大和ハウス・大友社長 芳井会長に次ぎ「輝く女性の活躍…男性リーダーの会」に参加
大和ハウス工業は6月13日、同社代表取締役社長・大友浩嗣氏が「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」(事務局:内閣府)に同日参加したと発表した。会への参加は、同社代表取締役会長/CEOの芳井敬一氏が2021年3月の代表取締役社長時に参加して以来2人目。
同社は、ダイバーシティを経営戦略として捉え、2005年から女性活躍を推進しており、取り組みの結果、0.3%だった女性管理職は 6.1%に増加し、179名の女性が現場監督として活躍している。今後も女性や障がい、LGBTQ、シニアを含む多様な人財が多角的な視点を持って企業経営に参画できるよう、女性活躍推進も含めたダイバーシティ経営の強化に努めていくとしている。
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」は平成26年6月、青井浩氏(丸井グループ代表取締役社長)ら9人の会社経営者などの呼びかけで発足。現在、会社経営者、知事・市町村長の約320名が参加している。
この他、「会」へ参加している住宅・不動産業界では西浦三郎氏(ヒューリック代表取締役社長・会長)、田中聡氏(積水ハウス代表取締役副社長執行役員)がいる。
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このような「会」があるのを全然知らなかった。まずは芳井会長、大友社長、西浦会長・社長、田中副社長に敬意を表したい。他の会員も検索した。名だたる企業経営者のほか、大学学長、都道府県の首長が名を連ねている。わが三重県も一見勝之・三重県知事のほか、前葉泰幸・津市長、竹上真人・松阪市長、伊藤徳宇・桑名市長、鈴木 健一・伊勢市長の名があった。
ただ、〝女性活躍〟に水を差すわけではないが、大企業経営者や大学の学長、首長などが先頭に立って〝女性活躍〟を呼びかけなければならないのは、わが国民性の事大主義を象徴するようで寂しい。
小生などは、今から50年近くも前のことだ。彼女とツーショットの写真を添え〝彼女が永遠に輝き続けられるように〟のタイトル付き結婚式案内状を送付したところ、彼女の親族から〝ふざけている〟との抗議を受け、親族向けには古臭い案内状を再送付したことがある。どちらの姓にするかでも、くじ引きで決めた(自分の姓になるよう、喫茶店のマッチ箱に細工をしたのだが)。
〝空と海と緑と〟最高にいいスカイラウンジ 「BLUE FRONT SHIBAURA」南棟開業へ

「BLUE FRONT SHIBAURA」
野村不動産と東日本旅客鉄道は6月12日、共同で開発を進めている「BLUE FRONT SHIBAURA」ツインタワーのうち南側の1棟目「TOWER S」の全体開業を2025年9月1日に決定し、また、浜松町芝大門・竹芝・芝浦の3地区で開発・運営を行う事業者と共に、共創型のまちづくり組織「芝東京ベイ協議会」を2025年11月を目途に設立することを決定したと発表した。
同プロジェクトは、「TOKYO&NATURE」を施設コンセプトに、都市の利便性と自然の豊かさが融合する〝空と海と緑〟の芝浦らしい自然の繋がりを意識した空間づくりを行い、多様なニーズに応え地域にひらかれた施設を目指す。
1~3階のショップ&レストランは9月1日、7~33階のオフィス&オフィスサポートフロアは8月、35~43階のラグジュアリーホテルフェアモント東京は7月1日にそれぞれ開業・入居する。オフィスの入居率は9割弱。うち野村不動産グループは3割、本社をはじめ8社が入居する。
本社移転の理由について松尾大介社長は「芝浦エリアは新しい海と空の結節点になることと、新宿本社は約50年間利用してきたことによる物理的な閉塞感から脱却するため。新しい本社は壁を取り払い、新しいイノベーションが生まれる空間とし、外部とのコラボレーションも生まれる仕掛けを施した」と説明した。
ブルーフロント芝浦は、港区芝浦一丁目に位置する区域面積約47,000㎡、地上43階地下3階建てTOWER Sと地上45階地下3階建てTOWER Nからなる延床面積約約550,000㎡。建物の高さは約230m。事業主体は野村不動産と東日本旅客鉄道。施工はTOWERSが清水建設、TOWERNは未定。設計は槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラ ップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計。TOWER Sの着工は2021年10月、竣工は2025年2月。TOWER Nの着工は2027年度(予定)、竣工は2030年度(予定)。
各種認証では、WELLプラチナランク、LEEDゴールドランク、CASBEE 建築・スマートウェルネス オフィスSランク、ZEB Oriented、ABINCなど。
協議会の構成メンバーは、アルベログランデ、世界貿易センタービルディング、東急不動産、野村不動産、東日本旅客鉄道、貿易ビルサービス。


28階スカイラウンジ カフェ&バー

28階スカイラウンジ テラスエリア

28階スカイラウンジ ラウンジエリア

28階スカイラウンジ 個室サウナ

左から中川氏、新井氏、松尾氏
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この日は、正午から「BLUE FRONT SHIBAURA」の記者発表会が「フェアモント東京」で行われると思い込んでいた記者は、余裕をもって会場に着いた。
ところがどうだ。会見開始は午前11時からだった。主催者の野村不動産ホールディングス代表取締役社長・新井聡氏、野村不動産代表取締役社長・松尾大作氏、東日本旅客鉄道常務取締役・中川晴美氏の挨拶、プロジェクト説明はとっくに済んでいた。ざっと見渡したところ、メディアは100人くらいが参加していた。
取材の日時、時間を間違えたのはこの2週間で何と3度目だった。最初は5月29日の木曜日、明治記念館で行われた木住協の懇親会で、日にちを間違え前日に駆け付けた。2度目は先週の木曜日の6月5日、マンション管理業協会の懇親会。1時間遅れた。そして今回。理由は簡単、最近記者を悩ませている腹痛も手伝って、日程表に間違って記載したためだ。
なので、第二部のオフィス共用部・スカイラウンジ内覧会しか取材できなかったが、〝百聞は一見に如かず〟大収穫だった。現時点で最高クラスの共用部だと思う。
ラウンジは、①エンゲージメント向上の「ラウンジ」②イノベーション創造の「共創」③健康経営の「ウェルネス」④自然を生かした環境の「バケーション」&「テラス」⑤会議室の4つのゾーンに分かれている。
何が素晴らしいか。ラウンジ内は、最近流行りのアール形状が多用されているのはともかく、約1,500坪のフロアは緑であふれかえっていた。同じような光景は、〝まるで植物園〟の見出しを付けた野村不動産が2023年2月に開設した「プラウドギャラリー新宿」でも体験しているが、それ以来だ。他社を圧倒している。
これに関連することだが、国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の第一号認定で、「BLUE FRONT SHIBAURA」は最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」に次ぐ「★★」を獲得した。記者はこの決定に異議を唱えた。「★★★」にすべきだと。審査員の方々は現場を見ているのか。
「ウェルネス」がまた素晴らしい。野村不動産担当者が「メガロスを運営しているからできることで、まず他のオフィスビルにはない」と語ったように、スポーツクラブそのもの。フィットネスのほかにサウナ(男性)、岩盤浴(女性)、シャワー室、メディテーションルームが完備。
このほか、ヘルスケア測定・管理、予約システムなど共用部のデジタル化により快適な空間を実現する。
スカイラウンジの利用時間は10:30~22:30なので、ここで寝泊まりはできないが、〝家に帰りたくなくなる〟のではないかと思った。以前のこのエリア一帯は、鉄道や高速の騒音が激しく、働く場所・住む場所ではないと考えてきたが、〝働くなら、住むなら浜松町〟になるような気がした。
もう一つ、内覧会で驚いたことを紹介する。会見会場となった4階の「ボルルーム」は他のラグジュアリーホテルとそれほど変わらないと思ったが、メインエントランスがある3階の天井高は12mだ。ビル全体の高さは約230m、オフィスフロアの基本天井高は3m(階高4.55m)。単純に1フロアの階高を計算すると約5.3mで、最新のビルは6mを超えていることと比較すると決して高くはないが、1階から3階までの階高・天井高は半端でない。50mくらいあるのではないか。

エントランス

「ボルルーム」

スカイラウンジ(以下、全て)






テラス

会議室

「ウェルネスエリア」

「ウェルネスエリア」個室(利用料は3000円とか)
野村不「BLUE FRONT SHIBAURA」PJ一環「GREEN WALK」店舗公開(2025/5/27)
国交省「TSUNAG 認定」トリプル・スター 東京建物/三菱地所など/積水ハウス(2025/3/19)
芝浜小学校4年生93人自然、環境、遊び場、交通テーマに発表会芝浦エリマネ(2025/3/18)
〝表と裏をひっくり返し世界一の街に〟野村不「CULTURE FRONT」トークイベント(2024/11/26)
世界の水辺の再生・街づくりに学ぶ野村不「BLUE FRONT SHIBAURA」セミナー(2024/11/19)
素晴らしい 6億円(180坪)の大和ハウス5階建て「skye(スカイエ)錦糸町展示場」

「大和ハウスskye(スカイエ)錦糸町展示場」
大和ハウス工業は6月11日、同社の住宅展示場としては最高価格となる約6億円の重量鉄骨造5階建て「大和ハウスskye(スカイエ)錦糸町展示場」を6月14日(土)にオープンすると発表。オープンに先駆け同日、メディア向け見学会を行った。
同社は2013年から都市部の建て替え層をターゲットに5階建てまで対応可能な重量鉄骨造の戸建住宅商品「skye」を販売しているが、今回の「大和ハウスskye 錦糸町展示場」は、敷地面積が限られる都心部の土地を有効活用し、店舗、賃貸、インバウンドにも対応しているのが特徴。
外壁には袖壁「アトラクティブウォール」やタイル外壁などを採用し、外観はスタイリッシュモダンなデザインとしている。
1階は、賃貸収益を得られる店舗のほか、2台分駐車可能なビルトインガレージを想定。
2階の約40坪の親世帯住居スペースは、リビングに坪庭を設置するなど、落ち着いた和モダンな空間とし、将来は賃貸スペースに変更することも可能。
室内階段でつながる3階・4 階の約77.5坪の子世帯住居スペースには、同社の特長である2,720mmの天井高と吹抜けを組み合わせた開放的なLDK(42帖)を設置。4階には、バルコニーにつながるサウナを備えたバスルームや、シアタールームを想定した同社オリジナルの快適防音室「奏でる家」を採用。
5階の約28.5坪のゲストルームは、インバウンドの民泊対応も可能とし、枯山水をイメージした和風庭園を設置している。
見学会に臨んだ同社東京本店住宅事業部事業部長・岡田陽氏は、「この展示場は、当社過去最高価格となる6億円。技術とノウハウの結晶。敷地のポテンシャルを最大限生かしたいという顧客のニーズに応え、増加するインバウンドにも対応したもの。当社の東京エリアにおける高額分譲戸建ての契約者の半数は外国人。都心部の分譲マンションの坪単価は1,000万円、2,000万円に上昇しており、この種の戸建て商品は富裕層に理解されるはず。これまで「skye」の受注は年間90棟、うち東京が40棟。平均単価は2.1億円。今回の展示場オープンにより東京の目標を60棟に引き上げる」と語った。
施設は、墨田区錦糸4丁目(錦糸町住宅公園内)の重量鉄骨造5階建て延床面積約597㎡(180.88坪)。来場目標は年間1,000組。

3階リビング

5階和風庭園(手前が三重県産材の紫雲石)

和風庭園
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同社の富裕層向け戸建て商品「Wood Residence MARE-希-(マレ)」は素晴らしかったが、今回の「skye」もまた引けを取らない。
今回の「skye」の価格は、「希」の約3億円の2倍だが、坪単価は「希」が345万円なのに対し「skye」は333万円。設備仕様は「希」のほうが高いと思うが、「skye」のレベルが低いわけではない。
記者がいいと思ったのは、トータルな質の高さだ。1フロア約40坪。天井高は3階まで2720ミリ。子世帯の吹き抜け空間の天井高は約5.6m、LDKは42帖、サウナ付きの浴室にはトレーニングスペースも併設されており、防音ルーム付き。キッチン収納部分に天然石をあしらったシステムキッチンはイタリア・バルクッチーネで、バックカウンター・収納を含めた総額は2,000万円とか。
自然素材もふんだんに用いられている。それぞれのフロアには2m×1mの中庭や坪庭が配されており、床はタモ材、壁や寝室には塗り壁、組子、格子など。圧巻はラグジュアリーホテルをイメージしたゲストルームだ。10坪以上ありそうな和風庭園は奥山から渓谷、麓山(人里)、大海をイメージしたもので、景石、飛石、沓脱石、延石、延段には三重県産の紫雲石、栃木県産の芦野石、長野県産の諏訪鉄平石が採用されている。樹木はイロハモミジ、アカシデ、ヤマボウシ、ソヨゴ、クロモジ、ヒメユズリハなど。低木・地被は18種。
仮に、この住宅展示場のモデルハウスをそのまま分譲したら、駅からの距離(徒歩7分)、錦糸公園に隣接した立地、開放的な接道条件などからして、マンションなら坪単価800万円として14.4億円で売れると思う。
しかし、課題がないわけではない。同社は建設地を土地面積50坪、建ぺい率80%、容積率300%の商業系エリアを想定しているようだが、このような〝好立地〟の土地は、都心6区はもちろん23区内では〝希〟だろう。仮にあったとしても、土地の価値を最大限生かすなら、土地所有者は自宅兼店舗にはしないのではないか。ガラス張りは覗かれる心配もある。
そこで考えた。都心部ではなく、準都心や郊外の住居系エリアの需要を取り込むことも可能ではないかと。さらにまた、調整区域の建築基準法34条の1号店舗としても建築できるのではないかと。「希」の受注は郊外や地方が中心のようだから、「skye」の需要層である富裕層の中には、都心の喧騒から逃れ、海や山川の自然を満喫しようと考える人も多いのではないか。

中庭(3階)

3階キッチン(手前の横に長い部分は自然石)

4階の会場から階下を望む

現地
価格10億円超分譲戸建ての歴史を変えた諸戸の家「代々木上原」完売(2025/3/6)
「希」に見る設計依頼 1か月で来場100組超大和ハウス富裕層向け「MARE」(2021/6/2)
5月の東京圏の工事原価 集合住宅、事務所、工場、住宅とも上昇 建設物価調査会
建設物価調査会は6月10日、2025年5月の「建設物価 建築費指数」をまとめ発表。2015年を100とした東京圏の集合住宅(RC造)の工事原価指数は137.2となり、前月比1.3%、前年同月比6.5%上昇したほか、事務所(S造)、工場(S造)、住宅(W造)とも前月比、前年同月比とも上昇した。他の都市圏もほぼ同様に上昇した。
上昇要因として、生コンクリートは、セメントや砂などの原材料費や製造プラントの人件費、ドライバーの人件費や燃料油を含んだ輸送費、プラント施設の維持管理費など製造全般のコストの増加を背景としたメーカーの値上げを需要家が認め、価格転嫁していることを上げている。
一方、電線・ケーブルについて原材料である銅の国際相場価格の下落を背景に、需要家の値下げ要求の強まりから、メーカーや販売店が製品価格を引き下げ、指数動向のマイナスに寄与したとしている。
事務所(S造)の指数は137.0%で前月比0.4%増、前年同月比3.9%増。集合住宅(RC造)は137.2%で前月比1.0%増、前年同月比5.0%増。工場(S造)は135.7%で前月比0.5%増、前年同月比3.0%増。住宅(W造)は141.5%で前月比0.3%増、前年同月比2.9%増となっている。
マンション管理協 新理事長に世古洋介氏(三井レジデンシャルサービス会長)


世古氏(第一ホテル東京で)
マンション管理業協会は6月10日、定時総会を開き、前理事長・高松茂氏(三井不動産レジデンシャルサービス特別顧問)に代わって、新しい理事長に世古洋介氏(同社取締役会長)を選任した。総会後の懇親会での世古氏の挨拶は次の通り。
本日は、皆様ご多用中のところ、多数ご出席いただきましてありがとうございます。
ただいまご紹介いただきました、理事長の世古でございます。本日、定時総会後の理事会におきまして、高松前理事長の後任として、理事長に選任いただきました。
高松前理事長が、マンション管理業の成長・発展のために勧めてきた様々な取り組みをしっかり継承させるべく、微力ながら全力で取り組んでまいりますので、どうぞ皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。(中略)
さて、近年わが国では、既存マンションの長寿命化が重要な課題と位置付けられており、我々マンション管理業が果たすべき役割の重要性もますます高まっていると認識しております。
一方で、人手不足やコストの上昇などマンション管理の現場では様々な課題も山積しています。
こうした課題に適切に対応し、マンション管理のプロとして、難易度が増している管理組合運営に対して適切なサポートを行い、お客様の信頼を得ながら、わが業界がますます発展成長していけるよう、鋭意努力してまいりたいと思います。
理事長就任に当たり、取り組むべき重要課題について3点申し上げたいと思います。
1つ目は、マンション管理適正評価制度の更なる伸長と定着です。本制度は、マンション管理に関する様々な項目を整理・点数化し、星の数で評価することで、管理の現状や課題を、お住いの皆様にも、また市場において見える化し、もってマンションの長寿命化を実現する素晴らしい制度だと認識しています。
こうした本制度の意義を、管理組合の皆様にも、また実務を担う管理会社の皆様にも、改めて認識いただき、すでに8400を超える登録を頂いていますが、今年度はさらに1万5000件へと伸長させ、社会に定着させていきたいと考えています。皆様の引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
2つ目は、今後さらに幅が広がっていくと思われます、新しい管理の在り方への対応です。新築から築年数40年超まで、あるいは小規模から大規模タワーマンションまで様々なマンションがあり、マンション管理におけるニーズは多様化しています。
例えば、今般のマンション法改正で法制化された「管理業者管理方式」や近年進んでいる様々な管理ツールのDX化など、管理組合運営も今後さらに変化・多様化していくことが見込まれています。こうした変化を的確にとらえ、業界として適切に対応していけるよう取り組んでいきたいと思います。
3つ目は、マンション管理業に携わる人々が生き生きと働ける魅力ある管理業界となることです。今申し上げた2つの課題にしっかり取り組みながら、我々管理業業界の役割や長年培ってきた専門性などをお客様によく理解していただき、また、評価していただくことで、業界で働く人々のやりがいにつなげていければと考えています。
皆様のお力をお借りしながら、こうした管理業を取り巻く諸課題に全力で取り組み、業界の発展に少しでも貢献していけるよう鋭意努力してまいります。
今後ともご指導ご鞭撻・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、本日お集りの皆様のご健勝、ますますのご活躍をお祈り申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
4月の中古マンション、戸建てとも成約件数が大幅増 価格も上昇 東日本レインズ
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は6月10日、2025年4月の首都圏流通市場動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は3,841件(前年同月比35.0%増)で7か月連続の増加、坪単価は277万円(同10.2%増)で20年5月から61か月連続の上昇、成約価格は5,311万円(同9.9%%増)で7か月連続の上昇、専有面積は63.18㎡(同0.3%減)で6か月連続の縮小となった。
中古戸建の成約件数は1,784件(前年同月比62.8%増)で7か月連続の増加、成約価格は3,880万円(同0.4%増)で3か月ぶりの上昇、土地面積は145.63㎡(同6.4%増)、建物面積は103.54㎡(同0.3%増)となった。
三井ホーム 初の燃えしろ設計で「桜の聖母学院 中学校」木造校舎増築に着手

新校舎 イメージ
三井ホームは6月10日、福島県の学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが運営する桜の聖母学院中学校の校舎増築を設計し、5月27日(火)に着工したと発表。耐火RC造の既存校舎に、同社初の燃えしろ設計を採用し準耐火木造校舎を増築する。来年4月から校舎として使用開始する。
「児童・生徒・保護者・職員がぬくもりや親しみを感じることができる校舎にしたい」という学校の想いに応えるため、令和4年の建築基準法改正で可能となった「火熱遮断壁等を使用した耐火RC造の建物への木造増築」に挑戦。木造軸組工法(SE構法)を採用し、同社初の柱や梁の燃えしろ設計を行う。一部内装材(床や壁の一部)と家具(下足箱・交流ホールベンチ)に福島県産の木材を活用する。
施設は、福島県福島市花園町に位置する敷地面積約8,699㎡、2階建て・木造軸組工法(SE構法)、延床面積(増築)約1,466㎡。工事は2025年5月~2026年1月。建築主は学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダム。施設名称は桜の聖母学院小中学校校舎。設計監理・施工は三井ホーム。

エントランス・下足箱 (左)と教室 イメージ
高気密・高断熱アピール 輸入住宅産業協会 団体設立30周年イベント

村井氏(ワールドインポートビルカンファレンスで)
輸入住宅産業協会は6月9日、団体設立30周年基調講演及び設立30周年懇親パーティーを開催。ライフスタイルプランナー資格試験の変更も発表した。
懇親パーティーで同協会会長・村井秀壽氏(スウェーデンハウス代表取締役)は、「フランス・カンヌで開催された住宅博では、わが国から参加した住友林業、大和ハウス工業さんと当社の住宅が高く評価された。食文化もそうだが、ニュージャポニズムとして品質が優れた住宅が再評価されつつある。わが国の住宅市場は苦戦しているが、視点を変え、自信を高めながらアピールすれば輸入住宅も注目されるはず」とあいさつした。
ライフスタイルプランナー(LSP)資格試験は、1998年に開始し、これまで8,319人の合格者を出している。これまで主に学生を対象にしてきたが、学生の受験が減少しているため、2025年からは社員教育向けに重点を移す。受験者向けにネット配信によるセミナーを実施し、セミナー内容から出題する。また、ライフスタイルリフォームアドバイザーについては、LSP資格試験に統合する。試験日は9月6日(日)、東京、名古屋、神戸など6会場で行われる。
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同協会のイベントに久々に参加した。輸入住宅といえば、2006~2007年だったか、東急ホームの輸入住宅「ミルクリーク」が千葉県・土気で分譲戸建てとして最初に分譲されたのを見学したのを思い出す。ずいぶん価格が安く(当時はバブル崩壊後で高い住宅は売れなかった)、合理的な住宅だと思った。その「ミルクリーク」は2020年3月末に事業終了となったのが寂しい。
スウェーデンハウスのモデルハウスや非住宅施設は何度か取材している。村井氏も「当社が一番」と木製三層窓の断熱性とC値(気密性能)の高さを強調したように、高気密・高断熱の性能の高さはどこにも負けないのではないか。
ライフスタイルプランナーの合格率は、主に新入社員向けの基礎試験は約8割、営業経験3~4年向けの上級試験は約4割とか。
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懇親パーティーでは、カナダ林産業審議会・カナダウッド日本代表のショーン・ローラー氏(58)、同審議会沿岸グループ プログラムマネージャーのスコット・アンダーソン氏(62)、カナダ大使館首席補佐官 インド太平洋地域担当特使上級顧問のディビッド・ボストウィック氏(59)ともしばし歓談した。
ショーン氏はわが国と北米の住宅の違いについて、「日本は人口密度が高く、地震が多いので建築規制が厳しい。住宅は木造が中心だがみんな低い。せいぜい3階建てまで。北米は4階から6階建ては9割が木造」と語り、木造の中高層への活用に期待した。
スコット氏は「日本で2×4がオープン化されて50年。その価値が評価されている」と、より一層の普及に力を注ぐようだ。
ディビッド氏は、「話題を変えよう」と注文し、「鳥取がいい。石破さんの出身地・八頭町にも訪れた」と日本通をアピールした。
どうして日本語が流ちょうなのか聞いたら、スコット氏は「3度目の来日。通算24年間」、ディビット氏は「妻が日本人」、ショーン氏は「タレント(能力)があるから」とそれぞれ語った。日本人は、外国語を話せるようにならないといけないということでは意見の一致を見た。(酒席でなく、ゆっくり話したかった)

左からスコット氏、ディビット氏、ショーン氏
スウェーデンハウス 世界初3DキャラクターによるVR内覧サービス モデル来場2.2倍(2021/4/21)
「心に響いた『女性登用は経営トップの決意次第』」輸入住宅協議会・岡田会長(2016/6/29)
内装木質化は熟睡長く、知的労働も向上慶大・伊香賀教授が実証(2016/3/22)
スウェーデンハウス同社初のサ高住「大多喜」オーナーは順天堂大駅伝の総監督(2016/2/1)
藝大×スウェーデンハウスクリスマス(ユール)染織専攻作品展12/25まで(2015/12/15)
スウェーデンハウスまたまた「ミカエル」登場スウェーデン技術者招へい(2014/12/15)
スウェーデンハ網なし木製サッシ3層ガラス窓開発(2013/4/23)
スウェーデンハウス 同社の非住宅で過去最大の社宅建設(2013/3/21)
デザインに木製サッシ ABW採用したワークプレイス 旭化成ホームズ「ASOOM新橋」

「ASOOM新橋」完成予想図
旭化成ホームズは6月6日、港区新橋で開発を進めてきたコンパクトオフィス「ASOOM新橋」が2025年6月1日に開業したと発表した。
デザインに木製サッシを採用し、オープンキッチンや屋上テラス、共用ラウンジ、リフレッシュルームなど居心地を重視したオフィス空間のほか、新しいワークスタイルであるABW(Activity Based Working※)に対応したワークプレイスを提供する。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)★★★★、CASBEE(建築評価認証、スマートウェルネスオフィス評価認証)Aランクをそれぞれ取得。
物件は、都営三田線御成門駅から徒歩4分、JR山手線新橋駅から徒歩9分、港区新橋5に位置する14階建て延床面積約2,378㎡。竣工は2025年5月31日。設計監理はUG都市建築、施工は植木組。
※Activity Based Working(アクティビティ ベースド ワーキング):仕事の内容や気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選べる働き方

共用ラウンジ

ABWを採用したワークプレイス/リラックスルーム

緑に囲まれた屋上テラス/屋上テラスからの眺望
ポラス 柏駅圏で全92区画の分譲戸建て 好調スタート 集会所は法人化して寄付

「ビー・グレイス柏 未来隣区」1期・2期(完成予想図)
ポラスグループの中央グリーン開発は6月6日、全92区画の分譲戸建て「ビー・グレイス柏 未来隣区」のメディア向け見学会を行った。柏駅からは距離がややあるが、大規模開発であることを生かし、コミュニティを醸成する集会所を設け、居住者が街づくりを行う仕掛けを施している。集会所とデルハウスは出色の出来だ。
物件は、JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩22~23分、バス12分バス停から徒歩9分(自転車で柏駅から約8分)、柏市篠籠田の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)に位置する開発面積約16,000㎡、全92区画。1期(13戸)・2期13戸の土地面積は120.28~137.22㎡、建物面積93.57~98.12㎡、価格は3,990万~5,690万円(中心価格帯は4,000万円台後半から5,000万円台前半)。建物は2025年4月完成済。構造は木造2階建(在来工法)。施工はポラテック。
現地の従前は林地。コロナ禍の最中に42区画を取得し、その後隣接地の50区画を取得。全92区画として開発した。公道の入り口から最大比高差は約10mの高台立地。
主な基本性能・設備仕様は、ZEH水準、リビング天井高2700ミリ、食洗機・浴室乾燥機・電動シャッター・床暖房・宅配ボックス・エコワン・雨水タンクなど。共用施設として平屋建て木造集会所(延床面積56.51㎡)を設け、かまどベンチ、シェアサイクルを備えている。
同社千葉支店取締役支店長・小林亮一氏は「この規模の住宅地開発は当社グループとして10年ぶり。希少性が高いので、知恵を出し合い、ハード・デザインに加え、集会所を設けるなどコミュニティも重視し、災害時の共助を育む『未来輪区』とネーミングした。今年3月28日から第1期13戸を販売開始し、これまでに12戸を成約、5月に分譲開始した第2期13戸も4戸が成約の見込み。7月に第3期を分譲する予定で、それまでは成約したい」と語った。
同社設計部企画設計課課長・剣持翔太氏は、「設計のポイントはサステナブルを形にしたこと。コミュニティを醸成する施設として集会所を設置し、各住戸のLDKを美南が゛羽ではなく道路面に配した。景観協定を結び、街並みを入居者の方々が創りやすいような仕掛けも施している」と話した。
同社開発千葉支店流山事業所営業課2係チームリーダー・伊香龍人氏は、「売れ行きは好調に推移している。検討者は近くのマンションや、駅の反対側の停止条件付土地分譲や、その他周辺の分譲戸建てと比較されている。購入者の半数は柏市内、子育て世代が中心なのはメインターゲットとして設定した通り。好立地ではないが、集会所を設置した理由などをきちんと伝えており、総合力として他には負けない。高い評価を頂いていることにそれが表れている」と語った。

モデルハウス(マンションに標準装備しているピアキッチン付き)

集会所

左から剣持氏、小林氏、伊香氏
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価格は予想した通りだった。同社の物件の手前には、総合地所などの「ルネ柏ディアパーク」(389戸)のマンションが分譲開始された。坪単価は250万円前後だ。当然、マンションとも競合しているはずだ。どちらがいいかは検討者が判断することなので、記者はコメントしない。
ただ、今回の分譲戸建ての特徴である集会所はとてもよくできている。なによりいいのは、床と壁にニュージーパインと呼ばれる本物の木が使われており、床はナグリと浮造りの中間くらいの仕上げになっている。素足で歩くととても気持ちがいい。集会所は法人化して、柏市の管理団体に寄付することになっている。共用施設のままだと区分所有の問題が発生するからで、入居者は管理費として2,500円/月負担する仕組み。
3棟のモデルハウスは、同社グループのそれと同じようにふんだんに本物の木を多用しているのは変わらないが、それぞれリビング階段、小上がりスペース、縁側デッキ、ピアキッチン(同社のマンションに標準装備)、中二階、銘木壁付きSTAIR LIVINGなど、企画意図を明確に伝えている。同等の価格帯の戸建てやマンションと比較して出色の出来だと思う。
駅からの距離、戸数の多さなどからして常識的には完売まで2~3年かかるはずだが、そんなに時間をかける予定ではないようだ。

モデルハウス

デッキ付きモデルハウス

モデルハウス

集会所(左は提供公園)

ニュージーパインの床
柏駅圏最大389戸 18坪(62㎡)の新型3LDKに注目総合地所「ルネ柏ディアパーク」(2025/2/16)

