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「Brillia Tower 堂島」

 東京建物が分譲中の大阪市内初の「Four Seasons Hotel」とコラボした複合タワーマンション「Brillia Tower 堂島」を見学した。コンセプトの〝旅とアート〟が具現化されており、日建設計による外観デザインとピエト・ブーン氏による236㎡の「白」を基調としたモデルルームの美しさに仰天、魅了された。坪単価は大阪市のこれまでの最高値400万円をはるかに超える650万円ながら、第1期1次130戸は約540件の登録を集め4.2倍で即日完売した。価格は東京のほぼ半値で、基本性能・設備仕様レベルも劣る大阪のマンション市場を変える衝撃的な物件だ。

 物件は、JR大阪駅から徒歩9分、大阪市北区堂島二丁目の商業地域に位置する敷地面積約4,828㎡、49階建て全463戸(募集対象外住戸53戸含む。住宅フロア4~27階、38~49階、ホテルフロア28~37階)。11月15日に抽選分譲した上層階が対象の第1期1次130戸の価格は5,280万~108,000万円(最多価格帯11,000万円台)、専有面積は38.71~236.06㎡、坪単価650万円。竣工予定は2024年1月下旬。施工は竹中工務店。設計は日建設計。デザイン監修はSTUDIO PIET BOON。

 現地は、竹中工務店本社-電通大阪支社跡地。〝旅とアート〟をコンセプトに、国際水準の機能を備えた住宅とラグジュアリーホテルブランド「Four Seasons Hotel」と共同開発した超高層複合タワーで、設計を担当する日建設計のチーフデザインオフィサー・大谷弘明氏による「帆」をイメージさせる優美な外観デザインが特徴。また、大阪で初めて「宿泊施設の整備に着目した容積率緩和制度」の適用による特定街区の都市計画決定を受けており、法定容積率480%から1200%へ大幅に緩和されている。

 主な基本性能・設備仕様は、木製玄関ドア、二重床・二重天井、リビング天井高2.7~4.0m、ディスポーザー、食洗機、Low-Eガラス、ジーマティックキッチン、VOLA社・ドンブラハ社製水栓、JAXSON社製浴槽など。2階と43階にコンシェルジュを配置し、エントランス部分に警備員が常駐。最上階にはラウンジ・パーティルームをはじめとした共用施設を設置するほか、アート監修の南條史生氏のキュレーションにより7氏のアート50点超が共用部分に配置される。

 物件の統括所長・加覧憲一氏は、「反響は大阪が7割、東京と兵庫、その他がそれぞれ1割。立地条件をカバーするホテルと一体とした意匠・デザイン、商品企画が高い評価を得ています。第1期1次130戸の登録件数は約540件。12月上旬に予定している第1期2次50戸と合わせ即日完売する可能性が高い」と語っている。

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完成予想図(合成)

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ギャラリーラウンジ

◇       ◆     ◇

 最初に断っておく。記者は関西圏のマンションは数えるほどしか見学していない。トータルで20件あるかどうかだろう。大阪の市場もまったく分からない。以下は、あくまでの記者の独断と偏見に満ちた記事だ。

 見学したのは11月23日(火)の祝日だった。取材を許可して頂いた同社広報と、顧客対応に忙しいはずなのに快く対応していただいた統括部長の加覧氏にお礼申し上げる。加覧氏とはRBA野球大会を通じて以前からお付き合いしていただいており、久々にお会いできるのを楽しみにしていた。昨年4月から単身赴任されているようで、持病の痛風も治まりつつあると聞いた。何よりだ。

 販売事務所を訪れる前に現地を見た。用途地域は商業地域だが、大小のビル、マンション、店舗などが混在しており、準工ではないのかと思った。「堂島」は小説の舞台にもなっているのでよく知ってはいたが、街並みはイメージしていた「銀座」とは全く異なっていた。

 販売事務所は、それぞれ2層はありそうなシアター、模型コーナー(模型は35分の1)などはこれまで観た大阪の好調物件と同等ではないか。

 75㎡と127㎡のモデルルームはシンプルなデザインで、都内のこのクラスの物件と比較してそん色ないと思った(大阪市内ではトップクラスなのだろう)。

 驚いたのは、ピエト・ブーン氏が手掛けた236㎡のモデルルームだった。木製でナグリ仕上げの玄関扉は、単価を考えたらこれもありだと判断したが、扉を開けたとたん6畳大はありそうな白が基調のホワイエが目の前に飛び込んできた。昭和57年に見学した「広尾ガーデンヒルズ」のモデルルームがまざまざと蘇った。そこも玄関ホールは6畳大あった。

 次に66.8畳大のLDK、32.7畳大の主寝室、ドレッシングルーム、浴室、トイレなどを見て回ったのだが、今度は「これほど〝美しい〟マンション見たことない」という見出しを付けた平成19年の鹿島建設「加賀レジデンス」が思い出された。

 一分の隙もない端正なきりりとした美しさが際立った「加賀」とは異なる、曲線を多用した優美な白の美しさに言葉を失った。シアターに映し出された〝どうみても美しく、どう考えてもおもしろい〟というキャッチコピーに嘘はないと思った。このコピーライターもただものではないと。

 そこで考えた。この美しさを何に例えたらいいか。しんと静まった雪原に舞い降りた一羽のツルか、それとも空の青にも海の青にも染まず漂う大海原の白鳥か、あるいは立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花の女性か。女性でいえば、きらきら輝く光沢があるシルクもいいが、記者などは木綿の白襦袢に白足袋の女性に背筋がゾクッとする。そんな白だった。

 モデルルームに使用されている什器・食器類も、釉薬を掛けていない素焼(テラコッタ)が多かったのではないか(よく観察すべきだった)。そこにも抑制された白の美しさがあった。

 さらにまた考えた。70歳を超えボケも始まったのではないかと自覚する記者の39年前、14年前のマンションの記憶を蘇らせるピエト・ブーン氏は何者なのか、どのような感性の持ち主なのかと。

 白が基調の販売事務所、モデルルームはたくさん見てきた。白はどのような家具とも調和する。無難な色ではある。しかし、安物のケミカル製品だと雰囲気をぶち壊すこともある。光の乱反射、跳ね返りによって目がくらみ、疲れることもある危険性もはらむ。ピエト・ブーン氏の白はそれがない。すべてを受け入れる優しい白だった。

 東京建物のプレス・リリースには、同氏は「オランダ生まれのデザイナー。そのものづくりや天然素材への情熱、インスピレーションは育ってきた母国や家族環境の中で培った伝統に基づく創造と彼自身の挑戦的な精神によるものである」とあり、別のネットには「彼のデザインスタイルは、クラシックでエレガントです。天然材とくすんだ色の組み合わせ、本格的なスタイル」とあった。63歳のようだ。

 なるほど、ヒントは「天然材とくすんだ色の組み合わせ」だ。同氏を起用したのは日建設計か東京建物かFour Seasons Hotelか分からないが、これもコラボの大きな成果だろう。

 東京建物は、メジャーセブンの中で唯一大阪ではマンションの供給実績は少ないはずで、だからこそ〝負けないぞ〟という意地が働いたのか、あるいはまた、価格は東京の2分の1で、基本性能・設備仕様レベルも落ちる大阪の市場を知らなかったのが幸いしたのか。いずれにしろ、大阪のマンション市場に一石も二石も投じたのは間違いない。歴史を変える物件だ。これがメルクマールになるはずだ。

 「うめきた2期」が楽しみになってきた。〝安かろう悪かろう〟という市場から脱却していただきたい。「近畿」はもともとわが国の中心地だったのだから。天童よしみさんは〝負けたらあかん 負けたらあかんで東京に〟と熱唱しているではないか。

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ピエト・ブーン氏

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ナグリ仕上げの木製玄関扉

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236㎡のモデルルーム

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同上

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同上

負けへんぞ横浜北仲に ここは〝北浜〟の一等地 三井レジ他「北浜ミッドタワー」(2018/2/20)

〝首都圏に負けない〟レベル 販売好調 野村不・大林新星和不「プラウドタワー北浜」(2018/9/1)

首都圏の億ションに負けない 関西最高峰の坪610万円 東急不「芦屋」(2018/7/23)

さすが三菱 神戸の歴史的建物保存・復元「神戸タワー」 過去最高峰の坪単価266万円(2018/3/15)

三菱地所レジ 「京都鴨川御所東」 坪単価はいくらになるか(2015/10/8)

これほど〝美しい〟マンション見たことない 鹿島建設「加賀レジデンス」(2007/5/18)

集合住宅の最高傑作の一つ 鹿島建設「加賀レジデンス」が完成(2008/9/16)

 

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コジマ 創業50周年を祝うパーティー(サンケイホールで)

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小島会長(左)と小島社長

 埼玉県三郷市で不動産業、建設業、屋外広告業などを展開する株式会社コジマは11月14日、創業50周年を祝うパーティーを千代田区大手町の大手町サンケイプラザホールで開催。会場となったサンケイプラザホールにはお祝いの胡蝶蘭123鉢が芳香を放つ中、関係者ら200人超が集まり、「真心・感謝」をテーマとしたパーティーに同社の更なる発展を祈念した。RBA野球関係者も、同社社長・小島一茂氏(53)とほぼ同期の〝往年〟のスター選手が結集。昔話に花を咲かせた。

 冒頭、同社取締役会長・小島勲氏(78)は「昭和46年に会社を設立して半世紀が経過しました。これからも精進努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。

 息子で同社代表取締役社長・小島一茂氏(53)は謝辞で『野球というスポーツは人生そのものだ』という長嶋茂雄さんの名セリフと、『ピンチのあとにチャンスあり』という野球のセオリーを自分の人生にたとえ、長男が生まれた後に母が亡くなり、その翌月に会社を辞め、自分自身も家族も会社も世の中もそして業界もバブルの崩壊後長引くデフレで、野球で例えると無死満塁の大ピンチの状況。このピンチの状況の中支えてくれたのが親戚、先輩たち、同期生でした。そしてなんとかピンチを乗り越え、その後、お客様から様々なチャンスを頂戴し、教えられ、育てられ今日このようなパーティーを開催することができました。これからもお客様ファーストで真心と感謝を持って皆様と共に邁進していく所存でございます。と決意を表明。また、長男の隆寛氏を登壇させ、昨年立教大学を卒業し、現在六本木のケンコーポレーションで頑張っています。以後お見知りおきの上宜しくお願い致します。と次世代の紹介で締めくくった。

 来賓として登壇し乾杯の挨拶をした三井不動産リアルティ札幌代表取締役社長・江川尚志氏(54)は、「第3回RBA野球大会で一茂社長がサンケイビルのエースとして東京ドームの決勝戦で戦いました。7回終了して同点、2度の延長戦を行っても決着がつかず、時間切れでジャンケンをやってサンケイビルが優勝したんです」とエピソードを明かした。その他早大野球部出身者が2名参加していた。

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帝京高校時代、小島氏と二遊間コンビを組んだ楽天コーチ・奈良原氏の名前も

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長嶋茂雄氏直筆の色紙(左)と小島親子の大垣された書

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立教大学チアガールも応援に駆け付けた

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 この日出席したRBA野球関係者は前段の江川氏のほか、三菱地所ホームソリューション事業部長・鈴木正人氏(52)、サンケイビル事業本部関西営業部次長・三枝智氏(54)、ザイマックス防災テクニカ常務取締役・田村憲司氏(54)、テーオーシーTOC事業部課長・土屋彰氏(51)、元ケンコーポレーション藤田和茂氏(55)の6氏(順不同)。

 各氏は33年の歴史(一昨年と今年はコロナの影響で中止)を誇るRBA野球大会にどれほどの実績を残したか、ざっと紹介する。江川氏は早大野球部出身で、三井不動産販売の捕手として活躍。詳しいデータはないが、毎年60チーム、1チーム15人が出場したと計算すると、参加者は延べ28,000人に上るが、三冠王を獲得したのはこの江川氏のほかに〝ミスターRBA〟こと東急リバブルの岡住まさる氏、旭化成ホームズの現役・北寒寺氏しかいない。江川氏は長距離ヒッターではなかったが、シュアなバッティングは一級品だった。

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江川氏

 鈴木氏は上宮高校で一茂社長と同じ大会の甲子園に出場し、青山学院大-三菱地所ホームの主砲兼投手兼監督として活躍。チームの通算成績は26勝62敗、勝率0.295という数字が示す通り好成績を残せなかったが、「ハエが止まる60キロの速球」を開発した。本業では「うちはミリ単位で顧客対応ができる」と語ったのは今でも印象に残っている。記者はいつも鈴木氏を挑発したが、そのお詫びに別掲の記事を添付した。みなさんもぜひ読んでいただきたい。

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鈴木氏

 三枝氏はサンケイビルの捕手-監督としてチームを引っ張った。一茂社長の球を受けていたのも三枝氏だ。一茂社長が退社したあとはじり貧となり、やがて参加しなくなった。三枝氏は「野球好きもいる。声を掛ける」と復活に意欲を見せた。

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三枝氏

 田村氏は、同志社大-コスモスイニシア-ザイマックスの名遊撃手。守備力は現役の北寒寺氏と互角のプロ級で、西武・源田選手クラスだ。美しいのは守備だけでなく、記者はその美顔にほれぼれした(その手の趣味はない。念のため)。いまはしもぶくれが甚だしく往時の見る影もないが…。

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田村氏

 土屋氏は、RBA野球大会の1試合最多奪三振記録保持者だ。第10回大会の対安田不動産戦で、7回を投げ実に16個の三振を奪った。この試合を記者は取材していた。大会は7回または1時間半だから、双方とも強くても弱くても7回まで進むのは難しく、実力が拮抗していないとこの大記録は達成できなかったはずだ。運も味方した。土屋は屈指の好投手ではあったが、スピード一本で抑えるタイプではなかった。この日の三郷の河川敷のグラウンドは風が強く、投手に向かい風だった。変化球が面白いように決まった。

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土屋氏

 藤田氏は、日大三-日大-ケンコーポレーションで、第3回RBA日豪親善野球大会の遠征に日本代表として一茂社長と共に参加、この大会一茂社長がMVP、藤田氏が日本代表のキャプテン。豪遠征後、長崎慶一氏(元阪神)当時大京コーチの野球チームに二人はスカウトされ参加したこともある。この6氏と一茂社長を交えて歓談したかったのだが、一茂社長は200名を超える参加者にあいさつするのが忙しく、その機会はなかった。一茂社長は自らのプロフィールを同社ホームページで紹介しているので、そのまま転載する。

 「幼少期から高校野球の経験者で少年野球三郷ヤンガース創設監督の父に野球の教育を受け、帝京高校時代には現在東北楽天ゴールデンイーグルスの奈良原浩内野守備走塁コーチ(元侍ジャパンヘッドコーチ)と二遊間を組み甲子園に出場(1準優勝)。大学卒業後の91年、フジサンケイグループの不動産建設会社に入社。同年オーストラリアゴールドコーストで行われたRBA日本不動産野球連盟 第3回日豪親善野球大会に日本代表として出場しMVPを受賞。7年勤務後の98年、父の経営する株式会社コジマに入社。『Challenge for Change』『お客様ファースト』『スピード』をスローガンに『コジマにお願いして良かった』とお客様に思っていただき、喜んでいただける仕事をするのが生きがいです」

 一茂社長は、サンケイビルでは主に投手として活躍したが、本来は内野手だ。前出の田村氏と守備力は互角で、RBAでこの2人の守備は特別華麗だった。

 一茂社長は現在帝京高等学校野球のOB会会長を務める。

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 一茂社長の父・勲会長に話を聞いた。勲会長は小学3年のときから巨人ファンで、長嶋茂雄氏が好きだったという。茂雄氏の長男・一茂氏が誕生した3年後に長男が生まれた。「子どもをプロ野球選手にしたく、長嶋に負けるなと『一茂』と名付けた。1歳8か月から特注の巨人のユニフォームを着せていた。9連覇の最後の年の神宮球場の大学とプロの入れ変え時に当時の川上監督のサインが一茂氏のユニホームの左袖に書いてもらって」現在でもこのユニホームはあり、読売ジャイアンツ50周年記念特番でこのユニホームはテレビに映ったと語った。ご本人も元高校球児で二塁手だったそうで、「会長と一茂社長とどちらが守備うまいですか」と聞いたら「もちろん一茂」と返ってきた。

 小島会長は現在の球界について「ドラフトがバラバラにした」と話し、「歌は演歌が好きなのだが、女性が踏み台になっている。(男女平等を実現するため)法律を変えないといけない。『令和』の『令』は『冷たい』とも読める」と社会問題にまで踏み込んだ。

 会場に大書きされていた「真心」は自らが認めたもので、翠風という雅号で日展に入賞したこともあると話した。

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司会を務めたフリーアナウンサー・宇賀なつみさん

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左の小島氏の息子・隆寛氏はケン・コーポレーションの野球部員

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顧客のミリ単位の要望にこたえる三菱地所ホーム(2009/5/26)

 

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「うめきた2期」開発現場

 大阪駅北口の開発面積約91,150㎡の再開発を進めている三菱地所を代表企業とする「うめきた2期」の開発事業者JV9社は11月24日、事業地内で計画しているスーパーラグジュアリーホテル(SLホテル)、ライフスタイルホテル(LS ホテル)、アップスケールホテル(USホテル」)のオペレーターについて、SLホテル、LSホテルをヒルトンに、USホテルを阪急阪神ホテルズにそれぞれ決定し、再開発のホテル事業の幹事社であるオリックス不動産はヒルトンと運営委託契約を締結し、SLホテルの名称を「ウォルドーフ・アストリア大阪」に、LSホテルの名称を「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」に決定したと発表した。

 「ウォルドーフ・アストリア」はヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドで、現在、30か所以上でアイコニックなホテルを展開しており、今後数年間の間に15か所で開業予定。「ウォルドーフ・アストリア大阪」は、同ブランドとしてはわが国では先に事業決定を発表した2026年度開業予定の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」に次ぐ第2弾で、開業は「東京日本橋」より先の2025年度上期の予定。南街区賃貸棟・西棟の2階、28~38階に位置し、50㎡を中心とする252室の客室のほかラウンジ&バー、レストラン、フィットネス、スパ、屋内プール、チャペル、ライブラリー・ラウンジ、宴会場、会議室などを設置する予定。

 ライフスタイルブランド「キャノピーby ヒルトン」は日本初進出。「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」は、北街区賃貸棟の10~25階に位置し、客室は32㎡を中心とする308室で構成。ラウンジ、フィットネス、会議室を設置予定。開業は2024年度上期の予定。

 USホテルは南街区賃貸棟・東棟の5~28階に位置し、客室は23 ㎡を中心とする482室で、レストラン、バー、フィットネスを設置予定。2024年度下期の開業を目指す。

 同日、ヒルトン大阪で行われた記者発表会には三菱地所執行役常務・木村透氏、オリックス不動産専務執行役員・高橋豊典氏、ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区代表・ティモシー・ソーパー氏が出席し、ヒルトン取締役社長兼最高経営責任者・クリストファJ.ナセッタ氏、 大阪府知事・吉村洋文氏、大阪市長・松井一郎氏などのビデオメッセージも披露された。

 「うめきた2期」の玄関口には現在のJRの「大阪駅」と直結する新駅が2023年に開業し、2025年4月から10月まで、「大阪・関西万博」が大阪市で開催されることから、関係者はホテルの開業に大きな期待を寄せた。

 ティモシー・ソーパー氏は、記者団からの「大阪のホテルは供給過多ではないか」という質問に対し、「供給過剰では全くない。それぞれが共存できる。ホテル市場は224年には回復に向かい、2030年までに訪日外国人6,000万人という政府の目標は達成できる。ファンダメンタルが伸びるのは間違いない」と否定的な見解を示した。

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左から木村氏、ティモシー・ソーパー氏、高橋氏

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「USホテル」完成予想図(提供:うめきた2期地区開発事業者)

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 記者は発表会の前日、東京建物が分譲中の「Four Seasons Hotel」との複合「Brillia Tower堂島(ONE DOJIMA PROJECT)」(463戸、うち一般分譲対象外住戸53戸含む)を取材した。第1期130戸は、これまでの市内の最高坪単価400万円をはるかに超える坪650万円だったにも関わらず平均4.2倍の競争倍率で即日完売した。

 「うめきた2期」の立地条件は「堂島」をはるかに超える。発表会で分譲棟について何らかのメッセージが発せられるのではないかと期待したが、まったくなかった。「堂島」の記事は稿を改めて紹介する。

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開発現場


 

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「CHILL CUBE(チルキューブ)」イメージ(実物のブースの外は本物の観葉植物)

 合同会社Endian、テレキューブサービス、三菱地所の3社は11月22日(月)~11月26日(金)、毎日忙しく働くビジネスパーソン向けにワークブースではなく休憩専用ブース「CHILL CUBE(チルキューブ)」を東京・新丸ビル地下1階に設置する。

 「CHILL CUBE(チルキューブ)」は、仕事の合間にほっと一息「チルする」=「♯チル休み」する習慣を身につければ仕事の生産性も上がるのではないかというEndianが展開するリラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT(チルアウト)」の想いから企画されたもので、これに賛同したテレキューブサービスと三菱地所がコラボし、「勤労感謝の日」を含めて期間設定した。

 Endianは「CHILL OUT」の提供のほか軽井沢の森林浴を楽しんでいるような気分に浸れる演出を行い、テレキューブサービスと三菱地所は休憩ブースのほか自主学習など新しい用途の可能性なども今後検討するとしている。

 ブースの寸法は、幅2254ミリ×奥行1067ミリ×高さ2009ミリ。ブース内は軽井沢ゆかりのシダ・コケ類、クレマチスなどのフェイクの植物が壁全面に貼られており、コブシの香りとコオロギなどの虫の声が聞こえ、明かりを消すと星空が浮かび上がり月光浴に耽っているような仕掛けが施されている。

 11月22日行われたメディア向け取材会でEndian共同代表職務執行者・渡邉憲氏は開口一番「地球と人からストレスをなくしたい。わが国のビジネスパーソンは働き過ぎ。パフォーマンスを上げるには休憩の重要性が指摘されている」と語った。

 三菱地所営業企画部・岡本拓仁氏は「多様な用途への可能性を探り、28万人が就業している丸の内エリアのビルと街の価値向上につなげたい」と話した。

 テレキューブサービス代表取締役社長・小山田佳裕氏は「ターゲットはストレッシブルな30代から40代の仕事で忙しい人。一息付けるオフの提案を行うことで設置個所を現在の200台から500台、1,000台へ普及させたい」と抱負を述べた。

 実施するのは2021年11月22日(月)~11月26日(金)、11:00~19:00 (体験時間は20分間)。新丸ビルB1F 個室型ワークブース「テレキューブ」(千代田区丸の内1丁目5−1)。

 人気は高く、すでに空きは6枠のみという。期間中体験した人限定のプレゼントキャンペーンを開催。「#オフィスで森林浴はじめました 」を付けてCHILL CUBEをSNS 投稿すると、その場でCHILLOUT6缶BOXがプレゼントされる。CHILL OUTはAI が開発したオリジナルのリラクゼーションフレーバーを採用している。値段は185ml缶で199円(税込)。

予約サイト:https://reserva.be/chillcube2021

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森林浴イメージ

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左から岡本氏、渡邊氏、小山田氏

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 2年くらい前か、「テレキューブ」なるものを駅構内などで見かけるようになったのは。どのような人が利用するのか不思議でならなかった。

 各氏の話を聞いて、働き盛りの人が利用するのはよくわかった。料金は個人会員で275円/15分だから、1時間で1,100円。空間を独り占めできるからこんなものか。軽井沢の森林浴は文句なしにいい。記者はずっと前からマンションに採用したらヒットすると思っていた。いろんなシーンが提案できる。天国だって地獄だって可能だろう。

 よく分からないのは、今回はストレスを発散するための企画ということだ。30分、1時間、フェイクの植物だらけのブースに入って仕事のストレスが消えるものなのか。ストレスを強いる経営の問題だろうが、ビジネスパーソンのストレスなんて所詮はその程度のものなのか。もっと深刻な生き死にの問題を抱えているのではないのか。

 三菱地所の岡本氏には意地悪な質問もぶつけた。同社の本社ビルには仮眠室も休憩室も、確かシャワー室もあった。わざわざお金を払ってまでそのようなブースに入る価値はあるのか、ブースに入って休憩する時間は勤務時間に含まれるのかどうかと。

 岡本氏は何のためらいもなく「当社の就業規則では休憩は勤務時間に含まれない。私は休憩申請をして利用したい」と答えた。

 記者は、出社しているときも自宅でもだいたい1時間くらい記事を書いて、息継ぎのためのタバコを吸う。時間にして3~4分くらいか。8時間労働として約30分だ。会社にタバコ休憩を申請したことなどない。タバコを吸いながら記事の推敲を行っており、これも仕事のうちだと思う。ビールやワインを飲むこともあるが、一杯飲んだからといって仕事に支障をきたすことはない。多くの人が甘いお菓子などを食べながら仕事をするのと一緒だ。

 取材・記事のことが気になって飛び起きたり、一睡もしなかったりすることも少なくない。だからといって〝これは仕事〟などと申請するほど厚かましくない。 

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「CHILL OUT(チルアウト)」
 


 

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タカラレーベン東北代表取締役・原忠行氏(左)と社会医療法人明和会 中通総合病院院長・奥山慎氏

 タカラレーベンのグループ会社・タカラレーベン東北は11月19日、「<あきぎん>医療従事者応援私募債」寄贈式を11月12日に行い、秋田銀行を通じて医療法人明和会 中通総合病院に贈呈したと発表した。

 同私募債は、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいる医療従事者を応援するのが目的に2021年6月、秋田銀行が取り扱いを開始。私募債を発行する顧客から受け取る手数料の一部(発行額の0.2%相当額)を医療関連機関に寄付するもの。

 同行は2021年9月24日、発行額50百万円(期間3年)の同社私募債を第一号案件として受託。今回の寄贈式となった。

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どこかで名前を聞いたことがあるような気がしたので検索した。原忠行氏は、10年前に取材したタカラレーベン「レーベンリヴァーレ南大沢」の担当者(当時、同社第1営業部部長)だった。間違いなく同社の〝エース〟(野球じゃなく本業の)になると思ったものだ。

人気必至 100㎡で坪135万円 タカラレーベン「南大沢」(2011/11/2/7

 アキュラホームは11月19日、新型コロナなど経済的な理由で高校、専門学校、短大、大学を中途退学せざるを得なくなった、あるいは企業側の事情により内定取り消しや入社辞退に追い込まれた生徒・学生を対象に、追加で100 名を特別採用することを決定したと発表した。

 同社は、「コロナ禍以降、新卒者の採用活動を縮小、中止している企業が4 割近く存在」するとし、「当社は2020年の1度目の宣言以降、16か月連続で昨年の販売実績を上回り、業績が堅調に推移していること、今後のさらなる事業領域の拡大を見据え、就職の機会をコロナによって奪われた人材を積極的に採用する」としている。

 大学の中退を余儀なくされた学生は大卒程度の給与条件、短大や専門学校の中退を余儀なくされた学生は、短大・専門学校卒程度の給与条件で採用するほか、職務経験のない中退者は「新卒」で採用する。この支援は在留外国人などの多国籍人材にも適用する。

 東京2020オリンピック・パラリンピック選手村となった用地を東京都が事業者に公示地価の10分の1の価格で売却したことの是非を問う裁判【事件番号 平成29年(行ウ)第388号】の判決が12月23日(木)15:00、東京地裁103号法廷で言い渡されることが決まった。2021年8月31日に結審していた。

 現在、「HARUMI FLAG」では、「SUN VILLAGE第一工区」1,089戸(A棟102戸、B棟277戸、C棟236戸、D棟130戸、E棟150戸、F棟194戸)の第1期465戸(価格:4,990万〜22,920万円、専有面積61.06~116.58㎡)と、「SEA VILLAGE」686戸(A棟179戸、B棟78戸、C棟78戸、D棟177戸、E棟174戸)の第2期166戸(価格:7,530万〜17,590万円、専有面積85.37~123.01㎡)の登録申し込みが行われており、抽選日は11月22日。

選手村裁判 不可解な調査報告書は2つ&掘削工事の事実ない 原告の準備書面(2021/9/19)

選手村裁判が結審 「HARUMI FLAG」利益は消費者(購入者)に還元すべき(2021/9/9)

 


 

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私の顔

 三菱地所は11月19日(金)から来年2月にかけて、全国9会場で「第20回キラキラっとアートコンクール優秀賞作品展」を開催する。

 同コンクールは、障がい者アートライブラリー アートビリティの協力を得て、2002年から実施しているもので、現在、歴代応募者の中からアートビリティの登録作家として27名が活躍している。

 今回は、全応募作品1,147作品(38都道府県)の中から選ばれた優秀賞50作品を札幌から福岡まで全国9会場で展示する。日程は次の通り。

【横浜 ランドマークプラザ3階】2021年11月19日(金)~11月21日(日)11:00~18:00 横浜市西区みなとみらい2-2-1

【大阪OAPタワー1階エントランス】2021年12月3日(金)~12月5日(日)10:00~18:00 大阪市北区天満橋1-8-30

【札幌 マルヤマクラス2階イベントスペース】2021年12月10日(金)~12月12日(日)10:00~20:00 札幌市中央区南1条西27丁目1-1

【仙台 泉パークタウン タピオ 南館1階センターコート】2022年1月8日(土)~1月10日(月祝)10:00~20:00 仙台市泉区寺岡6-5-1

【東京 丸ビル1階マルキューブ】2022年1月21日(金)~1月23日(日)11:00~19:00 千代田区丸の内2-4-1

 【広島 ひろしま美術館 地下1階講堂 】2022年1月28日(金)~1月30 日(日)9:00~17:00 広島市中区基町3-2

【高松 高松空港2 階国内線出発ロビー】2022年2月2日(水)~2月7日(月)10:00~18:00 高松市香南町岡1312-7

【福岡MARK IS 福岡ももち2階ももステ】2022年2月11日(金祝)~2 月13日(日)10:00~21:00 福岡市中央区地行浜2-2-1

【名古屋 大名古屋ビルヂング 地下1階アトリウム】2022年2月18日(金)~2月20日(日)11:00~21:00 名古屋市中村区名駅3-28-12

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夢の中のまち

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わらうといいよ。

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試合前

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元気なかなへび

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審査風景

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杉山氏(いい顔だ。松坂さんよりずっと素晴らしい。これは外見差別か)

 リストはアセットマネジメント事業を積極化させる。子会社のリストアセットマネジメント(LAM)が設立したSPC(特別目的会社)を通じて本拠の横浜エリアを中心に投資物件の取得を加速し、2025年までに資産規模1,000億円をまでに拡大。私募&上場リート市場に参入する意向を打ち出した。

 LAMは2020年11月、港北ニュータウンのセンター南駅から徒歩2分のオフィスビル「サウス・コア」(7階建て延べ床面積約11,781㎡)を取得したのを皮切りに、2021年1月には関内駅から徒歩7分のオフィスビル「横浜エクセレントⅢ」(10階建て延べ床面積約5,747㎡)を取得。

 2021年9月には、関内駅から徒歩1分の事務所・店舗ビル「横浜上町ビルディング」(11階建て延べ床面積約7,742㎡)と、新横浜駅から徒歩6分の事務所・店舗ビル「プラスタリアビル」(9階建て延べ床面積約6,204㎡)を取得。合計4物件でAUM(運用資産)は150億円に達した。

 同社は、今後も投資物件の取得を積極化し、2025年までに資産規模を1,000億円まで拡大する。私募リートのほか上場リートの立ち上げも視野に入れている。

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◇           ◆     ◇

 LAM投資営業部長を務めるのは、横浜高校時代の1年後輩だった松坂大輔氏にエースの座を奪われた〝悲劇のエース〟杉山正樹氏(41)だ。

 横浜高校2年生のとき、春の甲子園に背番号10で出場。登板機会はなかった。3年生のときは春の県大会までは背番号1を付け出場していたが、関東大会では1番を後輩の松坂に奪われ、その関東大会は松坂の活躍もありチームは見事に優勝した。

 夏は優勝候補に名を連ねながらも、今も語り草である【横浜商業高校戦の松坂の暴投】で、甲子園出場を逃した。その翌年、松坂投手が獅子奮迅の活躍をし〝平成の怪物〟と呼ばれたことはよく知られている。

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 当時を杉山氏は次のように振り返った。

 「野球漬けの毎日でした。寮生活で起床は7:00。8:30から学校の授業があり、授業が終わってから夜は19:00くらいまで練習。帰寮してからは、お風呂と食事を取って、21:00から夜練習その後は22:00から45分間野球の勉強会や対戦相手のデータ解析などがあり就寝は23:00。勉強? 授業以外は勉強する時間はなかったですね。練習では平日1日だいたい5㎞くらいは全力で走り、長距離走はまた別で走らされました。

 投げ込みは基本毎日で、ノースローは基本無いです。土曜・日曜は合計で300球以上は投げていました。

 当時のコーチが良く言っていた口癖は『野球は馬鹿じゃできない』でした。走攻守すべて、いかに確率が高い戦法を取るかを徹底して叩き込まれました。頭を使えば打率は1割(10%)アップするとか、バントはどこに転がせば一番効率が良いとか、スクイズは投手が球を放す瞬間に敢行するか見送るかなど、今考えると、野村克也さんのお考えに非常に近かったのかな?と思いますし、それを実践で行って戦っていたのが当時の横浜高校でした」

 進学した横浜商大では肩痛を発症。「3、4年生のときは寝返りするたびに激痛が走った。地獄でしたね。投げられなくなり4年生から1塁手に転向しました」

 この段階でプロの道はあきらめたようだが、この経験が入社したリストでの仕事で生きてくる。

 今の投資事業も同じだと思います。「AUMを2025年の目標である1,000億円まで伸ばすためにどうすればいいか、その為に何が必要か?ゴールをまず定める事がスタートで、その為に行動や考えることが当時行っていた練習なんだと今は思えます。仕事は正直かなりハードですが、一から学べるということは楽しいもんです」と語った。

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リスト杉山Asset Management投資営業部長にNYと横浜で2週連続フルマラソン挑戦(2019/10/18)

松坂世代だ リスト杉山だ 初マラソンで4時間切る快挙 板橋Cityマラソン(2018/3/18)

リストの主砲杉山ピンチ!初戦勝てば準々決勝当日は結婚式(2009/8/24)
 

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「HUBHUB 日本橋人形町」

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 三井不動産とグループ会社のShareTomorrowは11月18日、移動式ユニットを活用した「HUBHUB(ハブハブ)プロジェクト」を始動し、その実証実験施設「HUBHUB 日本橋人形町」を11月22日(月)から運用開始すると発表した。

 遊休不動産をリアルに集う場所として有効活用する新規ビジネスを指向したもので、宿泊ユニットのほか、パーティールームユニット、プールユニットの3種類のユニットを組み合わせた「泊まるだけ」ではない「遊べる宿泊施設」をコンセプトとしているのが特徴。

 施設は、都営浅草線・東京メトロ日比谷線人形町駅から徒歩3分、中央区日本橋堀留町1丁目の水天宮通りに面した敷地面積約178㎡(約53.95坪)、延べ床面積約85㎡(約25.95坪)。トレーラー6台で構成されている。東京都23区内で車両を使った工作物による旅館業営業許可を取得している事例は今回が初という。

 同日行われた記者内覧会でShareTomorrow新規事業部プロジェクトリーダー・佐藤貴幸氏は「2019年から始めた社内事業提案制度(「MAG!C」)から生まれたプロジェクトの一つで、期限付きのアセットを有効活用するのが目的。旅行客などではなく、近隣にお住まいの方などに利用していただけるよう宿泊できるようにしたほか、ホームパーティを開いたり、サウナを利用していただけるようにした。地型にもよるが、トレーラーハウスなので設置するのが容易で移動も簡単。用途の入れ替えも可能。しかも、建築物ではないので、建基法の制約も受けない。新しい生活スタイルを提案できる」と語った。

 HUBHUB 公式 LINEは次の通り。(https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=hubhub)

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宿泊ユニット

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パーティルームユニット

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プールユニット(ヒーティングルーム)

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全体像(右から「RECEPTION / BBQ KITCHEN」「BADE POOL」「GUEST ROOM」)

◇       ◆     ◇

 人形町界隈はこの10年間で様変わりした。マンションもたくさん分譲され、坪単価は瞬く間に400万円を突破し、立地が良ければ坪600万円はするはずだ。一方で、昔からの商店も多く、お金持ちとそうでない人が混在する街だ。人口増加率はとびぬけて高い。

 取材の案内が届いたとき、売上高が2兆円もある三井不動産ともあろうものがなんだか訳が分からないものを造るものだと、スルーしようと思ったが、ほかに取材もないので申し込んだ。

 それでも、コロナ禍でわざわざ記者内覧会をやるのだから、さぞかし立派な施設なのだろうと想像したのだが、何と敷地は間口2.5m(奥行き71.35m)しかなく、しかも2階建てのプレハブのようなものだった。容積(ここはいくつか知らないが)を余すどころかほとんど使っていないではないか。こんな敷地ではマンションもビルも建たない。周辺の土地をまとめるための一時しのぎの施設だと決めつけた。

 ところが、どうだ。佐藤氏の説明を聞いたとたん、胡乱な記者の頭がフル回転した。〝これは凄いビジネスになる〟と。

 何が凄いか。これは建築物ではなく、工作物であることだ。建基法の基準はよくわからないが、この法律に縛られないメリットは数えきれないほどあるはずだ。遊休不動産の活用にはもってこいだ。

 もう一つは、施設はトレーラーということだ。佐藤氏は「中国・大連で製造したもので、当社が購入して輸入した。6台で4,000~5,000万円。横浜港から現地に運び組み立てるまで2週間。ユニットはターゲットに合わせて自由自在に入れ替えることができる」と話したではないか。

 肝心の利用料金だが、宿泊ユニットは施設全て貸し切りで1泊60,000円(税込み、宿泊は4名まで)。ここから徒歩で10分くらいの1泊数万円はする「マンダリンホテル」と比較はできないが、仲間(8人まで可能)を呼んだら一人当たり1万円以下だ。べらぼうに安い。

 「客室」は広くはないが、ベッドはシモンズ製で大型テレビが備え付けられており、シャワー室、洗面・トイレ付き。同社の「ガーデンホテル」には勝てないが、安普請のビジネスホテルをはるかにしのぐ。

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佐藤氏

◇       ◆     ◇

 だが、しかし、この種の施設は同社の専売特許ではない。記者は昨日(11月17日)、取材の帰りに三菱地所が昨年に開設した新宿三丁目の「バスあいのり3丁目テラス」に行った。いま「福井美食フェア」を開催中で、抜群においしい「若狭ぐじゆず塩ラーメン」を食べるのが目的だった。着いたときは午後3時ころか。人気があるようで売り切れだった。

 何が言いたいか。ラーメンをほめるためだけではない。皆さん、三菱地所が伊勢丹の駐車場ビルに隣接した道路付けが悪く、わずか70坪しかない敷地で未来永劫、この種の施設を運営するはずがないではないか。施設は、今回の三井不動産と同じ移動式なので建基法の規制を受けていない。

 これがヒントだ。三井不動産も三菱地所も目先の利益だけでなく、もっと先のことを考えているに違いない。儲かることはないかもしれないが、運用を通じて得る知見はあらゆるビジネスに生かせるはずだ。

 ついでにもう一つ。東京建物は本社ビルの再開発工事を行っている。その一角に今年10月、野外フードコート「Beeat!!八重洲」をオープンした。タバコも吸える。これはいいのだが、周囲の工事の音がものすごく、耳が遠くなった記者でもより遠くなりそうだ。AIの時代だ。音を遮断するか共鳴させて静かに飲食できるようにすべきだ。

 言いたいことはまだある。三井不動産の取材が終わり、かみさんに言われた柳屋のたい焼きを買いに行った。12:05だった。お昼休み中で12:30からとあったので、仕方なく、たばこも吸いたかったので記者が大好きな三菱地所の「ロイヤルパーク」に向かった。驚いたことに1階のレストラン・バーは満席だった。カウンター席が空いていたので白のグラスワイン・シャルドネを1杯飲んだ。とてもおいしかった。そのあと、2階の喫煙室でタバコを吸ったのだが、ここも満室だった。

 そして、柳屋に戻った。間口は「HUBHUB 日本橋人形町」といい勝負か、むしろ柳屋のほうが狭い。とぐろをまくスペースもないので、20人くらいのお客さんは肩を寄せ合い2列(U字型)になって並んでいた。

 記者も並ぶことにしたが、ただでは起きないのが記者だ。時は金なり。計算した。記者は5個で900円(1個180円)。買うのに15分かかった。お客さんは1個買う人もいれば10個買う人もいた。一人平均5個として、180(円)×5(個)×15(分)=13,500円(税込み)。皆さんも計算していただきたい。年間にしたらいくらの売り上げになるか。

 さらに計算した。このたい焼き5個とシャルドネ1杯(1,500円)はどっちが安いか高いか価値があるか。カロリーはワインが100 kcalくらいで、たい焼きは200kcalか。糖尿の記者にとってワインは2倍の価値がある。この価値観は間違っていないはずだ。たい焼きは小さいころよく食べたが、ここ数十年来1個食べた記憶はない。食べられない。

 いい1日だった。コロナ感染者が激減したのでこんな行動がとれる。読者の皆さんには参考になる記事になったのかどうか。

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「バスあいのり3丁目テラス」

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「Beeat!!八重洲」

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甘酒横丁(「柳屋」さんは右から2軒目)

絶品「若狭ぐじゆず塩ラーメン」 福井美食フェア11/1~11/30 首都圏76店舗(2021/11/1)

三菱地所「バスあいのり3丁目テラス」の課題/コンクリ打設工事 初めて見学(2021/3/27)

 

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