リニア開業まで10年後は長いと思うが…東急不動産他「橋本」は坪400万円超か
「ブランズタワー橋本」
東急不動産をはじめとする小田急不動産、名鉄都市開発、総合地所、旭化成不動産レジデンス、ジェイアール東海不動産の6社は6月27日、リニア中央新幹線の新駅(神奈川県駅[仮称])に近接する分譲マンション「ブランズタワー橋本」のモデルルームを6月22 日(土)にオープンしたと発表した。この日はメディア向け見学会も行われたようで、価格は70㎡で7,000万円台~8,000万円台で、坪単価は400万円を超える模様だ。
物件は、京王相模原線・JR横浜線橋本駅から徒歩4分、相模原市緑区橋本二丁目の商業地域に位置する敷地面積約10,472㎡、29階建て全458戸。専有面積は34.39~119.23㎡。竣工予定は2026年6月。販売代理は長谷工アーベスト。設計・施工・監理は長谷工コーポレーション。デザイン監修はケミカルデザイン。
1階に医療モール、2階にロングテーブル、パーソナルスペース、リモートワーク対応可能な個室ブース、コワーキング・ラウンジ、コミュニティ・ハウス、2室のゲストルームを設置する。28階のスカイラウンジには「文喫 六本木」によるライブラリー&カフェバー、約400冊の選書と食事と酒を含むドリンクメニューを用意する。このほか、ヤナセとの業務提携による輸入車EVカーシェア、モンベルの商品を導入した防災備品、住民同士のコミュニティ醸成サービスの「GOKINJO」、パナソニックの地域情報コミュニケーションサービス「まちベル」、多摩美術大学との産学連携によるワークショップなど、東急不動産初の様々なサービスの導入を予定している。
「つながる森」イメージ
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記者は見学会に呼ばれていないので設備仕様レベルはよくわからないが、プレス・リリースや業界紙の記事を読んだ限りでは〝環境先進マンション〟の名に恥じないものだと思う。標準階のリビング天井高は2500ミリ、29階のプレミアム住戸(12戸)は3000ミリ。
問題は価格だ。リニア中央新幹線の開業が当初予定の2027年だったら、記者は坪単価450万円でも売れるとみていた。地元橋本駅圏の実需はもちろん、沿線の東京都、山梨県、長野県、愛知県からの需要が見込める。自ら居住ではなくとも、子どもに住まわせようと考える人も多いはずだ。品川は坪2,000万円を突破するはずだから、坪450万円はかなり安い。
ところが、開業は白紙に戻され、早くても現在から10年後の2034年という。10年後に市場がどうなっているか全く読めない。金が有り余っている投資をもくろむ人は買うかもしれないが、投資案件は他にもある。開業時点で考えても間にあう。10年先を読んで不動産投資を考える人はどれくらいいるのだろうか。多分、そんなにいないはずだ。
リニアを考えなければ、橋本駅圏のマンション相場としては坪300万円台の半ばがアッパーだろう。京王線は他の沿線に比較してかなり割負けしている。今秋に分譲される小田急不動産の「リーフィアレジデンス調布小島町」(50戸)は坪単価450万円と予想しているのだが、どうだろう。
競合はしないだろうが、単価が近い物件として野村不動産「プラウドタワー相模大野クロス」(687戸)がある。
立地、性能、地域共生など評価される野村不「相模大野クロス」坪単価400万円超か(2023/10/31)
ポラス 2024年3月期 15期ぶり減収・減益/同社の商品力は顧客に伝わっていないか
中内氏
ポラスグループは6月28日、2024年3月期決算を発表。売上高は283,594百万円(前期比8.6減)、営業利益は18,925百万円(同39.6%減)、経常利益は19,516百万円(同39.0%減)、純利益は4,811百万円(同42.4%減)となり、リーマン・ショック後の2009年3月期以来15期ぶりに減収・減益となった。
セグメント別では、主力の戸建分譲住宅事業の契約棟数は2,554 棟(前年比5.1%増)。全棟ZEH仕様とした「ときの環 草加松原」などを販売。オリコン顧客満足度調査では、首都圏の建売住宅の顧客満足度6年連続総合№1、2023年度グッドデザイン賞9点受賞、世界3大デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2024」(建築分野 住宅建築部門)で2年連続受賞した。
分譲マンションの契約戸数は428戸(前年比29.7%増)。注文住宅の契約棟数は640棟(前年比0.8%増)。プレカットのポラテックの売上高は103,372百万円(前期116,447百万円)、営業利益6,772百万円(同6,567百万円)。不動産売買仲介事業の仲介手数料は3,592百万円(前年比2.1%増)と過去最高を更新。リフォーム事業の受注高は10,506百万円(前年比0.0%増)。
次期予想は、売上高300,000百万円(前期比5.8%増)、経常利益22,000百万円(同12.7%増)、純利益6,100百万円(同26.8%増)を見込む。
決算説明会でポラスグループ代表取締役・中内晃次郎氏は「当期は大きく減益したが、これはコロナ禍の2年間の数字が実力以上だったため。当社の生産力からすれば妥当な数字」「当社グループは今年7月、創業55周年を迎える。創業時から今日まで掲げてきた地域密着農耕型経営を推進し、これからも社会から支持され、信用される企業を目指す。メディアの方々には現場を取材していただき、ご意見を頂戴したい」とあいさつした。住宅市場については「我々が商圏とするエリアは底打ちした」という認識を示した。
中央住宅代表取締役社長・品川典久氏は「当社で不足しているのは、営業を通じたお客様への説明がよく理解されていないことだ。設計担当は一つひとつ作品だと考えて取り組み、優秀な職人でないとできない施工を行うなど商品力には自信を持っている。これからは営業の教育に力を注ぐ」「もっと(価格が)高くても売れる」などと語った。
品川氏
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ここまでとは思わなかったが、決算数字は遅行指標だから、減益になるのは予想していた。中内代表も品川社長も〝想定内〟と話したように、コロナ以前に戻ったということだ。大幅減益になったことについて、小生なら「(ポラスの株主の数は知らないが)数少ない株主利益よりも、圧倒的多数派の顧客に利益を還元した。専有面積圧縮などしていないし、設備仕様も落としていない」と居直る。
今回の決算発表会で注目したのは、品川社長の〝当社の商品力がお客さまにきちんと伝わっていない〟という発言だ。
小生もその通りだと思う。同社のマンションや分譲戸建てを見学取材してきて〝どうして特徴をもっとアピールしないのか〟と歯がゆい思いをしたことはしばしばあった。
顧客に商品力を伝える武器は備わっている。同社の分譲も注文も「紹介」による成約率が41%に達しているのは商品力が高い証だし、同社は自らの商圏の市場動向をかなり詳細に調査・把握している。毎回の決算発表会でもそのデータの一部を公開している。これらを駆使すれば、顧客に強みをストレートにわかりやすく伝えられるはずだ。
しかし、品川社長、気持ちはよくわかるが、営業の尻を叩くようなことはしないでいただきたい。紹介による成約率は41%もあるではないか。入居後の居住者サポートをしっかりやっている成果だと思う。営業担当がいくら頑張っても、御社が地盤とする埼玉・千葉県の街のポテンシャルを引き上げないと「もっと高く売れていいはず」(品川氏)にはならない。自治体や鉄道会社などとの連携により、ポテンシャルを向上させる取り組みが欠かせないと思う。(ポラスの住宅がよく売れるのは、地域力を超える提案を行っているからでもある)
それと、消費者との橋渡し役となる取材記者のレベルアップも必要だ。記者のレベルに応じ、基本的なことも含めじっくり時間をかけて説明することも大事ではないか。これは他社にも言えることだ。
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上段で書いた取材記者のレベルアップについて。同社も含めた供給サイドが訴えたいことと、ユーザーが知りたいこととは必ずしも一致しない。ユーザーが一番知りたいのは価格だし、その商品が価格に見合う価値があるかどうかだ。ところが、このもっとも肝心な価格について主催者は触れないことが多いし、価格を公表しても、その物件が価格に見合う価値があるかどうかの判断となる材料をほとんど提供しない。
そうなると、記者自身が価値判断するほかないのだが、メディアもまた主催者が広告主であることを忖度して、ネガティブ情報などは伝えないし、物件の評価を避け、主催者が話したことしか伝えない。主催者もそれを良しとしているところがある。
ここに根本的な問題がある。メディア・リテラシーの問題だ。記者は日常不断にものを見る目を養わないといけないが、自らの視点(モノサシ)に自信が持てないから、せっかく現場を見ても、主催者が話したことをそのまま伝えたり、ブレス・リリースをコピペしたりすることになる。プロパガンダの役割を演じさせられることになる。
わが不動産・住宅業界の記者も例外ではない。これまで何度も書いてきた。決定的に問題なのは、ハウスメーカー担当記者はデベロッパーのマンションや分譲戸建てを見ない。逆にデベロッパー担当記者はハウスメーカーのマンションや分譲戸建て(少数ではあるが)を見ない。自ら垣根を設けて、その先を見ようとしない。ほとんどの見学会がそうだ。ポラスの場合は、ハウスメーカー担当者が圧倒的に多い。
マンションや分譲戸建ての圧倒的シェアを占めるのはデベロッパーだ。デベロッパーの物件を見ずして、ハウスメーカーの物件の優劣を測ることなど絶対にできない。この自明のことがわが業界紙誌はわかっていない。残念でならない。
ポラスの現場見学会の数は他社を圧倒している。中内代表は、われわれメディアに「現場を取材していただき、ご意見を頂戴したい」とあいさつしたではないか。新入社員には「新聞をよく読め」と毎年のように訓示している。
自慢じゃないが、小生はポラスの現場見学会は皆勤賞ではないか。すごく勉強になる。言いたいことは記事に盛り込んでいる。アクセス数は数十万件に達しているのではないか。「雨垂れ石を穿つ」-記事は業界関係者や世の中のために少しは役立っているはずだ。同社だけでない。現場取材の声にノーと言ったことはない。
飯田グループHD 2024年3月期売上高は前期並みも利益半減戸当り営業利益146万円(2024/5/14)
海・森・空 コンセプト明瞭 京急電鉄など4社JV「プライムパークス横浜並木」
「プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス」
京浜急行電鉄・京急不動産・相鉄不動産・総合地所が分譲中の「プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス」を見学した。シーサイドライン幸浦駅圏では実に28年ぶりの供給で、「東敷地」「西敷地」2棟構成の全509戸。ファミリー層をターゲットにした「海と森と空に愛される街へ」のコンセプトは明瞭で、販売は順調に進捗している。
物件の共通概要は、シーサイドライン幸浦駅から徒歩4・5分、横浜市金沢区並木三丁目の第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)に位置する東敷地は敷地面積約7,139㎡、7階建て全199戸。竣工予定は2025年2月下旬。西敷地は敷地面積約11,271㎡、7階建て全310戸。竣工予定は2025年4月下旬。先着順で販売中の住戸(12戸)の専有面積は58.86~81.44㎡、価格は4,140万円~6,640万円(最多価格帯4,500万円台(2戸)。販売代理は京急不動産、長谷工アーベスト、施工は長谷工コーポレーション。
現地は、1971年に発足した市のアーバンデザイン構想により、車道や歩道の広さ、フラットな道、住宅や商業施設、学校を結ぶ歩行者専用ブリッジなどが計画的に整備されたエリアの一角。
敷地は三菱重工の社宅跡地。全体敷地約19,500㎡は、公道により「東敷地」と「西敷地」に分かれていることから、管理組合は別々。ただ、それぞれの共用施設は共同利用が可能となっている(一部除く)。敷地北側は道路を隔てて大規模商業施設「ピアレ横浜/イオン金沢シーサイド」に、敷地南側は道路を隔てて並木中学校に、敷地東側は緑道に隣接。この他、近隣には金沢スポーツセンター、長浜公園、並木第四小学校、コストコ、金沢プールなどが揃っている。自転車で「海の公園」へは10~11分、三井アウトレットパークへは10分。
主な基本性能・設備仕様は、ZEH-M Oriented認定など。共用施設はパーティルーム、グリーンサイドカフェ、キッズスクエア、パティオ、テラス、ゲストルーム、ランドリー、ラウンジなど。
販売開始は5月からで、これまで第1期1次(44戸)のうち33戸成約済み。エントリー数は1,000組以上。計画通りのスタートを切っている。
モデルルーム
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モデルルームは70㎡の1階住戸と68㎡の中住戸タイプの2通り。京急オリジナルのテーブル付き収納が洗面室についており、前者はテラスとインタロッキング仕上げの専用庭付き。7棟構成の1階住戸はほとんどテラス・専用庭付きだそうだから、このタイプは人気を呼ぶのではないか。浴室が1616タイプなのもいい。68㎡のプランは間口が6300ミリ、LDKの長辺が約4.8mあり、使い勝手がよさそうだ。
「海の公園」
槇、藤本、宮脇、内井…「金沢シーサイドタウン」に感動横浜市立大が見学会(2016/3/16)
初めて見た泣かせるマンション総合地所「ルネ花小金井」(2011/5/17)
ランドスケープ、基本性能、価格設定に感動人気当然横浜公社建て替え「青葉台」
〝駅まえ海ちか〟港区など〝セカンド〟ニーズが大半 NTT都市ほか「三浦海岸」
京急電鉄他「品川シーサイド」資産性アピール多様なニーズ取り込む戦略
知育体験の大切さわかる気がした 野村不「あそびにっくパーク」 南行徳に開業
「初めてのベビーヨガ」(この方は先生か)
野村不動産、野村不動産コマース、アソビスキーの3社は6月28日、市川市南行徳の地域密着型商業施設「SoCoLA(ソコラ※)南行徳」1階の一部を知育体験型ストア「あそびにっくパーク」としてリニューアルオープンした。前日の27日、施設をメディアに公開した。子育てに完全に失敗した30~40年前の苦い経験を呼び戻された記者だが、無料で気軽に立ち寄れるこのような取り組みは素晴らしいと思った。
「あそびにっくパーク」は、一部店舗スペース(旧SoCoLA Terrace跡)をリニューアルしたもので、保育士資格を有するスタッフが在籍しており、0歳児が遊べる「ベビーゾーン」、1歳児から3歳児が遊べる「プレイゾーン」のほか、おもちゃや雑貨などを提供する物販SHOP、離乳食セルフカフェ(有料)、イベントスペース、授乳室・おむつ替えなど6つのコーナーから構成されている。イベントスペースでは、週末は様々なワークショップを開催し、平日は「コーヒー教室」、「フランスのペーパークラフト教室」など大人も楽しめるワークショップを開催する。
リニューアルに至った背景として、昨年来から週末のイベントスペースで知育要素を盛り込んだ子ども向けワークショップを開催したところ好評を博し、また、酷暑などによる子どもの遊び環境の変化、さらには子育てに心が休まる時間が持てない夫婦の課題も見えてきたとし、その課題を解決するため、これまで50万人以上の親子知育体験を提供してきたアソビスキーと協業することで、新しい知育体験型エンタテイメント施設にしたとしている。
※Aは半角小文字のA
性別、年齢不詳の「かいじゅうソコラ」
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記者が訪れたのは27日の昼頃。「かいじゅうソコラ」が体を左右に揺らし、愛嬌を振りまいていた。年齢と男か女か聞いたが、返事はなかった。担当者によると、このかいじゅうソコラはマスコットで、しゃべることはできず、年齢も性別も不明とのことだった。襲われる心配もなさそうで、おっぱいも膨らんでいなかったので、人畜無害(記者も同じ)の、ややメタボ気味の両性具有の爬虫類の類だろうと判断した。
しかし、何もわざわざ1時間以上もかけてマスコットのかいじゅうソコラを見に来たわけではない。何かがありそうだと思ったら、ちょうど、親子で行う「初めてのベビーヨガ」の時間だった。取材に出かける前に、タカラレーベンの広報担当者と〝業界のレディ・ガガ〟についてメールでやり取りしてきたばかりなのでびっくりした(その記事を添付する。数回取り上げており、トータルするとアクセス数は数万件に達している。同社のマンション記事の2倍くらいか)。
この種の施設では当たり前だが、転んでもけがをしないように床や壁は配慮されていた。数組の親子がベビーヨガなるものを始めた。お父さんやお母さんが子どもと抱っこしている姿を見て、途端に30~40年前の記憶がよみがえった。記者も2人の男の子がいた。真冬の夜中に叩き起こされ、哺乳瓶を煮沸し、熱湯をミルクに注ぎ、人肌まで冷やしたことも、おしめをアイロン掛けしたこともある。
書き出したら止めどがないので、代わりに記事を添付する。経験したことがある人はわかってくれるはずだ。小生の痛恨の極みは、子どもとハグしたことがほとんどないことだ。後の祭り。子育てに完全に失敗した。
ベビーヨガのあと、2組の夫婦にも話を聞いた(夫婦が参加していたのはこの2組のみ。あとはお母さんのみ)。1歳3か月の女の子と奥さんと一緒だったお父さん(41)は、「上に4歳の長男がいます。コロナ? 心配しましたが、幸い家族は一人も罹りませんでした。私は夜の仕事なので朝から昼までは妻と代わり替わり子どもの面倒を見ていますし、ご飯も作ります。何が得意? 鶏ムネ系」と話した。
夫の育児、家事労働の貢献度を奥さんに聞いた。「すごくよく手伝ってくれています。満点? 全部は求めていません」(何とお父さんに優しいお母さんか)
もう一組のお父さん(33)は奥さんと2歳の子どもと一緒。「ここの施設が職場。ほかの施設も見て回っています。育児? ちゃんとやってますよ。18時には家に帰り、10か月の赤ちゃんもいますのでご飯を食べさせ、寝かしつけなどもやってます。洗濯もします」と自信たっぷり。
お母さんは「私は30歳、夫は32歳(夫は33歳と話した。この1年差は何を意味するのか。お母さんが1歳さばを読んだのか、夫の年齢を知らなかっただけなのか。今夜、夫婦喧嘩にならないよう祈る)。お父さんを評価すれば花丸? それとも二重丸? 二重丸です。子どもを寝かしつけてから仕事をしたりしていますから…」(この奥さんも何と奥ゆかしいことか…こういう記者の見方、捉え方が前近代的、問題なのかもしれない)
記憶がある3歳から10歳くらいまで、記者は祖母と一緒に寝ていた。干しブドウのような乳首を鼻の孔につっこみ、水鉄砲のようにフンと吐き出して遊んだのを覚えている。まっとうな人間になれたのは祖母のおかげだ。知育とどう関連するのか判然としないが、何となくわかる。土偶のような母親(豊満という意味)と寝た覚えは全くない。
〝ママ、ソコニイル ヘンナオジイチャンハ ダレ〟
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この日の野村不動産はもちろんだが、写真撮影を許可していただいたお父さん、お母さんに感謝申し上げる。子育てはわからないが、マンションや分譲戸建てのことなら多少はわかる。「野村不動産」「プラウド」「RBA」で検索していただきたい。かなりの記事がヒットするはずだ。間違った記事は一つも書いていない。マンション購入を考える方はぜひ読んでいただきたい。
三井不「MAG!C」発〝孤育て〟支援ママ・パパ休憩室付き一時預かり保育施設開設(2024/1/13)
「目指すは企業価値の向上」タカラレーベン・髙荒美香氏 女性活躍の視点から注目(2021/11/4)
男性諸君!必読!ポラス 家事代行サービス付き分譲戸建て「育実の丘」好調(2019/12/17)
いまどきの30代夫完璧に家事こなすのは3割 旭化成ホームズが調査(2014/7/12)調査
ベトナム・ハイフォンで1,550戸の大規模開発 設計は隈研吾氏 野村不動産など
「Vu Yen(ヴーイェン) プロジェクト(Royal Island)」
野村不動産、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、東神開発、大成建設は6月25日、ベトナム・ハイフォン市で敷地面積約23.9ha、1,550戸の住宅などを整備する大規模都市開発事業に参画したと発表した。商品設計に隈研吾氏を起用した。
同国最大手不動産デベロッパーVinhomes社が推進する「Vu Yen(ヴーイェン) プロジェクト(Royal Island)」の一つで、連棟住宅(タウンハウス)のほか、2戸連棟住宅(セミデタッチドヴィラ)、戸建住宅(ヴィラ)の開発を予定している。
設計に隈研吾氏を起用し、川に囲まれた島というロケーションを活かし、「自然との調和」をテーマとした商品設計を行った。
隈氏は、「これまでに世界30か国以上での建築を手掛けてきたが、今回のプロジェクトは、川の中に自然の島があるという奇跡のようなロケーションから見てもこれまでにないユニークなものになると考えている。このような世界でもあまり例がない特別なプロジェクトに参加することができ、とても光栄に思う。川の流れ、緑の木々、その中でさえずる鳥たちなど、『自然との調和』の象徴となるようなプロジェクトとなるだろう」とコメントを寄せている。
横浜美術大学へ木糸50㎏を無償提供 ナイス
左からナイス田部博取締役、横浜美術大学加藤良次学長、横浜美術大学高瀬ゆり教授
ナイスは6月26日、間伐材などを原料とする「木糸(もくいと)」50㎏をトキワ松学園横浜美術大学へ無償提供したと発表した。木材利用の普及啓発や学生による作品制作などの実践的な学習を支援するのが目的。
「木糸」は、神奈川県厚木市に保有する社有林「ナイス丹沢の森」から伐採された間伐材の利活用を推進する「ナイス丹沢の森プロジェクト」の一環で、間伐材のうち建材などに使用できない未利用材や端材から制作したもの。
環境に優しい素材として、同大学のテキスタイルデザインコースを担当する高瀬ゆり主任教授が着目したことから、今回の無償提供となった。今後、有志の学生により、制作物のアイデア出しやサンプル制作が行われる予定。また、同社が今年11 月 27 日、28 日の二日間にわたりパシフィコ横浜で開催する大規模展示会「木と暮らしの博覧会」に制作物の発表を予定している。
小田原で商・住の建て替え⇒商業施設再開発 〝地域のタカラ〟内覧会&事業説明会
「レーベン小田原THE TOWER」
MIRARTHホールディングス(ミラースHD)は6月25日、JR新幹線・東海道線小田原駅(小田急線小田原駅)から徒歩1分の商業施設・マンション建て替え事業「レーベン小田原THE TOWER」が竣工したのに伴うメディア向け内覧&事業概要説明会を開催。マンションの共用部分や専有部などを公開した。マンションは、坪単価260万円の高値だったにもかかわらず、2021年10月の優先分譲から2022年7月までわずか9か月で完売した。告知をセーブするほどの「大変な人気」(同社)となった。
内覧会に臨んだ建て替え事業理事長で、地元の温浴施設などを手掛ける万葉倶楽部グルーブ副社長・髙橋眞己氏は、「建物は、1975年に竣工した築45年の通称『新幹線ビル』。耐震性に問題があることが分かった2013年、当社は店舗部分と住宅12戸を取得して、再開発計画をスタートさせた。全89戸のマンションのうち実際に住んでいるのは20~30世帯、テナントと居住者の仲は悪く、建て替え協議の土俵に乗らなかった。デベロッパーなどにも相談したが、建て替えを前提した提案にはどこも興味を示してくれなかった。いち早く手を挙げてくれたのがタカラレーベンさんだった。そして2018年11月、マンション建て替え円滑法と優良建築等整備事業をクリアして替えを決議した」などと建て替えの経緯について説明した。
事業者のMIRARTHホールディングス取締役(不動産セグメント管掌)秋澤昭一氏(タカラレーベン代表取締役兼社長執行役員)は「2018年5月に事業協力者として当社が選定されたが、還元率20%の数字が示す通り、居住者の高齢化が進んでおり、資金不足、2度の引っ越しなどの壁が立ちはだかっていた。地権者の方々が一致団結し、一枚岩となって建て替え決議に至るまでの経緯は〝奇跡的〟だったと思う(高橋氏から「その通り」との声)。分譲マンションは大変な人気になり、地元の実需はもちろん、東京都の居住者が3割弱を占めたように投資・将来拠点としても評価された。当社は現在、駅東口で全286戸の『小田原市栄町二丁目中央地区優良建築物等整備事業』も推進している。当社は昨年、長期ビジョンで〝地域のタカラ〟を打ち出しました。小田原のランドマークになる施設にする。期待していただきたい」と語った。
物件は、JR東海道新幹線・東海道本線・小田急小田原線小田原駅西口から徒歩1分、小田原市城山一丁目の商業地域に位置する17階建て190戸(うち非分譲住戸38戸、優先分譲住戸72戸)。専有面積は35.90~82.56㎡、価格は2,500万円台~17,000万円台(最多価格帯4,200万円台・5,600万円台)、坪単価は260万円。竣工は2024年5月下旬。設計・監理は三輪設計。施工は西武建設。売主は同社のほか万葉倶楽部。事業主は小田原駅前分譲共同ビルマンション建替組合。
ブックラウンジ
パーティールーム
髙橋氏(左)と秋澤氏
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内覧会が行われたこの日(6月25日)、小生は午後からブロガー「融通無碍」の方と情報交換を兼ねて夜まで飲んだ。二人で焼酎のボトル1本を空けた。家に帰った時はへべれけに酔っぱらっており、西武が1-0で辛勝したことを確認してそのまま眠ってしまった。
翌朝(26日)、「R.E.port」の記事を読んだ。この「小田原」の記事がほぼ完ぺきに紹介されていた。読者の方はこの無料の「R.E.port」も読んでいただきたい。来週には有料業界紙が1週間遅れで書くはずだが、多分、この記事を上回ることはない(失礼)。
斯くいう記者はどうか。言いたいことは添付した過去記事を参照していただきたい。坪単価については触れていないが、「単価については触れない」という約束で書いた記事だ。先の「R.E.port」記者と一緒だった。前回も記事は先を越された。記事は先に書いたほうが勝ちだ。
当時、小田原駅から徒歩1分のマンションが坪単価260万円もするのに驚愕した。しかし、地元の人で買えるのは少数派だろうが、小田原に縁のある人は食指が動くだろうということは容易に想像ができた。品川で新築を買おうとしたら坪単価は1,000万円をはるかに超える。20坪で2億円だ。それと比べたら5,000万円台、つまり4分の1で買える(賃貸に回せるかどうかはわからないが…)。「大変な人気」になったのもよく分かった。
そして、この日(25日)。同社は「小田原市栄町二丁目中央地区優良建築物等整備事業」を推進していると公表した(プレス・リリースが発表されているから旧聞か)。19階建て全286戸の規模で、竣工予定は2028年3月末だ。大規模商業施設の跡地再開発で、持続可能な「まちなか居住」をテーマに総合設計制度を活用する。
分譲はいつかわからないが、坪単価は300万円を超えるのだろう。同社は昨年、長期ビジョンで「地域社会のタカラ」を打ち出した。地方での再開発に注力するということだろう。小田原市も人口減少に歯止めがかからないようだ。同社は地域活性化にどこまで貢献できるか。常識的に考えたら、小田原の坪300万超はありえないような気がするが…。
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「融通無碍」のブロガーの方から記事転載の承諾もいただいた。積水ハウス「国立マンション」もそうだが、書き出しに「壁に耳あり、障子に目ありという諺があるが、ボクのように職業『記者』で生計を立てている身にとって、物事を見つめる『目』と話を聞く『耳』は5器官の中でも極めて大事な部位といえる。その『右耳』の聴力が昨日突然に失せた」とある「大変!耳が聞こえない」は腹を抱えるほど面白い。ちょっと「耳が痛い」話でもある。是非読んでいただきたい。写真も実に美しい。
http://kamakura-photo-press.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-24b8db.html
タカラレーベン小田原駅徒歩1分「レーベン小田原THE TOWER」完売(2023/8/18)
凄い人気優先72戸+一般分譲の第1期62戸は2.4倍即完タカラレーベン「小田原」(2022/6/17)
AQ Group 2024年2月期 売上高は4期連続過去最高 当期夏季賞与は前期比33%増
AQ Groupは6月24日、2024年2月期決算を発表。売上高68,937百万円、営業利益1,639百万円、経常利益1,826百万円、純利益781百万円となり、売上高は前期比35%の4期連続過去最高を更新、営業利益は同26%増加した。
多様なニーズに対応するため、低価格帯の「AQハウス(AQ HAUS)事業部」を新設し、スタンダードな「AQURAHOME」、1,000万円の「AQ HAUS」の3本柱を中心に展開し、受注棟数は1,966棟、引き渡し住棟1,586棟となった。
次期は、中規模木造建築物普及プロジェクトを本格稼働させ、2028年度までにフォレストビルダー全体で15,000戸を目指す。また、夏季賞与は前期比平均33%増を支給した。
「HARUMI FLAG」報道 投資目的のどこが悪いのか 問題があるとすれば東京都の姿勢
業界関係者なら当たり前のことだが、「HARUMI FLAG」の入居が始まったことから、マスコミ各社は不動産業者による投資・投機的購入を盛んに報じている。記者は興味がないから目を通さないが、その投資・投機のどこが悪いのかといいたい。投機的需要を容認したのは東京都だし、こうなることを予測できたはずのマスコミの姿勢こそ問われるべきだ。
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バブルの絶頂期の昭和61年、〝民活第一号マンション〟「西戸山タワーホウムズ」(576戸)が分譲された。当時、マスコミは、「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」と、NTT政府保有株の第1次放出(購入は抽選で、記者は親戚・知人の名義を借りて2株購入した。売出し当日に初値はつかず、翌日に売出し価格約110万円より50万円高の160万円の値が付いた)とともに〝昭和の三種の神器〟としてマスコミは報じた。
大手・中堅デベロッパーからなる事業者は〝過熱〟をあおるためか鎮めるためか、パンフレットは有料とし(500円くらいでなかったか)、契約書に完成後10年間の転売禁止条項を盛り込んだ。
しかし、坪単価は260万円くらいで、相場の半値近くだったことから、北は北海道から南は沖縄まで申し込みが殺到。モデルルーム来場者は約6万人、申込者は約2.5万人に達した。真夏の炎天下、登録申し込み者が西戸山公園を蛇のとぐろのように何重にも取り巻き、申し込みを終えるまで数時間かかったのを覚えている。いまでもこの「西戸山」が空前絶後の人気マンションだ。
もう一つ、信じられないような超割安のマンションが2008年9月に分譲された。期間72年の定期借地権付き住友不動産「シティタワー品川」828戸(分譲809戸)だ。東京都の「港南4丁目第3団地建替えプロジェクト」で、同社がコンペの結果、事業者に選定された。最多価格帯は3,200万円台で、坪単価は120万円。記者がはじいた当時の相場の245万円の半値だった。投資や賃貸目的の購入を排除するため「5年間の買い戻し特約」を設けたが、平均競争倍率は18倍に達した。
この二つは例外だが、今も昔も価格の上昇期には新築、中古の別なくマンションが転売の標的になるのは常識だ。バブルの絶頂期には〝マンション転がし〟目的に年間200~300戸の新築・中古を購入した不動産会社がある。抽選券は数十万円で取引された。路上生活者が抽選券を得るため路上に並んでいるのを何度も目撃した。1戸も一般消費者の手に届かなかったマンションもある。「広尾ガーデンヒルズ」は瞬間的に坪単価3,000万円の値をつけた。
近年では、三菱地所が2002年に分譲した〝モックン〟こと本木雅弘氏がイメージキャラクターに起用された「Wコンフォートタワーズ」 1,149戸がその代表例だ。坪単価165万円と超割安単価だったことから、相当数が不動産業者によって〝買い占め〟され、完成時には売り出し価格より1,000万円近くも上乗せされて転売された。
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話を元に戻す。メディアがどのように報道しているか、興味がないからよく知らないが、転売のどこが悪いのか。法律に違反しているわけではない。転売益をもくろむ商売は数えきれないほどあるではないか。
問題があるとすれば、都有地を当時の地価公示の10分の1以下の、容積率100%当たり1種坪単価8万円は適切だったかどうかで、転売禁止特約などを設けなかったことだ。
当時の2016年、売却価格が異常に低いことに対する問題提起を行ったマスコミは、記者の知る限り「しんぶん赤旗」と「日刊ゲンダイ」しかなかった。とくに「赤旗」は、記者の記事より1週間近く早く記事化していたのをあとで知った。記者は1週間かけて不動産鑑定について勉強したので遅れをとった。
今から2~3年前か、「あの記事を書いたのは私」と赤旗記者に声を掛けられた(この方は記者の記事を読んでいたのだろう)。顔が赤くなるほどカッとなった。記事は速さ、鮮度だ。出し抜かれることほど悔しいことはない。その記事を添付する。今でも間違っていないと思う。今現在、アクセス数は約15,000件に達している。
あの時、業界紙も含めて他のメディアが同じように問題点を指摘していたら、今回のような報道にはならないはずだ。自らの失点、落ち度に頬かむりして正義面するのはいかがなものか。
記者は、「HARUMI FLAG」について、裁判も含めて20回くらい記事を書いている。基本性能、ランドスケープデザインは最高だと書いたが、投機をあおるような記事は1本も書いていない。「利益折半」はありえないと思う。
ランドスケープ&デザイン、共用施設…最高に素晴らしい「HARUMI FLAG」板状棟(2023/12/11)
「HARUMI FLAG」土地代の安さ価格に反映を坪250万円が妥当と考えるが…(2019/4/21)
「東京2020オリ・パラ選手村敷地売却価格は地価公示の10分の1以下の〝怪〟」(2016/8/4)
72年の〝超長期〟定借で価格も〝超々〟割安 住友不「品川」(2008/8/1)
住友不「品川」 最高378倍、平均17.65倍で即日完売(2008/9/5)
〝ハッとしてお台場、グッときて銀座〟〝トシちゃん〟マンション(2005)
ファミリーとシニア向け一体開発 フージャース「蘇我」「オハナ」と合わせ500戸超
「デュオヒルズ蘇我ザ・スカイ」
フージャースコーポレーションは6月20日、JR京葉線蘇我駅圏のファミリーマンション「デュオヒルズ蘇我ザ・スカイ」とシニア向けマンション「デュオセーヌ千葉蘇我」を一体開発したメディア向けプロジェクト発表会を行った。従前はJFEの研修所で、道路面から約15m高い立地条件と、坪230万円台の価格の安さ、親世帯と子世帯が近居できるのが〝売り〟。同社の創業30周年記念プロジェクトでもある。ファミリーマンションは263戸で、近接する「オハナ」252戸と合わせると500戸超。
「デュオヒルズ蘇我ザ・スカイ」は、JR蘇我駅から徒歩11分、千葉市中央区宮崎一丁目の第一種中高層住居専用地域に位置する敷地面積約16,332㎡、9階建て全263戸。7月下旬に分譲開始する第一期(戸数未定)の専有面積は68.75~85.46㎡、予定価格は3,900万円台~7,000万円台(最多価格帯4,500万円台。坪単価は230万円台。竣工予定は2026年2月下旬。売主は同社のほか大栄不動産。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。
主な基本性能・設備仕様は、直床、リビング天井高2400ミリ、ディスポーザー、食洗機などのほか、同社オリジナルのシンクとコンロを分離したⅡ列型のアイランドキッチン「Fit キッチン」、洗濯の時短・効率化ができる「Arau ラック」など。
敷地は、南側の公道から約15m(5階相当)高い高台立地で、ほとんどの住戸が南東-南-南西向き。主な基本性能・設備仕様は、直床、リビング天井高2400ミリ、ディスポーザー、食洗機などのほか、同社オリジナルのシンクとコンロを分離したⅡ列型のアイランドキッチン「Fit キッチン」、洗濯の時短・効率化ができる「Arau ラック」など。
「デュオセーヌ千葉蘇我」は、JR蘇我駅から徒歩12分、千葉市中央区宮崎一丁目の第一種中高層住居専用地域に位置する敷地面積約4,955㎡、7階建て144戸。専有面積は54.48~63.73㎡、坪単価はファミリーマンションより安くなる模様。入居条件は満40歳以上(自分で身の回りのことができ、共同生活が可能な人。複数入居の場合、1名が40歳以上の条件を満たせば審査により入居可能)。竣工予定は2026年2月中旬。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。
4月からホームページを開設してから反響数は約500件、モデルルーム来場予約は100件超。約7割は地元中央区内居住者、8~9割が千葉市内居住者。
同社東日本事業部営業本部営業四部営業三課課長・井上健氏は「競合物件の『オハナ蘇我ガーデニア』の252戸と合わせ500戸を超えるが、当社の敷地は道路面から5層分高くなっており、日当たり・眺望がよく、駅からの距離が遠い分、単価は安く設定している。お客さんも双方を見学してから判断されるはず」と語った。
シニア向けは15棟目の物件で、ファミリーマンションの北側に立地。メーターモジュール、引き戸多用などユニバーサルを採用し、「24 時間見守り体制」「介護事務所」「大浴場」「レストラン」併設など。共用施設としてラウンジ、レストラン、大浴場、カラオケ室、多目的室、健康相談室、介護事務所など。ファミリーマンションとシニア向けマンションの敷地はエレベーターでつながっている。
「デュオセーヌ千葉蘇我」
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同社の物件と「オハナ」を合わせて500戸超とは驚いた。しかも、施工は同じ長谷工コーポレーションだ。現地を見ていないので何とも言いようがないが、地元居住者だけではさばききれないはずで、中広域から集客できるかどうかがカギを握る。単価は安いと思うが、この価格帯はこれから千葉、埼玉で激増する。常識的に考えれば、双方合わせて月に10戸成約できるとして、完売まで約5年かかるプロジェクトだ。富倒れになるのか、それとも相乗効果を発揮するか。最近の「オハナ」はみていないが、植栽計画がいい。フージャースコーポは販売力がある。都心部の異常な価格上昇で、手に届かなくなった第一次取得層向けの郊外も好調物件が目立つ。追い風も吹いている。
「オハナ」は、ディスポーザーはついておらず、食洗機、床暖房が標準、自走式駐車場が75%。同社はディスポーザー、食洗機が標準で、床暖房はなし、機械式駐車場+敷地外駐車場100%。
モデルルームは、82戸(全体の3割)を占める「Fit キッチン」付き74㎡と、14戸ある85㎡の角住戸タイプの2つ。角住戸タイプはコーナーサッシ付きで広いので人気になるか。「Fit キッチン」付きは、ポラスの「ピアキッチン」と似てはいるが、「ピアキッチン」は収納・カウンター付きなのに対して、「Fit キッチン」は壁側にシンク・調理台があり、その背後のアイランド側にガスコンロがあり、収納やカウンターはない。I型やL形と使い勝手はどうなのか。
シニア向けは書く余裕がなくなった。添付した「国立」&「豊田」の記事はアクセス末が1万件を突破している。
「Arau ラック」
「Fit キッチン」
♪時の流れに身をまかせ♪ 都心居住にはない魅力フージャースコーポ「青梅」(2024/5/8)