柱などを採用。天然銘木のフローリング床には、室内照明が当たるだけでカビやウイルス、VOCなどを水や炭酸ガスに分解・除去する「可視光線型光触媒」を、玄関ホールに抗アレルゲン壁紙「アレルブロック」を、玄関手すりには抗ウイルス機能ビオタスクをそれぞれ採用している。

 見学会に臨んだ同社マインドスクェア事業部取締役事業部長・金児正治氏は「一般的な分譲事業は回転率を高めスピードを重視するが、今回の既存建物は使われている材料、仕上げ、デザインなど普通ではなかったので、解体を3週間延ばし、歴史をたどりそれを残していく企画にした。同時に安心・安全を担保するためストレスフリーの床、壁材などを採用することでプラスアルファの価値を実現した。販売も好調なので、今後は当社の最上位モデルとしてこの〝ヘリテージ〟をマンション、複合開発に採用していく。用地取得でも優位に立てる」などと差別化に自信を見せた。

 販売担当の同部東京西営業所所長・金井秀徳氏は、「周辺相場の5,000万円の半ばから後半よりかなり高い価格設定でも他社にない2.7mのリビング天井高、2×6工法、設備仕様レベルが評価された。ムービーパンフを採用することで接客時間の短縮もできた」と話し、プロジェクトリーダーの山口太郎氏は、建物調査で見つかった「棟札」や手斧(ちょうな)仕上げの面材を示しながらコンセプトなどについて熱く語った。

 同社はまた、今期4~11月までの分譲戸建ての契約棟数は前年同期比126%と好調に推移していることを明らかにした。2019年に分譲した戸建ての残戸数は10戸程度とのことだ。

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本物のポプラに手斧仕上げを施したタブロー窓

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2階リビングの窓際には鏡面仕上げのフローリングとすることで、モミジが映り込むようにしている

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旧邸宅のスケッチ

◇       ◆     ◇

 コロナ禍での同社の分譲マンション・戸建てメディア向け見学会は今回で4回目だ。他のハウスメーカー・デベロッパーはほとんど行っていないので、同社が独走している。

 小生は、ハウスメーカー・デベロッパーは記者を育てる役割を担っており、記者は現場(商品)を観ないと成長できないと思っているので、同社の決断を支持する。

 今回も見どころの多い見学会だった。正味は1時間半だったが、記者は取材の帰り、光が丘公園を歩き、あれやこれや見て回ったので都合3時間くらい掛けた。

 光が丘の戸建てと言えば、金児氏がこの日「うちが(入札に)負けた土地」と明かしたコスモスイニシアが4年前に分譲し、人気になった光が丘公園に近接する「グランフォーラム光が丘公園」(16戸)を真っ先に思い出す。

 今回の物件は、光が丘公園に近接していたコスモスイニシアの物件と立地条件は若干異なるが、設備仕様レベルなどを考慮すれば価格は割安感があると思う。

 モミジの既存樹を商品企画に取り込んだのもヒットした要因の一つだろう。モミジは「あと100年は持つ」とのモミジ専門の川口市安行の植木屋さんのお墨付きを得ているという、樹高にして7~8メートルくらいの巨木だ。

 マンションや大規模戸建て開発では、既存樹をそのまま残し、あるいは移植しシンボルツリーとする事例が少なくないが、10戸くらいの規模で約60㎡の植樹帯を設け、企画に反映させたものは三井不動産レジデンシャルの〝ファインコート〟にいくつかあるくらいではないか。

 その三井不動産は〝経年優化〟を積水ハウスは〝経年美化〟をそれぞれ掲げている。山万は〝千年優都〟だ。そしてまたポラスの〝ヘリテージ(遺産)〟が誕生した。半端でない取り組みが消費者に響くのだろう。

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現地(手前に「道しるべ」の文字が彫られた石塔)

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「槭樹(もみじ)の間」

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光が丘公園

感動の金児氏vs宮崎氏トーク 全196戸のポラス「柏」3カ月で100戸成約(2020/10/10)

調整区域の市民農園付き200㎡邸宅 ポラス「ハナミズキ春日部・藤塚」企画秀逸(2020/7/3)

Afterコロナ先取り ポラス「東京5LDK@練馬光が丘」テレワーク想定した企画ヒット(2020/6/19)

公園に近接 電線地中化、2階リビング天井高3.8m コスモスイニシア「光が丘公園」(2016/11/7)

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 12月1日(火)の感染者は372人となり、火曜日の感染者数としては8月4日の309人を上回り過去最多となった。経路不明者は223人で、不明率は59.9%となっている。累計感染者は41,311人となった。男女別では男性57.5%:女性42.5%で、年代別では20代と30代で52.8%を占めている。年代・性別・比率は次の通り。

・10歳未満784人(男:  411人、女:   373人)   1.9%
・10代  1,661人(男:  872人、女:   789人)  4.0%
・20代  12,160人(男:6,474人、女:5,686人)29.4%
・30代   9,651人(男:5,209人、女:3,442人)23.4%
・40代   6,271人(男:4,015人、女:2,259人)15.2%
・50代   4,961人(男:3,087人、女:1,874人)12.0%
・60代   2,272人(男:1,756人、女:1,016人)  5.5%
・70代   2,208人(男:1,202人、女:1,006人)  5.3%
・80代   1,355人(男:   568人、女:   787人)  3.3%
・90代    471人(男:  137人、女: 334人)  1.1%
・不明   14人

◇       ◆     ◇

 11月25日(水)~12月1日(火)の感染者は3,114人で、前週より135人増加した。この7週間のうちもっとも少なかった10月21日~27日の1,101人の3倍近くに激増している。

 注目すべきなのは重症化率が高い高齢者の増加だ。70歳以上の感染者は直近の1週間で357人となり、前週より62人増加。この7週間のうちもっとも少なかった10月28日~11月3日の116人よりほぼ3倍増の241も増加している。さらに詳しくみると、70代は4週前までは70~80人台だったのが、直近1週間では191人に増加。80代も40~60人台だったのが、この1週間は130人に倍増した。90代も10人台から3倍増となっている。

 60代の増加も目立つ。直近1週間は250人となり、もっとも少なかった6週前の92人より2.7倍増加している。

 このほか、100代~50代もこの1週間はもっとも少なかった週の2~4倍に増加している。

泥縄式のGo To トラベル 予約一時停止 用意周到の準備 必要ではなかったか(2020/11/23)


 

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「東京ミチテラス2020」

 東日本旅客鉄道東京支社と三菱地所は12月10日(木)から12月25日(金)までの16日間、東京駅周辺エリアで「東京ミチテラス2020」を開催する。

 演出テーマは「Message of Lights」。新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者とエッセンシャルワーカーへ感謝の意を伝えるとともに、新しい時代(ニューノーマル)に向かって進むすべての人を応援するため、感謝と応援のメッセージをアートカリグラフィー※で表現した大小のオブジェを展示する。

 会場は、東京駅丸の内駅前広場と行幸通り。三密回避やソーシャルディスタンスなどを踏まえ自宅などでも楽しめるようにする。

※「カリグラフィー」とは、「美しい書き物」という意味のギリシャ語で、アルファベットを独特のタッチで書く技術。「アートカリグラフィー」は、伝統的カリグラフィー手法とデザインセンスを融合させ、言葉の意味をこめながら絵のように表現するアート。

東京ミチテラス2020 公式WEBサイトhttps://www.tokyo-michiterasu.jp/

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「アートカリグラフィー」

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AR撮影イメージ

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 エッセンシャルワーカーとはどのような職種の人かよく分からないが、記者は東京都が発表した新型コロナ感染者の職業を調べたことがある。10月1日から11月8日までの感染者で職業が明らかになった4,470人のうち、会社員1,629人、無職499人、学生487人に次いで多かったのが、医療従事者182人+施設職員118人+医師43人の343人が医療従事者とエッセンシャルワーカーということになるのだろうか。

 比率的には1割にも満たないが、自らが感染するリスクを負いながら、人の命を救い感染拡大防止のために必死で働いている人を応援するイベントの開催は大賛成だ。アートに光を当てるテーマもいい。

就労環境を色濃く反映 都の新型コロナ感染者 職業を年代・性別に見る(2020/11/17)

アートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」第3弾11/29まで期間延長 三菱地所(2020/11/11)

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「クリオレジダンス横濱綱島」

 明和地所が11月27日に販売開始した創業35周年記念プロジェクト「クリオレジダンス横濱綱島」の検地を見学した。同社初の「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンションオリエンテッド)」を採用した全100戸。

 物件は、東急東横線綱島駅から徒歩16分(横浜市営地下鉄グリーンライン日吉本町駅から徒歩10分)、横浜市港北区綱島西五丁目に位置する7階建て全100戸。専有面積は61.77~85.16㎡、第1期(9戸)の価格は4,892万~6,988万円(61.77~80.01㎡)。竣工予定は2022年3月下旬。設計はいしばし設計。施工は大勝。

 現地の用途地域は一部準工業地域だが、マンション化が進んでおり、嫌悪施設はほとんどない。敷地西側に2004年竣工の「ディアパークスコンフォートスクエア」(436戸)に、敷地北側は2007年竣工の「リステージ綱島ラグシス」(47戸)に隣接。小学校へは徒歩5分、綱島市民の森へは徒歩7分。綱島市民の森-綱島台公園-綱島公園全体で約8.7haもある。

 建物はコの字型で、標準階は南向きが9戸、中庭を挟んだ東向きが3戸、道路に面した東向きが4戸構成。

 主な基本性能・設備仕様は、一次エネルギー消費量比20%以上削減するZEH、リビング天井高2400ミリ、70㎡の南向きは6400ミリのワイドスパン、ディスポーザー、食洗機、二重サッシ、グリーンカーテン用フック、バルコニースロップシンク、ミストサウナ、通風窓・換気機能付き玄関ドアなど。

 同社建設担当者は「先進的なZEH-Mやパッシブデザインなどの新しい住まいの考え方を取り入れ、住まわれる方が自然を感じて心地よく暮らせる住まいを追求。住戸玄関の窓や通気口付きの玄関ドアから風が通り抜けるようなプランとし、敷地の中心にある水盤とシーズンガーデン(中庭)は、四季折々の変化を楽しめる植栽や、それを映す水盤の景色にこだわって計画しました」とコメントを寄せている。

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現地

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現地近くの横浜市指定有形文化財に指定されている「飯田家住宅」

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綱島公園入口

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「テレワーク(礼金・仲介手数料ナシ/更新料ナシ)」篇

 都市再生機構(UR)は12月1日、UR賃貸住宅のイメージキャラクターの女優・吉岡里帆さんと俳優・千葉雄大さんの新TV-CM「テレワーク(礼金・仲介手数料ナシ/更新料ナシ)」篇を全国で放映開始した。

 新CMでは、吉岡さん演じる“快適なくらし方を追求している動画クリエイター”と、千葉さん演じる“新進気鋭のエコノミスト”がテレワークでの会話を通じて、URのメリットである「礼金・仲介手数料ナシ」「更新料ナシ」を紹介する。

■吉岡里帆さんインタビュー

――今回のCMの見どころは?

 リモートという設定の撮影だったので、すごく今の時代にあった演出だと思いましたし、何より窓を開けた時の景色が本当に気持ちよさそうで、とても印象的でした。

――今回の撮影で印象に残っていることは?

 初めに千葉さんが撮ったリモートの映像に合わせて撮影をしたのですが、千葉さんと一緒にはいないんだけれど、ずっと千葉さんのことを考える撮影で、千葉さんと同じ角度、同じ高さ、同じタイミングでボードを合わせるという撮影が一番難易度高かったです。遠く離れているけれど、何とか一緒に頑張ります!という気持ちで撮影をしました。

■千葉雄大さんインタビュー

――今回のCMの見どころは?

 最近は、吉岡さんと一緒に撮影させていただくことが多かったんですけど、今回リモートという設定で、離れ離れではありましたけど心を一つに撮影しました。

――今回の撮影で印象に残っていることは?

 僕の家の設定がけっこう大掛かりで、新進気鋭のエコノミストだからかもしれませんが、本棚を押すときれいな窓が広がるという設定で、本当にすごい仕掛けだなと思いました。あと、いつもは蝶ネクタイなんですけど、今日は世界にひとつだけの縦型のネクタイの衣装で撮影をしていて、吉岡さんがすぐにネクタイに気付いてくれました。

新CMの本編とメイキング動画は、UR賃貸住宅のウェブサイトで公開されている。

URL:https://www.ur-net.go.jp/chintai/campaign/2021/spring/

◇       ◆     ◇

 記者は今年2月行われたURと三菱地所の「コモレ四谷」記者見学会で、吉岡さんの写真が載っているクリアファイルを頂いてファンになった。

 業界CMでは、〝アットホームであった、アットホームであった…会ったらびったんと〟のアットホームの藤田ニコルさんが双璧だと思う。

UR都市機構・三菱地所「コモレ四谷」満床稼働 建物デザイン美しく緑の量も確保(2020/2/21)

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「DAM(Digital Area Marketing)ソリューション」と従来商品との比較

 長谷工グループのデジタル戦略コンサルティング・デジタルマーケティングサービスを提供するデベロップジャパンは、マンションなどの集客、接客を支援する「DAM(Digital Area Marketing)ソリューション」を2020年11月から本格的に提供開始した。年内に追客までをワンストップで支援する統合型に更新する。

 「DAMソリューション」は、長谷工グループがこれまで不動産販売の現場で培ったエリアマーケティングの知見をもとに考案されたオンライン型のライブ物件案内サービス「Air-DAM(エアー・ダム)」と集客施策である「GEO-DAM(ジオ・ダム)」との連携を図ることで、販促活動の一元化と見える化を実現するソリューション提案。

 同社がこれまでに手掛けた過去3,000物件以上の新築マンションのデジタルマーケティングデータによるエリア分析力により、配信エリアの人口の85%以上をカバーし、チラシ広告と同等の細分化を可能にしたエリアセグメントに加え、ターゲティングの精度を高めているのが特徴。

 また、「バーチャル見学体験」の環境を構築し、さらにポータルサイト、リスティング広告、バナー広告などこれまで目的ごとに分断されていた販促施策を一元化することで、「認知/比較検討」から「見学」までを一気通貫で見える化を実現した。これまで取りこぼしていた潜在顧客へのリーチも可能にする。

◇       ◆     ◇

 マンションや戸建てなどを40年以上、年間100~200件を見学取材してきた記者も、現行の販促・集客広告は多くの課題を抱えており、顧客のニーズ・要望に応えているとは言いがたい。Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)は機能していないと思う。

 リリースにもあるように、「認知獲得/興味喚起」が主目的のチラシによる集客では直接効果・間接効果を定量的に分析できず、アナログでの対応により、来場時のチラシ持参者の数や来訪アンケートでの回答数により効果を計測しているのが現状で、「比較検討/情報収集」が主目的の様々な広告は来場を増やすという目的を満たしていない。

 その代表的なものが、モデルルーム来場時のアンケート調査だ。最近は以前と比べ随分やり方はスマートになってきたが、顧客の個人情報を重箱の隅をつつくように収集する慇懃無礼な行為であるのは基本的に変わっていないはずだ。

 問題なのは、顧客を丸裸にする情報を収集しながら顧客の要望には応えられず、潜在的なニーズを掘り起こせないことだ。記者はもう30年以上も前から、この種のアンケート調査はやめるべきだと主張してきた。いまも各社が行っている価格にオンされる〝来場者プレゼント〟も同様だ。

 なぜ、このようなマンションデベロッパーの企画・広告意図と顧客ニーズのミスマッチが生じるか。答えは簡単だ。今も昔も変わらないはずの物件選好の基本「3K(交通便・価格・環境」あるいは「3P(プレイス・プライス・プラン)」をデベロッパーは伝えきれていないからだし、これらと対をなすネガティブ情報の処理を行えていないからだと思う。〝憧憬の丘に住まう〟などと手垢にまみれたカビが生えそうなフレーズが幅を利かす現状を変えないといけない。

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「A YOTSUYA(エー ヨツヤ)」

 サンフロンティア不動産のリプランニング事業(不動産再生事業) としては初となる1棟シェアオフィス「A YOTSUYA(エー ヨツヤ)」を見学した。「コモレ四谷」に近接する4階建て延べ床面積約1,130㎡で、アーティスト10名によるアートが部屋の壁面に描かれ、内外装・インテリア、設備機器にもニューヨーク市ブルックリンを彷彿とさせる〝こだわり〟を込めた企画力が光る。

 施設は11月9日にオープン。テーマは〝日本初・アートで部屋を選ぶ シェアオフィス〟で、新進気鋭の日本人アーティスト10名がシェアオフィス22室それぞれの部屋の壁面に作品を描き、デザインはニューヨーク市ブルックリンを再現。フロアごとに趣向を凝らした共有ラウンジにこだわりのアンティーク家具を配置している。

 また、「Brooklyn Roasting Company」を日本で展開する運営会社の協力の下、バリスタ研修を受けた施設のコミュニティーマネージャーが、本格機材で淹れたコーヒーを無料で提供するサービスも行う。ほとんどの付帯設備は施設利用料に含まれている。

 施設は、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅から徒歩5分、新宿区四谷本塩町2番8号に位置する4階地下1階建て延べ床面積約1,130㎡。総室数22室(うち2室は曜日オフィス「WEEK」)。賃料は1席60,000円(税別)、6名用で360,000円、8名用で480,000円。

 Brooklyn Roasting Companyのコーヒー、ミネラルウォーターサーバー、共用会議室、プリンタ複合機、冷蔵庫、電子レンジ、無人コンビニ、管理共益費、家具・機材使用料、清掃費(コミュニティーマネージャー)、水道光熱費、wi-fi通信費、印刷複合機利用費(用紙を含む)などは賃料に含まれる。

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1階ラウンジ

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3階ラウンジ

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地階

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屋上テラス

◇       ◆     ◇

 記者は海外へは中国とモンゴル以外は行ったことがないので、ブルックリンスタイルと言われてもピンとこなかったが、建物の内外装を観てすぐ、ニューヨークの下町の古き良き時代を再現しようという企画意図がストレートに伝わってきた。

 物件を案内してもらった同社受託資産運用本部LM事業室新宿店・立和田航平氏は「すべてがアート。日本初」と胸を張ったが、「さもありなん」と感嘆の声をあげたくなった。

 まがいもののケミカル製品で糊塗するような仕上げでないことは、内外装に多用されているレンガタイルが象徴している。イギリスの家屋を取り壊したときに出た廃材をそのまま採用したとのことだった。

 エントランスのドア、エレベータホールの壁、ドアノブ、家具面材などのインテリアは細部までエイジング塗装によって仕上げられている。これらもまたアートと呼べるものだ。

 屋上のテラスは調理をすることも可能で、防衛庁舎が正面に眺望できる。100人収容できる地下は立食パーティなどを開くのにぴったりだ。

 オープンしたばかりの「コモレ四谷」にも歩いて1分もかからない。

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各室

◇       ◆     ◇

 記者は同社野球部のことはよく知っているのだが、本業のことはほとんど知らなかった。

 本旨ではないのでここでは野球のことについては詳しく触れないが、「RBA野球 サンフロンティア不動産」で検索していただければ100本以上記事がヒットし、立和田氏もエースとして〝孤軍奮投〟していることが分かるはずだ。

 本業については、もちろんリプランニング事業が同社の業容拡大に寄与してきたことは知ってはいたが、実物を見たのは今回が初めてだった。経営理念に「利他」を掲げ、「お客様視点」での付加価値の創出に徹底して取り組んできた成果の一端をこの物件で学んだ。

 建物全体を〝アート〟に見立てる企画もよく理解できる。同じではないが、三菱地所が有楽町・国際ビルで行っているアートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」を3度訪ねた。〝緑〟もそうだが〝アート〟はオフィスワーカーの癒しとなり、想像力をかきたてる原動力になるはずだ。クリエイティブな業種の入居者にも支持されるはずだ。

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エイジング塗装

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外観

アートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」第3弾11/29まで期間延長 三菱地所(2020/11/11)

サンフロンティア 延長制す 山田サヨナラ満塁弾 野村不54歳岩﨑常務 意地の2安打(2019/7/22)

サンフロンティア不が逃げ切る 旭化成リフォーム3発がそれぞれソロ(2018/7/9)

応援含め総勢30人の声援に完全試合で応えた青木(2007/11/18)

 三井不動産は11月27日、東証一部上場の東京ドームを公開買付(TOB)により全株取得するとともに、東京ドームと読売新聞グループ本社と資本業務提携することを決定したと発表した。

 買付期間は11月30日(月)~2021年1月18日(月)。買付け価格は、直近6か月の終値単純平均値802円に対して62.09%のプレミアムを加えた1株1,300円(金額)で、買付け額は1,205億円。

 また、同社は同日、東京ドームの第2位株主であるみずほ銀行(所有割合4.62%)からTOBに応募する旨の差入書を受領し、読売新聞グループ本社(以下、読売)からも東京ドームの所有株38,478株(所有割合0.04%)全てについて公開買付に応募する旨の表明を受けたと発表。東京ドームも同日行われた取締役会で公開買付けに賛同の意見を表明した。

 三井不は公開買付けにより東京ドームを完全子会社とする予定で、東京ドームは上場廃止となる。また、同社は東京ドームを完全子会社したのち東京ドームの株式20%を読売新聞グループ本社に譲渡、三井不と読売は東京ドームに役員を派遣する。

 同社のTOB報道を受け市場も反応。東京ドームの27日の終値は前日の897円より150円高の1,047円(ストップ高)の値を付けた。三井不は42円高の2,302円だった。

 TOBの背景には、東京ドームと筆頭株主との対立があり、三井不はホワイトナイト(白馬の騎士)として登場した。

 東京ドームは、同社の筆頭株主(所有割合9.61%)である香港の投資ファンドOasis Investments II Master Fund Ltd.(以下、オアシス)との対立が激化し、今年1月にはオアシスから1株1,300円で全株を買い取るレターを受領しており、その後、10月19日付で臨時株主総会の招集を求められ、長岡勤代表取締役社長ら3名を解任する動議がなされている。臨時株主総会は12月17日に開かれる予定。

 東京ドームは、「当社とOasisの考える企業価値向上策の内容及び進め方には大きな乖離があり、Oasisによる当社株式の取得は、特に長期化が予想されるコロナ禍への対策も考慮した中長期的な企業価値向上には繋がらない」「資金調達の見込みや、外資規制等の観点からの実現可能性も不明であることなどを踏まえると、その具体性及び実現可能性、すなわち真摯性に疑義があるものと言わざるを得ない」とオアシスを批判している。

 一方の三井不は2020年6月上旬、共同事業などで親交がある読売に対し東京ドームの紹介を依頼。8月から具体的な協議を行ってきたとしている。

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 三井不の東京ドーム買収はアンチ巨人&西武ファンの記者も衝撃を受けた。三井不にとっては〝千載一遇〟の、東京ドーム&読売にとっては〝渡りに船〟ではないか。

 三井不は商業施設テナント約2,400社・三井ショッピングパークポイント会員約1,200万人・&mall会員約250万人・三井ガーデンホテル会員約40万人・オフィスビルテナント約3,000社・三井のすまいループ会員約24万人(2020年3月末時点)などの顧客基盤を有している。

 一方、東京ドーム&読売はTDポイントカード会員約74万人(2020年10月31日現在)、「東京ドームシティ」年間来場者約4,000万人、読売新聞朝刊の発行部数742万部(出典:日本ABC協会「新聞レポート」)、読売巨人軍ファンクラブ会員約45万人、ジャイアンツアプリ登録者数約50万人などの顧客資源を有す。

 この三社が連携して、①読売巨人軍のコンテンツ及び球団とスタジアムの一体運営による競争力強化②三井のリソースを活用した東京ドームの新中期経営計画の推進力強化③東京ドームシティの将来の再整備の検討を行う-こととなるが、無限の可能性を秘めていると思う。

 もともと三井不はスポーツイベント協賛に意欲的だ。1984年のロサンゼルスオリンピック大会だったと思うが、日本が優勝した野球競技では同社はバックネットの下部に広告を出したために、投手が投げるたびに「三井不動産」の文字がテレビに映し出された。同社役員が呵々大笑したのを覚えている。

 昨年のラグビーワールドカップ2019日本大会では、世界最強のニュージーランド代表オールブラックスのオフィシャルスポンサーとなり、同社グループのホテルを宿泊先として誘致し、千葉県柏市と共催したオールブラックス応援イベントには7,000人を超す観客を集めた。

 現在も、2020東京オリンピック・パラリンピックの公式スポンサーとしてテレビなどに頻繁に露出している。

 社員にも野球経験者は多い。三井不動産リアルティの遠藤靖社長は慶大を大学野球日本一に導いた功労者だし、同社には巨人の契約金2億円のドラフト指名を蹴り三井不動産に入社した志村亮氏もいる。このほか三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三井不動産レジデンシャルサービス、三井不動産レジデンシャルリースも野球部があり、OBを含めたら野球経験者は数百名どころか千人規模ではないか。

 デベロッパーの野球関連では、中部電力グループの日本エスコンは、北海道日本ハムファイターズが2023年に開業を予定している北広島市の新球場「ES CON FIELD(エスコンフィールド)HOKKAIDO」の命名権(ネーミングライツ)を取得した。

 このほか、リストグループは横浜DeNAベイスターズのスポンサーになっており、ミニミニは東都大学野球の、エイブルは首都大学野球のそれぞれ公式スポンサーになっている。住友不動産は東京ドーム、西武ドームにも広告を出している。

  〝たかが野球 されど野球〟-野球人気は不滅だ。

ラグビー世界最強NZ オールブラックス応援イベントに7000人超 柏市×三井不(2019/9/14)

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「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」地域

 住友不動産と関電不動産開発は11月26日、神戸開港150年記念プロジェクト開発エリア内のツインタワーマンション「ベイシティタワーズ神戸」全700戸の販売活動を開始すると発表した。販売開始は来年1月下旬の予定で、海側の中層階の100㎡タイプは1億円(坪単価330万円)を超えるとみられる。問い合わせは1,500件超となっている。

 現地は、神戸開港150年記念プロジェクトに位置付けられている「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」地内に位置。住友不動産を代表とする6社のコンソーシアムによって「住宅」「商業」「業務」「文化」などの複合街づくりが進められている。

 物件は、開発地区内の唯一のマンションで、立地特性を生かし3LDKを中心に41~105㎡まで多彩なプランを揃え、一次取得者から買替え・セカンドハウスニーズまで幅広い顧客層を想定。角部屋住戸には足元近くから天井近くまで広がる「ダイナミックパノラマウィンドウ」を採用する。スカイラウンジ、フィットネスジムなど共用施設の充実も図る。

 このほか開発地内には、①文化施設棟「神戸ポートミュージアム」(4階建て延床面積約7,283㎡)②業務商業棟「STAGE FELISSIMO」(8階建て延床面積約8,548㎡)③業務商業棟「GLION Awa-s Building」(10階建て延床面積約11,365㎡)④駐車場棟(6階建て延床面積約11,935㎡)が整備され、2021年から順次稼働する。

 各建物はペデストリアンデッキで相互に繋なげられ、水辺デッキや緑地公園・公開空地などのオープンスペースを確保した開放感のある敷地計画となっている。

 来年4月には神姫バスが、三宮駅とウォーターフロントエリアを結ぶ連節バスの運行を開始する予定。

 物件は、JR東海道線三ノ宮駅から徒歩15分、神戸市中央区新港町の商業地域、準工業地域(建ぺい率60%、容積率500%)に位置する敷地面積約10,600㎡、27階建てWEST347戸・EAST353戸の2棟の全700戸。プランは3LDKを中心に41~105㎡。完成予定はWESTが2023年1月中旬、EASTが2024年9月下旬。設計・施工は前田建設工業。

◇       ◆     ◇

 記者は2年前、三菱地所レジデンスなど4社JVの「ザ・ パークハウス 神戸タワー」(352戸)のプロジェクト発表会・モデルルーム内覧会を取材したとき、今回の「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」エリアまで足を運んだ。

 アクセスにはやや難があると思ったが、三宮駅とウォーターフロントエリアを結ぶ連節バスが運行されるのでその難点はずいぶん解消されるのだろう。

 何よりも代えがたいのは立地だ。東京都でいえば湾岸エリアの晴海・有明・勝どき・豊洲、芝浦、みなとみらい、新浦安、海浜幕張などだろうか。海好きにはたまらないマンションになるはずだ。

 問題の価格はどうだろう。「ザ・ パークハウス 神戸タワー」は坪単価266万円だった。住友不動産は「海側の100㎡の角住戸は1億円を突破する」としているので、平均で300万円台に乗る可能性が大きいと見た。同社は広島駅前で坪単価300万円のマンションを3年前に分譲している。

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再開発マンション 完成予想図

さすが三菱 神戸の歴史的建物保存・復元「神戸タワー」 過去最高峰の坪単価266万円(2018/3/15)

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 アキュラホームの社内研究所であるアキュラホーム住生活研究所は11月25日、同社の従業員1,000名を対象に行った「新型コロナウイルス感染症により変化する住まいのあり方調査」をまとめ発表した。

 同研究所は緊急事態宣言中の5月と、新しい日常が定着してきている10月の2回、アンケート調査を実施した。同社は、緊急事態宣言期間中は原則在宅勤務とし、現在はテレワークと出社を併用している。

 調査の結果、住まいに求められるものの1位に浮上したのがウイルス対策設備(5月35%、10月30%)。以下、広い庭・バルコニー、モニター付きインタフォン、浴室乾燥機、宅配ボックス、収納スペース、広いリビングの順。従来ニーズが高かったウォークインクローゼット、カウンターキッチン、シューズクロークなどの設備は相対的に後退した。

 その理由として、在宅勤務・学校休校などにより家族で家にいる時間が増加したことをあげ、自宅でアウトドア(グランピングやバーベキューなど)をする人が増え、新たな趣味として家庭菜園を始める人も増えているとしている。

 テレワークについての質問では、在宅勤務の増加により、新たに仕事部屋となる場所を設けた人は43%に達した。男女別でみると男性は個室を望む人が多く、女性はリビングで仕事をする人が男性に比べて2割ほど多いとしている。

 同研究所はこうした結果を受け、今後はLDKからLTK(リビング・テレワークスペース・キッチン)の時代に変化するのではないかとしている。

 コロナ禍で負担が増えたものは、女性の炊事、掃除、洗濯などの家事時間が長くなる傾向が顕著で、光熱費の大幅増による家計への負担が大きいという声が多く寄せられたとしている。

 コロナ禍で新たに取り組んだこと・大幅に費やす時間が増えたものでは、携帯を見る、テレビを見ると多くの人が回答した。コミュニケーションの欠如を補う新文化「WEB 飲み会」は、5月の時点では積極的に実施されていたが、現在は20代の従業員のみが継続しているようで、その他の年代は5%以下という結果が出た。

 在宅勤務の継続意向では、全体の62%が「今後も継続したい」と答え、「どちらともいえない」が24%、「在宅勤務はしたくない」が14%という結果となった。年代・男女別では、若い子育て世代や親の介護が必要になることが多い世代の女性は「今後も継続したい」とする割合が8割を超えた一方、10月の調査では20代男性の44%、30~40代男性の57%、50代以上の男性の61%が在宅勤務を希望しないと回答した。

 居住地に関する調査では、5月も10月も約150人(約15%)の社員が現在の居住地を変えたいという結果となった。30代以上の年代では6割以上が「自然環境の豊かなところ」を希望しており、3割程度は実家に戻りたいという回答があった。

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 興味深い結果が出た。コロナ禍での住まいについては三井不動産レジデンシャルが先日、「三井のすまいLOOP 会員(n=6,169)」と「三井不動産レジデンシャル販売物件資料請求者・来場者(n=1,343)」を対象とした「アフターコロナのすまいやくらしに関する意識調査」の結果を報告しており、本日(11月25日)はザイマックス総研のオフィスワーカーを対象にした働き方の実態や価値観についてのレポート「首都圏オフィスワーカー調査2020」を紹介した。これらも参照していただきたい。

 記者がもっとも驚いているのは、三井不動産レジデンシャルの調査でも今回のアキュラホームの調査でも「書斎」「自分の部屋」を望む人が多いことだ。

 調査対象者の懐具合は知る由もないが、都内の良好な住宅地での戸建て取得は絶望的で、マンションも23区内では坪単価は300万円を突破し、20坪でも6,000万円以下は姿を消しつつある。3帖間でも450万円だ。夫婦別々だと900万円もかかる。どのようにして確保するのだろうか。

 ただ、男性も女性も〝自らの居場所〟を求めるニーズは以前からあり、ポラスやケイアイスター不動産などは戸建てに導入して人気を呼んだ。「5LDK」はキーワードになりつつある。

 「良好な住宅地」への居住地の変更を考えている人の多いのにも注目したい。三井の調査では「都心エリア⇒郊外エリア希望に変化」から「郊外エリア⇒都心エリア希望に変化」を差し引いた人は6.2%あり、今回は約15%だ。このニーズの高まりは、これまで取材してきたマンションや戸建ての現場でも実感している。

 住環境がよく、広い庭が確保でき個室が持てるのは郊外しかない。マンションも同様だ。ここ数年、グロスを抑える専有面積圧縮型・コンパクトマンションが激増しているが、これは軌道修正を迫られることになりそうだ。

office workerにテレワーク浸透 ストレス増、やる気減退も ザイマックス総研 調査(2020/11/25)

Afterコロナ先取り ポラス「東京5LDK@練馬光が丘」テレワーク想定した企画ヒット(2020/6/19)

三井不レジ・鹿島・清水「パークタワー勝どき」第1期1次は237戸 坪単価425万円(2020/11/18)

 

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