「私もいつか住みたい」吉永小百合さん 三井不レジ シニア向け「PWS」CM発表会
吉永小百合さん(写真提供はすべて三井不動産レジデンシャル)
三井不動産レジデンシャルのシニアサービスレジデンス「パークウェルステイト(PWS)」のアンバサダーに就任した「国民的人気俳優」(プレス・リリース)の吉永小百合さんは7月29日、CM発表会で、フリーアナウンサー・宮本隆治氏と約15分間にわたってトークセッションを行った。一部(半分くらいか)を以下に紹介する。-は宮本氏、( )は記者。
吉永さんは冒頭、「私がこのコマーシャルをやらせていただこうと思いましたのは、実は1983年からだと思うんですけど、三井不動産の関連会社・三井ホームのCMを30年以上にわたってやらせていただいてまいりました。外国でフランク・ライド・ロイドさんの家とか様々な場所に行って撮影したり、また、日本でも珍しい家屋を訪ねて撮影させていただいたりしたことなど、今でもとても大切な思い出として残っております。今回、このお話を頂きまして、ぜひやらせていただきたいと思い、今日に至りました。いま、コマーシャルをご覧いただきましたように、とっても素敵な場所でロケーションして第一回のCMをつくることができました。大変うれしく思います」と、CMを受けた経緯について語り、宮本氏とのトークに移った。
-吉永さんの俳優人生65周年の節目ですが、今のお気持ちはいかがか
俳優にとって何年というのはあまり自慢できるということではないんですけど、日活という映画会社のほうからぜひ65周年ということで何かやらせていただきたいと言っていただき、大変うれしく思っているんですけど…ちょうど15歳で映画界に入って、それから日活では79本の映画に出たんですけど、長い間のスチールとかスナップ写真を集めて一冊の本にしていただいたり、また6月には浜田光男さんとご一緒した映画「純愛」というタイトルでDVDのシリーズにしていただいたりしました
-この65年間で123本もの映画にお出になりました。最新作は山田洋二監督の「こんにちは、母さん」で、大泉洋さんのお母さん役ですが
大泉さんはとても楽しい方でね、いつも笑いながらやっていましたけれども、親子二人が助け合って生きていけるというラストシーンでしたので、とっても私自身もほのぼのとした気持ちになりました
-次回作が気になるんですけど
あのー、次回作は決まっているんです。もうすぐやる予定ですけど、今は一生懸命準備している最中でして、あまり細かいことをいうことができないんです。私のせいじゃないんですけど…。ただ、今度の映画も体を鍛えないとできない映画なので、一生懸命体を鍛えています
CMメイキングボード
CMストーリーボード
-CMを実際にご覧になった感想は
あのー、自分の姿見るのは恥ずかしいんですけど、ただ、あの場所(鴨川)は素晴らしいところで、黒潮の影響でとても温暖ですし、前の日に建物の中を見せていただいたんですね。そしたら、プールも温泉もあるし、みんなで団らんするところとか、図書室が素敵なんですね。幸せですね、あのようなところに住めたらね。
-老人ホームというイメージではないですね
ないです、ハイ、ハイ。みんなこれからも生き生きと生活していくんだという場所ですね
-建物をご覧になっていかがですか
建物も立派なんです。もうとにかく一か所、一か所、丹精込めて造られている感じがしました。いつかこういうところに自分も住めたらいいなと思いながら撮影しておりました
-吉永さんに「あなたはいつだって、今がいちばん好き」と言われるとドキッとするんですが(胸が締め付けられた)
そうですね、なかなか深い意味があるセリフかもしれませんしね。私は今を精いっぱい生きることをモットーにしていますので、ちょうどそれとリンクしているかもしれません
-ご自身で大切にされていることは何でしょうか
やはり健康ですね。元気でないとなにもできませんし、健康年齢が大事ということも聞きますし、そのために小さな努力ですけど、日々やっております
-心身ともデビュー時と変わらない印象を受けます。さぞかしいろんなところで磨いていらっしゃると思いますが、どんな努力、トレーニングをされているのでしょう
以前は水泳を長いこと続けていたんですけど、今は水泳は自分のリラクゼーションのためにやっています。その代わりにジムでトレーニングを週1回しています。スクワットをしたり腹筋を教わったりしながら一生懸命やっております
-スクワットは1回じゃありませんよね
60回です。筋肉がとても疲れますけど、乗り越えて、転ばない体にしようと思ってやっております。それと、今は出来ていないんですけど、太極拳に興味があって、自然なゆるやかな動きをやってみたいと思っているんですけど…
-トレーニングを長く続けられる秘訣は何でしょうか
トレーニングは6~7年前からやっていますが、無理をしないことだと思います
-65年間の俳優人生を一言で言葉にまとめるならどのような言葉になりますか
そうですね、ただ、ただ、運に恵まれてきたということでしょうかね。それと、健康であったということ。もし、途中で病気などしましたらここまで続けてこられなかったと思いますので…。今日まで元気でやってこられたのは、皆さんがケアしてくださったこともありますし、健康に気を付けてきた自分もちょっぴりほめてやりたいと思います
-人生100年時代を生きる皆さんへのメッセージをお願いします
私も大変歳を重ねまして、いろんなことをケアしなければならない年齢になりました。私と同世代の方には、これからもご自分のやりたいこと、やらないといけないことを大事にして元気で未来に向かって歩んでいただきたい、私も皆さんについていきたいと思います
(宮本さんはプロだし、吉永さんも俳優だからそうなのだろうが、言葉がとても美しい。あのー、そのーなどの機能語をほとんど使わないし、意味不明の言葉など一つもなかった)
トークセッション後のフォトセッション
他に比肩するものなし三井不レジシニア向け「パークウェルステイト西麻布」開業へ(2024/7/30)
他に比肩するものなし 三井不レジ シニア向け「パークウェルステイト西麻布」開業へ
「パークウェルステイト西麻布」(以下、記者撮影の★印以外の写真提供はすべて三井不動産レジデンシャル)
三井不動産レジデンシャルは7月29日、シニアレジデンス「パークウェルステイト(PWS)」のフラッグシップ物件となる「パークウェルステイト西麻布」(全400室)のメディア向け内覧会を開催し、10月1日に開業すると発表した。2022年から募集を開始しており、これまで一般居室340室のうち半数以上の180室が契約・申し込み済み。
「西麻布」は、PWS シリーズで初となる都心立地物件で、美しい水景と豊富な緑により四季の移ろいを感じることができるランドスケープ、帝国ホテルが提供するダイニングサービス、健康増進につながるスパ・フィットネスフロア、業界初となる顔認証システムなどシリーズ最高峰に相応しい商品企画・設備とサービスを備えているのが特徴。
外構は、SWA Groupが担当。空地率50%を確保し、2,200㎡のプライベートガーデンは、わが国の伝統的な「伊達冠石」「庵治石」を水景を囲むように配し、266本の中高木を植樹。
共用施設の9階のスパ・フィットネスフロアは、バイオフィリックデザインをテーマに、全体としてアール形状の空間とし、仕上げには木を、観葉植物には本物を使用し、「ウェルネスプール」「フィットネスジム」「リラクゼーションラウンジ」「大浴場」を用意。このほか、1階には1,800 冊以上の蔵書を誇る「文喫」監修のライブラリ―を設置している。
35階のダイニングフロアは天井高約6m。帝国ホテルが和食・洋食・中華を入れ替えながら調理・提供する。36階には3室のプライベートダイニングを設置。料理人を招き、家族そろっての食事会としても利用できる。1階のティーパビリオンでは、帝国ホテルのシェフが焼き上げたパンなど、ビュッフェスタイルの朝食を提供する。
また、有料老人ホームとしては国内初の共用部と全居室へ顔認証システムを導入。鍵を持たずに外出することが可能になるほか、アレルギー情報の確認、安否確認システムとの連携を図り、入居者の利便性と安全性の向上に貢献する。
看護・介護サービスは、24時間体制でスタッフが常駐。介護が必要になった際には、介護専用フロアをご利用することができる。東京海上日動ベターライフサービスによる介護保険事業所「TOKIORI」を同一建物内に開設し、訪問介護から家事代行まで入居者それぞれのニーズに応じたきめ細かなサービスを提供する。
物件は、東京メトロ広尾駅から徒歩12分(六本木駅、表参道駅からもほぼ同じ距離圏)、港区西麻布4丁目に位置する敷地面積約7,018㎡、36階建て居室数400室。一般居室(340室)の面積は約39~約142㎡、リビング天井高は2700ミリが標準、廊下幅は1100ミリ。2人入居限定の入居1時金は18,312万円(82歳)、26,268万円(75歳)、共益費は106,270円、基本サービス料は352,000円、合計458,270円。介護居室(60室)の面積は約22~35㎡。設計・施工は大林組、外観デザインは日建ハウジングシステム、ミサワアソシエイツ一級建築事務所、インテリアデザインは日建設計、外構デザインはSWA Group、介護・看護パートナーは東京海上日動ベターライフサービス、医療連携は医療法人社団慶永会、ダイニング運営は帝国ホテル。
2022年からホームページを開設。これまでの反響数は4,000件。一般居室340室のうち180室が契約・申し込み済み。平均年齢は78歳で、2人入居割合は3割。
「パークウェルステイト」シリーズは、2019年開業の第一号「パークウェルステイト浜田山」をはじめ「鴨川」「千里中央」の3物件約1,000室をこれまでに供給しているが、今回の「西麻布」とほぼ同時期に開業する「パークウェルステイト幕張ベイパーク」(617室)と「パークウェルステイト湘南藤沢SST」(566室)と合わせ居室数は約2,500室となる。
外観
中庭
中庭
スカイダイニング
大浴場
ロビーラウンジ
ウェルネスプール
ライブラリ―(★)
アール形状を多用したスパ・フィットネスフロア(★)
◇ ◆ ◇
これまで記者は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、自立型シニア向け分譲マンションなどをそこそこ取材してきた。その数は100件をくだらないはずだ。特別養護老人ホーム(特養)と有料老人ホームはそれぞれ一泊体験取材もした。一言でいえば〝地獄の沙汰も金次第〟の世界だ。
今回の「南麻布」は、これまで取材してきた施設とは全く異なるものだった。契約者の平均年齢が78歳で、2人入居割合が3割という数字に、そのことが表れている。
では、何と比較すればいいか。これが難しいのだが、分譲マンションと比較してみた。バブル後の分譲マンションの最高峰は、同社の「パーク・マンション檜町公園」の坪3,000万円だと思うが、共用施設やサービスの価値を考えると「西麻布」の坪単価は4,000万円しても不思議でないと思った(関係者や記者の方と話しあったのだが、「アマン東京」は坪単価にして5,000万円で意見一致した。記者は数年前から東京駅の一等地は坪5,000万円になると予測してきた)。
共用施設では、1階のプライベートガーデンなどのランドスケープデザイン、24m×6mのプール、ジャンルが豊富なライブラリ―、天井高6mのダイニングが圧巻。見学した各フロアは本物の木が多用されており、観葉植物はすべて本物だった。
サービスでは、何といっても帝国ホテルだ。値段は朝食が648円、昼食が1,320円、夕食が1,980円。朝昼晩すべて利用すれば1日4,000円弱。1か月で約12万円だ(酒は別)。一般的なホテルの朝食は2,000~3,000円はするから格安か。
コースメニュー例(料金は未定)
食事例(★)
◇ ◆ ◇
事業戦略発表会で同社執行役員シニアレジデンス事業部長・井上貴嗣氏は「パークウェルステイト」の顧客像として、「Self-reliance(自立した暮らし)」「Satisfaction(自分自身の満足に貪欲)」「Seamless(場所と立場に縛られない)」の「3つのS」を上げた。その通りだと思う。
この記事を書いている今、2015年のフージャースコーポレーションのシニア向け分譲マンション「デュオセーヌつくばみらい」竣工見学会に三井不動産レジデンシャルの社員がたくさん参加していたのを思い出した。10人くらいの社員が参加しており、「三井不レジ関係者は『賃貸として検討している』と話した」と記事にしている。
当時からフージャースコーポとは異なった形態でシニア向け事業を検討していた。同社は、「パーク・マンション」など富裕層向け分譲マンション市場で他社を圧倒してきた。そのノウハウを生かし、高額マンションに住む居住者のニーズを取り込んだのが結実したといえる。
吉永小百合さん「あなたはいつだって、今がいちばん好き」に胸キュン
吉永小百合さんが三井不レジ「パークウェルステイト」アンバサダーに就任
サ高住の最高峰月額賃料は約94万円(59㎡)三井不レジ「浜田山」竣工(2019/5/29)
整合性欠く「風致地区」と「準住居」指定三菱地所レジ初の老人ホーム「永福」(2019/3/2)
一時金方式より月額家賃制選ぶ人も多い 東建のサ高住「グレイプス用賀」開業(2017/5/22)
コスモスイニシアアクティブシニア向け「武蔵浦和」完成売れ行き好調(2016/6/9)
「ららぽーと」に隣接坪単価230万円でも人気シニア向けフージャース「柏の葉」(2016/5/2)
サ高住は終の棲家になるか日比谷花壇・東建不販「グレイプスガーデン西新井大師」(2014/9/10)
三井不レジ「檜町公園」わが国の最高価格マンション1戸55億円成約済みか(2016/7/15)
軌道に乗るアクティブシニア向け「スマートコミュニティ稲毛」(2015/2/26)
根づくかシニア向け分譲マンション 年間500戸の市場へ(2015/1/26)
積水ハウス 住宅メーカーにこだわり医療・介護事業を強化(2013/12/13)
吉永小百合さん「あなたはいつだって、今がいちばん好き」に胸キュン
吉永さん(大手町三井ホールで)
三井不動産レジデンシャルは7月29日、シニアサービスレジデンス「パークウェルステイト」シリーズのフラッグシップ物件となる「パークウェルステイト西麻布」のメディア向け内覧会を開催。開催後にはパークウェルステイトの新アンバサダーに就任する「国民的人気俳優」(プレス・リリース)の吉永小百合さんが登壇し、フリーアナウンサー・宮本隆治氏と約15分間にわたってトークセッションを行った。
◇ ◆ ◇
これまでの47年間の記者生活の中で、胸がきゅんとなる、10代の昔にタイムスリップしたような感覚にとらわれたのは初めての経験だった。
何から書き始めていいかわからないが、とりあえず8月1日から放映されるパークウェルネスブランド初のTVCM「そんなあなたに」30秒篇から書く。皆さんも見ていただきたい。次の通りだ。
いかがか。記者はほとんどパニックになった。「あなたはたくさんの波を超えてきた」-これはいい。撮影したのは「パークウェルステイト鴨川」だから、「あなた」は配偶者だろうが、ひょっとしたら椰子の実か、あるいはウミガメか風かもしれない。そんな思わせぶりたっぷりな冒頭シーンだ。
続いて、吉永さんは「あなたはいつだって、今がいちばん好き」「ずっと昔から、そして今からも」と語る。記者は吉永さんに「あなたが好き」と言われたように受け取ろうとしたが、文法的になんだか変だ。配偶者でも恋人でもいい。「あなたはいつだって、今がいちばん好き」と言われたら〝あなたを愛してる〟と素直に受け止めることができるのか。「今がいちばん好き(な)…」意味とも取れるではないか。この「…」は酒かもしれないしスポーツだって小説だって映画だって…なんでもありうる。「そんなあなたにふさわしいレジデンスです」と締めくくるのが憎いではないか。(小生などは百万遍も「あなたを愛してる」と言ったが、その都度「口先だげ」とやり返されてきた)。
吉永さんは、宮本氏とのトークセッションでも「(このストーリーには)深い意味があります」と話した。制作したのは電通だ。クリエイティブディレクター・コピーライターは女性の方だ。
質疑応答でこの点について質問しようと思ったが、同僚の記者の方から「馬鹿な質問はしないほうがいい」と言われたのでそのまま帰った。
ドレスはターコイズブルーとか
◇ ◆ ◇
携帯電話もスマホもない時代は、どこの駅にもあった掲示板が重要な役割を果たした。チョークでなんでも書けたのだ。学生のときだ。掲示板に、1時間近く待っても現れない「(彼氏に)もう帰ります」とのメモがあり、「(それでも)あなたが好き」とあったのを見た意地悪な記者は、「が」を「も」に書き換えた。さすがに、度が過ぎるしスペースもなかったので〝あなたも好き者〟とは書かなかった。
吉永さんが「あなたはいつだって、今がいちばん好き」と言った「あなた」はいったい誰なのか。これは謎だ。一生かかっても解けないかもしれない。ただ、「あなたが好き」と言ってしまえば、このCMは間違いなく駄作だ。
※吉永さん、ごめんなさい。きれいに映っていないかもしれませんが、これは私のせいじゃありません。カメラが悪いんです。私のカメラは数万円のデジカメ。最前列のプロの方のカメラは本体だけでも数十万円、レンズを含めると100万円以上とか。
左から三井不動産レジデンシャル執行役員シニアレジデンス事業部長・井上貴嗣氏、吉永さん、同社代表取締役社長・嘉村徹氏
土壌改良、自動潅水、ウッドデッキなど 神宮外苑 イチョウ並木の樹勢回復措置
神宮外苑地区まちづくり事業を推進している三井不動産など事業者は7月26日、いちょうの生育環境をよりよくするため、2023年に以下の6つの樹勢回復措置を実施したと発表した。回復措置をとったのは、樹勢の衰えが指摘されている青山通りから都道四谷角筈通りに入った西側舗道のテニスコートがあるところから絵画館前広場までの4列いちょう並木(50本くらいか)で、都道から秩父宮ラグビー場に続く18本は対象外。
(1)ヘデラ・下草の除去 いちょうの根系域上層に植えられているヘデラカナリエンシス(ヘデラ)は極めて生育旺盛な植物であり、いちょうへの水分供給に伴う競合ストレスを避けるため撤去した
before⇒after
(2)水圧穿孔による土壌改良 土壌調査の結果、土壌の硬さと固結部分の存在が明らかとなりました。対策として、水圧穿孔による土壌改良を実施した
(3)稲ワラマルチ設置 特に夏期の土壌の乾燥を防ぎ、秋期・冬期の保温のため、稲ワラマルチを設置した
before⇒after
(4)灌水設備設置 いちょうの根系に充分な水分を供給するため、自動で定期的に水分供給が可能な灌水設備を設置いたした
before⇒after
(5)旧通路舗装基盤の撤去 現在のテニスコートが建設される前に敷設された旧通路について、根系伸長の分断・阻害の原因となっていることから、舗装基盤を撤去し、良質土にて埋戻しを行った
(6)いちょう並木沿道店舗内ウッドデッキ設置 店舗テラス部分のインターロッキングブロックを撤去し、水圧穿孔による土壌改良、さらに乾燥防止のための稲ワラマルチ・灌水設備の設置をした上で、浮き床構造のウッドデッキへ変更した
before⇒after
◇ ◆ ◇
記者は、樹木医の診断では「移植不可」とされているのに対し、事業者は「移植の可能性」を探っている、都道から現在の秩父宮ラグビー場エントランスに続く舗道植えられているイチョウ18本がどうなるか注目している。仮に移植するとしても樹齢1400年超の巨木をどのように動かすのか、費用はどれくらいかかるのか。
事業者は「現時点では詳細調査等を行ったうえでの移植を検討しております。移植先は新球場の北側を想定しており、新球場の工事着手前までの移植を検討しています。移植時期・期間は未定」としている。
神宮外苑再開発全エリア全樹木データ保存・移植・伐採と移植難易度の関係は不明(2024/1/15)
吉永小百合さんが三井不レジ「パークウェルステイト」アンバサダーに就任
三井不動産レジデンシャルは7月29日、シニアサービスレジデンス「パークウェルステイト」シリーズのフラッグシップ物件となる「パークウェルステイト西麻布」のメディア向け内覧会を開催。開催後にはパークウェルステイトの新アンバサダーに就任する「国民的人気俳優」(プレス・リリース)の吉永小百合さんが登壇し、フリーアナウンサー・宮本 隆治氏と約15分間にわたってトークセッションを行った。
「パークウェルステイト西麻布」は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩12分、港区西麻布4丁目に位置する36階建て一般居室340室(39.38~142.36㎡)、介護居室60室(22.27~35.07㎡)。開業予定は2024年10月。貸主・運営会社は三井不動産レジデンシャルウェルネス。居住の権利形態は利用権方式で、利用料の支払いは前払金方式・月払い方式の選択制。入居時の要件は自立のみ。
47Aタイプの前払い方式を選択した一人入居の入居金は、入居時82歳以上の場合は5,868万円、入居時75歳の場合は8,802万円。1人入居の月額利用料は共益費(非課税) 66,700円(2人入居は66,700円)、基本サービス料(税込)は176,000円(2人入居は352,000円)、月額利用料合計は242,700円 (2人入居は418,700円)。
シリーズ初となる都心の一等地にふさわしい唯一無二の品格のあるデザインを象徴として、帝国ホテルのレストランサービス、ウェルネスプール、リラクゼーションラウンジ、ライブラリー、医療・介護サービスなどシリーズ最高峰のフラッグシップとしてふさわしい様々な設備をご用意する。
吉永さんは、1959年「朝を呼ぶ口笛」で映画初出演。主な作品は「キューポラのある街」「愛と死をみつめて」「動乱」「細書」「北の零年」「母べい」など。最新作「こんにちは、母さん」は123本目の映画。'86年より原爆詩の朗読を始める。東日本大震災後は被災地の子供たちの詩をCD化し読み続けている。
◇ ◆ ◇
もう65年くらい前だ。10歳のころか。家庭は貧しかったが、「少年画報」だけは買ってもらって読んでいた。「赤胴鈴之助」や「イガグリくん」が好きだった。吉永さんが出演していたラジオ番組「赤胴鈴之助」も視聴していた。声はとてもかわいかったのを思い出す。もちろんその後、吉永小百合さんになるとは思っていなかったが…。
「パークウェルステイト」のアンバサダーに吉永さんが就任されることは、どのような効果を発揮するのか。底這いする西武ライオンズのGM就任を要請されたら受けるかどうか聞きたいのだが、そのような質疑応答の場は設けられていない。トークセッションで何を話されたか、本日中には詳報したい。
「三井のすずちゃん」が大変な人気だそうだが、小生は若い俳優さんのことはまったくわからない。
サ高住の最高峰月額賃料は約94万円(59㎡)三井不レジ「浜田山」竣工(2019/5/29)
大工・電気・設備の3人がワンチームで技術競う 大東建託「匠マイスター」予選に千名
「第2回 匠マイスター技能選手権(地区大会)」(東京ビックサイト)
大東建託の施工協力会社で構成される大東建託協力会は7月27日、第2回 匠マイスター技能選手権(地区大会)を開催。首都圏中心の15支部(チーム)が出場し、豊富な知識と経験を持ち、模範として認定された、大工・電気・設備の3職種の「匠マイスター」3人が1チームとなり、2.5畳大の建屋を制限時間3時間で仕上げる競技に挑戦。審査の結果、金賞を受賞した熊谷支部(チーム)、銀賞の横浜支部(同)、銅賞の八王子支部(同)など5支部(同)か来年11月に行われる全国大会に出場することが決定した。大会会場となった東京ビックサイトには匠の関係会社、家族などを含め約1,000人が参加した。
冒頭、大会委員長で大東建託協力会副会長・西田芳則氏は、「本日のこの東京会場では54支部の中から選ばれた15支部45名の方々が参加されております。このうち上位5支部のチームが来年の全国大会に出場されます。金沢でも同時進行の形で12支部42名の方が競技を行っています。昨年の50周年記念大会では各支部の結束力を強固なものにすることができました。今回は昨年の個人戦と異なり、大工・電気・設備の3人がチームとなって戦うことが大きな特徴です。お互いが切磋琢磨し、競技レベルを上げていきましょう。大会を通じて職人の魅力を発信し、建設業への進路意欲向上を図りましょう。皆さんのご活躍が将来の職人への道しるべとなることを期待しています。がんばりましょう」とあいさつ。
審査委員長の大東建託執行役員中日本建築事業本部部長・田中等氏は「個々の技術力を超えて、大工、電気、設備の各業種間が協力し合うことで一つのチームとなって卓越した技術を披露していただきたい」と述べた。
「匠マイスター」は、大東建託協力会の職種23種の中から「豊富な知識と経験を持ち作業員の模範となる職人」として認定された人で、①安全・品質の牽引役②若手技能者の育成・技術の継承③生産性の向上-などを主な目的としている。
今回の大会に出場した支部(チーム)は、都内が江東、板橋、世田谷、国分寺、八王子の5支部、埼玉県が春日部、熊谷、川越の3支部、千葉県が柏、千葉支部、神奈川県は横浜、厚木支部、静岡県が静岡、浜松支部、茨城県がつくば支部の15支部。協力会会員は約14,000社、約15万人。
競技は、5500ミリ×5000ミリのブース内に設置された2.5帖大の建屋の天井、壁にグラスウールを充填し、石膏ボードで仕上げ、排水管、電気設備を制限時間3時間以内に設計図通り完成させるもの。ブースは2分されており、分化されたスペース内では安全性を確保するたる1人しか同時に作業できない条件が付されていた。
この条件が厳しいのか、15チームのうち建屋を完成させたのは5チームにとどまった。会場は、見学者にとっては寒いくらいの温度設定だったが、大工さんなどは汗だくになっていた。
審査の結果、最優秀の金賞に輝いたのは熊谷支部で、銀賞は横浜支部、銅賞は八王子支部、入賞はつくば支部と浜松支部。この5支部が来年11月に行われる全国大会に出場することが決定した。
会場では、応援の家族などが楽しめるようカブトムシの詩か緑コーナーなどキッズエリア、スタンプラリー抽選会、屋台エリアも設置された。
西田氏(左)と田中氏
金賞を受賞した熊谷支部チーム
熊谷支部の完成作品
銀賞受賞の横浜支部チーム
横浜支部チームの完成作品
銅賞を受賞した八王子支部チーム
八王子支部の完成作品
◇ ◆ ◇
この種の競技を初めて取材した。現場でのこぎりを挽き、カンナで削り、のみでほぞ穴をあけ、墨ツボで線を引く、昔の大工さんとは全く違うのに時代が変わったことを再認識させられた。
一番驚いたのは、天井や壁の仕上げに採用される石膏ボードの重さだった。大工さんは脚立を使い、畳1帖大の石膏ボードをいとも簡単に張り付けていたが、重さを聞いたら16キロだった。厚さによっては30キロくらいのものも一人で張り付けるという。一つ間違えれば大事故につながる危険な作業だ。女性の職人は1人も出場していなかったのもよく分かった。
授賞式では金賞を受賞した横浜支部チームの職人の方が感極まって「もう泣きそう」と喜びを爆発させた。の以下、会場で拾った「匠マイスター」と関係者の声を紹介する。
「楽しめてよかった」浜松支部の創匠・森坂勇太さん(大工)と「パパ、がんばって」ご家族
八王子支部の応援団(左端が沼上さん)「前回が全国大会で3位だったので、今回も頑張ってもらいたい」(沼上さん)
八王子支部を応援していた進栄建設・小野清さん(81)「電気工事歴80年。まだ現役です。職人さんの一挙手一投足でその技が分かる」
春日部支部の左から染谷実さん(電気)、山田秀樹さん(設備)、長尾邦公さん
右から春日部支部の大翔(大工)社長の自身も大工の長男・田島勇翔さん(24)、長女・杏洵さん(11)、二男・真翔さん(21)「とにかく気持ちだけで負けるな。頂点目指し頑張れ。私? まだ早い。経験も必要」(勇翔さん)「まだ学生なので進路は決めていないが、大雲選択肢の一つです(真翔さん)
左から「30分くらい経過してやばいと思った。汗が噴き出してきた」浜松支部の電気担当・竹内岳朗さん(38)、「楽しくやれた」設備担当の佐々木一吉さん(41)
飛谷から世田谷支部応援団の方、「体重? 100キロ超。しんどかった。時間制限があるからきつい。チームで機能できるかがかぎ」設備担当の刈田大輔さん(44=右)、「私も体重は100キロ超」の電気担当の山口克徳さん
未完成(左)と完成作品はこれくらいの差がついた
全住戸に7本の中高木 設備はほとんど自前製品 一建設の分譲戸建て「大泉学園」
「リーブルガーデンズ練馬区大泉町2丁目」(右から1、2、3号棟)
飯田グループホールディングス一建設が分譲中の戸建て「リーブルガーデンズ練馬区大泉町2丁目」を見学した。駅からバス8分徒歩9分の全5棟現場で、敷地には7本の中高木が植えられており、設備はほとんど同社グループによる自前製品だったのに驚愕した。
物件は、西武池袋線大泉学園駅バス8分、バス停徒歩9分、練馬区大泉町2丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)に位置する全5棟(うち2棟は成約済み)。分譲中の3棟の土地面積は101.81~119.89㎡、建物面積は90.91~106.11㎡、価格は5,080万円・5,380万円・5,780万円。建物は一棟を除き完成済み。販売開始は5月。
現地は、練馬区景観条例による景観まちづくり地区に指定されており、道路沿いのみどりを育むみどりが映える色彩とする、緑豊かな外観となるようみどりを増やし、心地よいまちなみをつくるなどの条件を満たすため敷地内に中木のハイノキ、高木のエゴノキの合計7本が植えられているのが特徴。
基本性能・設備仕様は、住宅性能表示制度5分野7項目最高等級取得(耐震等級3、劣化対策等級3、維持管理対策等級3、一次エネルギー消費量等級6など)、Low-Eガラス、食洗機、天井高2400ミリ、オリジナルキッチン・洗面・その他設備など。
主な生活利便施設は、練馬区立大泉第一小学校へ800m、練馬区立八坂中学校へ1500m、北大泉保育園へ600mなど。
5号棟
3号棟外構
植栽
リビング(18.75帖)
キッチン
トイレ
玄関
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記者は、飯田グループHD創業社長の故・飯田一男氏(2013年12月死去、享年75歳)が飯田建設工業社長として采配を揮っていたころ、〝記事にしない〟のを条件に毎年1~2度、インタビューしていた。約束の時間に現れることはまずなく、1時間以上待たされることもしばしばあった。そればかりか、「本音で話してやるのだから(新聞)購読料をただにしろ」とまで言い放った。カッとなったが、情報を得るのが目的だから、ぐっとこらえて話を聞いた。飯田氏は話し出すと止まらず、1時間も2時間も話した。いつも強気で通したが、リーマン・ショック後はさすがに弱音を吐いた。倒産も覚悟したようだった。ところが、メインバンクが商工中金からみずほ銀行に移ってから不死鳥のように蘇った。ホールディングス体制に移行したときは、自宅まで押しかけコメントを得ようとしたが、玄関払いされた。
飯田氏が死去してから10年余。同社グループの分譲戸建てを見学するのも実に十数年ぶりだった。取材をセットしていただいた一建設広報担当者にまずお礼申し上げる。
物件の良否はさておく。判断するのは記者でない。消費者だ。驚いたのは、梁や柱に使われている木材(プレカット材)はファーストウッド、床材はオリエント、キッチンはファーストプラス、窓はIGウインドウズなどほとんどすべての構造躯体・設備が飯田グルーフHD自前で調達していることだった。異なるのは食洗機は三菱電機、浴槽・便器はTOTO、玄関ドアはリクシル製くらいだった。圧倒的な価格の安さでシェアを拡大してきたのは、この自前による資材・設備の調達にあるのではないか。
驚いたのは他にもあった。同社グループの最近の戸建ては〝ぺんぺん草〟も生えないものばかりだと思っていたが、この現場には〝5本の樹〟計画を上回る、中木のハイノキ、高木のエゴノキの合計7本(いずれも幼木だったが)か植えられていたことだ。同社の現場監督担当者によると、これは練馬区の景観条例による指導によるもので、同社が自主的に植えたものではないということだった。
同社は8月1日、多分、創業以来初めてとなる記者発表会を行い、長期優良住宅制度に適用させる戸建て分譲にシフトすることを発表する。
現場近くの白子川
駅から徒歩3分の全134戸 京王電鉄・野村不動産「京王聖蹟桜ヶ丘」
「プラウド京王聖蹟桜ヶ丘」
京王電鉄と野村不動産は7月26日、京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩3分「プラウド京王聖蹟桜ヶ丘」の物件ホームページをオープンしたと発表した。3LDKの住戸は全戸72㎡超で、逆梁ハイサッシ(サッシ高2.2m)を採用、居室天井高を約2.6m確保しているのが特徴。
物件は、京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩3分、多摩市関戸四丁目に位置する18階建て全134戸。専有面積は61.22~89.54㎡。竣工予定は2025年12月下旬。設計・施工・監理は東急建設。
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モデルルームが公開されたら、見学を申し込みたい。価格はいくらになるかだが、坪単価は多摩市最高峰となる350万円でどうか。他の沿線と比較して割負けしている京王線だが、今後は新宿に近い幡ヶ谷、笹塚あたりは坪単価700万円以上、調布で坪450万円くらいのマンションが供給されることになる。
コスモスイニシア 9施設目となるシェアオフィス「MID POINT 市ヶ谷」オープン
「MID POINT 市ヶ谷」
コスモスイニシアは7月24日、「職住近接」をテーマに2018年11月から展開している「MID POINT」として9店舗となるシェアオフィス「MID POINT 市ヶ谷」を7月22日にオープンしたと発表した。
施設は、都営新宿線市ヶ谷駅から徒歩3分、千代田区四番町2番地1「クレール東郷坂1F」。構成はコワーキング22席、1名ブース4室、1名個室29室、2名個室2室、3名個室2室、4名個室1室、5名個室1室、6名個室1室、会議室(4名)1室など。24時間・365日利用、住所登記・ポスト利用が可能。運営事業パートナーPhotosynthが提供する施設運営代行サービス「Migakun(ミガクン)」を通じて、各種イベントを開催していく。
7月21日(日)に行ったプレオープンイベントには、入居者、入居予定者をはじめ、地域居住者も含めて総勢70人が参加。もっともおいしいコーヒーを淹れることを競う「ワールドエアロプレスチャンピオンシップ」で2014年に世界チャンピオンになったバリスタが経営する自家焙煎コーヒー専門店「PASSAGE COFFEE ICHIGAYA」の協力を得て、来場者に淹れたてのコーヒーを提供した。
「MID POINT」は、起業家やフリーランスなど「個」で働く人が増加し、働く場所を自由に選択する働き方が定着している一方で、人との繋がり、新たなコミュニティ求める需要の高まりに応えるため、「住居と職場の中間点」「企業の成長過程における新たなステージ への通過点」をテーマとして取り組んできた。
プレオープンイベント
駅直結 約130店舗 地域の〝ベース(ハブ)〟目指す 相鉄「ゆめが丘ソラスト」開業
下飯田駅側「ゆめが丘ソラスト」エントランス(写真提供:相鉄グループ、以下同じ)
相鉄グループは7月22日、「ゆめが丘ソラスト」のプレス説明会・内覧会を実施した。開業は7月25日。初年度売上高200億円、来場者数は1,000万人を見込む。
施設は、相鉄線ゆめが丘駅直結(横浜市営地下鉄下飯田駅から徒歩1分)、「センターⅠ地区の商業施設・立体駐車場棟は場敷地面積約3.4万㎡、鉄骨造4階建て延床面積約6.2万㎡。テナント区画数は128区画。センターⅡ地区の1階商業施設・2~3階駐車場棟は敷地面積約8,185㎡延床面積約1.6万㎡。事業主は相鉄アーバンクリエイツ、CMは日建設計コンストラクション・マネジメント、環境監修・内装監理は乃村工藝社、施工は福田組・第一建設工業。工期は2022年12月~2024年5月末。
施設ビジョンは〝Dear Life、Dear Local〟で、地域資源を生かした体験交流拠点=地域の〝ベース(ハブ)〟となる思いが込められている。MDコンセプトは「知・食・遊・衣・住」で、相鉄グループや日揮、横浜ケーブルビジョン、横浜薬科大学などから構成される「ゆめが丘エリアマネジメント協議会」を設立し、地域の生産者との交流が生まれる工夫を凝らし、地域交流拠点などを整備する。
施設は、様々な循環型社会を実現する様々な取り組みを行うのも特徴の一つで、同日、バックヤードツアーが行われた。以下、主な施設と取り組み。
①太陽光発電 施設屋上に約3,000枚の太陽光パネルを設置し、発電された電機は施設の店舗区画や共用部に供給。施設の年間電気使用量の約7.5%を賄う
②衣料リサイクルボックス 施設内にIoT機能を持つ衣料回収ボックスを日揮ホールディングスと協働して設置。リユース・リサイクルに再資源化する。衣料回収アプリを通じでポイント還元(10キロで約500円相当)される。「相鉄ジョイナス」「ジョイナステラス二俣川」でも同様のリサイクルボックスを設置する
③SAF(Sustainable Aviation Fuel(サスティナブル・アビエーション・フューエル) SAFは食用油の廃油など化石燃料以外から製造される航空機燃料のことで、施設の飲食店などから排出される食用油を回収し、SAFに再生する。日揮ホールディングスとレインボーインターナショナルと共同で実施する
④生ごみのたい肥化 施設の飲食店などから排出される食品残渣を集め、NTTビジネスソリューションズの分解装置「フォースターズ」を使用して一次発酵させ、リサイクルセンターへ運搬する。さらに発行させ肥料化したたい肥は施設内の植栽に生かすほか、地域の農家に提供し、そのたい肥で採れた農作物の流通化も目指す
⑤井水・中水再利用 施設内に井戸を掘り、1日100トンの井戸水を利用することで、1日320トンの水を利用する施設の3分1を賄う。また、施設内から排出された厨房排水や雑排水を中水増水設備により処理することで、施設のトイレの洗浄用水や植栽散水に再利用する。施設の上水使用量の約30%削減を目指す
⑥自動配送ロボットの導入 施設内の店舗商品をアプリで注文して顧客がロッカーから標品をピックアップできるモバイルオーダーシステムと連携させ、自動配送ロボットが指定された場所まで商品を届けるサービス。ロボットは公道も走行可能で、最速時速6キロで運搬することができる。自動配送ロボットの商業施設での本格導入は全国で初の取り組み
ゆめが丘駅側(左)と下飯田駅側の外観
屋上の約3,000㎡の「そうにゃんぱーく」
館内
ファミリートイレ
「遊び」「学び」「体験」できる「ASOBLE」
自動配送ロボット(記者写す)