伊藤忠エネクス・コスモスイニシア 医療従事者向けに「MIMARU東京 赤坂」無償提供
伊藤忠エネクスとコスモスイニシアは5月22日、新型コロナウイルス感染症拡大の長期化により、厳しい就業環境のなかで闘う医療従事者向けに支援活動を開始したと発表した。
東京都内の伊藤忠エネクスグループ社員が日頃から関わりのある感染症指定医療機関を含む医療機関従事者に、コスモスイニシアの運営する宿泊施設「MIMARU東京 赤坂」(https://mimaruhotels.com/ja-jp/akasaka/)を無償提供する。同施設はキッチン付きの約40㎡の客室とランドリー設備付き。
アレグ都市 2020年3月期 主力の分譲戸建て好調 経常45%増 今期業績予想は非開示
アレグ都市デザインは5月22日、売上高18,153百万円 (前期比15.5%増)、営業利益705百万円 (同26.2%増)、経常利益529百万円 (同45.7%増)、純利益355百万円 (同44.5%増)と増収増益。主力の分譲戸建てブランド「アグレシオ・シリーズ」は278棟、土地分譲は24区画。
今期業績予想は非開示。
日神グループHD 2020年3月期 経常20%減益 今期業績予想は非開示
日神グループホールディングスは5月22日、2020年3月期決算を発表。売上高821億円(前期比3.2%増)、営業利益50億円(同19.0%減)、経常利益47億円(同20.5%減)、純利益は39億円(同5.7%減)と増収減益。
分譲マンションの販売戸数は前期を上回ったが、単価の低い単身者・ディンクス向けの物件の割合が増加したため、売上高は237億円(前期比15.7%減)、セグメント利益10億円(同44.7%減)となった。期末完成在庫は200戸(前期末125戸)。
今期業績予想は非開示。
エスリード 2020年3月期 7期連続増収増益 4期連続在庫ゼロ 今期は非開示
エスリードは5月22日、2020年3月期決算を発表。売上高616億円(前期比7.8%増)、営業利益79億円(同10.9%増)、経常利益80億円(同10.5%増)、純利益50億円(同13.3%増)となり、売上高、経常利益、純利益は7期連続の増収増益。2017年3月期から2020年3月期にかけ4期連続「完成在庫ゼロ」を達成した。
今期業績予想は未定。
東京都 新型コロナ 緊急事態宣言解除の感染状況3条件 全てクリア
東京都は5月21日、新型コロナウイルス感染者が新たに11人判明したと発表した。うち9人が感染経路不明・調査中。この日を含めた1週間の感染者は59人(1日平均8.4人)で、感染経路不明・調査中は23人(不明率39.0%)となり、政府が示した緊急事態宣言解除の感染状況の目安である1日平均10人、不明比率50%以下、前週より減少の3条件とも満たした。ただ、1都3県は政府も自治体も一体として解除を検討するとしており、この日の宣言解除は行われなかった。
都はまた、これまでの報告に追加すべき陽性者58人と、削除すべき重複者6人、陰性判明者5人が判明し、差し引き47人の感染者を追加すると発表した。これにより、5月21日までの感染者は累計5,133人になった。
積水ハウス 新型コロナ 戸建て・賃貸・リフォーム・分譲事業に影響
積水ハウスは5月21日、新型コロナウイルス感染症の事業への影響について発表した。定量的な数値は開示していない。
戸建住宅・賃貸住宅・リフォーム・分譲住宅事業については、第1・第2四半期の受注高の減少が、第3四半期以降の売上高・利益に影響が出てくる可能性があるとしている。
国際事業では、米国西海岸を中心に展開するマルチファミリー事業(賃貸住宅開発)や住宅・宅地販売に影響が出ている一方で、オーストラリア、中国での影響は限定的としている。
不動産フィー事業、マンション事業、都市再開発事業についてはそれほど大きな影響を受けないとしている。
東急リバブル 全国店舗でオンライン接客開始
東急リバブルは5月21日、全国の売買・賃貸仲介店舗でビデオ会議ツール Google Meetを利用したオンライン接客を同日から開始したと発表した。
顧客は自宅の査定、売却相談をする場合、室内をライブ中継して同社担当者が確認し、空室物件の内見は担当者がライブ中継して顧客に説明する。
新型コロナウイルス感染防止のため、同社は一部を除く売買・賃貸仲介店舗の営業活動をテレワーク(在宅勤務)に切り替えて実施しているが、今後はオンライン接客を全国の売買・賃貸仲介店舗で行っていく。
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スマホすら満足に扱えないアナログ人間の記者などはさっぱり理解できないが、「新しい生活様式」では名刺交換もオンラインで行うことになるとのことなので、こうした接客は否応なく一般化するのだろう。
しかし、顧客も営業担当者も、具体的な設備機器や建具・家具、床材、壁材などの仕様レベルをどう伝えるのか。専門的な知識がないと伝えられないはずだ。
〝OK!Google!このキッチン天板はどの程度のレベルか? 床の遮音性能は? あなたは宅建士の資格を持っているのか? 〟などに応えられたら営業マンの仕事はなくなるが…そうはならない。記者が会ったOK!Google!はみんな女性だったが、確か年齢すら答えられなかった。
〝OK!Google!自慢じゃないが、小生はちょっと見ただけで住戸の質、設備仕様レベルが分かるし、相場より高いか安いかの判断もつくぞ〟
東京都 新型コロナ 緊急事態宣言解除の目安 クリアできるか微妙
東京都は5月20日、新型コロナウイルス感染者が新たに5人判明したと発表した。うち感染経路不明・調査中はゼロ。1日の感染者数は6日連続して20人以下で、6日間の合計は48人(1日当たり8人)となった。
本日(21日)、安倍首相は緊急事態宣言を継続するか解除するかを発表するが、東京都は21日の感染者を含めるとすると22人以下であれば、国の緊急事態宣言解除の目安(1日当たり10人)を下回る。14~20日の1週間の感染者は78人(1日平均11.1人)となり、この数値だと目安をクリアできない。感染経路不明・調査中は6日間で14人(不明率29.2%)となり、こちらは目安を下回る可能性が高い。
ただし、国も一都三県の知事は一体として判断を下す意向で、神奈川県は目安を上回っていることから宣言は継続される可能性が高いとみられる。休業要請緩和がされるかどうかが注目される。
100年前に逆戻り? 新型コロナ禍4月の訪日客 前年同月比99.9%減の2,900人(2020/5/20)
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東京都 新型コロナ感染者3000人突破 最多は30代10~20代・80~90代女性は男性上回る(4/20)
全国の新型コロナ感染者 約7,500人 1週間で80%増加 厚労省(4/14現在)
100年前に逆戻り? 新型コロナ禍 4月の訪日客 前年同月比99.9%減の2,900人
日本政府観光局(JNTO)は5月20日、2020年4月の訪日外客数は前年同月比99.9%減の2,900人だったと発表した。統計を取り始めた1964年以降で初めてのこと。1~4月は前年同期比64.1%減の約394万人。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの国で海外渡航制限や外出禁止等の措置が取られていること、日本においても検疫強化、査証の無効化などの措置の対象国が拡大されたことを理由に挙げている。もっとも多かった韓国、台湾、アメリカでも各300人。
出国日本人数も前年同月比99.8%減の3,900人だった。
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予想されたことではあるが、過去の歴史をさかのぼってもこれほど少ないのは戦前だろうとネットで調べてみた。アジア歴史資料センターホームページには「訪日外国人は1935(昭和10年)年には42,629人(うち、観光目的は16,045人)に達しました」とある。もちろん、戦中はもっと少なかったはずで、瞬間的にはほぼ100年前に逆戻りしたということか。
東急不動産HD 2020年3月期 増収営業減益 今期は経常32%減を予想
東急不動産ホールディングスは5月20日、2020年3月期決算を発表。売上高9,632億円(前期比6.8%増)、営業利益793億円(同1.1%減)、経常利益675億円(同4.6%減)、純利益386億円(同3.1%減)となった。
都市事業、住宅事業、管理事業、仲介事業は増収増益となった一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたウェルネス事業、ハンズ事業などは減収減益となった。
オフィスビル・商業施設の空室率は0.6%。住宅事業の売上高は1,363億円(前期比12.3%増)、営業利益は85億円(同59.3%増)。分譲マンションの計上戸数が1,650戸(前期1,266戸)と増加した一方で、戸建ては17戸(同111戸)と減少した。マンションの次期売上予想に対する契約済み割合は50%(前期比4ポイントマイナス)。完成在庫は453戸(前期末は497戸)。
今期業績予想は、売上高9,300億円(前期比3.4%減)、営業利益500億円(同37.0%減)、経常利益390億円(同42.2%減)、純利益260億円(同32.7%減)を見込んでいる。